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パロディ満載『最終絶叫計画4』

2008年03月16日 15時28分03秒 | Weblog

 昨日のブログで、「Mr.Boo」と言う映画にも触れたが、今回のこの映画は、パロディ満載で、少々お馬鹿的な映画であるが、大変面白いのでは?と思う。『最終絶叫計画4』(2006年アメリカ制作)である。シリーズ4作目で、益々、お馬鹿加減に拍車がかかってきた感がある。今回の登場作品である「ソウ」「宇宙戦争」「ミリオンダラー・ベイビー」「ブロークバック・マウンティン」「THE JUON/呪怨」「ヴィレッジ」等がパロディ化されて、色んな映像として、面白く表現される。
【ストーリー】

 介護の仕事をすることになったシンディ・キャンベル(アンナ・ファリス)は、老婦人の世話をすることになりますが、そこがなんと呪怨の少年が現れる家。 そんなことは露とも知らぬシンディは、お隣に住むバツ一で子持ちのイケ面トム・ライアン(クレイグ・ビアーコ)と出会い、互いに一目惚れをします。 そんな時、突然エイリアンが地球を襲ってきて、トムは息子ロビーと娘のレイチェルを連れシンディを誘って避難しようとしますが、不吉なメッセージを見たシンディはその原因を探り、謎を解こうと別行動をするのでした。 その途中で、友人で今はリポーターをしているブレンダ(レジーナ・ホール)と出会い、一緒に不気味な村に向かうのでした。 しかしその場所でも事件に巻き込まれ危うく脱出しますが、エイリアンのトライポットに捕まり、檻の中でトムと再会するのでした。 そしてジグソウのクイズが始まり、やがて侵略の謎が解けるのでした。

 不気味な子供の霊が出没する家でヘルパーをすることになったシンディ。隣人の名前はトム。そんな中、地中から現れた三本脚の機械が人々を攻撃し始める。救世主として予言された場所「ルート62」の標識の場所、そこには19世紀の生活を守り続ける奇妙な村がある。そこでは、宇宙人に捕まってみたり、理不尽なゲームを押し付けられた末に、トムがカウチでジャンプする。

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ウェイアンズ兄弟で始まったパロディシリーズが、今では、ジェリー・ザッカーの主作品になっている。かつて「Mr.Boo」シリーズ、「フライングハイ」シリーズ、「ポリス・スクワッド」シリーズがパロディ作品として制作されたが、観ている側にも安心感を与える作品であり、面白い。
THE JUON/呪怨」に「宇宙戦争」に「ソウ」と、誰もが知ってる作品をベースに、いくらでも笑いを取れそうな「ヴィレッジ」や「ブロークバック・マウンテン」、「ミリオンダラー・ベイビー」までも絡める映像は中々のもの。お馬鹿加減をあくまで追求する精神が非常に共感を呼ぶ。

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 本シリーズの顔とも言える「Gガール 破壊的な彼女」のアンナ・ファリスだが、中々の美人。コメディだけではなく「MAY -メイ-」のような作品でも存分に表現力の豊かさを発揮する彼女だが、やはり本作のような派手なリアクションをする中での魅力は絶品。
ゲストの豪華さもパロディ映画の楽しみの一つであるが、本作もなかなかのもので、「キャスパー」のビル・プルマン、「ザ・チェイス」のチャーリー・シーン、マイケル・マドセンに、「25年目のキス」のモリー・シャノンと楽しい顔ぶれ。レスリー・ニールセンも要所でいい演技をする。ブッシュ大統領をネタに、ボケてるのかマジなのか分からなくなってきたような演技は大変面白い。


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 今回のこの映画『最終絶叫計画4』は、面白さとお馬鹿加減満載の、中々気の効いた映画作品です。「ソウ」のパロディ場面では、鎖に繋がれている足とは関係の無いもう一本の足を、ノコギリで切り落とすという究極の笑いが、大変味の良いシーンですね。「Mr.Boo」では、「JAWS」等もふんだんに映画の中でパロディ化されていたことを考えれば、その時代の主要映画作品を垣間見るようで、また、新鮮な面白みを覚えますね!!

『最終絶叫計画4』の映像はコチラ(ニコニコ動画)>>http://www.nicovideo.jp/watch/sm959646


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