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小説家になりたいヨモギさんは色んな仕事を掛けもちしてる・・・
「ハ・いそがしっ ハ・いそがしっ」
「アッ!ヨモギさん
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長岡京市ゆかりの本を見つけたの?」
「うん!山岡荘八さんの『徳川家康』8巻サ
登場するシーンは 明智光秀が山崎の合戦に敗れ 勝竜寺城に逃げ入ったところ・・・
光秀は茫然として勝竜寺城の、畳をあげて囲んだ広間のうちの床几にあった。
溝尾勝兵衛が、御牧三左衛門の死を無駄にするなと無理にここへ伴って来たのであった。
光秀が入って来たとき、勝兵衛は退いて城にこもった者約九百と告げたが、九百の兵があれば、この小城の内は相当人数が濃いはずなのに、妙に森閑と静まり返って、聞こえるものは城外を駆け交う敵の人馬の音だけであった。
とある。」
「勝竜寺城内の明智の兵は少なかったンだ
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「そう。で・・・
光秀は三宅孫十郎と、村越三十郎に抱えられるようにして立ち上がった。
光秀が落ちることを聞き入れたと知って、比田帯刀と三宅藤兵衛は城内の残兵をかり集め、南口へ陽動させた。
そして、敵がその方へ気を取られている間に、光秀主従六騎は、二騎ずつ三組に分けて、こっそりと久我縄口へ忍び出た。
とつづく」
「城から抜け出たのは北門でしょ?
久我縄口って・・・どこだろう
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「う~ん・・・アッ!
今週末は勝竜寺城で名月の宴なんだ
サ!仕事!仕事!」
「だから 何の仕事を掛け持ちしてるの?
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つづく
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≪アッくんの長岡京新聞
》
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