昨日は、先輩と中目黒の安い居酒屋に寄った。この居酒屋は、全品350円也の、破格に安い居酒屋。しかし、味や海産物の鮮度は良好で、しかもうまい。150円居酒屋なんかがあるが、安かろうまずかろうの店が多いが、ここはその安かろう、まずかろうという居酒屋とは違う。焼ハマグリもうまいだし汁ででてくるし、焼き鳥や刺身もうまい。焼き鳥は、素材の良しあしを見極めるため、私の場合はすべて塩焼きでお願いする。たれの場合は、肉の鮮度が分からなくなってしまうので、塩焼きで食することをお勧めする。これが、うまければ、鮮度の良い肉を使っているということになるのである。
一次会は、先輩と飲んだが、二次会は自分一人で、自由が丘に繰り出した。ここに、ウナギのおいしい店「ほさかや」があるからだ。この店は、駅の北口改札を出てすぐ(徒歩1分)の場所にあるので、すぐ分かる。改札を出て、路地に入ればうなぎの看板で即わかる。この店は、以前、BSTV番組「吉田類の酒場放浪記」で紹介された店。ウナギの串焼きが専門で、ひれ、きも、からくり焼、蒲焼等何でもそろう。昨日、私が入った時間は20時前ではあったが、もうすでに外に人が待っている状況だった。しかし、回転も良いので、10分ほど待ったのみで、すぐ入店できた。この店は、U字カウンターが1本の小さな店。20人ぐらいで満杯になってしまう。テーブル席は無いので、このカウンターで飲み食いするのみ。先ずは、生ビールとひれ、きも、蒲焼を注文。隣の30代のサラリーマンは、うな丼を食べている。でも、よく見ると吉野家のお持ち帰りの時に使っている発泡スチロールの弁当入れみたいなもので食べている。「なぜ、丼ぶりではないのか??」と疑問に思った。どこでも、締めにはうな丼を食べるが、どんぶりで出すのが普通である。こんな、発泡スチロールの弁当箱で食べさせるなんてなんちゅう店だと感じた。しかし、このことが後になって衝撃的な事実となるのである。
生ビールを飲みながら、うな串を堪能していた。ここのうなぎは、私の大好きな関西風のうな串なのである。関西風とは、蒸す工程をいれないこと。焼のみでウナギをしあげるので、実に香ばしい。ビールから日本酒に切り替え、蒲焼を堪能する。実にうまい。タレも秘伝の熟成されたタレで実にうまい。山椒を多少かけながら食す。うまい!!!そして、締めは、うな丼である。これを食して、ウナギのコースは完成なのである。「うな丼お願いします」と勢いに任せて注文。「すみません。ご飯はないのです」と従業員のアンちゃん。「ええ??さっき隣の人は、うな丼食べていたよ」と私。「あのお客さんは、ご飯を自分で持ってきたんです。うな丼は、ランチしか扱っていなんです」と追い打ちをかける悲痛な言葉。「ええ!!うな丼がない。そんな・・・・・・」とがっくし。うな丼が食べたかったのに・・・・・・。すぐさま´おあいそ´をして店を飛び出た。目には涙が浮かんでいた。がっくしである!!