アッくんの長岡京新聞社

アッくんの周りで起きる小さくて明るい話題を贈ります。

アッくんの『としよりを捨てる国』第2話

2015年11月03日 | □ 長岡京市の伝説(ベイツガァーさん)
平成27年11月3日(火)

「バンビオ2番館の空中歩道を歩くと恵文社さんだ
 それはそうと・・・
 国のおきてで年寄りを捨てるとは・・・
 ひどいですよ ベイツガァーさん
「SO~DS(そうです) アッくんSAN
 ところが・・・」

 年寄りを捨てる国に
 父親が70歳になった大臣がいた
「ボクには ムリだ・・・
 大臣はどうしても捨てにいく気にならない

「でもボクは大臣 おきてを破るワケにはいかない・・・
 大臣は 心を鬼にして捨てにいった

「やっぱりムリだ 大臣をやめて
 別の国に逃亡しよう でも・・・
 それでいいのか?

 大臣は苦悩のすえ
 父親を捨ててきたように見せかけて
 こっそり家に連れかえり

 家の下に穴を掘って部屋にし
 そこに住まわせた
「ごめんモミじぃ(=アッくんの父親)
 こうするよりほかないよ
 せまいけど 辛抱してね
「酒さえ あったら大丈夫やで ヒック!

 つづく

長岡京跡左京域から跳ね字の和同開珎が出土

2015年11月03日 | □ 長岡京市ゆかりの歴史(イチョウくん)
平成27年11月3日(火)


「アッくんさん アッくんさん こちらは現地リポーターのイチョウです。
 私は今 長岡京市埋蔵文化財センターに来ています。

 アッくんさんは古代のお金
 和同開珎(わどうかいちん)って知ってますか?

 お金に『和・同・開・珎』と文字が表現されていますね
 フツーこれらの文字は 止め字なんです

 今回 フレッシュバザールの建設に先立って行われた調査で
 それぞれの文字に跳ねがあるものが出土されたンです

 跳ねがあるかナイか・・・
 漢字検定だったら点数を左右する重要なポイントですよね

 4文字とも跳ねがあるのを『四つ跳和同』
 ”開”だけ止め字を『三つ跳和同』といいます

 これら跳ね字の和同開珎は 長岡京市ではココで3枚出土し
 向日市で1枚出土しているので
 長岡京跡左京域では計4枚となります

 ほかの地域では
 橿原市の遺跡で1枚
 白山市の遺跡で1枚
 金沢市の遺跡で1枚

 そして
 琵琶湖の沖島
 大正12年に漁夫がシジミを採るために曳いた網に
 大量に古代のお金が引っ掛かり
 当時の話題になったそうですが
 一部は東京国立博物館が手にいれましたが
 ほとんどが散逸してしまいました。

 博物館が手に入れた中に跳ね字の和同開珎が6枚ありました。
 琵琶湖の底から引き揚げたため どこの遺跡のものかわかりません。

 長岡京跡左京域から4枚も出土していることは
 スゴイことですよね
 
 以上 長岡京市埋蔵文化財センターから
 イチョウくんの現地レポートでした!」

パチン!(電源OFF)

「あのぉ。。。
 現物見れるの?
「はい。11月末まで長岡京市埋蔵文化財センターで特別企画展をやってます」
「ところで跳ね字は何のために表現したの?
「祭事用だったとか
 古いお金を再び鋳造したンではないか?とか 言われてますが
 詳しいことはこれからです」
「話題を開く珍事で・・・話題開珍(≒和同開珎)だね
「・・・