駆け足旅行だったこともあって、今回の重慶ではほとんど簡単な食事で済ませました。
自分の備忘録として食べたものを纏めておこうと思います。
初日は高速鉄道(動車組)で重慶まで10時間、持ち込んだお菓子や列車の弁当で済ませました。
路線によって弁当の質、種類、値段は変わります。味は昔より良くなったと思います。
重慶地元の料理ではありませんせんが、陝西省岐山県の名物、岐山酸湯臊子麺を初めて食べました。
ちょっと酸っぱ辛いスープが特徴で、あまり食欲が湧かない時でもスルッと入る感じです。
散歩している時に何軒か見かけた餅(中華クレープ)のお店、煎餅道。
中国では朝ごはんに餅を食べる人も多く、朝早くから営業しています。
ここの餅はパリパリタイプではなく、中に入れる具材を選んで巻く柔らかいタイプです。
何も言わなければ基本辛いです。あまり辛くしないでと頼めば調整してくれます。
具材はお店推しの鶏肉とレタスで。写真では分かり難いですがかなりのボリュームです。
作ってもらう時に、なぜかケチャップは入れても大丈夫かと聞かれました。(入れました)
夜は火鍋を食べようと考えていましたが、どこに行っても2~3時間待ちと言われて断念しました。
10年ちょっと前の重慶では、ほぼ毎晩しっかり火鍋を堪能したのですが。。
今回選んだホテルの近くはとにかく人が多く、食事時は火鍋以外の店でもなかなか座れません。
ホテルに置いてあった近くのお勧めの店を見て、少し時間帯をずらして行くことにしました。
小酒館は本場四川料理(川菜)の店と紹介されていました。
火鍋はありませんが、品数は豊富です。
花菜炒腊肉。カリフラワーと腊肉(ラーロウ)の炒め物でおかずにもつまみにもなる優れモノ。
腊肉は塩や醤油で味付けした豚肉を干したもので、乾燥する冬に作ります。
腊という言葉には、干物の意味と旧暦の12月(腊月)という2つの意味が含まれています。
白菜炒粉丝。中華春雨と白菜、卵の炒め物です。
辛さ(唐辛子)はちょっと控えめにしてもらいました。
麻婆豆腐。これは辛さも全てそのままお店の味で。(汗拭き用のタオルを持ってきました)
長春でも蘇州でも麻婆豆腐ではなく麻辣豆腐という名前が付けられていることが多いです。
なぜ麻婆豆腐と言わないのか、理由は諸説あるようです。
本場四川の麻婆豆腐、やっぱり辛くて痺れます。でも食べだすと止まらなくなります。
とはいえ、ビールの力だけでは耐えられず、白ご飯の力も借りて頂きます。
小菜豆腐湯。さっぱりスープです。山椒でしびれた舌を元に戻します。
豆腐がかぶってしまいましたが、辛くなくてさっぱりしてそうなのが他には見当たらず。。
今回の重慶旅行では、洪崖洞の目の前にある重慶两江四季酒店というホテルを利用しました。
ここの朝ごはんは中華がメインで、辛い物から辛くないものまで種類も豊富で美味しかったです。
余談ですが帰りは飛行機を使いました。重慶江北国際空港も10年以上ぶりに利用しました。
見た目も中身も昔とはすっかり変わって、アクセスもしやすくなって全く別の空港来た感じでした。
また時間に余裕があったので、無錫空港から蘇州新区(新区イオン)まで、
初めて蘇錫公交1号線に乗ってみました。
蘇錫公交1号線は公共バスなので蘇州まで1時間以上かかりますが、節約したい方にはお勧めです。
この日はわずか2元(日本円で40円ぐらい)で蘇州新区まで帰れました。
重慶火鍋を食べられなかったのは心残りですが、次の機会の楽しみにとっておきます。
重慶周辺の自然や遺跡も見に行きたいですし、
時間が取れるようになったら三峡クルーズにも行ってみたいと思っています。