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山梨 小旅行

2013年08月21日 04時24分24秒 | Weblog

 今週から夏休みということもあって、家族でどこか出かけることにした。行った先は、山梨の石和温泉。このくそ暑い東京を離れて、少しは避暑地となるのではないかと思ったが、東京以上に暑かった。このところの異常気象で、気温も急上昇し、日本の夏は亜熱帯化してきているようである。急な雷雨が伴うことが多い。これなんぞは、亜熱帯地域に発生するスコールのようなもの。これほどの気象変化は、日本人としては、中々受け入れ難いのである。局地的に降る豪雨は、100ミリを超えることもしばしば。大変な豪雨被害を伴う現象には、もう、ごめん被りたい。
 今回は、車で出かけた。このくそ暑い夏に対応し、快調なエアコンが十分な役割を果たしてくれたのである。荒井由美の「中央フリーウェイ」宜しく、中央自動車道を走る。混むことを避けて早めに出たため、大きな渋滞につかまらずに山梨のインターにやってこれた。まだ、8:30である。
 先ずは、山梨と言えば、富士五湖の一つ「河口湖」観光である。富士山が世界文化遺産に登録され、静岡・山梨の両県(富士山を有する)は大変に喜んだ。その富士山のすぐ近くの湖である。この近辺は、保養地としての位置付けであるので宿泊施設が多いし、保養所も多く存在している。あの軽井沢とまではいかないが、ペンション風の宿も多く存在している。この河口湖に、異変が起こっている。以前は相当な湖の水位があったのであるが、現在は湖面に浮かんでいた六角堂まで、歩いて行けてしまう。それほど水が引いてしまっているのである。以前は、この場所は遠目で見るか、船で近づくしか手立てがなかったのに、今は徒歩で六角堂まで行ける。これは、富士山異変の前兆ではないかと、地元ではささやかれている。何らかの理由で、地下水が変動しこの河口湖の水も引いてしまったとうことである。富士山の大噴火かと恐れられているのである。最近の異常気象や頻発する巨大地震、あの鹿児島の桜島も5,000メートルも噴煙を上げての火山爆発(噴火)をしたことも何らかのかかわりがあるのではないだろうか?ちょっと不気味である。湖底だったところを歩き、六角堂まで行ってみた。実に情緒あるお堂である。たくさんの観光客がやってきていた。みなさん、かつては湖に浮かんでいたお堂を見て、不思議そうに感じていた。しかし、水が少ない河口湖は、ちょっと物足りない。富士五湖最大の湖も、水が枯渇してしまったのでは、魅力が半減である。やはり、豊富な水位の湖が、見た目も美しいのである。非常に残念である。
 山梨と言えば、ブドウや梨、桃の産地。道路を走っていると、いたるところに、ブドウ狩り、桃狩りの看板を見かける。○○農園という看板のすぐ横には、ブドウの房がいっぱい実っている。車を止め、ブドウ狩りや桃狩りに興じている観光客も多い。山梨の甲州ブドウはワインの原料にもなるので、非常に有名である。
 街道を滑走して、「オルゴールの森美術館」にやってきた。ここは、中世のアンティークなオルゴールを集めた美術館。中でも、目を引くのは、自動伴奏の機器。歴史的な彫刻が掘られた自動伴奏楽器が、実演されている。中には、あの沈没したタイタニック号の一等客室のホールに置かれるはずだったものもある。この自動伴奏楽器の代わりに8人の楽師がタイタニックに乗り込み日夜美しい音楽を奏でたのであろうが、あの氷河に衝突しての大沈没という、恐ろしい結末になったのである。映画「タイタニック」でも、これらの楽師が船が沈みゆく中でも、みんなに勇気を与えようと音楽を奏でていたシーンは感動的だった。本来は、ここにある自動伴奏楽器があのタイタニックと運命を共にするはずだったということを聞くと、何とも言えぬ気持になるのである。中庭では、人形の指揮のもと「噴水ショー」が繰り広げられていた。時間になると、からくり人形の指揮者(軍服を着ている)が登場し、タクトを振るのである。これが細かいところまで演出し、結構な面白さがあった。
           The forest of music box on Kawaguchiko lake (3494982467).jpg
 次に向かったところは、「フルーツ王国」。ここでは、ブドウ狩りや桃狩り、バーベキューや買い物が楽しめる。敷地が広いので、観光バスも次々に到着し、多くの観光客でにぎわっていた。山梨名物の「ほうとう鍋」や桃ジュース、甲府モツ煮(B級グルメ・グランプリを獲得)も食べれる。色々見たが、ここではトイレ休憩で終了した。
 早朝の出発も手伝って、非常に疲れたので、本日は宿に行ってゆっくりしようということになった。
 翌日は、素晴らしい渓谷で有名な、「昇仙峡」に出かけた。ここは、岩山がそそり立っている。周遊道路も狭く、岩肌をくりぬいたように作られている。また、巨大な岩や奇岩も多い。さる石等、岩に名前が付けられている。渓谷を見ると、びっくりするくらい深い。ちょっと怖い自然造形である。こんな時に巨大地震でもきたら、どうなるのだろうと不安がいっぱいの見学であった。
                       

 次にやってきたところは、「影絵の森美術館」。ここは、幻想的な影絵が多く展示されていた。影絵は、もちろん影を浮き彫りにしたものであるため、あまり目立たないのが特徴であるが、その分幻想的な感じを強く受ける。明に対する暗の部分であるため、神秘的にして、哀愁を感じる作品が多い。この時期、併設して「山下清展」も開催されていた。あの´裸の大将´として各地を放浪して絵画を描いていた御仁である。ことのほか花火が大好きだったらしく、各地の花火大会の絵が多く残されている。ここは、入場券にドリンク券がついているので、最後の喫茶エリアで、飲み物を飲める。その時に、影絵のクリームサンド(お菓子)もついてくるので、中々堪能できるのである。                    
 その後、「山梨ワイン王国」に立ち寄った。私は、車の運転のためかなわなかったが、妻がワインの試飲を行った。甲州ブドウからのワインは、極上の味がしたようである。ここでは、シロ・アカの2種のワインを購入。また、ロープウェイ駅やほうとう饅頭本舗にも立ち寄った。ほうとう饅頭は、ほうとうの甘い生地に、´おやき´のように野菜の具材を入れて蒸かした饅頭で、実に香ばしくおいしかった。
 ここまでで観光は終了。東京への道が混むことを考えて、そうそうに帰宅することにした。途中、「談合坂SA」に立ち寄った。この巨大なサービスエリアには驚きである。多くの人と車でごった返していた。SAの中では、北海道展(北海道の食品の販売)や野菜の即売会が行われていた。また、お土産売り場が巨大で豊富。どれにしようかと、本当に悩んでしまうくらい種類が多い。

 こうして、楽しい山梨旅行は終了したのであった。


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