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B級グルメ道125 自然薯が香ばしい、高尾「栄茶屋」の自然薯そば

2014年10月20日 23時36分23秒 | Weblog

 今日は仕事で、高尾山にやってきた。京王電鉄の「高尾山口駅」である。さすがに、高尾まで来れば、民家も少ないだろうと思いきや、とんでもない。戸建もマンションも結構あるのにびっくりした。こんな山奥でも、人は多く住んでいるのである。確かに、パワースポットと言われている「高尾山」であるが、東京都であることからすると、これだけの人が住んでいるのも分かる気がする。
 仕事に熱中していたため、時刻はもう13時をもう、回っていた。腹も空いた。と言うことで、この高尾山口駅近隣でランチすることに、仕事仲間と決めた。しかし、高尾山の参道入り口であるから、駅自体も小さいし、駅に隣接してレストラン等も普通ならあるはずであるが、この駅は普通のくくりではない。隣接して、1軒のイタリアンレストランはあるのであるが、如何せん、値段が高い。ピザ1枚が1,600円以上の値が付く。これでは、ランチ予算をはるかに超える高額のランチとなってしまう。小川の向こうに、大衆食堂風のそば屋を発見したが、あまりうまそうではない。そんなことで、高尾山の参道近くまで歩いて行ってみると、なんと蕎麦屋が林立しているではないか。しかも、この13時過ぎの時間なのに、どの店も満席状態で、店の外まで並んでいる客もいる始末。「えーーー、こんな山奥に何でこんなに人が居るんだ?しかも、平日の月曜日だというのに・・・・。」との強い思いが沸き起こってきた。じいさん、ばあさんだけではなく、若者男女や子供まで大勢である。この場所だけ、異空間のような錯覚に陥っているかのようである。しょうがないので、中ほどの綺麗な店である「栄茶屋」に入ることを友人たちと決め、店内へ。何と、私たちは6組目の並びになってしまった。まあ、客の回転が良かったので、20分ほどで、座敷の相席テーブルで食事をすることになった。この店の一押しそばは、「元祖自然薯そば」である。「元祖自然薯そば」の山芋は品質最高級の「真芋」を使用しているらしく、味・香りは他の山芋と比べても格別に違うようだ。餅のように粘る芋を出汁で伸ばし、先代から伝わる秘伝のつゆで少し混ぜ絡めた食べ方がこの店オリジナルである。自然薯は、体にも良いし、精も付く。神保町や白山では、この自然薯を使ったカレーを食べさせる店があり、大好評である。それだけ、自然薯はコクがあり、おいしい天然の素材なのである。友人たちは、ざるそば、山菜そばを注文していた。
 「元祖自然薯そば」が到着。出汁によってとかれた自然薯が、そばの上にどっしりとのっかている。実にうまそうである。よくそばと絡めてから、薬味をいれ、そばをすすってみた。「うまい!」。実に濃厚な自然薯の味に、淡白で風味豊かなそばがベストマッチである。値段は、1,380円と少々高いが、実にうまい。他の友人も、そばがうまいと言っていた。この店、中々のそばの店である。そば打ち場があるので、そば自体は、自家製のそば打ちによって作っているようだ。新そばの時期であるため、風味も良いのである。はるか遠くの駅にやってきてしまったが、実においしい、有意義なランチを堪能できたのであった。「ごちそうさまでしたーーーー!」。


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