蘇州には古運河や水路を巡る小さな観光船があちこちにあります。
最近、山塘街から出発する観光船(七里山塘画航遊船)に寒山寺コースができました。
料金は船に乗るだけなら50元です。
寒山寺の拝観券付きや寒山寺の麺やお茶とお菓子がついた80元のセットもあります。
乗船する場所は山塘街の古戯台埠頭だけで、寒山寺からは乗ることができません。
船は山塘街と寒山寺を往復しますが、寒山寺で降りることもできます。
ただし、寒山寺で降りても料金は50元で変わりません。
船のルートは山塘河⇒外城河⇒上塘河で、
往復するとだいたい1時間~1時間半ぐらいの時間になるかと思います。
乗船するとまず、山塘河を虎丘方向へ進み、
広済路の新民橋を過ぎて星橋が見えたところでUターンします。
古戯台埠頭まで戻るとそのまま通貴橋をくぐり、細い水路を進みます。
川沿いの建物には必ず水際まで下りられる階段が付いています。
山塘橋を過ぎ、水路を抜けると外城河へ出ます。
右手に閶門埠頭や朝宗閣、左手に五龍橋を見ながら上塘河に入っていきます。
上津橋、桐涇北路を過ぎると上塘河と並走する道の名前が上塘街から楓橋路へと変わります。
その先に見えてくるのが、西園へ架かる福徳橋、智慧橋です。
西園が創建されたのは元代、現在の建物は清代に再建されたものです。
年始や春節には多くの人がお参りに訪れる有名なお寺で、
お寺の池には400歳を超えると言われる亀が2匹住んでいます。
上塘河に架かっている古橋は上津橋と下津橋。
上津橋は明代に再建、清代に修復されたらしいのですが、
最初に架けられたのがいつ頃なのかはよく分かっていないようです。
下津橋は明代に架けられ、名前は青竜橋、震陽橋、下津橋と何度か変わっています。
最後は西環路や高架道路と連なるたくさんの橋、どれが来鳳橋?
来鳳橋を過ぎてすぐの場所に江楓橋埠頭があります。
船はここでUターンして山塘街へ戻ります。
寒山寺や楓橋景区に行きたい人は江楓橋埠頭で船を降ります。
(ただし、降りると船では山塘街へ戻れません)
今回は寒山寺までの片道だけ乗って、寒山寺でお寺の麺を食べることにしました。
江楓橋埠頭から寒山寺までは少し歩きます。
園林カード(園林の年パス)を持っているのでセットは利用していません。
どこのお寺に行っても麺の店があれば必ずと言っていいほど食べるのですが、
寒山寺の中にも麺の店があると知ったのはつい最近。
吉祥什錦面(18元)を頼んでみました。
サンプル写真ではセロリは載っていませんでした。
椎茸が入っていなかったので、椎茸がなくなってセロリを載せたのかもしれません。
何度も行っているのにどこにお店があるのかすら知りませんでした。
店の場所は入り口のすぐ北側、このエリアに入ったことは今までありません。
写経する場所もすぐ近くにあります。
今回乗るまで、この観光船は寒山寺の隣にある楓橋景区の船着き場まで来るのだろうと勝手に想像していました。
また、乗船できるのは山塘街だけで寒山寺で降りるともう船には乗れないというのも知りませんでした。
寒山寺まで行くのに50元はちょっと高いかなという気もします。
寒山寺や楓橋景区を見てからもう一度船に乗って山塘街まで戻られるようにすればいいのに。。
船自体は空調完備なので真夏でも快適ですが、快適な分だけ外の景色はちょっと見にくいかも。
船の前方へ行って写真を撮ったりするのはOKでした。
いつも楽しく拝見させていただいております(^^)
船から見る景色もまた雰囲気が違って
とても良いですね!!
400歳になる亀が2匹も
亀は万年といいますが実際のところ
何年ぐらい生きられるんでしょうね(^_^)
蘇州は東洋のベニスとも呼ばれる水郷の街ですので、
あちこちに観光の舟があります。
古い町並みを眺めながらのんびりするのもよいかと。
石橋を下から見られるのもまた楽しいです。
西園の亀、とても大きいですよ。
実物はまだ1匹だけを1回しか見たことがありません(笑)