四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

十月に入りました

2009-10-01 16:28:25 | 生かされて今日
 真言宗御室派の仁和寺は代々皇室出が住持され、「おむろ桜」や「徒然草」にもでてくる古刹です。その末である横浜金沢の龍華寺(りゅうげじ)に参りました。鎌倉初期にさかのぼる八百年余の歴史の寺で、仏像、古文書の宝物をたくさん蔵し未解明を残す寺です。金沢区のお寺はほとんどが真言宗御室派で、平安時代に仁和寺の荘園が多くあったためと聞きました。
ご本尊の大日如来像若々しい小振りな座像でステキです。創建当初の本尊、弥勒菩薩座像も荘厳で美しい。
 観音菩薩像が迎える本堂の屋根は高々と堂々たるものでちじこまっている姿勢を正してくれました。
 日本は政治が変わり、異臭のするよどんだ古くさい政官財の仕組みを壊しています。壊して創建するので、外科手術のような痛みも一両年避けられないでしょう。十月に入り新しい自分を求めて船出しましょう。
 『熟田津(にきたつ)に船乗りせむと月待てば 
         潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな』 額田王(ぬかたのおおきみ)
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