四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

きりんと犀

2005-09-30 22:11:44 | 生かされて今日
 サイは絶滅がきぐされていて、人間が一番どう猛な天敵なのです。それにしても、よろいを着てばかでかいです。飼育の女性によるとおとなしいそうで、全速で走ると時速40キロは出るそうです。もともと体には毛はなく、春にカラスが来て耳のふち毛を抜いてしまうそうです。まてばしいの葉をおやつにしていました。
 麒麟も変わっていますよねー。太ももを見ていると、しま柄のズボンをはいているようでした。キリンの目はなぜか悲しいものです。
野生を取り戻したいだろうなー。現代人と同じように。動物園はいやしになりますよー。
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平家の公達(きんだち)

2005-09-30 05:58:03 | 生かされて今日
 逗子にある六代御前の墓。六代は平家最後の嫡流(平清盛→重盛→維盛これもり→六代)で一度は文覚上人が頼朝に命乞いをしてたすかりましたが、二代将軍頼家の命でここで落命した薄命の公達です。清盛のひまごです。捕らえられた京都から鎌倉まで引かれて来た挙句です。
父・維盛は木曾義仲に敗れて高野山へ、滝口入道に見守られて和歌山の那智で入水・自害しました。「おごる平氏は久しからず」、無常なり。自民党も奢るなかれ。
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九月句会

2005-09-27 18:12:44 | 俳句
 句会に投句した作品。
○有象無象の地平やのぼる望の月
 (うぞうむぞうのちへいやのぼるもちのつき)
九月十八日はすばらしい中秋の名月でした。来月十月は十七日が「十三夜」、「後の月」でフルムーンです。カレンダーにしるしをしておいて下さい。

○雑巾の落ちて真白ぞ新学期
○かろやかに踏む秋のこもれび牧水忌

ざくろの実が割れて、おお口で笑っているようです。秋深しですね。
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国勢調査員

2005-09-24 04:59:12 | 生かされて今日
 国勢調査の現場を担当する「国勢調査員」として、23日の秋分の日、連休の初日に60軒を訪問しました。きっちりしたマンション2棟が担当ですが、くたびれました。
たいした負担にはなるまいと引き受けた軽はずみを悔いました。区役所の事前説明会は、非能率、棒読みするだけで無駄でした。わかりにくい役人の冊子を自力で読まされて、お渡しする書類の準備を理解するのがまず大変。知らないお宅を訪問する精神的なプレッシャーがかかります。でも覚悟して訪問すれば、「無用の心配」なのです。
不在は約3割でした。意外と若い世帯が多い。大きな犬が出て来てヒヤリとしましたが、皆好意的で日本の文化水準に自信がもてましたよ。
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秋の池

2005-09-23 05:26:01 | 俳句
 秋めいたためでしょうか、好奇心旺盛な亀さんが寄る気配がありません。トンボの数も少なくなりました。山の緑も色あせて、風に鳴る木々の揺らぎも秋深しです。諸行無常、すべては変化する、私も酷暑の夏から変わったのでしょう。小野小町も骸骨になるのですから。
○秋の音探るあづまや鯉の口  駿
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薄もみぢ

2005-09-22 18:18:45 | 俳句
 ケヤキの木もうっすらと黄色の秋の装いとなりました。もみじはカエデの紅葉だけではありません。黄葉も「もみぢ」です。豪快なイチョウ大樹の黄葉も近いですね。
フジ棚にはさやの形の実がぶらさがって、秋風にゆれています。

〇登校のいろどり豊か藤は実に  駿
○桜もみぢにわかるる父とランドセル  駿
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帆船

2005-09-21 06:27:49 | 俳句
 横浜ランドマークビルの前で航海練習船・帆船日本丸が優美な姿で目を楽しませてくれる。昭和5年建造、2280トンで定員138名です。
46メートルもあるマストの帆を、豆粒の男女がロープを足場にたたんでいるところでした。皆さん、ボランティアですって。自分の足元がグラグラする感じで口をあけて見上げるばかりでした。
 今日は35人で山下公園からランドマークまで吟行、佳作を披講しあいました。
観覧車・コスモクロック21は、高さが112メートルもあるそうです。
○大観覧車のしづくの小箱秋の空  駿
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横浜巨人戦

2005-09-20 12:23:19 | 生かされて今日
 次男坊同士の父子ふたりで残暑厳しい横浜スタジアムへ行きました。下位チーム同士の連休中の試合ですが、まあまあの入りでした。もちろん、地元ベイスターズの一塁側スタンドは満員でした。アトラクションを交えたテーマパーク風の試合運営で、おばさんや女児ら女性の応援がけたたましい。人気選手オンリーの応援歌もあるんですね。スポーツ新聞的雰囲気でした。めまいがする暑さで、私だけ5回で退散しました。
上原投手で巨人は逆転負けだった由です。がんばれきょじん。
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牧水

2005-09-17 06:41:48 | 生かされて今日
 潜水艦を無造作に浮かべる横須賀は、ショッピングや仕事に明け暮れる街中の軍港であることを感じさせる。平和の中の白刃である。60年前の憲法前文と9条の理想とは明かに乖離した。政治と宗教の分離(靖国、公明党)も、あいまいの中で既成事実が積み上げられてゆくばかりだ。憲法裁判所の設置が望ましい。
 「幾山河(いくやまがわ)こえさりゆかば
     寂しさの
        はてなむ国ぞけふも旅ゆく」
 今日は旅と酒を愛した若山牧水がなくなった日(43才)です。
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さようなら

2005-09-15 05:46:14 | 生かされて今日
 なんども振り帰りつ横須賀港を後にしました。それにしても、大きいなー。謎だらけの水の星、地球の解明に威力を発揮して、若い科学者、青少年に夢をあたえつづける巨艦であって欲しい。胸を張って日本が世界に貢献できる分野ですもの。
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海底

2005-09-14 04:52:46 | 生かされて今日
 地球深部探査船「ちきゅう」と海底をつなぐ特殊なパイプです。1本で27メートルもある巨大な筒です。残念ながら日本では作れないので外国製という。艦上のやぐら(30階建ての高さです)でこのパイプを継ぎ足して、噴出防止装置とつながります。迫力がありますね。海底7000メートルのマントルまで穴をあけるとはスゴイ。
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地球の底

2005-09-13 05:46:33 | 生かされて今日
 地球のあんこ、マントルまで7000メートルの様子を探る探査船が進水しました。国費650億円を投じた科学の先端を行く巨船(57000トン)です。
船底からの高さは130メートル、ベイブリッジをくぐれません。地底調査がはじまると二三年は動かず、船首にあるヘリポートで乗組みスタッフ150人(うち、研究者50人)を運ぶそうです。科学者の夢が詰まった巨船です。興奮しました。
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防災訓練

2005-09-11 23:47:40 | 俳句
 82年前、大正12年9月1日相模湾を震源地とする関東大震災が起きています。マグニチュード7.9だそうです。連合町内会で防災訓練をおこないました。煙中訓練や炊き出し、救命訓練をしました。高層マンションでは、火災や有毒ガス、ばい煙が脅威です。 訓練前日、非常持出を思い浮かべようと努めましたが出てきません。無防備なままに過ごしてきたことに愕然とします。
 芭蕉翁は徒手空拳の旅に命をかけ、感覚を研ぎ澄まして、新しい句境を拓かれました。
♪草枕の心をしのぶ震災日  駿
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校庭の白線

2005-09-11 06:37:54 | 生かされて今日
 運動会当日の朝、きれいに引かれた白い楕円を見ただけで心臓が高鳴る頃がありました。速く走れるというのではだしの足にゴムバンドをはめたり、何度もはちまきを閉め直したりしたものです。
1500Mで先輩のきれいなストライドとたなびく鉢巻がくっきりと浮かびます。どうしておられるかな。体育の両先生はすでに鬼籍に入られました。
 今日は選挙。7割近い投票率、とくに20才台(先回は2割台)の参加を期待します。生徒会役員の選挙もなつかしい。
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運動会の疾走

2005-09-10 18:11:01 | 生かされて今日
 男子は100M、女子50M、コーナーでのアンカー勝負です。二人とも地を飛んでいます。高校野球もそうですが、勝つことよりも負ける方が将来のためになります。負けの悔し涙を経験しない優等生やあまったれでは、実社会で生きぬけません。
常勝巨人なんて「虚(きょ)そのもの」、おめでたいおバカさんです。生があれば、死があり、明があれば、暗、苦があれば楽ありですから。
極楽によろこびは無いでしょうね。行ったことはありませんが。
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