中国でのいろいろ

中国での生活、出来事をぼちぼち綴っていければと思っています。

湖北省恩施 土家族郷土料理 巴硒客(ba xi ke)

2019-05-30 00:05:30 | <湖北省>

恩施に到着したのが18時過ぎ、タクシーの運転手さんに教えてもらった、

”辛くない料理”もある土家族料理の店へ食事に行ってみました。

 

 

巴硒客は、恩施の繁華街のメイン通りからちょっと外れた所にあります。

見た目は新しくできた感じのお店です。

 

 

重慶や成都に近い場所なので、やはり基本的には辛い(麻辣)料理が主体です。

 

 

無料の突き出しで出て来た前菜はなんだろう、辛いです。

野草?と辛味噌のようなもの、大蒜もたくさん使います。

 

 

手撕包菜 9元。

 

唐辛子がたっぷり入っていますが見た目ほど辛くありません。

私のビールのおつまみ。

 

番茄炖二高山黄牛肉 189元。

 

牛肉のトマト煮込みです。

スープはちょっとピリ辛で見た目以上に牛肉が入っています。

ジャガイモもたっぷり入ってます。

 

 

鍋で作った野菜の炊き込みご飯がセットでついてきます。量がすごい。。

 

 

特に味付けされている訳でもないですが美味しいです。

このセットだけでもうお腹いっぱいになります。

 

土家苕粉炒腊肉 33元。

 

腊肉は、干し肉、ベーコンみたいな感じのもの。

こちらもお酒のアテにいい感じですが、皮の部分が多く脂っこくて量は進みません。

 

農家炒合渣 23元。

 

”渣”とはしぼりかすの意味、豆腐の場合はおからのことです。

おからと野菜を炒めた料理で、成都にも同じ料理があったと思います。

日本のおからと違ってまだ絞り切っていないような感じでパサパサしていません。

ご飯の上に乗せて食べると何杯でも進みます。

 

小さいテーブルも多く少人数でも食事しやすい感じのお店です。

 

 

店の内装に使われている飾りは、土家族女性の民族衣装の帽子に似ています。

土家族の家で使われる飾りなのでしょうか。

 

 

観光地ということもありますが、恩施の街は夜遅くまで賑わっています。

どちらかといえば華南地方に近い雰囲気のような気もします。

 

 

恩施とベトナムの経度がほぼ同じぐらい。

日本と中国の時差は1時間ですが、ベトナムとの時差が2時間なので、

上海や蘇州に比べると日が暮れて夜になるのも遅いです。

これもタクシーの運転手から聞いたのですが、

恩施の始業終業時刻は北京時間より1時間ぐらい遅いそうです。

 

 

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湖北省恩施 蘇州から高速鉄道で恩施へ

2019-05-23 00:05:23 | <湖北省>

労働節の連休を利用して湖北省の恩施へ旅行に出かけてきました。

何回かに分けて書きますのでしばらく湖北省の記事が続くことになるかと。

 

 

日本が令和元年になった5月1日、

蘇州駅から動車組(新幹線のこだまみたいな列車)に乗って出発です。

恩施までの移動距離は約1200km、乗車時間は列車によって8時間~10時間ほどです。

 

 

私が乗ったのは重慶北駅行の動車。

連休はどこに行くのも満席で、最も停車駅が多く、

時間のかかる列車しか切符が取れませんでした。。

しかも蘇州駅出発の切符は満席で買えず始発の上海虹橋からの切符を購入。

 

 

北京や長春など、北の方へ行く高速鉄道は何度も利用しましたが、

西の方(内陸の方)に向かうのは初めてです。

上海から重慶、成都方面に向かう高速鉄道が完成したのは、

たぶん2017年の年末ごろだったかと思います。

 

 

南京を過ぎて最初の大都市は安徽省の省都、合肥。

近年、IT産業への投資が急速に拡大し、

今は若い人たちが就職したい都市No.1になっています。

 

 

次の大都市は、湖北省の省都、武漢です。

停車駅は漢口駅、出発地の蘇州と目的地の恩施のほぼ中間点になります。

ここで乗客の多くが入れ替わります。

この列車が向かう先にある大都市はもう終点の重慶までありません。

 

 

日本だと列車の旅の楽しみのひとつは駅弁。

中国でも弁当の車内販売があります。

車内販売の弁当は、まあそんなに美味しいものはないですが、

席まで売りに来るものを買うより、車内の売店に行って買う方が選択肢が増えます。

 

 

また売店は以下の活用方法があります。

1.持ち込んだ食べ物を電子レンジでチンしてもらう。

2.ビールをしばらく冷凍庫に入れてもらってよく冷えたのを確認してから買う。

特に2は、冷たいビールを飲みたい!と思う方にはお勧めです。

どの列車でも対応してもらえるかどうかは分かりませんが。。

 

 

武漢から西へ300km、宜昌は長江中流域、有名な三峡ダムがある所です。

列車は長江を2度渡ります。1度目は南京、2度目が宜昌です。

 

 

 

以前、宜昌は西の方へ向かう陸路の終点で、

ここまで来てしまうと重慶方面に向かうルートはなく、

船に乗り換えるか武漢方面に戻って迂回するしかなかったそうです。

鉄道も大変な工事だったのだろうということは容易に想像がつきます。

 

 

宜昌を過ぎるとすぐに山深くなりトンネルと崖と橋梁が続きます。

列車の速度も150km前後まで落ちます。

 

 

山奥にある巴東駅から見える景色が綺麗です。

車掌さんも写真を撮っています。

 

 

ここまで来たら恩施まであと30分ちょっと。

移動だけで1日が終わります。

 

 

恩施は湖北省の地方都市で、土家族、苗族の自治州でもあります。

もっともっと田舎の感じを想像していましたが、

高層の建物があったりとそれなりに大きな街です。

近くに東風自動車があるのが理由だと思いますが、タクシーはシトロエンが多いです。

中国でシトロエンのタクシーは初めて見ました。

こんなことも実際に行ってみないことには分からないですね。

 

 

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長春 長春龍嘉国際空港T2の建設工事

2019-05-16 00:06:00 | <長春>生活

長春龍嘉国際空港T2の建設工事が始まったのは2015年の10月。

1年後にはその大きさがざっくり分かるようになりました。

 

 

2016年の12月~2017年1月頃の様子。

どうやら屋根は両端から順に作って中央で繋げるようです。

 

 

長春の冬が寒さが厳しいので冬の間は工事が進みません。地面も凍ります。

地面の囲いの部分はT1~T2間の連絡道路の基礎部分です。

 

 

T1から見えるT2の端は遥か遥か彼方。

2025年には年間旅客数1600万人となる見込みで設計されているそうです。

 

春になって17年の5月には屋根の部分がほぼ完成。

 

 

T1との連結部分の工事に着手しています。

 

 

6月頃からT1の出発階(2階部分)に通じる道を仮設通路付け替えて、

新たにT1とT2を繋ぐ道路の建設工事が始まりました。

 

 

10月には龍嘉駅などに繋がる地下工事の進み具合も分かるように。

 

 

17年の年末にはT1とT2を繋ぐ建物の枠組みと道路がほぼ完成。

寒さが厳しくなってきたので工事のペースはスローダウン。

 

 

18年の春になって道路が完成。

規制はあるものの車の通行ができるようになりました。

到着階と出発階ともに一方通行で、T2を経由してT1に繋がるようになっています。

 

 

地下通路を埋め戻した場所には新しい駐車場を造っています。

 

 

18年6月には建物の外観はほぼ出来上がったような感じです。

相変わらず車は通れたり通れなかったりですが、

人の往来は自由にできるようになりました。

 

 

完成したT2の様子はこちら。

関連記事:長春龍嘉国際空港ターミナル2

 

3年の歳月をかけて完成したT2は2018年の10月から正式運用を開始しています。

おかげで、搭乗手続きやセキュリティチェックに並ぶ時間も少なくなりました。

T1は狭くて、混む時間帯だと搭乗口付近は人でごった返していましたが、

今はずいぶんマシになったんだろうと思います。

すみません、思いますというのは最近南方航空を使ってなくて、T1はご無沙汰なのです。。

 

 

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蘇州 孫武文化園

2019-05-09 00:22:33 | <蘇州>観光

孫武文化園は穹窿山風景区の中にあります。

孫子兵法を題材にした有料の公園です。

 

 

入り口の大きな門をくぐるとすぐにこちらも大きな池があります。

天気(空気)さえよければもっと綺麗な景色だと思うのですが。。

 

 

池の対岸に兵学朝聖区というエリアがあって、

孫子をテーマにした建物が並びます。

 

 

とにかく一つ一つの建物が大きいです。

 

 

建物の間には所々庭や池が造られていて散策できるようになっています。

綺麗にしてあるので天気の良い日にお出かけすると気持ちよさげです。

 

 

建物それぞれに分類があって兵法の解説や武具などの展示物があります。

私は分類など理解できていないのですが、

孫子について詳しい方ならお分かりになるかと。

 

 

世界的に有名な孫子(孫武兵法)は、13編からなる戦略などが記された書物で、

英語、フランス語、ドイツ語、日本語などに翻訳されています。

 

 

孫武は春秋戦国時代の著名な軍師です。

三国志の中に登場する孫子は孫武の尊称、またはこの書物のことを指します。

 

 

ミニシアターでは孫子の歴史について紹介するビデオが流れています。

ちょうどこのシーンは斉国の孫臏のお話。

孫子と呼ばれる人物は、春秋時代の孫武と後の戦国時代の孫臏の二人と言われています。

 

 

このような公園には珍しく孫武文化園の中には割としっかりしたレストランがあります。

種類は多くないですが普通の料理や蘇州麺もありました。

 

 

麺はトッピング込みで26元、トッピングは別皿で出てきます。

お味の方はちょっと醤油辛いけどそこそこ大丈夫。 ダメではありません。

 

 

メニューにない料理も素材があれば作ってくれて味も指定できます。

麺の上に青い野菜を乗せたかったので塩味の青梗菜炒めを発注。

 

 

孫武文化園からも穹窿山に登る道があります。

ただし、山の反対側から登るルートで公園のどの人に聞いても

ここからだと山頂まではかなり遠いよ~

と言われるのでお勧めはしません。

 

 

ここって建物だけは大きくて展示物はあまり大したことはない。

名前負けしているというか、まあなんというか。。

孫子についてもう少し勉強してから行けば白黒はっきりしたのでしょうけど、

ちょっとモヤっとした感じが残る公園です。

 

 

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上海 2019年上海モーターショー

2019-05-02 00:06:00 | <上海>観光

今年の上海モーターショー開催期間は4月16日~25日まで、

16~19日までは招待客のみ、一般公開は20日からでした。

 

 

中国最大規模の北京モーターショーと上海モーターショーは、

1年交代で開催され、2019年は上海の番です。

 

 

自動車会社ブースでは、やはり新型EV(電気自動車)をアピール。

それはそれとして、すぐに買ってほしい車もずらりと並びます。

もちろん日系各社も揃って出展しています。

 

 

今年で第18回目となる上海モーターショーの会場は、

上海虹橋空港や虹橋駅に近い上海国家会展中心。

 

 

会場設営はだいたい2日前ぐらいから始まるので、

1日前の朝はまだまだ廃墟状態。。

 

 

それでも午後になるとほぼ形ができあがってきます。

まあ、多くのブースがここから追い込みで徹夜するんでしょうけど。

 

 

近年、モーターショーに出展するIT企業も増えています。

今年はアリババがブースを構えていました。

サプライヤーのテーマとして多かったのは、 自動運転とV2X(Vehicle to いろんなものとの通信)

5G通信や各種技術進歩などでどちらも現実的なものになってきました。

 

 

世界中の自動車関連企業が出展するので、

サプライヤーや製造機械メーカーなどの展示だけでも、

しっかり見て周ると1日以上かかります。

 

 

上海国家会展中心は、円形の商業施設を中心に、

四つ葉のクローバーのような形の展示会場になっています。

 

 

開催期間中は商業施設にあるたくさんの飲食店が営業しますが、

自動車展示ブースの多い1階はどこに行っても混雑しています。

 

 

私の個人的なお薦めは、4階の美食広場とその周辺のお店。

そんなに混むこともなく、美食広場は席も多いので大行列になることは少ないかと。

 

 

店の名前は忘れてしまいましたが、この桶に入れて蒸した梅菜肉+αのご飯は、

飲み物と甘い餅のデザート付きで48元。 まあまあいけるお味でした。

+αの部分が日替わりになっています。

 

 

休憩の穴場は5号館と6号館の間の2階部分。

ベンチもあるのでお薦めスポットです。

コンビニコーヒーでよければ、1階のセブンイレブンで買ってきて、

ここで休憩すると安上がりです。

 

 

中国では電動車、自動運転、5Gなどを国家戦略として推進しています。

上海など大都市では、自動車のナンバーを取得するだけでも日本円で数十万円必要なところを

EV、PHEVの場合は無料で取得できる優遇措置をとっていることもあり、

電動車が急速に増えています。

中国で緑色で桁数の多いナンバーが付いている車はEVかPHEVです。

 

 

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