Movieな空間

映画大好き人間の気ままな空間です!!

1年と言う時間

2007年12月28日 21時15分17秒 | Weblog
 「1年」と言う時間、短いのか長いのか、人によって違うのでしょうけど。1年に1歳、確実に人は年齢を重ねる事になります。地球が太陽の周りを1回廻る周期が1年なのですが、この1年と言う時間の意味は、どんなものでしょうか?この「Movieな空間」というブログを始めて、1年が経ちました。この時間は早かったのか遅かったのか、長かったのか短かったのか?・・、あまり良く分かりませんね。でも、感じるところは、「もう、1年か」と言う感じですね。早かった(=短かった)と言えるのかもしれません。「ゾウの時間、ねずみの時間」と言うものがあります。対象となるものが違うと、時間の物差しが変わることで、時間の長さ(実際には感覚)が変わるのかもしれませんね。ゾウやねずみが、人間と同じような感性を持っていたら、どんな感じを抱くのでしょうか?私同様、1年は早いと感じるのでしょうか?
 映画も、1年と言う中では、大変な数の作品が制作され、封切りされます。月間平均40本程度が公開されるとすると、年間の公開作品数は480本と言う事になります。これだけの映画が封切られれば、当然そのうちの大半は観賞(=鑑賞)出来ていないわけですから、年間で相当数の映画を観ない事になります。1ヶ月20本観たとしても、年間で240本で、やっと封切り作品の半分程度を観た事になりますが、同数は残してしまうのです。これが、10年続くと、2,400本もの映画を観ていない事になります。こう考えていくと、映画の僅かな部分に係わっているだけで、映画について語る事が、何か恥ずかしくなってしまう気分ですね。全部を観たからといって、正しい映画の評価が出来るとは限りませんが、しかし、観た事で評価の能力は、格段に違うものではないでしょうか。まあ、こんな感じで、全てに追いついていけないのですから、1作品毎に自分の英知を傾けて、批評をしていきたいと思いますね。そこが重要なのかもしれませんね。凡そ、水準までの事が出来なくても、人間、一生懸命やる事が大事なのかもしれません。
 映画『ナチョ・リブレ -覆面の神様-』(2006年アメリカ制作)。「スクール・オブ・ロック」の主演・脚本コンビ、ジャック・ブラック&マイク・ホワイトが、「バス男」で注目を集めた新鋭ジャレッド・ヘスを監督に迎えて贈る痛快ハートウォーミング・コメディ。実話をヒントに、傾きかけた修道院を救うため、メキシカン・プロレス(ルチャ・リブレ)の覆面レスラーとして奮闘する心優しきダメ男の活躍を描く。
 幼くして両親を亡くし、修道院で孤児として育てられたナチョ。大人となった今はその修道院で料理番として孤児たちの面倒を見る日々。しかし、お金のない修道院では子どもたちに満足な食事を与えることもできない。そんなある日、街でルチャ・リブレのスター、ラムセスの豪華な暮らしぶりを目にしたナチョは、自分もレスラーになってお金を稼ぎ、子どもたちにおいしい食事をあげようと決意する。ところが、ルチャ・リブレは修道院の老僧やナチョが憧れるシスター・エンカルナシオンから忌み嫌われていた。そこで彼は、修道院には内緒で試合への出場を決め、ひょんなことから知り合った謎のヤセ男を相棒に、奇妙なトレーニングを開始するのだが…。

【解説】

修道院を救うため、涙をマスクで隠しリングに挑む。彼は自由の戦士<ナチョ・リブレ>!

イグナシオ/愛称ナチョ(ジャック・ブラック)の両親は2人とも宣教師だ。母親は、スカンジナビア地方から来た宣教師、父親はメキシコ人の助祭士。互いを改宗させようとして恋に落ち、結婚をしてしまった2人はナチョを産んですぐに死んでしまう。二人の死後、ナチョは戒律が厳しくユーモアもない修道院の中で孤児として育てられる。

成長してからは修道院の料理番を担当しているナチョだが、修道院にはお金がないために、まともな食材を使えない。おまけに、寝ている老人を死人と思い込んで祈りの言葉を捧げてしまったり・・・トホホな失敗の連発で、修道士のギレルモ(リカルド・モントーニャ)などからバカにされている。とはいえ、ナチョは修道院の孤児たちからは慕われ、ナチョ自身も子供たちが大好きだ。
ある日、ナチョは、新しい先生として修道院にやってきたシスター・エンカルナシオン(アナ・デ・ラ・レグエラ)にひとめ惚れしたことから、がぜんヤル気を出す。ところが、町に食材を貰いに行くと、すばしっこくて神出鬼没の謎のやせた男に襲われ、チップスを奪われてしまう。落ち込んで歩くナチョだが、憧れのルチャ・リブレのスター、ラムセスの豪華な暮らしぶりを目撃、また、賞金のかかったアマレス大会のポスターも見つける。

「新鮮なサラダが食べたいなぁ・・・」そんな無邪気な少年の言葉がナチョを動かした。ルチャ・リブレでお金を稼ごう、そして子供達に美味しい食事をあげるんだ!ところが、ルチャ・リブレは修道院の老僧たちが忌み嫌い、タブー扱い。試合をTVで観ることすら禁止されている。おまけに、シスター・エンカルシオンからは「ルチャ・リブレは罪であり、偽の英雄だ」と説教され悩むナチョ。しかし、ナチョの子供たちにおいしい食事させたい、という願いは強く、修道院には内緒にして、大会への出場を決める。

ルチャ・リブレに出場するには相棒が必要だ。そこで、謎のやせた男をチップスを罠に捕まえ,タッグ・パートナーになるよう説得。彼の名はスティーヴン(ヘクター・ヒメネス)。蜂の巣を身体にぶつけたり、闘牛の相手をしたり、と奇想天外なトレーニングを経て、お粗末な覆面を被り、正体を隠して試合に出場。しかし、惨敗・・・。ところが、負けっぷりが観客に大受けして、次の週からも試合に出場出来ることになる。
  果たして彼らは一勝を挙げる事が出来のか?ナチョの子供たちへのプレゼントは実現するのか・・・?そして何より、ナチョは両親のように宗教を越えて[愛]を得る事が出来のか・・・?!

主演は我等がジャック・ブラック!「ジャレッド・ヘスが監督を引受けてくれるならタイツだって裸だって何でもやるよ!」と言う通り、体当たりの演技で、これがルチャ・リブレ初挑戦とは思えないほどの華麗な肉体技を披露。更に自らあみ出した<必笑技>の数々が、ルチャの華やかでエンターティメント性に富んだ世界にハマりにハマっている。 オリジナルな世界にご当地メキシコを始め異才・天才が大集合! 共演は、メキシコ映画界のスター、ヘクター・ヒメネス。ストーリート・ファイトには滅法強いが、リングではからきし弱いというおマヌケ演技と、タッグを組むジャック・ブラックとの強烈な絡みは絶妙。ナチョが一目惚れするシスター役には、清楚な美しさが光り輝くメキシカン美女のアナ・デ・ラ・レグエラ。更にイングマール・ベルイマン作品の常連ピーター・ストーメアや、ラテン・エンターテインメント界の輝ける星リカルド・モントーヤなどが脇を固めている。

メキシコ独特の美しい風景を紡ぎだすのは『美しい人』『夜になる前に』の撮影監督ハビエル・ペレス・クロベット。ナチョの色鮮やかなマントをはじめ色彩溢れる豊かな衣裳は『デスペラード』『マスク・オブ・ゾロ』のグラシエラ・マソン。ルチャ・リブレのエキサイティングな格闘シーンは『グラディエーター』『ラスト・サムライ』のスタント界の巨匠ニック・パウエル。そして、エスニック・サウンドに彩られた心地良い音楽は巨匠ダニー・エルフマン、と世界の才能が集結しているのも話題だ。

誰にだって人生一度は輝く瞬間がある!そんな勇気と優しさを与えてくれる映画、それが『ナチョ・リブレ 覆面の神様』。

かの「タイガー・マスク」の原案とも言われる メキシコの伝説的ルチャドール、フライ・トルメンタ(日本名:暴風神父)の実話を元に涙あり、笑いあり、怒涛のクライマックスまで一気に突っ走る『ナチョ・リブレ 覆面の神様』。登場人物の誰もが、ちょっぴり変わり者で不恰好、でもそれぞれが真剣に本当の自分の居場所を探している本作を見れば、誰もが自分の"オリジナル"を見つめなおす事だろう。

映像はコチラ>>http://jp.youtube.com/watch?v=yraIaeMBbj0&feature=related


最新の画像もっと見る

コメントを投稿