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最高傑作コメディ『Mr.Boo!』

2010年10月19日 23時22分48秒 | Weblog

    
 最高傑作コメディといえば、やはり、『Mr.Boo!』(1976年香港制作)。今でも私の中では一番のコメディ作品なのである。当時の香港社会を明るく風刺して、楽しいコメディで大爆笑させる作品なのである。マイケル・ホイを中心に、ホイ3兄弟が制作全般を指揮している。主題歌も、非常に面白いのである。これだけ、笑いに洗練された映画は、以降観たことがない。それ程の゛笑い゛の金字塔なのである。この作品の中には、映画作品のオマージュ(賛辞)もたくさん出てくる。JAWS、13日の金曜日のジェイソン、燃えよドラゴンのブルース・リーのヌンチャク殺拳等、面白さに類を見ないものがある。
 マイケル・ホイの各作品はいずれも単独の作品であり、シリーズとして制作されたものはない。 日本で最初に公開されたマイケルの作品『半斤八兩』を、配給元東宝東和が『Mr.Boo!』というオリジナルの邦題で公開し、これが大ヒット、東和は早速マイケルの他作品の公開を決めたが、集客の連鎖を狙うため邦題にはいずれも「Mr.Boo!」あるいは「新Mr.Boo!」のタイトルを付け、シリーズもののように宣伝した。作品はいずれも1970年代後半から1980年代にかけての香港社会を皮肉った、風刺色の強いコメディ映画である。これまでの香港映画の常識を覆し、それまでアクション中心だった香港映画のあり方を変えた。
 マイケル・ホイの吹き替えはほとんど
広川太一郎が担当。「原版よりも面白くした」と豪語する広川流の駄洒落アドリブを交えた吹き替え版は、日本のマニアの間では大変な人気を誇る。
 探偵のウォン(マイケル)は香港で私立探偵事務所「萬能私家偵探社」を開いているが、従業員は美人秘書のジャッキー(テレサ・チュウ)と間抜けな助手のチョンボ(リッキー)の3人だけだった。不倫調査の仕事をこなしていたある日、探偵志望の青年キット(サミュエル)が安月給で良いから雇ってくれと事務所を訪れた。最初はこれ以上雇うつもりは無い(実際には、これ以上給料を払いたくない)と断ったのだが、直後に起きたスリ騒ぎでの鮮やかな対応を見て、渋々雇い入れることになった。今まで以上のケチケチ振りを見せるウォンに対し、我慢するチョンボとキット。ウォンとともにキットが初めて行った不倫調査で、証拠を押さえたまでは良かったが……。

Mr.BOO! part1


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