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B級グルメ道132 抜群の味 そばの「豊月」

2012年10月18日 23時11分28秒 | Weblog

 今日は、旧友との待ち合わせ。日本橋呉服橋交差点の近隣にある日本蕎麦屋「豊月(ほうげつ)」にやって来た。ここは、友人の知り合いから教えてもらったという、蕎麦が抜群にうまい店なのだそうだ。私にとっては、初めての店。こんなに近隣に、このような店があることさえ知らなかった。よく通る道なのに、看板もあまり気にしなかったし、地下の店なので尚更である。
 先に友人が店に行っていた。後から入ったのであるが、今日のような雨模様でも、お客はまあまあ入っている。流石にそばが美味しいということで、常連客がいるのだろうと感じた。しかも、この蕎麦屋は、夕刻には酒のつまみになる料理が多く、お品書きも賑わいがある。食事としては、蕎麦屋常道の丼もの(親子丼、かつ丼等のメニューはないが、カレー南蛮等はある)はないので、空腹を満たそうという人は、そばで我慢ということになる。間もなく、会社の友人も合流した。
 注文したのが、煮込み、骨せんべい、里芋の煮物、あなご天ぷら。飲み物は、友人たちは生ビール、私は相変わらずの禁酒中ということでウーロン茶。「乾杯!!」とジョッキを合わせて、宴会がスタート。付き出しに、ヒラメとしめサバの刺身が少々。しかし、この少々の付出しが、実にうまい。程なくして、里芋の煮物が到着。ここの料理は、量が多い。中くらいの深皿に、結構な量の里芋の煮物が入っている。インゲンや油揚げの煮付けも混在している。実にうまそうな色艶をしているので、口にほおばってみる。「トレビアーーン!!」。実に繊細な味である。そばがうまいだけではなく、このような料理の1品が完成された和式の味わいなのである。これは、素晴らしい。蕎麦屋で、このような普通の煮物が、こんなにうまいなんて、驚きなのである。骨せんべいは、アジの骨他数種類の魚の骨を揚げ、塩味にしたもの。これまた、美味で酒に合う(私の場合は烏龍茶に合う)。穴子の天ぷらも実に肉厚で、ホクホクしており、塩で食べると、「うまい!!」。感動ものである。
 そして、締めは゜せいろ゜のそばである。新そばを手打ちされたもののようで、実に色艶が綺麗である。そばは、美しくなければ、当然味も良かろうはずがない。この「豊月」のそばは、輝いている。つゆにつけていただく。実に洗練された味。つゆもうまいが、そばの弾力がまたたまらなく良い上に、香ばしい。抜群の味である。今年の早々、小岩のそば食べ放題に出かけたが、あのそばもうまかったが、この「豊月」のそばはその上を行くうまさである。実に、そばのうまさが堪能できた店であった。「ごちそうさまでした!!」。
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