アッくんの長岡京新聞社

アッくんの周りで起きる小さくて明るい話題を贈ります。

古今伝授ゆかりの地の石碑

2012年11月23日 | □ 長岡京市ゆかりの歴史(イチョウくん)
平成24年11月23日(金)


「アッくんさん アッくんさん こちらは現地リポーターのイチョウです。
 私は今 古今伝授ゆかりの地の石碑に来ています。

 古今伝授ゆかりの地とは
 今から300年ほど昔
 この辺りに開田御茶屋という建物があったから
 そういうそうです。

 開田御茶屋は八条宮智忠さんが
 京都の御所の中にあったお父さんの智仁さん家を
 長岡天満宮の境内に移築してできたそうです。

 京都にあった智仁さんの家
 これが大変な家で

 実は

 古今和歌集の解釈などの
 秘伝の奥義
 『古今伝授』を授かった場所

 だったのです。

 智仁さんが秘伝を授かった人
 いわゆる お師匠さんが
 ゆうさいくんでおなじみの細川幽斎さん

 お玉ちゃんのおじいさんですね。

 細川幽斎さんは関が原の戦いのとき
 田辺城に立てこもりましたが
 命を落とせば
 秘伝の『古今伝授』が断絶してしまうので
 助かったという伝説があるそうです。

 このような大切な秘伝を受けた場所が移築されたのが
 開田御茶屋だったそうです。

 その開田御茶屋は 明治維新によって明治4年になって
 解体され細川家に引き取られ
 熊本県の水前寺成趣園に
 『古今伝授の間』として再現され
 熊本県の重要文化財になっています。

 ちなみに細川幽斎さんのお師匠さんは
 公家の三条西実枝さんで
 古今伝授を受けた場所は
 勝龍寺城だったそうです。

 長岡京市にゆかり多いでしょ?

 以上 古今伝授ゆかりの地の石碑前から
 イチョウくんのリポートでした!」

パチン!(電源OFF)

「すごいのはわかったけど・・・簡単に言えば?
「秘伝を伝えた人が 三条西実枝→細川幽斎(長岡京市)→八条宮智仁(長岡京市)
 秘伝を伝えた場所が 勝龍寺城(長岡京市)→御所
 御所の建物が移転したのが 御所→開田(長岡京市)→熊本
 って具合です」
「そうかーまさに温故知新とはこのことを言っているのかー
「ちなみに『温故知新』と石碑の文字は
 細川幽斎さんの末裔にあたる元首相の細川護煕さんの自筆だそうです」
「開田が免許皆伝(≒開田)の地だったとは
。。。」

(『古今伝授ゆかりの地』の石碑の文字は小田市長の自筆だそうです。
 写真の場所はこちら!)



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。