四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

銀座のお稲荷さん

2023-02-21 09:53:04 | 生かされて今日

 春日和で久しぶりの銀ブラにでかけました。有楽町駅から世界のブランドが店を構える並木通りをぶらぶらと南下。銀座は世界とつながっているんですね。もなかで有名な空也には「売切れ」の貼紙が揺れていました。

 資生堂本店にはふるさと鹿児島の友達が昔活躍していました。能で有名な金春座にちなむ金春通りに怪しげな小道が隠れていて、薄暗い奥にお稲荷さんが待っていました。

豊岩稲荷神社です。ナウい朱の壁に二匹のお狐さんが浮かび上がり不思議な空間です。恋愛成就のパワーから女性のお参りが多い由です。

きらめきのギンザの裏にこんなも狭いパワースポットがあるなんてグーですね。

 「春燈や稲荷ををがむ銀座裏」駿

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うしろ姿で教える

2023-02-13 06:28:48 | 元気を頂く言葉(庭野日敬師

 『私の家には孫が四人、一緒に暮らしております。まだ小学校や幼稚園に通っている子たちですが、私がご宝前(仏壇)でご供養をするときには、孫たちも一緒にすわって読経するのです。

 なにしろ大家族ですから、それは賑やかで、家族全員がそろったかどうか点呼をとる、といった愉快で和やかな情景が生まれるのです。

朝早くからの毎日の読経供養は、まだ小さな子どもたちにはかわいそうかなとも思いましたが、そうして家族がそろって仏事を行じ、読経の席に連なる敬虔な雰囲気の中に身を置くことが全人教育の一つになると私は考えているのです。また、その毎日の行が、子どもたちの忍耐力をつけさせることにも役立つと思うのです。

 といっても、私の家でそうしているからといって、みなさんのうちでもそうしなくてはならないと、嫌がる子どもを叱りつけて無理やりすわらせるといったやり方では、逆に反発をつのらせるだけで、本当の教化にはなりません。

やはり、親が毎日行じるそのうしろ姿を見せて、次第に感化していくことが大切だと思うのです。』

       庭野日敬著『開祖随感』

 

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春が来た

2023-02-06 08:14:10 | 生かされて今日

 疫病と戦争の「濁悪末法の世」にも、ありがたき春が来ました。正月から立春までの我が俳句を書き出してみました。この数十倍の駄作を句帖に眠らせております。

 

ふたりして大口に呑む初日かな

「火の番」の孫の吉書をかざりけり

初読経孫のプラモの汽車の音

ジョーカー引く孫の大泣き松の内

ハチ公前の渦にのまるるお正月

後書きから入るこだはり読始

地図帖にさがすドンバス松の内

酒焼けの傘寿の頬よ鮟鱇鍋

つぐなひのやう恋女房の蒲団干す

島育ちの妻の相伴酢のなまこ

かじかむや終末時計にあとがない

ピンヒール追い抜いてゆく春となり

調子とるカーペンターズ春来る

 

 

 

 

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