パソコンTV・GyaOで、手塚治虫原作の古いアニメ「W3(ワンダースリー)」が放映されていた。1965〜1966年にTVアニメ(当然、当時は白黒映像)として放映されていたものだが、このストーリー性や内容に不思議な感動をしていたことを覚えている。宇宙人である3人は銀河パトロールの精鋭調査隊であり、怪しまれないため地球上の動物(うさぎ、鴨、馬)に変身し、地球人の善悪を調査するという内容なのである。地球人が悪の生物なら、1年後に反陽子爆弾によって地球を破壊するし、善人ならば地球を救うため協力するという銀河連盟の決議によるものであるこれは、1970年代、地球では戦争等で争いが止まないため、見かねた銀河連盟が動き出したのである。
こんなストーリー展開だったが、銀河パトロール隊員によって地球の人間が評価され、最悪、消滅させられてしまうという緊迫感に、幼い当時はハラハラ、ドキドキもので、成り行きを見ていた記憶がある。異性人によって、地球が消滅させられてしまうことの恐怖感は、相当なものだったと記憶している。そして、この3人の隊員は、それぞれに特殊技能を持っている。この点も、人類とは桁外れに超越した能力を有するのであると感嘆したのも事実。
勇気や愛にあふれていたはずの手塚作品には、あまりなじまないアニメなのであるが、この3人の隊員は、結局地球が好きになり、銀河連盟から処分を受けてしまうのである。この辺は、非常に悲しいストーリーとなる。
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