自称「一般的な会社員」

どこにでもいる、一般的な会社員の日常

4月7日

2015-04-07 | 登山
雪山合宿二日目。たぶん、時間的には二日目に入っていると思う。まぁ、夜中に目が覚めたんだよ。前回は寒さで目が覚めて寝付けなかったけど、今回は喉が苦しくて寝付けない。めちゃめちゃ痰が絡んで、咳が止まらない。寝たり起きたりを繰り返して、気づけば朝です。うわぁ、体調悪い。

朝食を頂くも、相変わらず食欲がない。まぁ、普段の朝食はパン一枚だけどね。出されたものを食べきっただけマシだわ。ヤージーは3回お代わりしていました。連邦のモビルスーツは化け物ですね。体調が悪いせいか、お腹の調子が良くない。出来れば下山するまで我慢したいところですが、諦めてトイレに。あ、思ったよりキレイ。不凍液の持ち込みが必要だけど。

宿に何があるわけでもないので、予定より早いですがチェックアウト。まだ7時だよ。山小屋の朝は早い。ご飯食べる前にだいたいの準備は終えていたからね。歯を磨いてコンタクトつけたくらいだ。おじいさんおばあさん方が土間を占拠していて、靴を履くまでに時間がかかってイラッ☆とした。靴を履いたらとっとと出ろや。荷物の整理はよそでやれ。

昨日とは打って変わって、今日は小雪が舞っています。そして風もちょっと強い。湿った雪ではないので、突風が吹くと雪が舞い上がる。これが地吹雪か!ヤージーは『ホワイトアウトやー』とはしゃいでおりました。遭難してしまえばいい。

天気が良くないので景色はイマイチでしょう。今日は山登りはやめて、雨池という池に向かいます。白駒池のほうが近いし有名ですが、雨池はちょっと遠回りだけど帰り道なので。拓けたところでは風と雪が厄介ですが、森に入れば穏やかなものです。体調がイマイチなせいか、体が重くて暑い。なんてことない登りでも息があがってしまう。なので、今日もちょっと薄着。この暑さはセーターのせいという結論に達し、インナー+ヒートテック+ジャージに変更。あとは帽子と手袋で細かく体温調整。うん、格段に歩きやすい。

体調的には歩きやすいのですが、地面的には歩きづらい。人通りが少ないようで、雪が柔らかくて足が埋まる。これがまた意外と体力を消耗するんですよね。特に登りでは厄介だわ…。ヒーヒー言いながら歩き続けること1時間、目的の雨池に到着。ここで、本日初めて人とすれ違ったよ。

相手「今日はどこまで?」
ア「このまま雨池を見て、ロープウェイまで戻ります」
相手「ほう…この先、トレースないぞ?気を付けてな」

なんですと…?トレースとは、要は足跡ですね。雪に埋まるとどこが登山道なのかわかりません。所々で目印のリボンがありますが、数は多くない。なので、基本的に足跡を辿ることになります。で、その足跡がないと。2分悩んで、とりあえずコーヒーブレイク。池はめちゃめちゃ寒いので、ちょっと戻って森の中で。山小屋でもらったお湯(現在ぬるま湯)を使ってヤージーに沸かしてもらって、コーヒーで一息。マドラーが無かった結果、すごくダマになってしまいました。マドラー大事。

休憩しながらヤージーと相談して、とりあえず雨池を渡ってみることにしました。で、登山道が見つからなかったら、戻って別ルートでロープウェイに向かいましょう。早く出発して良かったね。雨池、ガッツリ凍結しています。結果、堂々と氷の上を歩く。でもね、氷の上に雪が積もっているので、どれくらい氷が厚いのかわからないんですよ。ときどきズボッと雪に足が埋まると、そのまま池に落ちるんじゃないかと恐怖してしまう。途中でヘタレて、岸寄りに進路変更。しかし、ヤージーは堂々と横断中。私より重いヤージーが大丈夫なら、私も大丈夫でしょう。進路を中央寄りに戻しました。


池の上は当然遮蔽物が無いので、もろに風を受けます。強風が吹くと、池に積もった雪が舞い上がって、視界が奪われる。さっきとはまるで違う、マジでホワイトアウトになりかけた。またもや『ホワイトアウトやー』とはしゃぐヤージーと、腕で顔を隠すアニメ的なポーズをとって一人悦に入る私。二人ともアホですな。

渡り終わったところに登山道があるのですが、地図を見たら別の山への道でした。ロープウェイへの道は、もっと手前でした。沿岸を歩きながら、登山道を探します。登山道を示すリボンを一つ見つけたものの、他のリボンや看板は見つけられず。協議の結果、とりあえずリボンまで行って、元いた場所まで歩きながらリボンを探します。で、リボンが見つからなければもと来た道を引き返しましょう。無理すると遭難します。

雪をかき分けながらリボンの巻いてある木まで進みます。誰も歩いていないので雪が深く、膝まで普通に埋まります。ヒーヒー言いながらなんとか到着。が、次のリボンが見つからない。キョロキョロしながら歩いた結果、おすぎ氏埋まる。木のそばは雪が柔らかいことをすっかり忘れてた。木に手をつこうとして、一気に腰まで埋没。焦って脱出を試みるも、雪が崩れるばかり。冷静に振り返って出るべきでしたね。ヤージーに引きずり出してもらいました。メンゴメンゴ。

雪をかき分けまくりながら歩き続け、もうすぐもと来た道に合流…というところで、登山道発見。なんだよ、池を渡る必要なかったじゃん。ホントにすぐそこだったよ。まぁ、池を渡る体験が出来たのと、いざというときのリスク管理の予行練習が出来たってことで。ホントに来た道を戻る覚悟だったよ。

しかしですね、ようやく発見した登山道も久しく人が通っていない感じ。足がズボズボ埋まるのはもちろん、だいぶトレースが薄くて見失いそう。ヒーコラヒーコラ言いながら登って、ようやく大きな道に合流。まぁ、ここも雪が積もりまくっているんですけどね。ちょっとした登りがずーっと続いている感じなのですが、ズルズル滑るんですわ。なんだ、雨池って人気ないのか。

しばらく歩くと、結構急な登りが待っています。前回雨池に来た時に、ここで死にそうになったんだよな…。登山地図上は40分となっていますが、私のいまの体力とこの雪ではオンタイムは無理だな。1時間を覚悟して登山開始。

しかしホントに雪深いね。だって、木が目線より低いんだもの。前にここを通ったときは春先だったけど、そこそこ高い木の間を歩く感じだったのに。木のてっぺんが目線なので、隙間だらけで遮蔽物にならないんですよね。めっちゃ風に煽られる。風がないとめちゃめちゃ暑く、風が吹くと死ぬほど寒い。難しいお年頃。でも、前回北八ヶ岳にきたときより寒くないからいいや。途中で2回ほど迷子になりかけながら、歩いては休みを繰り返して無事に登頂。あれ…30分で登り切ったわ。

ここで小休止。ここから先は比較的平坦なので、体温が急上昇することもありません。しっかり防寒しとかないとね。ちなみにヤージーは、目だし帽にヘルメットまで装備する完全防備。お前はどこに登るつもりだ。『これなら冬の南八ヶ岳も行けるぜ!』うん、そうだね。いつ行くんだよ、そんなところ。『35までには行こうぜ』え?オレも?

登りが緩やかになったので、格段に歩きやすい。トボトボと歩き続けること1時間弱、ロープウェイに到着。1時間早く出発して、池で迷子になったり休憩したりして、結局予定より1時間以上早く到着。やっぱり歩くペースが早過ぎんのかなぁ。ちなみにヤージーは、防寒をし過ぎて汗だくでした。ヘルメットを脱いだら、湯気が上がってたよ。

ロープウェイで一気に下山。バスの時間まで1時間半近くあります。ちょっと早いけど、お昼にしましょう。ロープウェイの駅がスキーの休憩所も兼ねているため、レストラン的なところもあるんだよ。だいぶ冷えたので肉うどんを食べよう!ヤージーは、巨大なフライドチキン的なものを食べていました。そっちのほうがうまそう。のんびりご飯食べて、荷物を整理したり休憩して、バスで移動。目指すは温泉です。

意外とバスが混んでいて、風呂上りの途中乗車で座れるかちょっと不安。眠気と乗り過ごしの不安と戦いながら、揺られること20分。元旅館の立ち寄り温泉に到着。旅館は廃業したけど、立ち寄り湯として営業を継続しているんですって。露天風呂がたくさんあると聞いていたのでワクワクしながら入ったのですが、うん、確かに露天風呂はたくさんあるね。でもつながってないんだよ。わざわざ着替えて館内を移動しないといけない。めんどい…。結局、屋内風呂だけにしました。外は雪が降ってて寒いしね。

疲れた体に温泉が沁みるわぁ…。昨晩はお風呂に入れなかったので、超サッパリ。ついつい長湯をしてしまって、バスの時間が差し迫っています。名残惜しいけど、このバスを逃すと次は2時間後ですからね。お風呂タイム終了。体を流さず湯船に入るおっさんはタヒね。

ア「すみませーん、バスって次何時でしたっけ」
受付「次は…23分だね」
ア「やべ…あと3分しかない!乗り過ごしたらシャレにならん」

バスが定刻通りに来るとは限りません。バス停までは3分もかかりませんが、万が一早く着いてしまったことを考えると、結構ギリギリ。早足でバス停に行き、時刻表を確認すると26分発でした。あと5分あるやん。しかもおそらく遅れるだろうし。温まった体に雪を積もらせながら待つこと10分弱。無事バスに乗れました。しかもガラガラで、我々以外には2組しかいないよ。カップルと、女性2人と男性1人のグループ。なんだろう、この敗北感。

体が冷えきる前にバスに乗れてよかったね。最後尾を陣取って、眠気と戦いながらまたまたくだらない話で盛り上がるよ。バスは遅いので後続車に道を譲るのですが、抜いて行く車が下手だとか、明らかに雪でクローズしているゴルフ場の経営はどうなっているのかとか。女性2人と男性1人のグループはどういう関係なのかとか。そんな話をしている間にバスはガンガン山を下って、気づけば車窓から雪がほとんどなくなり、天気も雪から雨に変わりました。

30分ちょっとで茅野駅に到着。お、一本前の特急に乗れるやんけ。と思ったけど、横並びで取れる席はありませんでした。仕方がないので、1時間どこかで潰しましょう。相変わらず駅前の大判焼き屋は売り切れで食べられず。何度も茅野に来ているけど、1回しか食べられてないよ。お土産屋を冷かしてもそんなに時間が潰せず、結局スーパーの休憩所でグッタリ。『もうここで酒盛り始めちゃう?』とか話したけど、『飲酒と居眠りはご遠慮ください』と書いてあって断念。バスの中以上に身の無い話をしながらボーっとして、発車まであと15分。よし、車内での酒盛り用に酒買いに行くか。

いつもなら居酒屋で打ち上げですが、茅野に着いたのが14時なのでお店が空いておらず、東京に戻ってからだと私が立川駅で途中下車をしなければならないので、今回は特急の車内で酒盛りにしたんですよ。だいたい、茅野駅の周りにお店がなさすぎる。蕎麦屋とか居酒屋は17時開店だし、コンビニはデイリーヤマザキしかない。ラーメン屋でもあればビールと餃子って手があるのに。

車内宴会用の飲食物を買うために駅併設のNewDaysに行きましたが、当然品ぞろえが悪い。仕方がないので雨の中デイリーヤマザキへ行ったのですが、まさかの日曜閉店。コンビニエンスってなんだっけ。結局NewDaysに戻って妥協。私はビールがあればよいのでまだ良かったのですが、缶酎ハイが氷結しかなくてヤージーが不満そうでした。

雪混じりの雨の中、やってきましたスーパーあずさ。今回も最後列を確保済みだよ。これで座席の後ろにバッグが置け…なんだこのキャリーバッグ。どこのだれかは知りませんが、先に乗っている人がすでに荷物を置いていました。イラッ☆としたけど、ヤージーに『まぁ、ここは共有スペースだからな』と諭されました。結局、荷物棚を利用しました。二人とも載せられたからいいけど。

さぁ、酒盛り開始です。とりあえず2日間お疲れ。お互いに持ち寄ったおつまみを食べますが、昨日と合わせてヤージーがクラッツを3袋も買ってくるという暴挙。私も好きだからいいけどさ。そして私もクラッツ持っているけどさ。味が違うからいいか。気になった牡蠣の燻製を買ってみたけど、思ったより美味しくなかった。

気づけば全然止まらんな。行きは小淵沢とか大月とかに結構止まったのに。甲府、石和温泉くらいだったかな?車窓の景色は、依然と白。行きでは積もってなかったところにも雪が積もっているよ。昨晩、結構降ったんだねぇ。とか話しているうちに寝た。おじちゃんお疲れやねん。30分ほどで目を覚ますと、相模湖あたりでした。ヤージーに『ゴメンね』と謝りつつ、現実に戻ってきた感にガッカリ。だいぶ見慣れた景色だ…。

そして八王子に停車。あと一駅で本日も終了です。なんて言っても、たった一駅。あっちゅー間に立川に到着。ここでヤージーとお別れ。結構雨降ってんなぁ。気を付けて帰れよ。それから20分ちょっとで新宿駅に到着。19時前には帰宅出来ました。お、早いね。荷物を片づけて、小腹が空いたのでカレーメシを食べて、疲れたので早々に就寝。OFT雪山合宿、これにて終了。

いやー、地図を持ってて本当によかった。備えあれば憂いなし。危なく雨池から引き返すところだったね。なんにせよ、バッグだな。大きいという面では使いやすいが、ポケットが少ないので荷物整理が面倒。おかげでティッシュを忘れたよ…。ヤージーから追加できるポケットを聞いたので、ちょっと考えてみるか。あと、ザックカバー買わないとな…。背負い慣れていないので、上半身も痛い。これは使い込むしかないなぁ。

これにて2014年度のOFTの活動は終了。春に毎年恒例の奥多摩登山を予定していますが、これはどうなることやら。

翌日、まったく声が出なくて仕事になりませんでした。体調不良の雪山登山は自殺行為でした。

4月6日

2015-04-06 | 登山
OFT結成から早3年。昨シーズンは雪山合宿のはずが、日帰りで2回行っただけでした。合宿をしないで何が部活か。と言うことで、合宿してきました。場所は、北八ヶ岳。先日、大々的にニュースになったのは南八ヶ岳です。同じ八ヶ岳でも、レベルが全然違います。それでも雪山なので遭難には気を付けないといけませんね。

数日前に発熱し、気合(と市販薬)で体調を整えた私ですが、今回は不安がいっぱい。だって、新しい登山バッグなんだもの。何も考えずに大きいものを買った結果、非常に使いづらい。前のバッグよりたくさん入るけど、ポケットが少ない。小物の収納に不安…。荷物を入れたり出したりを繰り返した結果、遅刻する。おかしい、普段より余裕のある時間に起きたのに。日が昇る前から駅まで超ダッシュ。改札をくぐって階段を駆け上がっている最中に聞こえてくるドアの閉まる音。絶望。あと1分…いや、あと30秒だったのに…!

これでもかというくらい肩で息をしながら、意気消沈。まずい、スーパーあずさに間に合わなかったら死ねる。一応、一本後のあずさでも大丈夫だけど、自由席になってしまう。調べてみると、乗り換えが多少シビアかつ割高だけど、何とか間に合う可能性が見えてきました。気合いを入れ直して乗換に挑みました。が、お腹が大変痛い。一難去ってまた一難。途中下車したら間違いなくスーパーあずさに間に合わない。かといって漏らすわけにはいかない。頑張れオレ、あと20分だ。よしよし、あと6駅だぞ…。う…痛みの波が小刻みになってきた。頑張れ、あと2駅だ!よっしゃ来た来た!とりあえずスーパーあずさに駆け込め!

頑張った結果、発車ギリギリにスーパーあずさに乗れました。とりあえず荷物を座席に放って、トイレに駆け込み。病み上がりに全力ダッシュはきつかったか。ふぅ…なんとかなった。スッキリしたところで座席に腰かけて人心地。20分ほどでヤージーと合流。なんと隣の席を取れたんだよ。茅野につくまで、駄弁って時間つぶし。いやー、それにしても……車窓の景色が全然白くないんですけど。全っ然雪が無いよ!どうなってんだよ!そこそこ高い山でも茶色いじゃないか!

そうこう言っているうちに、茅野駅に到着。ところどころに雪が積もれているものの、雪景色ではない。そして、寒くない。雪山装備とはいえ、立っていても全然寒さを感じないってどういうことだ。一昨年の年末に来た時は、同じような装備で震えながらバスを待ったのに。一抹どころではない不安を抱えたまま、バスに乗り込んでいざ雪山へ。

朝早く起きてさ、病み上がりでさ、全力疾走してさ、絶妙な暑さと振動でさ、眠くなるよね。『どうせこれから2日間一緒なんだから、電車で寝とけば良かったね』おっしゃる通りです。軽く寝て、気づけば北八ヶ岳ロープウェイに到着。

ここはピラタス蓼科と言うスキー場でもあるのですが、一面真っ白です。雪が無いかもなんて、無用な心配でしたね。そしてちゃんと寒いね。前回ほどではないけど、立っていると震えるくらいちゃんと寒いぜ!ロープウェイでサクッと山頂駅へ。気温は氷点下4℃、風は6m/sらしいから、比較的穏やかですね。そして何より天気がいい!多少ガスっているものの、遠くまでよく見渡せる。ヤージーめ、当たりを引いたな。

それぞれアイゼンとチェーンスパイクを装備して、いざ出発。坪庭を抜けて、縞枯山へ。このルートは何度も来ているので、迷うことなくサクサクと。ヤージーは、一年ぶり2回目のアイゼンになかなか慣れない御様子。でもまぁ、そんなに激しい山じゃないし、ゆっくり慣らせばいいさ。雪質は思ったよりいい感じ。場所によってはフワフワで、気を抜くと膝まで埋まります。場所によってはいい感じに凍っていて、スパイクが食い込んで歩きやすい。いつぞやの武甲山のシャーベットと比べると、格段に歩きやすいよ。

しかし私の体が重い。思った以上にペースが上がらず、上がるのは息ばかり。体力が全然回復してない…。縞枯山の直登で、見事に死亡。思ったより滑らずに順調に登れるけど、足が上がらない。普段なら追い越せるペースのおっさんたちや初心者っぽい夫婦に、置いて行かれないようにするのが精いっぱい。そして何よりも暑い。前回凍傷の危機に瀕したため、手袋をバージョンアップし、ヒートテックとセーターの上に山用ジャージとフリース、そして毛糸の帽子という、なかなかの重装備。気温が高めのこの天気では完全に裏目でしたね。手袋、ジャージ、フリース、帽子をキャストオフ。それでもちょっと暑いぜ…。

ヒィヒィ言いながら、無事に登頂。あれ、ほぼコースタイム通りだ。こんなにヘロヘロなのに。景色が抜群なので、お昼休みです。ロープウェイに乗る前に軽く食べているので、ここではカップラーメンだけ。ヤージーにお湯を用意してもらいますが、今日は私も準備してきたんだぜ!なんと、水筒にお湯を入れてきたんだよ。冬山だと、水が氷るからね。時間とガスの短縮のために持ってきたのですが、お湯の温度を確認するために口に含んだら、見事に吹いた。うん、お湯っていうか、冷たくない水だ。普通の水筒じゃダメかぁ…。

さすがに止まっていると寒い。見晴らしが良いということは遮蔽物がないということなので、風も強い。先ほどの重装備に戻すぜ。うむ、それでもちょっと寒い。でも、ちょっと寒いくらいのほうがラーメンが美味しいんだぜ。担担麺がピリ辛でめちゃうま!いつもどおり食後のコーヒーも頂くよ。この絶景を眺めながらのコーヒーは、毎度最高だぜ…。ただ、金属製の取っ手が冷たすぎで素手じゃ持てないぜ。

ちょっとのんびりしすぎた。片づけて出発しましょう。そのまま展望台へ向かって写真を撮って、茶臼山に登って展望台へ向かって写真を撮って、延々と下る。雪道の下りは、本当に歩くのが楽。地面は柔らかいし、ズルズル滑るしでペース上がりまくり。ただ、道が狭いうえに雪のせいで1mくらい高くなっているから、木の枝が非常に邪魔っつーか痛い。雪の重みで木が折れて、道を塞いでいたりするし。やっとの思いで閉鎖中の国道に出てきましたが、相変わらずスゲー積雪。道路標識が低すぎ。


ここから徒歩数分で、本日の宿泊地である麦草ヒュッテに到着。まぁ、ここも前回泊まったとこなんですけどね。一週間前に予約の電話をしたのですが、サクッと個室が取れました。前回もガラガラだったし、この時期は空いているんだろうなぁと思っていたら、予想外の混雑。人多くない?どうやらこの時期は近くの白駒池が凍結しているので、そこに行く人が多いみたい。前回行ったときは氷が薄くて渡るのを断念したけど、今の時期なら余裕みたいですよ。

到着したのは16時。予定より1時間遅れですが、のんびり休んだり展望台に行ったりペースが上がらなかった割には早く着いたね。とはいえ、もうどこかに行ける時間ではないので、お部屋でまったり。今回泊まる部屋は、前回の女子部屋。角部屋でいいんだけど、そのぶん寒いんじゃないかと。でも、前回に比べて気温が高いおかげか、震える寒さじゃないね。灯油ストーブと炬燵で、十分温まれるよ。ちなみに大部屋も見てきましたが、某燕山荘より個人スペースがはるかに広かった。布団1枚ちゃんとあったし、隣の布団ともスペースがちゃんとあったよ。

荷物を下ろして、謎の地ビールで乾杯。クラッツうめぇなぁ。管を巻こうにも、電車と山の中であらかた語りつくしちゃったよ。あーでもないこーでもないと全く身の無い話をしているうちに、ご飯の時間です。お、一組目に入れたか。ふらふらーっと食堂へ行ってご飯。今日のご飯はカレーコロッケと白身魚のフライ。可もなく不可もないね。普通にご飯を食べられるだけで十分ですよ。しかしですね、鼻が詰まり気味で食事がツラい。息苦しくて全然食が進まないんだよ。いやー、大変だった。

30分ほどで食べ終えて、自室へ。アルコールと疲労と満腹と炬燵で、眠気マックス。体を起こすことはおろか、目を開けているのもつらい。

ヤ「おすぎさーん、まだ寝るなよー。これから歯を磨いて星空見に行くんだろー」
ア「無理…瞼が重力に逆らえない…」
ヤ「横になってんだから、重力関係ないだろー」
ア「やだよー、歯を磨いたら絶対目が覚めるもん」
ヤ「いやー、この眠気には勝てんだろ」

二組目の食事が終わるころを見計らって、食堂で歯磨き。だいぶ酔いが醒めてきたところに、凍るような冷水での歯磨き。目が覚めないわけがない。お目目パッチリだよ。ちなみに水は普通に凍りますので、水が使えるのは食堂だけ。トイレは、大の場合は不凍液を使って流します。大変だね。

だいぶ眠気が飛んだので星空でも見に行こうかと思ったら、ヤージー裸足でした。オールシーズン用の登山靴で裸足とか、あまりにも無謀。結果、部屋から眺めることにしました。部屋の明かりを消して窓から空を見ていると、とてもすごいものを見たのはアニメじゃないわけですが、普通にキレイな星空。建物の中からだからそこまで感動はしなかったけど、それでも東京じゃ絶対に見れない星空に惚れ惚れだね。

ヤ「うーん、思ったよりだね」
ア「そうか?建物の中だし、こんなもんじゃね?」
ヤ「確かにキレイだけど、新年に彼女と見た軽井沢の星空に比べたらね」
ア「ふーん、そーですか」
ヤ「広い駐車場なんだけど、人がいっぱいでみんな空を見てたよ」
ア「不自然に揺れてる車とかなかった?」
ヤ「寒くてそんなことできんわ」
ア「しかし毎度のことだが、これは嫁より子供に見せたいよなぁ」
ヤ「お互い結婚したら、子供連れてどっか行こうぜ」
ア「そうだなぁ…寿導とかも誘ってやらないと、元同居人がこういうとこ連れてくるとは思わないからなぁ」

10分くらいで寒いから終了。布団を敷いて、もう寝ましょう。

ヤ「いやー、すごく眠いね」
ア「めっちゃ目が冴えているんだけど」
ヤ「なんか…ゴメンね…」
ア「いいよ…いじけてるから」

こうして雪山の夜は更けていきました。

1月6日

2015-01-06 | 登山
年明けの挨拶をしましたが、去年の話に戻りますよ。



登り修めに行ってきました。ここのところ山に登ってばかりだったので、11月は意識的に登山をキャンセル。雪山になる直前の12月に、登り修めでもして一年を締めくくりましょう。

OFT会長に連絡をして、無事に予定を抑えることに成功。が、オスギ氏の体調が優れない。喉の痛みが引かず、たまに微熱が。まぁ、なんとかなるやろ。

場所は奥多摩。比較的近くていいよね。電車とバスを乗り継いで、9時50分に登山口に到着。最初は舗装路ですね。しかし寒い。早く体が温まってくれないかなぁ。30分ほど歩いたところで、登山道へ。しかし、ロープが張られていて入れない。なになに、『この先橋崩落のため通行止め』ですか。なるほど。どうすりゃいいねん。う回路として、もう少し舗装路を歩かなくていけないようです。

20分ほどで登山道へ合流。少し歩くと、滝に到着。そこそこ大きい滝ですが、かなり近くまで行けます。近づくとかなり豪快。うーん、これが凍るとは到底思えない…。2月とかには凍結して、立派な氷瀑になるようですよ。

そこからがまた長い。2時間ほど歩き通し。2ヶ月歩いていないと体がなまるし、病み上がりで体力もない。なんてことない道なのに、息が上がりまくり。足も重たい。うーむ、やっぱり体調管理は大事だ。標高が上がったところで、日当たりの良くないところは白くなってた。うん、雪が積もっていたんだよ。これは予想外。山頂付近では1cmくらいの積雪。念のために軽アイゼン持ってきていたけど、まさか本当に積もっているとは思わなかったなぁ。

この日は体温調節が難しかった。気温自体は低いものの、日差しがあって風も強い。風のない日向は非常にあたたかくて、かなり薄着でちょうどいい。逆に日陰で風があると震えるほど寒い。震えるほど寒いから着込んだら、気づけば汗をかいていたり。結構頻繁に脱ぎ着したなぁ。

予定よりちょっとだけ巻いて、山頂に到着。登り始めが遅かったので、もうお昼過ぎです。一本前のバスだと、5時起きなんだもん…。ヤージーにお湯を沸かしてもらって、カップラーメン。この温かさがたまらん…。曇ってきたうえに風がやまなくてめっちゃ寒いんだぜ。食後のコーヒーが身に染みるよ。嗚呼、うまいなぁ。40分ちょっと休憩して、下山開始。山頂のおっさんたちが非常にうざったかったです。

登りよりも下りのほうが、雪の影響が大きいね。ツルッツル滑るよ。でも、下山ルートのほうが日当たりがいいみたいで、比較的早く雪を見なくなったよ。雪も驚きなんだけど、枯葉もすごい。地面が見えなくて、石とか段差が非常にわかりづらい。クッション性は高いんだけどね。

下山ルートはダラダラ。急登はないものの、メリハリがない。そして体調が悪化。熱が出てきたみたいで、ボーっとしてきた。耳も詰まった感じで聞こえが悪い。あー、これやばいかもしれん。左足もつりそうになってしまい、もうボロボロ。早く駅に着いてくれ、休ませてくれ。そんなことを考えながら歩いたもんだから、なおさら道のりが長い。

2時間ほどで下山完了。予定より30分早く駅に到着。たった2時間なのに、こんなに長く感じるとは…。ちょっと足も痛いし。やっぱり体調かなぁ。実歩行時間は5時間なので、特別長く歩いたわけでもないですし。

予定より1本早い電車に乗ることが出来まして、河辺駅へ。暖かい車内で休憩してたら、少し体調が回復。40分ほどで河辺駅に到着して、温泉へ。うぅ…お湯が身に染みる…。だいぶ体が冷えていたみたいで、長湯が出来てしまう。そして盛大に立ちくらんだ。お風呂入る前に水分摂ったつもりだったんだけど。倒れないように気を付けましょう。

体が温まると、また少し体調が回復。立川駅へ移動して打ち上げ。念のため、お酒は一杯だけ。相変わらずヤージーは食いまくるし、珍しく飲みの量も多かった。2時間近く飲んで、解散。実家とはいえ、21時半に帰宅できるなんてすばらしいなぁ。ただ、咳がまったく止まらないんですけど。

久々の登山は、ただ単に体調を悪化させただけでした。体力ガタ落ち中に登山はしちゃいけない。すごい山ってわけでもないのに、ものすごい筋肉痛だし。散々な登り修めでしたので、来年の登り初めはもうちょっとちゃんと考えます。

11月7日

2014-11-07 | 登山
また、山に登ってきましたよ。今回は、日光白根山。某週刊誌で『次に危ない山』って書いてあったよ。じゃあ入れなくなる前に登らなきゃね!<死亡フラグ

仕事がアホみたいなことになっている中で、奇跡的に早めに帰れました。帰宅して、22時ごろに就寝。翌日、3時に起床。超眠い。外真っ暗やん…。おにぎりを食べて、身だしなみを整えて、リアルゴールドで気合を入れてから出発。電車なんて動いていないので、隣の駅まで歩きます。いつかやってみたかったので、ちょうどいいね。2km弱で約20分。タクシーに乗るほどの距離じゃない。しっかし寒いね。上着を出しておけばよかったよ…。ブルブル震えながら、24時間のレンタカー屋に到着。車をピックアップ。

今回の車は、Vitzです。今回は2WD。ホント、外観はFITっぽい。どっちが先かは知らんけど。前も思ったけど、パネルがシンプル過ぎる。スピードメーターと燃料計とエコランプと距離計のみ。必要十分だけど、他の車と比べてすごく寂しい感じ。なんでだろう、配置の問題?

運転のほうは、結構快適。ふらつくこともないけど、カーブでは結構スピードを落とさなきゃいけない感じ。コンパクトカーとしては加速が優秀な気がする。代わりに高速での伸びが弱いけど。車内騒音は、他と大差ないかな。エンジン音が結構響く気がする。甲高い音じゃないから不快ではなかったよ。おおむね、こんなもんかって感じ。関係ないけど、ナビがアホだった。

途中でイワスキーさんとAさんを拾って、関越道へ。まだ6時前なのに車多いな。高坂SAで休憩。揚げ餅美味しいけど、冷めてて微妙。相変わらず坂戸西あたりは流れが悪い。ここって、下りも登りも詰まるんだよなぁ。窪地になっているのかしら。前橋を過ぎたあたりかな、ものすごい霧。市街地は真っ白で見えないよ。道路はなんともなかったけど。混んではいたものの、渋滞らしい渋滞もないまま沼田ICへ。ここから一般道を40kmも走るんだぜ。ほとんど信号がないから楽だけど、すごく車が多いんですけど…。まだ8時前ですよ?

イ「もしかして、これみんな吹割の滝に行くのか?」
A「え?明日見に行くんでしょ?」
イ「激混みしそうだな…」

恐ろしい。特に問題なく、丸沼高原スキー場に到着。ここでロープウェーに乗り換え。一気に標高2,000mに。なんと申しますか、寒いです。温度計には2℃って書いてあります。マジかよ。地面も水たまりも凍っているぜ。これが融けると歩きづらくなるんだよなぁ…。神社にお参りして、登山開始。

30分ちょっとは比較的平坦ですが、いきなり急登が登場。かと思えば、また平坦で、いきなり急登で…の繰り返し。結構大変。そして、道を間違えていたことに気付く。先頭を歩いていたおすぎ氏、看板を信じて歩いた結果、回り道をすべきところで直進。役立たずめ…。

イ「仕方ないよ、私たちも気にしてなかったし」
A「そもそも看板あったっけ?」

マジ優しい。登山開始から1時間半で、樹林帯を抜けました。ここからは砂地です。この前の浅間山と同じ感じ。浅間山より歩きづらいのが難点だけど、景色がいい感じなのと、勾配が少しゆるいので助かりますね。大変いい天気ですので、日差しがきついですわ。気温もグングン上昇していますが、微風が吹いているので意外と快適。

凍った地面が融けてぬかるんできたり、山頂付近の岩登りには面喰らいましたが、道を間違えた以外は順調この上なく、無事に登頂。いやー、すごい景色。さすが関東以北最高峰、遮るものがない。近くの山々はもちろん、遠く富士山まで見える。こりゃ爽快な景色。

しっかし山頂が狭いうえに人が多い。写真だけ撮って、ささっと撤退。富士山は見えないけど、男体山と中禅寺湖が見える場所に陣取って、ちょっと早いけど昼食に。相変らずコーヒーが美味しいけど、全員でお茶菓子持ってくるもんだから、すごいことに。その分コーヒーを堪能すればいいんだろうけど、日光白根山はトイレが全然ない。水分を控えざるを得ない…。

お昼過ぎから下山開始。五色沼という湖畔に出るルートです。砂利道を下って、林に入って、1時間ほどで沼に到着。沼っていうか、普通に池。水も結構キレイだよ。河原?も広いし、遠浅だし、この辺りでキャンプしたら楽しそう。池に入っちゃいけないんだろうけど。

そこから登って降りてを繰り返し。地面がぬかるみまくりで歩きづらいことこの上なし。あと30分で終了というところで、Aさんが手袋を落としていたことが判明。

ア「あ、もしかしてグレーのやつですか?10分くらい前に落ちているのを見ましたけど」
A「なんでそのときに言ってくれないの!」
イ「じゃあ戻るかー」

トイレが不安なAさんはそのまま下山継続で、私とイワスキーさんで手袋探しの旅へ。戻って早々に急登が待っていて、イワスキーさんの心が折れる。マジかよ…。すれ違う人たちの『え!?今から登るの!?』という視線とセリフが痛い。15分くらいトボトボ歩いて、もう少しで見かけた場所かなぁというあたりで、すれ違う人に声をかけてみました。

ア「すみません、途中で手袋って落ちてませんでした?」
「あったかなぁ」
「いやー、見てないなぁ」
「それ、違います?」

私が手をついていた木に、かけられてました。心優しい人が拾っておいてくれたんですね。逆ルートからは完全に死角で、全然気づかなかったよ…。声かけして正解だったわ。きっと、神社でお参りしたご利益ですね。

心なしか、足元が軽い。30分ちょっとかけて登山口まで戻り、神社でお礼のお参りをして、Aさんと合流。やったぜ。ようやくトイレに行けるぜ。ロープウェーで麓まで降りて、本日のお宿へ。なんというか、合宿所みたいなところ。布団はセルフだし、食堂もまさに食堂だし。

とりあえず荷物を下ろして、早速お風呂へ。狭いながらも露天風呂があることは評価するけど、カランの間隔が狭すぎ。シャワーの水がかかるっていうレベルじゃねーぞ。5個並んでいるけど、実質3人しか同時に使えない。うーむ、4つでも厳しい気がするな…。

浴槽はいい感じ。温泉が気持ちいいぜ…。露天風呂も気持ちがいいけど、駐車場から丸見え。ここまで隠す気がないのも珍しい。そして、日帰り入浴客のマナーが悪すぎ。一回体を拭いてから脱衣所に出ろよ!床がビショビショになるだろ!

風呂上りは、当然ビール。疲れた体に炭酸が染みるぜ…。4本買ったのに、3本イワスキーさんに飲まれました。オレの食後のビールが…。1時間半ほど、のんびりビールを飲みながら時間を潰して、夕食です。

夕食は、残念でした。お鍋と、キノコと鶏肉のホイル焼きと、カルパッチョと、豆腐と、刺身こんにゃくと、小鉢。どれも並。お鍋は結構おいしかったかな。ただ、ご飯のおかずになるようなものが少ない。まずくないだけよしとしましょう。結構安い宿だしね。

食事中にも飲んだので、結構へべれけ。酔うと体温が下がる私ですので、もう一っ風呂浴びてくることにしました。日帰り客がいないので、ガラガラだね。酒飲んだあとのお風呂はマジ最高。ついつい長湯をして気分が悪くなることが多いので、今日は早めに切り上げましょう。

風呂から上がったら、もう寝るしかないよね。イワスキーさんはワイン飲んでるけど。歯を磨いて布団を敷いたら、Aさんは睡眠導入剤を服用してさっさとお休み。私も寝ようと思ったのに、イワスキーさんに話しかけられて眠れず。そしてAさんに『うるさい』と怒られる。結局、21時過ぎに就寝。ここ最近寝不足だったし、朝も早かったから熟睡できるな。

3:00、目が覚める。隣でイワスキーさんがiPhoneをいじっておりましたので『もう起きるんですか』と聞いたら、『アホ言うな』と言われました。トイレに行って、再度布団に潜りこむ。ちょっと肌寒くて、ここからはあんまり熟睡できなかったなぁ。

結局6:00に起床。肌寒いので一っ風呂浴びましょう。スゲー寝ぐせだし。朝の長風呂は体力消耗ですので、体温が上がったところでサッと出ましょう。部屋に戻ったら、旅番組やNHKで時間つぶし。朝食は7:00からです。ちょっと暇。

朝食はバイキングでした。メニューが多いわけじゃないですが、タラコとか納豆とかあったから許す。ハッシュドポテトが冷めてたけど美味しかった。今日は大きな予定もないのでのんびり。食堂でコーヒーを2杯飲んだ後、部屋でもコーヒー。うむ、味が全然違う。のんびり荷造りして、8時半に出発。

さて、今日は吹割の滝へ。すごく混んでそうで怖いね。30分かからず到着。タイミングよく駐車場から車が出てきたので、そこへ入れることが出来ました。さーて、滝見学といきますか。

まだ9時前なのに、人は意外と多い。こりゃ昼前になったら相当混むぞ…。立ち入り禁止だって言っているのに、おっさんたちが川べりまで行って怒られてました。事故ってしまえばいいのに。20年ぶりに来ましたけど、なかなかいいね。ちょっと水量が少ない気がしたけど。

1時間ほど散策して出発。次は、道の駅へ。まだ新しいらしく、ナビにも入っていなかったよ。そしてここがひどかった。それなりに広い駐車場があるんですが、入りきらず。普通車も大型バスも、規定外のところに停めまくり。ハッキリ言って邪魔。早々に諦めて、臨時駐車場へ。そこそこ空いていました。

道の駅自体も混雑。直売所のレジなんて、15分待ちだよ。意味が分からない。Aさんとイワスキーさんはお土産を買っていますが、私はソフトクリームだけで諦めた。マジ無理。これだけの人がいるのに、整理員的な人がまったくいない。レジも駐車場も。だからなおさら混んでいる感じ。広いし、お店も多いし、いい場所だとは思うけど、これだけ人がいたら辟易ですわ。

1時間ほどで出ましたが、臨時駐車場も規定外のところに停まりまくりで、出るのに一苦労。燕岳を思い出した。出てからも驚きで、駐車場待ちで結構渋滞してた。入るまでに30分待ちとかじゃないか?そこまでして来たいものかね。

あとは帰るだけ。沼田ICから高速へ。昼時だとさすがにガラガラ。スゲー走りやすい。順調に走って、上里でお昼ご飯。フードコートじゃなくてレストランでお食事。うん、メニューがすごく少ないうえに、和食中心ですか。特に食べたいものはなかったので、無難に水沢うどんにしてみました。一度食べてみたかったんだよ。いやー、普通に美味しい。麺もつゆも美味しくて、いい意味で予想を裏切られたね。高いけど。

その後もVitzは快調に走り、都内に近づくにつれ車は多くなったけど渋滞はなく、無事に練馬ICに到着。一般道が混むのはいつものこと。イワスキーさんをおろし、Aさんを送り届け、あとは車を返すだけだね。ラジオから『都内でイベントのため通行止め』という不穏当な情報が流れてくるけど。

『止められたら迂回すれば、ナビがリルートしてくれるだろ』と楽天的に気にせず進んだところ、ナビが前もって迂回ルートを案内してくれました。おまえ…賢いな。朝はあんなにアホだと思ったのに…。迂回の結果よく知っている道に出たので、あとは楽勝。一方通行の罠に引っかかりそうになったけど、無事に到着。車を返して、一駅だけど電車で帰宅。まだ夕方だぜ。

荷物を片づけて、テレビを観て、一日終了。なかなか快適な週末だった。日曜も程よく動いていい感じでした。あとは宿が良ければ言うことなかったんだけど…贅沢は言うまい。

これで山は一段落の予定。あとは年末近くに登りおさめをして、今年は終わりかな。ゴルフやらねば…。

10月27日

2014-10-27 | 登山
現実逃避のため過去の日記を読んでいましたら、6時半に終業していたことに驚きました。ちゃんと自炊して、風呂も沸かして入っているし。過去の自分は偉いなぁ。

既に2年前から、電動歯ブラシが欲しい、HDDレコーダーが壊れそうだと言っていました。未だにどちらも買ってません。



街歩きの翌日、今度は山に登ってきました。前日は満腹で睡眠の質が低く、本日は純粋に寝不足。嗚呼、睡眠環境を改善したい。さすがに後悔した。後悔したものの、ドタキャンするわけにはいきませんので、溜息をつきまくりながら家を出る。

電車を乗り継ぎ、車内で出来る限り寝ようと試みるも、部活前の女子高生だか女子大生だかが非常に賑やか。ウトウトはしたし、何回か落ちたけど、快眠とは言い難し。途中で同僚と合流して、登山口の最寄り駅で下車。

本日の山は神川県の大野山で、700mちょっと。子供連れがハイキングで登るレベルの山です。だいぶ舐めていましたが、睡眠不足のせいか体が重い。大量の発汗でヘロヘロです。道自体は、階段が多いものの非常に歩きやすい。確かにハイキングだわ。森林限界でもないのに500mくらいから木が無く、風が抜けて気持ちがいい。ただ、暑い。ホント、朝晩は寒いのに。

木がないので、景色も抜群。富士山が大きく見えるぜ。初冠雪がニュースになっていましたが、思ったよりキレイじゃなかった。白と青がまばらなんだもん。でも裾野までよく見えて、まことに雄大である。あと相模湾も見えるらしいのですが、気温が高いせいか霞んでいてよく見えず…。これは残念。

ヒーヒー言いながら、2時間ほどで登頂。うわぁ、スゲー疲れた。ちょっと早いけどご飯にしましょう。朝ごはん食べてないし、お腹空いたぜ。でも、おにぎり2個とパン1個でお腹いっぱいだぜ。おかしい、普段ならおにぎり2個とパン2個で『飲み会のために抑えておくか』というレベルなのに。恐るべし、寝不足。

山頂も遮蔽物が少なく、見晴らしがいい。富士山方面は見えなくて残念だけど。そして、止まっているとさすがに寒い。日向だとちょうどいいかな。だいぶ雲が出てきたけど、それでも晴れ。天気がいいってことは素晴らしいことだ。

1時間ほど休んで、下山開始。下山ルートは、急で長い階段。すれ違う人たちは、みんな息が上がっているよ。逆ルートで来て良かったぜ…。階段が終わったら、登山道らしい道に。うむ、これこそが登山である。下山だけど。1時間ほどで登山道終了で、ここからは一般道。駅まで1時間くらい歩くんだよ。朝一は登山口までバスがあるんだけど、こっちから登るとあの階段が鬼門だな。階段を登るか、一般道を延々と下るか、どっちのほうがいいのやら。

迷子になりそうになりながら、Googleマップの力で無事に駅に到着。電車の10分前に着けたぞ。30分に1本だからね。電車で鶴巻温泉まで移動して入浴。ちょっとお高いけど、お風呂も休憩所も広いのでいい感じ。ただ、休憩所で休むには2時間制が痛いね。のんびり風呂に入って、コーヒー牛乳飲んで、本厚木で一杯。

お腹は空いていたけど、すぐにお腹いっぱいに。おかしい、ビールもまだ一杯しか飲んでないのに。恐るべし、寝不足。3時間くらいグダグダして、解散。電車の中で寝ようと思ったけど、鼻水が出まくりで寝付けない。恐るべし、寝不足。9時過ぎに無事帰宅。片づけをして家計簿をつけていたら、もう12時ですよ。あっという間に週末が終わってしまった…。なんだか慌ただしい週末だったなぁ。

いやー、寝不足は大変だね。うん、寝不足。体調不良ではない。

10月20日

2014-10-20 | 登山
先日の3畳に6人で寝るという状況、数年前のお仕事を思い出した。レオパレスのワンルームに、男5人で寝てたなぁ。3ヶ月も。イヤなこと思い出させやがって…。



千葉県の山に登ってきました。千葉には500m超の山がないので、登山と言うよりはハイキングですよね。

当日、早めに起床するものの、のんびりしすぎて家を出るのがギリギリ。小走りで駅まで行って、小走りで乗り換えて、JRには全力で乗り換えです。特急券買ってないんだよ!朝から全力疾走で、早くもヘトヘト。

千葉方面は、特急系が少ないのが難点。錦糸町から、新宿さざなみ号に乗りますよ。そんなに混んでいないとは聞いていましたが、自由席が2両しかなくてちょっと焦る。乗り込んでみると、窓際は全部埋まっているものの、通路側は空席が目立つ。相席させて頂くと、隣のお兄さんから『私は次で下りるので、窓際どうぞ』と譲ってくれました。ありがとう!

PSPでアニメを見ているうちに、1時間半ほどで浜金谷駅に到着。うむ、良い意味で田舎だ。新潟の祖父母宅を思い出すぜ…新潟より民家多いけど。Suicaの残高が100円足らずに出られませんでした。なんてこったい。登山口までは、看板が出ていたので迷うことなく20分くらいで到着。さ、登山開始です。

天気は曇り。気温は高めだけど、風がひんやりで快適。絶好の登山日和だぞ。と思った10分後、後悔した。スゲー蒸し暑い。鬱蒼とした登山道は、風が抜けずに湿気が高い。あっという間に汗だく。なおかつ、足元が石畳なんだけど、湿っていてすごく滑る。そしてこの急登である。ずーっと階段なんだよ。誰だよ、ハイキングとか言ったヤツ。歩きながら汗を拭き続けているので、ハンドタオルがグッショリ。

1時間かからず、展望台に到着。おぉ、東京湾が良く見える。晴れていれば絶景なんだろうけど…残念ながら曇り。遠くは見えないけど、対岸の久里浜までは見えるぞ。風が抜けて気持ちがいいし、ちょっと休憩。背中が恐ろしいほど濡れているこの発汗量、体調でも悪いのか?寝不足か?

10分くらい休んで、山頂へ向かって出発。尾根伝いかと思いきや、登って降りての連発。さすが鋸山、名は体を表すってヤツだね。死ねる。山頂まで400mだったはずが、行けども行けども山頂がない。見落としたんじゃないかと心配になるイワスキー。iPhoneの地図上ではもう少し先なので、もう少しだけ進んでみましょう。5分くらいで、山頂に到着。狭い。さっきの展望台のほうが山頂らしい感じでした。まぁ、一番高いところが山頂ですからね…。

山頂からガッツリ戻って、次に目指すは日本寺。日本最大の仏像(石)とか、地獄のぞきとか、まぁいろいろあるんだよ。600円払って中に入ります。関東最古の寺院らしいけど、私には観光地にしか見えなかった。お寺って感じはゼロ。なんか違うんだよなぁ。そこかしこにお金のにおいがするというか…。

のんびり下って、じっくり歩いて、人工温泉に到着。何が人工なのかは、よくわからない。炭酸を付加しているらしいから、それなのかな。駐車場にはものすごい量の車ですので、大混雑かと思いきや、温泉はガラガラ。ありがたいことです。ただ、脱衣所汚い。ホコリ積もってるやん。掃除機かけて。お風呂は、炭酸というだけあって体中に気泡がつきまくり。シュワシュワするわけじゃないよ。ぬるめのお湯で、大変結構。24時間入れるらしいですが、どこに需要があるのだろうか…。

風呂上りは当然一杯。ここ、漁協直営だからね、さぞ美味しい海鮮が食べられることだろう。とハードルを上げまくった結果、大変満足でした。うめぇ!イカのボイル、なめろう、シメサバ、煮魚を2品、そして海鮮丼。クオリティが高い。イカのボイルはもう少し半生な方が好きでしたが、酢味噌とベストマッチ。なめろうが大当たりで、めちゃうま。海鮮丼も美味しいよ。大変満足。

いい感じに酔っぱらって、フラフラ歩いて駅まで戻って、内房線だか外房線で千葉まで戻るよ。本千葉駅で人身事故だって。なにぃ!?3駅くらい手前で、40~50分停車。幸い、座れてたからいいけどさぁ…。停車してから15分くらいで、レスキュー到着のアナウンス。いやいや、着くの遅すぎでしょう。事故発生自体は、1時間近く前からアナウンスされてましたがな。せめて蘇我駅まで行ってくれれば、京葉線に乗り換える手があったんだけどなぁ…。

のろのろながら千葉駅について、総武線快速に乗り換えて、無事帰宅。予定より1時間遅れ。当初の予定より1本前に乗っていたから良かったものの、もう1本後だったら…いや、そんなに変わらなかったか。ダイヤスカスカで、調整の余地ありまくりな感じだったし。

ハイキングだと気を抜いた結果、予想以上に体力を消耗しました。ホント、汗が半端なかった。登山道はジャングルっぽい感じで楽しいけど、石畳や石階段が滑るので、あまりおススメできないなぁ。ただ、採石場跡は迫力あったけどね。アクセスも割といいし、晴れてれば展望もよさそうなので、おしい感じでした。



10月7日

2014-10-07 | 登山
ア「OFT総会出来なかったしさぁ、どっか山に行かね?」
ヤ「この週だったら土日空いてるから、泊まりでもいいよ」
ア「じゃあ山小屋デビューしとく?」
ヤ「いいね」

こんな感じでかる~く決まったOFT総会、登る山は順当に決まったのですが、その後が大変だった。『え?駐車場は夜明け前に一杯!?じゃあ電車で…あー、朝一の特急は満席だ…。昼過ぎに着いたとして、日暮れ前に登頂できるか…』結局、夜明け前に駐車場に着くように出ることになりました。

仕事を定時で切り上げて、帰宅して荷造り。そしてそのまま実家へ。

父「おかえり」
ア「ただいま」
母「あら、どうしたの」
ア「山に行くから、飯と風呂をもらいに来ました」
父「明日か、どこに行くんだ?」
ア「いや、これから。長野の燕岳へ」
母「これから!?というかご飯ないわよ」

カップラーメンとお風呂を頂いて、出発。0時に某駅でヤージーと合流。久しぶりにヤージーの車で移動だよ。こんなにサス固かったっけ…。相変わらずの加速力。高速道路で、2速のままエンジンの回転をレッドゾーンに突っ込んだ結果、前の車に煽っていると思われて道を開けられました。うん、そりゃそうだよな。

しかし眠い。食後、風呂上り、普段なら寝ている時間、真っ暗、どれをとってもマイナスじゃないか。何気ない会話で、二人とも頑張る。バッグに眠気覚ましのガムが入っていることを忘れるくらい眠かった。事故ったら元も子もないので、こまめに休憩を取りましたよ。

3時間ほどで高速道路から降りまして、一般道。ここからが鬼門だった。だって、対向車もいなくて本当に真っ暗なんだよ。ヤージーが冗談でヘッドライトを消したら、辺り一面が闇。中二病を上回るレベルの闇。Windows 7って、中二病が一発変換されるのな。眠気に必死で耐えたけど、峠道の連発する横揺れに勝てず、数秒意識を失いました。

04:10、小雨が降る中で駐車場に到着。夜明け前だよ。登山口に一番近い第一駐車場は満車でした。マジかよ!!長い峠道ですれ違った車は1台だけだったので、意外と入れると思ったのに!駐車場内は混沌と化していて、とりあえずスペースを見つけて停めているという車が多数。アホな車だと、他の車が出られない位置に停めています。闇とか混沌とか、RPGか。

選択肢は三つ。第一駐車場で何とか停めるか、第二か第三の駐車場に行くか、20km近く戻ってバスに乗り換えるか。後ろからも続々と車が来ているので、第二第三駐車場は厳しいかな。とりあえず、第一駐車場に停められるかチャレンジ。仮眠している人が大量にいるので、大きい音や灯かりを出せない中で、ギリギリ大丈夫そうな場所を発見。車止めを乗り越えての駐車だったので、車に傷がついていたらゴメン…。外野にやいのやいの言われながらも、何とか駐車。他の車の転回用にスペースを空けておいたけど、ここに停められたら私たちも出られません。

出られないリスクがあるので、念のため他の駐車場も確認。第二駐車場まで歩いて行きましたが、ダメでした。ダメなのに、後ろから続々と車が。こりゃ第三もダメだわ。うーん、出られないリスクを取るか、諦めて20km近く戻るか。ここは運転手に任せるわ。悩みに悩んだ結果、このまま第一駐車場に停めておくことに決めました。1時間も駐車に時間を取ってしまいましたが、とりあえず夜が明けるまで仮眠。おやすみなさい。

07:00起床。すっげー寒い。早い人たちはもう登り始めているね。今日帰るとか、別の山まで歩くとか、長い方の登山道を行くとかかな。朝食を食べるも、胃が受け付けない。昨晩は小腹が空いたまま寝たのに。寝不足が原因かな?荷造りとトイレを済ませて、08:00出発。あ、鏡が無くてもコンタクトを入れられた自分を褒めるぜ。

天気は雨というか霧というか。心配性なヤージーは、レインコートとザックカバーを装備。私は、ザックカバーを考えたけど邪魔になるのでやめた。それくらい微妙な雨。気温はすごく低くて、結構厚着。毎度のごとく、歩き始めたら暑くなって脱ぐんだけど、それでも普段より少し厚着でちょうどいい。

道はすごく狭い。そして登りというか段差が急で、人も多い。なんてったって、アルプス三大急登の一つですからね。こりゃあ途中で詰まるだろうなぁ…と思ったけど、意外とみんな道を譲ってくれました。ありがてぇありがてぇ。ペースはいいけれど、景色はイマイチ。ずーっと森林な上に、霧だしね。

気温は低いけど、湿度が高いので汗が半端ない。標高が高くなるにつれ、息切れも激しい。まぁ、ペースが速すぎるだけなんですけどね。遅い人たちに追いついて、のんびり歩いて呼吸が整ったあたりで道を譲られて、ヤージーに追い立てられてまた息も絶え絶え。そんな感じ。

標高が2,000mを超えたあたりで、景色が一変。超快晴で、眼下に雲海。雲を抜けた!そして紅葉もキレイに。広がる雲海、抜けるような青空と、赤く黄色く燃える葉。感動しないはずがない。疲労で意気消沈していた私も、一気にテンションアップ。

ヤ「テンションと一緒にペースも上げるんだ!」

はい、またテンションが下がりました。無理だって…ツラいって…。コースタイムよりちょっと早めに山荘に着きましたが、休憩時間を考えるとだいぶ巻いたはず。それでも顔色一つ変えないヤージーは化け物だと思う。まだお昼前ですが、さっそくチェックイン。通された部屋…いや、部屋じゃなかった。カプセルホテルや寝台列車みたいに、3畳の部屋が上下2段にずらーっと並んでいて、そのうちの一区画に通されました。

係「この3畳間に、6人で泊まってもらいます。敷布団は3枚、掛布団は4枚ありますので、シェアしてください」

パードゥン?マジでした。3畳よりはちょっと広いけど…。既に2人が休んでいましたので、ご挨拶と雑談。

ア「私は大部屋が初めてで、彼に至っては山小屋自体が初めてなんですよ」
A「そうなんですか!初めてで燕山荘だと、他の山荘に泊まれなくなりますよ」
ア「ここの評判、いいですからねー」
A「女性向け登山誌でよく紹介されるんですよ」

みたいな感じ。そう、登山誌でよく特集されるので、大混雑なのですよ。山頂も近いし、キレイだしね。だから、ビックリするくらい山ガールが多い。今までほとんど出会わなかった山ガールがこんなにいるなんて…。

相部屋になったのは、我々よりちょっと上くらいの男性二人組と、初老のおじさんと息子さん。山ガールはどこ行った…。荷物を下ろして、食堂で昼食。別料金です。久々に山小屋でカレーうどんを食べたよ。麺がモッチモチでうまかったなぁ。つゆは、出汁にレトルトカレーをぶっかけただけだったけど。

食後に軽く運動と言うことで、コーヒーと茶菓子だけ持って尾根歩き。小さいバッグを忘れたので、ビニール袋を引っ提げて。尾根は高低差が少ないし、景色もいいから好き。30分ほど歩いたところで、コーヒーブレイク。西側には雲海が、東側には槍ヶ岳をはじめとする北アルプスがクッキリ。いや、ホントに最高の景色だよ。のんびりコーヒーを飲んで、ちょっと横になって、寒さで震えて、山荘に戻りました。眠いねん。

夕食までまだ時間がありましたので、デッキに出て雲海を見下ろしながら、ヤージーと乾杯。こっそり持ち込んだビールとおつまみ、美味しいです。景色は本当に見ていて飽きない。風が穏やかで寒く無く、30分くらい他愛のない話をしながら過ごしましたよ。マジ最高。

夕食は4時半から。今日はあまりにも宿泊者が多いから、30分の入れ替え制。100人入る食堂で、6~7回入れ替えるらしい。どんだけ泊まってるんだよ。まぁ、収容人数600人だからなぁ。そのうえ、談話室とかにも布団敷いてるからなぁ。相変わらずヤージーが食いまくる。同卓の人たちに引かれるくらい食いまくる。ここで、御嶽山の噴火の話を聞きました。

食後、ロビーのテレビを観てみると、山頂付近にいたのが240人、下山したのが150人、7人が行方不明だと言っていましたが、そんなもんじゃないことは、ここにいる人たちには明らかでした。正直ビビりましたが、ビビっていても仕方がないので、外に出て星を見てリフレッシュ。

外寒い!でも星空すごい!天の川がキレイ!ヤージーと、御嶽山がどっち方面なのかを調べているうちに、雲が出てきて見えなくなっちゃいましたけどね。『この星空は、嫁とか恋人じゃなくて、子供に見せたいよね』とヤージーと話していましたが、二人ともまだ独身です。まだ、ね。

部屋に戻ったら、親父殿から電話が。

父「お前、長野の山だったよな、どこだ?」
ア「燕岳だよ。ツバメに山岳のがくで、つばくろだけ」
父「そうか、お母さんが心配してたからさ」
ア「そんなに近くないから大丈夫だよ」

他にも、同僚や友人から連絡が来ていました。お気遣いありがとうございます。まさか、景色を見ながらヤージーと酒を飲んでいたなんて言えない。

消灯前ですが、もうすでに眠い。昨晩というか、今朝は2時間しか寝てないからね。布団を敷いて横になります。明日も運転するヤージーに壁際を譲って、その隣に私。ヤージーと反対側には、後からきた初老のおじさん。その距離、わずか10cm。はぁ…これが山ガールだったらなぁ…。

横になったものの、まぁみんな賑やか。対面の部屋では大貧民をやっているようだよ。消灯前ですので仕方がないね。軽く寝落ちしてもすぐに目が覚めてしまい、なかなか寝付けず。寝返りを打てないうえに、となりのおじさんがグイグイ侵攻してくる。まずい、領土を防衛しないと、ヤージーの安眠が妨げられる。絶対防衛圏を死守せねば。さらに、暑い。外はめっちゃ寒いけど、この人口密度だからなぁ。布団要らないよ。

ウトウトしているうちに、消灯時間。一気に暗く静かになるので、これで寝られるかと思いきや、おじさんのモゾモゾで寝付けず。おじさんがモゾモゾする→寝付けないので私もモゾモゾする→おじさんも寝付けなくてモゾモゾする。たぶん、この繰り返し。なんとかヤージーにはぶつからないように気を付けているけど、時々当たっちゃうよね。ゴメンね。

22時くらいに、遂に意識を失いました。気づいたら3時前。お、4時間以上寝られたのか。トイレから戻ってきたら、おじさんの息子さんも寝付けないらしく、モゾモゾしていて、話しかけられました。

息子「寝付けませんね」
ア「寝返り打てないのはつらいですね」
息「寝られないので外に行ってきましたけど、星がキレイでしたよ」
ア「あ、ホントだ。窓からでもキレイに見えますね。寝られないし、外に行こうかなぁ」

結局外には出ず、布団でモゾモゾ。またウトウトしていると、4時を過ぎ、周りが起きはじめる。みんな早起きだなぁ。ヤージーも起床したご様子。5時起床予定だったけど、これだけ騒がしいと眠れないので、我々も行動開始。とりあえず朝食に並んでみるか。

朝食は4:45から45分交代制。1回目は大混雑で入れないと聞いていましたが、早めに並んだ甲斐あって入れました。食後、荷物をまとめて出発。と言っても山荘の前で場所を確保。これから御来光を見るのです。しっかし止まっていると寒いね。アウターは真冬装備で丁度いい。インナーは夏装備だけど。雲海が広がっているので、日の出はちょっと遅め。05:40くらいだったかな。

徐々に明るくなる空。雲が金色に光り始める。雲があったので光りが差す感じではなかったけど、太陽が顔を出すと、燕岳や槍ヶ岳が赤く染まる。影の黒との対比が雄大。人生二度目の日の出、最高でした。周りが続々と燕岳に向かいましたので、我々はこの場でコーヒーブレイク。日の出の余韻に浸りながら飲むコーヒーは最高や…冷えた体に滲みるでぇ…。

燕岳がだいぶ空いてきたところで、我々も出発。小さいバッグを持ってきていれば、もっと楽ちんだったんだけどなぁ。のんびり歩いて30分ほどで登頂。そしてまたコーヒーブレイク。コーヒー飲みまくり。さっきは日の出でしたが、今回は景色を楽しみながらのコーヒーだよ。冷たい風と絶景が、大変心地よい…。

ア「ちょっとさぁ、クサいこと言っていい?」
ヤ「え?ヤダよ。なんだよ」
ア「一人だったり会社の人とだったら、こんなに最高の時間を過ごせなかったわ。ありがとな」
ヤ「まー、一人じゃこういうところはなかなか来ないわなぁ」

青春だね。二人とも三十路だけど。実際、一人じゃ泊りがけでは登らないし、会社の登山部だとどうしても気を使っちゃうし。こんなにのんびり出来るのは、ヤージーくらいなもんだ。

ヤ「それよりいつになったらOFTは会員が増えるんだよ!」
ア「知らねーよ!お前の彼女はどうなんだよ!」
ヤ「それがさぁ、一気に情熱がなくなったみたいで…」
ア「そこを何とかするのが彼氏であるお前の仕事だろ!?」
ヤ「おいらには無理だ…オスギさん、彼女を作るんだ!」
ア「それこそ無理だ…」

休憩を終えて、撤収。大変名残惜しいけど、あんまりのんびりしていると、家に着くのが遅くなっちゃうからね。山荘に戻って、そのまま下山。これがまた超渋滞。登山は登り優先ということもあって、詰まる詰まる。そのおかげで体力の消費が抑えられた感じはあるけど。ほぼコースタイムで下山完了。登り優先なのでみんな待っているのに、強引に追い越して行ったバカップルがいた以外は、特にイベントも無かった。あ、渋滞なので、別グループとちょっと会話したくらい。

ヤ「一泊すると、体力の回復が全然違うなぁ
ア「そうだな、昨日あのまま下山してたら、オレヘロヘロだったわ」
ヤ「泊まりもいいもんだな。ご飯美味しかったし」
ア「ご飯美味しいし体力回復するのはいいけど、あの睡眠環境がなぁ…」
ヤ「えー?オレは熟睡だったけど」
ア「そりゃよかった。国土絶対防衛圏を死守した甲斐があるもんだ」

さて、下山したのはいいけど、果たして車を出せるのか。アホな車に出口をふさがれていた場合、そいつが下山するまで身動きが取れないぞ。二人そろって8割方大丈夫だろうと思っていますが…はい、アホな車がおりました。二人して頭を抱えたね。

ヤ「うーん、ぶつかるを覚悟で前に出るか、前がダメなら後ろから出すか…」
ア「なるほど…バックでここまで来れれば、なんとか転回できそうだけど」
ヤ「いやー…きついな」
ア「来た時もアホな車のせいでこんなところに停める羽目になって、帰りもこれか」
ヤ「やっぱり前か…ここで切り返せれば…オスギさん、誘導頼める?」
ア「OK、任されて」

コミュニケーションミスがあったものの、1mの切り返しを数回繰り返して、なんとか脱出。やったぜ。そのまま車で1kmほど走って、有明荘に到着。ここでお風呂に入るぜ。燕山荘に泊まった人は100円引きだぜ。

設備は結構キレイで、屋内も露天も浴槽が広い。温泉成分が濃いみたいで、ツルツルで香りも湯の花もすごい。残念なのは、流し場。つるつる温泉以来だよ、流し場待ちが発生したのは。5つしかないので、団体さんと被るとツラい。あと、シャワーと蛇口と切り替えられるけど、一時停止がないカランがある。屋外にも流し場があるけど、シャワーがない。そしてカランから出る水も温泉っぽい。お値段を考えても、おおむね満足。

昨晩風呂に入れなかったので、最高に気持ちいいぜ!下山中、頭がかゆかったんだよなぁ。シャンプーが一回じゃ泡立たないぜ!30分くらいのんびりして、ささっと出発。ゆっくり浸かっていると眠くなるし、渋滞も心配だしね。

ひたすら峠道を下るよ。昨晩は真っ暗で気づかなかったけど、沢沿いの道なんだね。てっきり林の中だと思っていたよ。疲労のせいか、ちょっと酔った。右へ左へ、上へ下へと揺れすぎなんじゃい。道が狭いのに、タクシーが突っ込んできてビビるんじゃい。路上駐車多すぎなんじゃい。取り締まるんじゃなかったのかい。調べてみたら、岐阜だけかい。ガンガン取り締まれよ…。『富士山みたいに、マイカー規制しちゃえばいいんだよ』

特に問題なく、高速道路に突入。火山灰の影響は無さそう。諏訪湖SAで昼食。上り側は初めて来たよ。諏訪湖が近いね。諏訪湖花火の時は大渋滞なんだろうな。信州味噌ラーメンと信州味噌焼きおにぎりを頂きました。腹減ってんねん。朝食は4時半だぞ。今13時だぞ。途中で行動食食べたけど、全然足りんわ。

お腹が膨れたところで出発。この調子なら16時前には東京に戻れるなーと思ったら、来ましたよ。小仏トンネルですよ。あれよあれよと渋滞が伸びて、10km以上で通過に45分ですって。MT車で渋滞はツラいんだよなぁ…。談合坂で休憩して気合を入れ直して、渋滞に突入。全然進まないね。クソッ行楽シーズンか!

ヤ「いやー、でもデートでここを通ったときはもっと渋滞長かったし、今日は楽なほうさ」

気を使わんでもよろしおす。NHKの相撲を聞きながら、のんびり。3車線化は良しか悪しかを議論しているうちに、小仏トンネルに突入。徐々にジョジョに速度が上がっていき、トンネルから出たら渋滞は無し。

ア「やっぱりさ、3車線化が悪い。2車線に戻るところで詰まって混むんだから、ずーっと2車線にしときゃいいんだよ」
ヤ「でもさ、あそこであえて渋滞させることで、この先が渋滞しないってメリットがあるのかも」

確かに。元八王子BS付近での渋滞って、最近聞かないもんな。早く追加のトンネルを掘ってほしいものです。

予定より遅れたものの、17時半には立川に戻ってこれました。嗚呼、現実に戻ってきちゃったなぁ…夕日がまぶしいぜ…。

ア「まさか、日の出から日の入りまでずっと一緒にいるとはなぁ」
ヤ「いいじゃなーい」

長時間の運転、ありがとうございました。ホリデー快速富士山号に乗ったら、激混みでした。行楽シーズンはダメですね。19時に帰宅して、なんやかんや片付けとかして、いつもどおりに就寝。2日ぶりに快眠できたぜ!!

というわけで、OFT初の一泊二日、そして山小屋デビュー戦は無事に終了しました。次に山小屋に泊まるときは、個室にします。それがダメなら、せめて寝返りをうてるスペースがあるところにします。野郎どもと抱き合うように寝るのはもうイヤだよ…。

駐車場と宿泊環境以外は、本当に、最っ高の登山だった。景色がいいのは赤岳や浅間山でも経験しているけど、今回は景色だけじゃなく、同行者とか気候とかそういうのも含めて、ベストだった。マジで。そりゃクサいセリフも出る。

早くも次の山小屋計画がチラホラ出ていますので、準備しないとなぁ。OFTという名前を変えたほうがいい気がするなぁ。



9月29日

2014-09-29 | 登山
御嶽山、知り合いの知り合いレベルの方が犠牲になられていました。御嶽山は、いつか行ってみたい山でした。3000メートル級ですからね。今回は別の山に登っていましたが、もしかしたら登っていたかもしれないと思うと、かなり怖い。噴火警戒レベルは1だったわけですから、普通に登りますよ。浅間山も活火山でしたが、活火山に行くときは、しっかりと準備をして、心して行かないといけませんね。



9月26日

2014-09-26 | 登山
4.5連休でしたが、おかげで仕事がとんでもないことに。それなりに充実した休みでしたが、日記を書いている暇がない。



山登り二日目。朝5時起床。まだ外は暗い。買っておいたおにぎりを食べて、身支度をして、6時にチェックアウト。山荘の脇が登山道なので、すぐに登り始められます。さすがに6時を過ぎると明るいですね。他の宿泊客も、同じように登り始めております。山荘の朝食を食べる人はどれくらいいるんだろうか…。

登山道の看板には、『噴火警戒レベル1 登山可能』と書いてありました。そう、本日の山はれっきとした活火山でございます。長野県にある、浅間山。日本百名山でありますが、浅間山荘事件で有名なところ。ちなみに昨日泊まったお宿は浅間山荘ですが、事件の浅間山荘とは別です。

本日の歩行予想時間は、登り4時間、下り3時間。前回へばった金峰山よりも長い。高低差も1,000mと、結構ハード。おすぎ氏、だいぶ弱気。ろくに調べてなかったので、完全に準備不足。麓の山荘に泊まるっていうから、もっと楽な登山だと勘違いして、サポーターも置いてきちゃったよ…。昨日の足慣らしで左足に違和感があって、超不安。

登りはじめは非常になだらか。足元は砂利であったり石であったり土であったりしますが、勾配が少なく、森の中を歩いている感じ。徐々に登りが大きくなってきて、高尾山に毛が生えたくらいになったところで突然の硫黄臭。おぉ、火山って感じ。1時間半ほどで、シェルターも兼ねた休憩所である火山館に到着。距離的には半分。あれ、非常に楽ちんだぞ。

20分ほど休んで、再出発。うーん、やっぱり勾配が非常に緩い。これ、最後に急登が残っているパターンじゃないのか…。前回へばった私と、最近体調がよくないAさんは戦々恐々。元気なのは、元上司のみ。あ、天気はいい感じ。ちょっと涼しいけど、歩いているとちょうどいい。空も貫けるような青空で、遠くに低い雲が立ち込めているので、雲海な感じ。近くの山々や奇岩が良く見えて、爽快だね。岩好きな元上司は、それもあって大興奮。イワスキーと命名したところ、Aさんのツボに入ったご様子。

火山館から出て30分弱で、森から抜けました。なんというか、日本とは思えない景色。超絶景。右手には今から登る浅間山が鎮座、左手には草原が広がっていて、その奥には岸壁。正面奥には森と嬬恋の町。すごいぞ。

しかし、前からも後ろからも雲がモクモク。コレに巻き込まれたら、視界真っ白だぞ。幸い、目指す山頂は快晴だけど…。とりあえず登るしかあるまい。しばらくすると、草もほとんど生えていなくて、石だらけ。あれだ、富士山の7合目付近な感じ。時計回りに延々と登っていきます。勾配はだんだん厳しくなるけど、段差は少ないので比較的歩きやすい。気を抜くと石に足を取られてズルズルいくけどね。小股でペースを維持して淡々と登っていくよ。

快晴の上に遮蔽物がなくなったので、紫外線が心配。日焼け止めなんて持ってきてないよ。まぁ暑くないし、大丈夫やろ。UVカットのリップクリームだけ塗って、サングラスを装備だぜ。

雄大な景色、湧き立つ雲。景色が雲によって表情を変えていく。単調になりがちだけど、この景色のおかげで飽きずに登れます。徐々に疲労がたまってきて、足が重くなる。だけど、気温が低いおかげでバテた感じはないぞ。遮蔽物がなくて風が冷たいので、上着と手袋を装備。ペット禁止だっつってんのに犬を連れている夫婦にイラッ☆とした。

1時間弱で、登りが一段落。ここからは石も勾配も少なくなって、大変歩きやすい。富士山のお鉢巡りな感じ。旧火口の縁か何かなのかな。尾根歩きみたいで楽しい。遮蔽物がなくて、周りを見渡せるしね。30分かからずに、本日の目的地である前掛山に登頂。

うん、浅間山を登っていたんだけどね。浅間山は活火山だから、近づいちゃいけないんだよ。前掛山は、浅間山から1kmくらい離れているのかな。浅間山にも行こうと思えば普通に行ける。現に、アホどもが立ち入り禁止のロープを超えて登りに行ってる。無謀な若造かと思いきや、ご年配グループも行ってた。登山者にマナーなんてなかった。そもそも、登山者にマナーがあれば、富士山がゴミだらけにはならんわな。

山頂から少しだけ離れたところにいい場所が確保できたので休憩。景色すげーなぁ。小諸側は雲で見えないけど、その雲自体が雄大でこれはこれでいいぞ。嬬恋側はキレイに見える。雲の影までクッキリ。一方、浅間山は少しだけ火口が見える。そこから白いものがモクモク湧いてくるのは、雲なのか火山の水蒸気なのか。

軽食を食べながらのんびりしたけど、混んできたのでお昼ご飯はパス。ちょっと下りましょう。登りが一段落したあたりに、退避用の簡易シェルターがあります。その周囲が岩場なんだけど広いので、そこでご飯に。本日のお昼は、宿でもらったおにぎり弁当。朝食を食べない人はお弁当がもらえるんだよ。どうせおにぎり2個だけとかだろうと思っていたら、思いのほか豪勢い。大き目のおにぎり2個と、卵焼きとナゲットと謎肉(名産の鯉?)と漬物とトマトと…みたいな感じ。ゆかりが苦手なAさんからおにぎりを1つもらったので、大変満腹。

そして食後にコーヒーです。昨日と同じく、お鍋の蓋をお借りして頂きます。お茶菓子は、私が持参したカップケーキ。何故お茶菓子が頭にあったのにコップを忘れたのか。私もわかりません。このカップケーキがコーヒーと合いすぎて感動した。コレ、大当りや。

下山は楽ちん。足元が石だらけなので気を付けないと滑りますが、段差は無いし急勾配でもない。淡々と歩くだけ。下りのほうが景色は堪能出来るね。上を見上げたらこけたけど。1時間半くらいで火山館に到着。ちょっと休んで、1時間半かけて山荘まで戻ってきました。途中で何組かとすれ違ったけど、今から前掛山に行ったら日が暮れるぞ…途中に山小屋もなかったし…。火山館で引き返すのかな。

案の定予定よりちょっと早く、総歩行時間6時間半で踏破。やったぜ。段差や急勾配が少なかったことと、気候が良かったおかげで、ばてることなく結構余裕でした。良かったね。山荘のお風呂に宿泊者割引で入って、佐久平まで戻りましょう。バックで出るところを[D]にしてしまって焦ったり、給油後にエンジンをかけるときにアクセルを踏んでしまったり、結構凡ミスをしてしまった。疲れてたのかなぁ。あ、傷は大丈夫でした。

予定より大幅に早く着いたので、新幹線の指定席を変更。さすが三連休の中日の昼過ぎ、ガラガラだぜ。行きよりも停車駅が少ないはずなのに、何故か行きよりも時間がかかりました。それでも17時には東京に到着。早いぜ。せっかくなので肉でも食べようということで、焼肉屋へ。安いわりに美味しくて、ここでも満足。

いやー、登山も満喫して、その他も満喫できた、文句なしの登山でした。あ、ウソ、文句あった。ちょっと高かった…。でもそれは仕方ないね。キャバクラ2回行くより安いし。

毎度、長時間歩くと何故か上半身が筋肉痛になるんだよなぁ。バッグがあってないんだろうなぁ。今回は足にもちょっと来たぜ。そして、顔の日焼けがひどい。2,500mの快晴を舐めてた。

9月25日

2014-09-25 | 登山
バイクが修理から戻ってきました。タイヤ、ブレーキパット、エンジンオイル、バッテリーを交換して9万円。高い…。



兎角この夏は週末の天気が悪かった。平日は天気がいいのに、週末は曇りとか雨とかっていう天気が多かった気がする。まぁ、平日は社内にこもっていたので、気にならなかっただけかもしれませんが。9月になっても、天気はなんとも微妙。それでも気候的にはいい感じですし、雨さえ降らなきゃなんとかなるということで、山に登ってきました。

世間では連休です。車で移動しようものなら、大渋滞に巻き込まれること必至。かといって電車では、駅からの移動が大変。身軽さや時間の制限を考えると、やっぱり車かなぁと考えていたところで、元上司が閃きました。

『駅レンタカー使えばいいんじゃない?』

駅レンタカーってのは新幹線の駅でレンタカーを借りられるプラン。これ最強。しかしこれを使うと旅費が跳ね上がるという危険も伴う、諸刃の剣。素人にはお薦め出来ない。なんて吉野家コピペを引っ張ってきちゃうくらい、目からうろこ。値段は3割増しになるけど、渋滞でイライラすることもないし、バスやタクシーを探さなくていいので、精神衛生上や時間的にはベストな選択ですね。

朝、9時に東京駅に集合。普段家を出る時間とまったく同じです。新幹線は臨時便が出ているけど満席。行楽シーズンですね。元上司が予約してくれて助かりますね。さすがに席はバラバラですが。早めに東京駅に着いたので、先に座っていようかと。東京駅が始発ですからね。でも、臨時便が出るくらい、ダイヤが詰まっているわけです。新幹線が着いたのが発車の10分前、乗れたのは2~3分前です。混んでるね。

隣に座った5歳くらいの超絶美少女にドキドキしながら、PSPで幼獣マメシバを見て過ごしました。二郎ちゃん、大人になったなぁ…。アラフォーだけど。新幹線は、超快適。あずさよりも走行音が静かで広くて揺れない。高いだけあるわ。1時間ちょっとで、佐久平駅に到着。何気に、人生初のあさま号でした。駅を出て、車を借ります。カーナンバーが『777』の車があってビックリ。

ア「すげー。縁起よさそう」
A「そう?なんか事故起こしそう」
ア「あ、大当り的な感じで…」

お借りしたのはVitz。ほぼ新車。こちらも人生初。カローラアクシオよりもコンパクト。こっちのほうが、FitとかNOTEとかと近いのかな。乗り心地は、可もなく不可もなく。走行性については、他車との比較が出来ないなぁ。だって、4WDだったんだもの。ATの4WDも人生初。初物づくし。発進も登坂も、思ったより重くなかったのは4WDのおかげなのかな。

荷物を詰め込んで、早速出発。目指すは高峰高原。結構手前のコンビニでお買い物をしたはずが、そこが最後のコンビニでした。危ない。チェリーパークラインというちょっとドキッとする道を1時間弱登り続けて、高峰高原に到着。オシャレカッフェーで昼食。天空のシチューを頂きました。美味C!ちょっと高いけど。パンとよく合うわぁ。

既にお昼は過ぎていますが、まだ登りません。再び車に乗り込んで移動。林道を走ります。この林道がまた大変な悪路で…なんと言いますか、非常に楽しい。30km/h巡航で、凸凹があるところでは20km/hに落として走りますが、ガックンガックン揺れます。うひょー、楽C!4WDの本領発揮だぜー。アグレッシブに走りたいところですが、食後ですので同乗者が酔ってもねぇ。

13時、登山開始。14時、登頂。まぁ、小さい山だしねぇ。気温的には暑くも寒くもなく、大変快適。半袖で歩いていると、じんわり汗ばむ程度。天気は曇り。雲が高いから見晴らしはいい。小諸や上田はもちろん、反対側には群馬の嬬恋村も見えるよ。

山頂で一服というところで気づいた。オレ、コップ忘れた。前回の登山で誕生日プレゼントとしてもらったのに!『あーあ、せっかくあげたのに…』と嫌味言われまくり。ごめんなさい。仕方がないので、鍋の蓋で頂きました。山用の鍋は、蓋が取り皿になっているんだよ。平皿に近い形状で、そこに濃い茶色の液体が注がれます。『なんか…使用後の灰皿に水を入れたみたい…』やめてください、これから飲むんです。

サクッと下山しましたが、時間に余裕がありますので湿原まで足を延ばしましょう。湿原好きとしては期待大でしたが、時期的にちょっとイマイチ。そしてだいぶ乾いているらしい。それでもこの拓けた感じ、湿原好きとしては満足です。展望台まで足を延ばしても1時間。16時には終了です。

先ほどの林道を戻りましょう。やや下っているようで、行きよりもスピードがつきやすい。食後でもないし、運転にも慣れてきたので、ちょっと早めを維持。グワングワン揺れているところで、盛大に『ガツン』という音が車内に響き、おすぎ氏顔面ブルースクリーン。はしゃぎ過ぎて、バンパーを擦ったくさい…。これ、場合によってはレンタカー屋から請求されるかも…。

スピードを多少抑えてひた走り、林道を抜けて舗装路へ。舗装路を5分ほど走ったらまた林道へ。やっぱり楽C!チェリーパークラインはバイクで走ったら非常に楽しそうな道なんだけどね。現に何台かバイクいたしね。ただ、この砂利道はバイクではつらい。四輪でモリモリ進むに限る。ほどなくして、本日のお宿に到着。トランクを閉めたら砂が舞うくらいに、車が汚れてました。ほぼ新車なのに…。バンパーには、パッと見傷がなかったよ。

本日のお宿も山荘です。ここも、山荘とは名ばかりで、ほぼ旅館。10畳で3人なので、広々。アメニティもちゃんとあるし、お風呂は温泉だし、言うことなし。素晴らしい。ご飯まで1時間半あるので、まずはお風呂。宿泊者専用のお風呂へ。シャワーの水圧に絶望したけど、風呂のお湯がすごい。鉄鉱泉とは書いてあったけど、ここまで真っ赤とは…。2cmも沈めばもう見えない。体を拭いたタオルが真っ赤。お目目が真っ赤だードラゴンケースに入れてねくらい真っ赤。お湯がぬるめで超好み。のんびりさせて頂きました。

風呂から出たら、まず一杯だよね。買ってきたビールで乾杯。様子見で350mlにしておきました。つまみとして買った、セブンイレブンのもんじゃスナックが美味しくてニヤニヤ。それをつまみにダーウィンが来たを見ながら飲む。あー、登山は楽しいなぁ。

ご飯がまたすごかった。そりゃちゃんとした旅館には劣るけど、山の幸満載。キノコが超うめぇええええ!!シイタケとかこの世に不要と思っている私ですが、シイタケの天ぷらが強烈に美味しかった。そしてキノコ鍋ですよ。甘めの汁にキノコの出汁が出まくり。お肉はイノシシかって感じでちょっと臭みがあったけど、それもいいアクセント。空腹も手伝って、最高に美味しかった。ただ、ご飯が出てくるの遅すぎ。あらかたおかずは食べ終わっちゃってるよ。あ、〆に出てきた黒蜜を練り込んだ葛餅も驚くほど美味しかった。葛餅好きじゃないのに。

ご飯に感動した結果、食後の一杯はもう入りません。食事中にも飲んでたしな。元上司が恨めしそうにこっちを見てきますが、知ったこっちゃありません。布団に入ってボーっとテレビを見ながら元上司が飲み終わるのを待って、就寝。22時前だったと思う。早起きしたわけでも、たくさん運動したわけでもないけど、お酒の力と普段の疲れで結構コロッと寝入りました。

明日はもうちょっと頑張って登ります。おやすみなさい。