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小説家になりたいヨモギさんは色んな仕事を掛けもちしてる・・・
「ハ・いそがしっ ハ・いそがしっ」
「アッ!ヨモギさん
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長岡京市ゆかりの本を見つけたの?」
「うん!山岡荘八さんの『徳川家康』サ」
「徳川家康の小説?めっちゃ長いヤツじゃないの?
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「そう。山岡家康と言われるほど有名な作品
昭和25年から新聞に連載されて
完結まで18年
四百字詰め原稿用紙で17,482枚
単行本26巻というから半端ない」
「ワープロ・パソコンのない時代だシ
全部手書きでしょ?キツッ!
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「その作品に長岡京市が登場してるンだ」
「教えてください。どこですか?
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「さっそく第1巻
・・・やれ藤原の 橘の、源氏の平家のと申しているうちに、
世の中はあらぬ方へ歩いている。
美濃の斉藤道三めは京の西岡あたりで素性の知れぬ香具師であった。
とある。」
「京の西岡って 出てるけど
斉藤道三は大山崎町では?
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「アッ!こんな時間だ
花火を仕込まないと!」
「何の仕事を掛け持ちしてるの?
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つづく
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≪アッくんの長岡京新聞
》
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