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中国でのいろいろ

中国での生活、出来事をぼちぼち綴っていければと思っています。

蘇州 春節のお散歩 木涜山塘街と霊岩山の復新春蘇式麵館

2025-02-06 00:02:06 | <蘇州>生活

今年の春節は、大晦日の1月28日~2月4日までの8連休でした。

現在の仕事場では26日の振替出勤日と27日を有給扱いとして11連休となりました。

 

 

この有給扱いは老板の気まぐれで直前に決まったので、残念ながら全く事前の計画には反映できず。。

というわけで、空いた時間に散歩に出かけてきました。

 

 

まずはお散歩前の腹ごしらえ。

地下鉄5号線、霊岩山駅の2号口のすぐ近くに、ちょっと高級感がある蘇州麺のお店、

復新春蘇式麵館があります。

 

 

それなりにお高めトッピング盛りだくさんの伴麺セットを選ばずに、

普通の蘇州湯麺にするなら、街中の麺館で食べるのと値段差はありません。

 

 

入り口のカウンターでも注文できますし、テーブルのQRコードからでも注文できます。

 

 

店員さんの接客も丁寧で、お茶も出してくれるので、お客さんを連れて行くこともできるお店かと。

 

 

開店したのは2~3年ほど前だったでしょうか。

外の景色を眺めながら食事ができます。テラス席もあります。

 

 

湯麺のスープは塩味の白湯か醤油味の紅湯が選べます。

甘くないスープが好きなので、蘇州麺を食べるときは白湯を選ぶことが多いのですが、

ここの紅湯は甘くないので、その日の気分で紅、白を決めています。

 

 

紅湯麺、白湯麺が8元、トッピングの値段は15元ぐらい~高いのまで。

タケノコやお揚げの入った羅漢上素と、椎茸の煮物の如意金銭菇はそれぞれ15元。

羅漢上素をトッピングするとお寺の麺と同じになります。爆魚はたぶん18元だったかと。

 

 

霊岩山に行くなら入り口は店を出てすぐ近くです。

木涜山塘街に行くなら、駅に戻って道の反対側の出入り口から出ます。

 

 

春節前の木涜山塘街は混んでいませんでした。

春節は店主が田舎に帰ってしまうのでしょう、シャッターを下した店が増えています。

 

 

途中に立ち寄った厳家花園で、入り口の係員さんから、

蘇州休閑カードを持っていたら無料で工芸品の製作体験ができる場所があると教えてもらいました。

 

 

厳家花園から東へ100mぐらい行ったところにあるお土産物屋さんの2階にあります。

店の前に看板が出ています。

 

 

子供向けの体験のようで、追加料金を要求されるようなこともなさそうです。

蘇州休閑カードがあれば年に2回まで無料で利用できるのだそうです。

 

 

体験をせずに、並べられている工芸品っぽいものを無料で持ち帰ることもできます。

 

 

木涜山塘街は、以前、春節期間に行った時も混んでいなかったような記憶があります。

ちょっとした穴場なのかもです。

 

 

世界遺産の古典園林、拙政園や獅子林などになると春節期間中は観光客がいっぱいで、

事前予約なしでは入れません。蘇州園林カードを持っていても予約が必要になります。

ただし蘇州園林カードでの予約には裏技があって、アプリで指定日、指定時間の空き0と表示されていても、

選択後に素早く予約ボタンを押すと成功します。(押すのが遅いと空き無し表示が出てしまう)

なので、直前にその場で予約しても大丈夫です。

この方法は拙政園の保安員から教えてもらったので、公式的?な裏技のようです。

 

 

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蘇州 冬の蘇州と春節のお休み(2025年)

2025-01-30 00:28:28 | <蘇州>生活

今週は冬らしい寒さが戻ってきましたが、今年の蘇州は暖冬です。

ちょうど蝋梅が見頃になっています。

 

 

蘇州では、蝋梅が植えられている園林やお寺が多いです。

世界遺産の拙政園、獅子林、網師園や、西園寺などは、多くの観光客で賑わっています。

 

 

滄浪亭だったらちょっと人が少ないかなと思って行ってみました。

 

 

ここにも小さな蝋梅の木があります。

小さな木は、写真を撮る人たちで取り囲まれています。

 

 

混んでいるほどではないにせよ、観光客の数はそれなり多いです。

 

 

冬になるとすっかり人がいなくなって寂しい感じになるのは太湖。

 

 

この時期はどこから来るのでしょう、カモメがやってきます。

 

 

馬山遊客中心のある辺りはもともとそんなに人が集まる場所ではないのですが、

冬は更に人がいなくなります。

 

 

長い間、朽ち果てたまま放置されていた湖岸にある木道が綺麗になっていました。

 

 

コンクリートで木道風に作り直したようです。やっぱり誰もいないけど。

 

 

個人的にはこの場所はそんなに悪くないと思うのですが人気はありません。

 

 

馬山遊客中心(今は売店もレストランもなくなったけど)には、

ちゃんと清掃されているトイレがあるし、駐車場も無料です。

 

 

でもそのおかげで、何も考えずにぼーっとしたい時には、

季節を問わずここまで車で来ています。

 

 

蘇州で蝋梅を楽しむなら、木涜山塘街の厳家花園は穴場のひとつかと思います。

冬になると訪れる人が特に少なくなります。

 

 

春節前の雪が降るかもという日に行ってみました。

残念ながら小雨のまま雪にはなりませんでしたが、雪が降ったらまた違う景色が楽しめるはずです。

 

 

今年の春節休暇は、1月28日から2月4日までの8連休です。

でも、1月26日と2月7日は振替出勤日になっています。

日本に一時帰国するか迷ったのですが、今年は中国で過ごすことにしました。

 

 

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蘇州 お散歩 五峰園と泰伯廟と西中市

2025-01-23 00:01:23 | <蘇州>生活

久しぶりに西中市をぶらぶらしながら五峰園と泰伯廟に行ってきました。

表通りの西中市(道の名前です)は時々通るのですが、五峰園、泰伯廟に入るのは10年ぶりです。

 

 

どちらも10年前からそんなに変わった様子はありません。

以前、五峰園行った時は誰もいませんでしたが、今は観光客も来ているようです。

 

 

たどり着くには西中市から少しだけ路地に入って行きます。

入り口付近の住宅は昔のままのようです。

 

 

五峰園の東側、阊門西街の再開発はまだ完了していない感じですが、

取り壊しは一段落したようで、少しきれいになって新しい建物もできていました。

 

 

2014年の過去記事

蘇州 お散歩 西中市(xi zhong shi)東中市(dong zhong shi)と泰伯廟

2015年の過去記事

蘇州 五峰園

 

 

五峰園は、拙政園や芸圃と同様に明代に創建された庭園住宅です。

残念ながら近代には複数の民家として使用されすっかり荒廃したのでした。

 

 

修復される前は、建物も五峰の一部も倒壊し、池も埋められていたようです。

1998年に修復が終わり、無料で一般公開されました。

 

 

庭園にある5つの太湖石は、丈人峰、観音峰、三老峰、慶雲峰、擎雲峰と名付けられています。

日当たりの良い庭園と建物はご老人たちの憩いの場です。

 

 

五峰園の西隣に泰伯廟があります。

西中市から見ると北側、道を曲がって橋を渡った先です。

 

 

呉国の始祖とされる泰伯を祀っています。

1982年に蘇州市の文化財に指定されました。

 

 

以前は別の場所にあった廟を914年に呉越王が兵乱を避けるためにこの場所に移したという記録があり、

現在の建物や大きな石碑は清代、中華民国代に修復されたものです。

 

 

西側の建物、東側の建物それぞれに、呉国に関連する資料などが展示されています。

 

 

東側の建物の2階には、泰伯から始まり夫差で終わる、

呉国の歴代の王の肖像と説明が書かれた石碑が並べられています。

 

 

西中市は古くからある商業街で昔ながら商店や飲食店が軒を連ねています。

最近変わったことと言えば、観光客向けの新しい店も増えたことと西向きの一方通行になったこと。

 

 

渋滞解消が目的の一方通行かと思いますが、現時点では全く解消されていません。

一方通行になったことで、新区方面からの31路のバスが近くに停まらなくなりました。(帰りは乗れます)

 

 

阊門をくぐった先には上塘街、観光客で賑わう山塘街と石路の商業街があります。

石路に近い上塘街と山塘街は観光客で溢れていますが、石路歩行街は素通りされるだけで寂れています。

石路歩行街の周辺は再開発による新しいビルや商業施設が間もなく完成するので変化があるかもです。

 

 

この記事を書いている途中で、五峰園にはずっと足を運んでいなかったことに気付きました。

西中市は芸圃に行く際に時々通るのに、五峰園と泰伯廟の存在をすっかり忘れていました。

地図を見ると、現在この辺りは桃花坞歴史文化片区と名付けられています。

今後、この辺りの古い住宅地の区画整理が更に進み、唐寅故居の周りのような感じになるのかもしれません。

 

 

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蘇州 相城区の孫武記念園

2025-01-16 00:01:16 | <蘇州>生活

孫武記念園は蘇州市の北側に位置する相城区にあります。

2016年に開園した比較的新しい公園です。

 

 

園内には孫子兵法を書き、呉の将軍となった孫武のお墓と資料館、

蘇州生まれの著名な文人、文徴明のお墓と文一族の資料館があります。

 

 

最寄り駅は地下鉄4号線と昨年(2024年)の9月に開通した地下鉄8号線の孫武記念園駅です。

現在は高層マンション群に囲まれた公園になっています。

 

 

文化施設なのでしょうが訪れる人はそう多くなく、近所の子供たちの遊び場になっています。

公式HPもありますが、長らく更新されていないようです。

 

 

孫武の資料館には関連する歴史や、関りを持つ人物、孫子兵法の解説、

世界各国で行われている孫子の研究や書籍などが紹介されています。

 

 

現代でもビジネス書などに度々登場する孫子。

もちろん日本の書籍も展示、紹介されています。

 

 

孫子が初めて日本に伝えられたのは奈良時代、遣唐使の吉備真備が写しを持ち帰りました。

吉備真備は孫子を実戦に用いて、恵美押勝(藤原仲麻呂)が起こした反乱を鎮めたとされています。

 

 

孫武の出身は斉国で、一族の内紛から逃れて呉国にやってきたのだそうです。

蘇州の穹窿山で暮らしている時に孫子兵法を書いたとされています。

 

 

なので、蘇州で孫武に関する公園といえば、穹窿山にある大きな孫武文化園の方が有名です。

(ただし孫武文化園も訪れる人はそんなに多くないです)

ここにある孫武のお墓が本物かどうかは知りません。

 

 

孫武記念園にもうひとつあるのが明代中期に活躍した文人、文徴明の展示館です。

90歳まで長生きし、亡くなる直前まで絵画や書を書き続け正座した状態で天寿を全うされたのだそうです。

 

 

父の文林は科挙に合格した官僚です。

自身も科挙の地方試験に受け続けたものの合格することはありませんでした。

 

 

公園の入り口近くにある像は、文徴明と、同様に書家、画家として活躍したその家族です。

しっかり見てこなかったので間違っているかもですが、たぶん文彭、文嘉、文伯仁などではないかと。

 

 

像の後ろにある小さな森が文徴明のお墓です。

お墓の池の傍にも有名な絵画のレプリカが飾られています。

 

 

文家からは子孫の代に至るまで多くの文人を世に送り出しており、

これらの人達は文派と呼ばれました。

 

 

沈周、文徴明、唐寅、仇英は、明四大家と呼ばれ、歴史に名を残す有名な画家です。

文徴明と唐寅は親しい間柄であったようで、様々な逸話も残されています。

 

 

交流のあった2人にはこのような違いがあります。

唐寅 = 科挙地方試験を首席合格、奔放な性格。

文徴明 = 科挙地方試験に合格できず、クソが付くほどの真面目な性格。

 

 

タッチパネルのついたモニター上で、文徴明の作品などの解説が見られるのですが、

文徴明の書も、孫武の解説も私の語学力ではもう少し勉強してから来ないと内容がすぐには理解できません。。

 

 

孫武記念園の文徴明エリアには絵画や書の教室もあります。

行った時はちょうど教室が開かれていたようで、大人も子供も一緒に絵を習っていました。

孫武エリアにはカフェがあったのですが、休憩中の札がかかって営業しているのかは分かりませんでした。

次に来る時はちょっと勉強してからかな。。と思っています。

 

 

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蘇州 石路の俄罗斯(ロシア)国際商品館

2025-01-09 00:01:09 | <蘇州>生活

石路にロシアからの輸入品を扱うお店が何軒かできていました。

東北地方だと珍しくないですが、蘇州でロシアの食品を扱う店はあまり見かけません。

 

 

店の中には食品やお酒、雑貨が並んでいてロシア民謡が流れています。

お客さんの数はそんなに多くはありません。

 

 

試しに、ピクルス、ソーセージ、お菓子と蜂蜜を買ってみました。

 

 

中に牛のじん帯が入っていて美味しい。と店員さんにお勧めされたソーセージ。

 

 

スーパーで普通に売られている中国ソーセージと大差なし。個人的な感想は美味しくないです。

他にハルピンソーセージ風のもあったのでそっちがよかったかもです。

 

 

大きな瓶にはいったピクルスは15元なので、値段はそんなに高くないと思います。

 

 

こちらはまた買ってもいいかなと思えるぐらい、ごく普通に頂けました。

 

 

クッキーとロールケーキとハチミツ。クッキーとロールケーキは想像通り超甘いです。

ハチミツはまだ試していませんが白くなっているので本物かと思ってます。

 

 

このロシアスーパーの増殖については、中国人も気になっているようで、

気付いたことや調べたことをSNSに発信している人もいます。

 

 

彼が言うには、売っている商品はほぼニセモノだと。

確かに並んでいる商品は中国国内で生産されてロシアへ輸出しているのかと思われるものが多いです。

 

 

中国で生産された商品のパッケージには中国語とロシア語が印刷されており、

ロシアで生産されたものはロシア語のみで、中国語が書かれたシールが貼られています。

(日本で生産されて中国に正規輸入されたものも同じようにシールが貼られます)

 

 

気が付けば自分の住んでいる小区(マンション)の中庭にもロシア露店が。。

 

 

現在の中国とロシアの関係がこんなところにも表れているということなのかもしれません。

ロシアの食品や雑貨を扱う店について調べてみると、最近、あちこちに同じような店ができているようで、

SNSに発信していた場所は福建省の厦門(アモイ)と湖南省の長沙。

広東省にもあるという日本の方のブログ記事も見かけました。

もしかすると中国全土に広がっているのかもです。

 

 

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