24 黄釈天 Blog 「My Days」by Oldman(吉住)

H14-25年、400名の集団を率いて、破綻銀行相手に11年戦い完全勝利した元原告団長の下り坂人生、日々の戯言、残実録。

Oldman & 針の穴

2024年04月06日 | 気象

2024年4月6日(土曜日)午前6時30分:[  7c/20c/10%  ]{ pm08:45-am04:50 } 快晴、花曇り

昨夜は魔法の薬を飲んで、早めに就寝。夜中に一度も目覚めることなく、気がつくと、午前5時前だった。どうやら、8時間、ぐっすり寝込んだようだ。このところ、疲労が体に溜まっていると感じていた。5本の苗木を院長の自宅に届ける車の運転でも、背中に痛みを感じて、運転席に座っているのが苦痛だったが、不思議と途中で痛みが消えた。

何やら怪しい、背筋と腰の後ろの痛みだが、疲労からくる筋肉痛だと信じている。今朝は、ほぼ全快だ。写真は、昨日の彼の屋敷の正面。門衛が寝泊りできる正門は、確か、大野からの江戸時代の移築。いや、江戸時代の武家屋敷の古い建物を移築だ。江戸時代を移築したのではない。

奥にチラッと見えるのは、50年前の欅(けやき)御殿。玄関は歌舞伎門の屋根。福井県には、欅の大木が残っていた。京都の迎賓館の正門の欅の一枚板の扉は福井県産。もう、日本中どこを探しても、あそこまで大きな欅を見つけることはできないらしい。余談だが。

今は越前町、昔の武生市、「光る君へ」の主人公の紫式部が、父親の赴任でやってきた土地だが、そこで、戦後の朝鮮戦争を機会に、「ガチャマン」と言われた機織業の好景気に湧いて、クソをちびる程「大儲け」した機屋(はたや)が、大量の欅を集めて、寝かせ、乾燥させて、作らせた自宅だが、完成直前に没落して亡くなったか、結局、一度も使われることなく50年間放置されていた建物を、移築したのだ。

余談だが、「ガチャマンて、何?」とワイフに聞かれた。「がちゃん」とハタを織ると「1万円」儲かると言われた機屋(紡績業)の好景気時代の話。織機工場の近くに行けば、「がちゃん」どころか、1秒に3回はガチャンと音がするほど、「ガチャガチャ」うるさい。横糸を通すキャビンが一度飛んで、その度に縦糸に織り込む機械が、ガチャンと一回それを押さえるのだから、布を織り込むには、それこそ、何万回も何十万回もガチャガチャ音がする。

忙しい工場では、昼夜の別なく、紡績工場は忙しい。福井は、湿気が多いので、糸が切れにくいと機屋がたくさんあった。大手の紡績会社の下請けばかりだったが、地元では、長く、金持ちは「機屋」が多かったのだ。

この写真は、屋敷の南面。手前が東で、遥向こうが西。ちなみに、我が家はその方向の福井市の市街地を越えて、向こうに見える山の裾野あたりに点在する村にある。

こちらは、北側。すぐ近くに堤防があって、足羽川が美山方面から福井市に向かって流れている。彼の屋敷には、24時間、その伏流水が湧き出る井戸が掘られている。

裏門や、正面玄関を入った建物の写真は、また、別の機会にしよう。私が5本の山椒の苗木を届けた時、ちょうど彼は「今、家を出て、週に一度、福井医科大に向かう途中だ。」と、元気な声がスマホから流れてきた。

さあ、今日は、最高の「花見日和」になりそうだぞお。オット、灰皿を用意しなきゃ。9名中、6名が、タバコを飲む。お前ら、いい加減、やめた方がいいぞ!(私は、ピースしか飲まないが)

ところで、「針の穴」の話だったが、ペットボトルの底に、爪楊枝の穴では、大きすぎる。それこそ、針の穴出なければ、役だたないようだ。実験中。うまくいったら、報告しよう。

今日は、東京の孫娘が中学校の入学式らしい。ついこの間、平成30年だが、小学校に入学したばかりだったのだ。感慨無量だなあ。月日は、流れる。驚くばかりだ。