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B級グルメ道178 最高においしいマグロ定食「魚福」

2013年07月14日 14時33分11秒 | Weblog

 7月12日(金)は、恒例のお墓参りを実施。この日は休暇を取得して臨み、毎年、親戚も集まり参拝する。最近は車で静岡に行くのもおっくうになってきてしまっている。東名に並行して走る新東名も開通しているので、混雑は大幅に緩和されてはいる。しかし、片道1時間30分の高速道路運転は疲れる。まあ、今回は息子も参加してくれたので、交互に運転することで、極端な疲労蓄積は免れたが、やはり、静岡は遠い。
 今回は、富士山が世界文化遺産に登録され、その構成資産として天女の羽衣伝説のある、富士山景勝地「三保の松原」も登録されたことで、華やかな時期ではあるので、墓参りのついでに「三保の松原」も寄る計画にしていたので、絶対に行かねばならぬ状況ではあった。
 母方、父方のお墓を参拝したのち、世界文化遺産構成地「三保の松原」に寄った。昔と変わらない雰囲気ではあるが、松原に行くまでの階段(以前は砂に木の階段杭があったのみ)は、綺麗に整備されていた。また、世界遺産登録ののぼりが多く掲げられていたこと、駐車場に観光バスが多く停車していたことが、以前とは大きく違っていた。また、観光バスは、中国の観光客を乗せてきたらしく、中国語の会話が交わされていた。世界遺産となると、中国人もやってくるということなのである。しかし、松原に行ってみると、名勝である「三保の松原」は枯れてしまったせいで、幹のみを残して伐採されてしまっていた。枝を支え木で対応していた姿は、もうそこにはなった。世界遺産になったというのに、この無残な姿。確かに富士山とは直接関係のない「松」は、構成資産ではないということなのか・・。残念である。しかも、肝心の富士山も、夏ということでもやがかかり、全く見えなかった。残念である。静岡は、山梨と比較すると、観光に注力していないといわれる。できた「静岡空港」には、毎日のように海外観光客が到着するが、その多くは観光バスを連ねて、山梨の富士五湖に直行してしまうのだそうだ。まあ、富士五湖近隣は、観光客向けに多くのホテルや旅館を有しており、観光客対応にはもってこいのこ避暑地。そんなことから、静岡空港を「富士山静岡空港」ではなく、「富士山山梨空港」と揶揄されているようだといとこが言っていた(地元の名士)。このおかげで、山梨側の観光収入は増加しているようで、あそこに空港を造ってくれた静岡に感謝しているそうである。なんのこっちゃ!!
 墓参りの後は、昼食に決まった料理屋に行くことにしている。清水インターチェンジから近隣にあるマグロの刺身がうまい「魚福」である。今回は、「三保の松原」に寄ってしまったため、いつもの11時到着が大幅に遅れ、13時を回っていた。ここの営業時間は14時までなので、もうあまり時間がない。そんなことで、最も心配したのが、マグロが無くなってしまっているのではないかということであった。しかし、大丈夫であった。全員が、「生マグロ・ミックス定食」(2,200円)を注文。ここのマグロは、大変うまい。冷凍物ではなく、生ものであるため、実に歯ごたえのある切り身なのである。ミックスは、大トロ、中トロ、赤身の3種を盛合せたもので、これがたまらなくうまい。味噌汁も、マグロの出汁が十分に引き出されたコクのある味わい。ここのマグロを食べると、清水に帰ってきたんだとの実感が湧き起こってくるのである。高速道路の運転の疲れなど吹っ飛んでしまう、衝撃のうまさなのである。


B級グルメ道177 究極の親子丼「あべや」

2013年07月03日 22時53分33秒 | Weblog

 今日のお昼は、東京駅近隣ですることになった。東京駅は、駅舎が建て替えられて建築当時(第二次世界大戦で焼失する前の姿)に生まれ変わった。荘厳なレンガ造りの様式は、重厚感がある。しかも、3階に復元されたのである。内部の彫刻も復刻され、今なお、マニアの間で写真に収める輩が多くやってきている。
 そんな東京駅丸の内側に、かつての東京中央郵便局が建て替えられ、当時のたたずまいを残した近代的な複合ビル「KITTE」が誕生している。ここは、郵便局との併設であるが、グルメな店も多く入店している。そんな中、本日の昼食に選定した店が、秋田比内地鶏の料理を売りにしている「あべや」である。日本三大美味鶏のひとつである比内地鶏。ブロイラーの育成期間の3倍以上の歳月をかけて飼育する比内地鶏は、実に香ばしくおいしい肉質の鶏なのである。もう13時近くなのであるが、実に混んでいる。多くの人が、ここにやってきているのである。丸の内に勤務している人だけではなく、観光できている人も実に多い。若者よりも、年配者の方が多いかもしれない。「KITTE]の1階に入ると、はるか上まである吹き抜けに唖然とさせられる。実に、大空間の建造物なのである。その1階に、目指す「あべや」はある。この店も、実に混んでいる。カウンターが空いていたので、待つことなく、すんなりと入店できた。メニューを見ると、昼のメニューでは比内地鶏を使った料理のオンパレードである。玉子料理に目のない私は、ここは奮発し、「親子御膳」(1,500円)を注文。もちろん、数量限定の品なのである。じゅんさいの酢和え、比内地鶏の煮込み、比内地鶏の鶏スープ、比内地鶏の玉子と肉を使用したトロトロ親子丼、濃厚な地鶏プリン、いぶりがっこ(燻製のたくわん)がセットになったものである。
 ほどなくして、料理が到着。どんぶりのふたを開けてみると、何とも芳醇な香りの親子丼があった。玉子は、とろとろで濃厚な濃い黄色をしている。また、比内地鶏の肉は、輝いているようにつやつやしていた。スプーンで口に入れると、「口中がおいしさにしびれる」感じ。これは凄い。親子丼と言えば、人形町の「たま秀」、新橋の「末げん」を思い浮かべるが、それに匹敵するくらいの豊潤な味わい。しかも、比内地鶏のエキスが充満した鶏スープも、実にうまい。また、じゅんさいの酢和えのさっぱり感と、地鶏の煮込みが絶妙なコントラストを描いている。これは、最高に近いうまさである。B級グルメなどと言ってられない世界である。また、デザートのプリンも実に濃厚な味わい。プリンではなく、和食を超えているような水準であり、夢心地の錯覚に入ってしまうほどなのである。
 本当に完成度が高い、深い味わい、濃厚な味わいのある「親子御膳」であった。