四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

横浜市の歌

2009-05-13 15:43:09 | 生かされて今日
 今から百年前、横浜開港50周年記念祝祭で披露された横浜市歌の作詞は森 林太郎(森鴎外)、作曲は、当時東京音楽大学助教授だった南 能衛(よしえ)氏です。作詞が森鴎外とは意外ですよね。かもめが多いから鴎外にしたのは私のウソ。
 先日、開港150年の企画でメロディを聞き、初めて歌いました。
「むかし思えば とま屋の煙 ちらりほらりと立てりしところ」と歌詞にあるように半農半漁の寒村だったのです。幕府は長崎の出島の様に、異人達を隔離しておきたかったので、外国が希望した東海道筋の神奈川湊を拒否しました。生麦事件の様な血なまぐさいトラブルが起こっていましたから。

 ○横浜市歌
わが日の本は島国よ 
朝日かがよう海に 
連りそばだつ島々なれば 
あらゆる国より舟こそ通え 

されば港の数多かれど 
この横浜にまさるあらめや 
「むかし思えば とま屋の煙 
ちらりほらりと立てりしところ」 

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