中国でのいろいろ

中国での生活、出来事をぼちぼち綴っていければと思っています。

上海 2年ぶりの浦東散歩

2023-07-27 00:07:27 | <上海>生活

少し前の話ですが、先月の端午節の連休中に久しぶりに上海へ出かけてきました。

連休だったので上海でホテルに泊まって夜景も眺めてきました。

 

 

余裕で日帰りできる上海でわざわざ宿泊したのは、

連休直前までドタバタしていて旅行の計画も立てられず、

少しだけでも旅行気分を。。ということもあります。

 

 

この2年間、浦東空港は何度か利用したので上海へ行くには行っていましたが、

真っ直ぐ空港に行くのと、空港から蘇州へ戻るかだけだったので、

上海の街中へ出かけるのは本当に久しぶりです。

 

オリジナルサイズ

 

上海の街並みも眺めたかったので今回の移動はもっぱら路線バスで。

上海駅南広場から隧道3線に乗って向かう先は浦東の陸家嘴。

 

 

まずは腹ごしらえから、最初に目指すのは上海環球金融中心(森ビル)。

 

 

ここにある日本料理屋さん、銀平でお昼の定食をいただくことに。

周りにあるレストランは銀平を含めて2軒以外、全て別の店に変わったか空き店舗になっていました。

 

 

以前はよく食べていた生姜焼き定食。

なんとなくボリュームが減った気はしますが、食べられる量も減ったので逆にちょうどよいかも。

サラダと小鉢も付いています。

もう3年ぶりぐらい銀平でしたが、1人の店員さんは憶えていてくれました。

 

 

食後に濱江大道へ。

黄浦江の浦東側にある濱江大道は川沿いに遊歩道が続く散歩にもってこいの場所。

ジョギング用の道や自転車用の道もあります。

 

 

コロナが始まって最初に身動きがとれなくなった2020年の2月ごろは、

まだ濱江大道の近くに住んでいました。

ロックダウンこそなかったものの食品を扱う店以外は全て閉まって、仕事にも行けず、

気晴らしによくここで散歩していたことを思い出します。

 

 

またこちら側からは外灘の夜景を楽しむこともできます。

個人的には、外灘から色とりどりにライトアップされた陸家嘴の高層ビル群を見るより、

濱江大道から優しい色でライトアップされたオールド上海の夜景を見る方が好きです。

 

 

上海で生活していた頃はずっと工事中で何ができるのか分からなかった、

東方明珠付近の黄浦江沿いのエリアには新しい遊歩道が完成していました。

 

 

この位置は外灘の景色を楽しむベストポジション。

もっと早く完成していたら毎晩散歩に行ったのに(さすがに毎日は行かないか。。)

 

 

東昌路まで歩いたので、浦東散歩の締めに渡し船に乗って浦西へ移動することにしました。

便数の多い渡し船ですが、連休ともあって行列ができていました。

 

 

陸家嘴巡りの2階建て観光バスの数も増えたようです。

渡船口には2台のバスが停まって客待ちをしていました。

 

 

この便の乗客は自分自身も含めてみんなお上りさん。

暑いのにみなさん2階のデッキへ一目散に駆け上がっていきました。

 

 

船を降りてから、老埠頭広場にでも行ってコーヒーでも飲むかと思っていましたが、

人混みに疲れてしまって歩く気になれず。。

再びバスに乗ってこの日予約したホテルのある淮海中路まで移動しました。

 

 

地下鉄は混みますが、休日の路線バスは空いているので休憩にもってこいの場所です。

 

 

ホテルで一休みしてから次は浦西のお散歩に出発です。

結局この日に地下鉄に乗ったのは、夜の散歩を終えてホテルへ戻るための1回だけで、

他は全てのんびりとバスで移動。窓から上海の街の景色を楽しみました。

 

 

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蘇州 拙政園の蓮と荷塘月色湿地公園の蓮

2023-07-20 00:07:20 | <蘇州>観光

早いもので蘇州の蓮の花はもう見頃を過ぎてしまいました。

蘇州で蓮の花を見ると言えば、拙政園と荷塘月色湿地公園が人気です。

 

 

今年は咲き始めの頃の拙政園と、見頃を少し過ぎた荷塘月色湿地公園に行ってきました。

 

 

拙政園はすっかり以前と変わらない数(例年以上?)の観光客で賑わっています。

雨の日でもこの通り。

 

 

蓮の花がたくさん見られるのは入り口に近い順に、まず芙蓉榭の周辺。

 

 

最も人気があるのが運香堂、梧竹幽居、雪香雲少蔚亭などに囲まれた池と、

 

 

荷風四面亭の周辺でしょうか。

写真は6月中旬頃、拙政園は荷塘月色湿地公園より咲くのは少し遅いようです。

 

 

以前は小滄浪や運香堂の後ろには睡蓮の花が咲いていたと思うのですが、

今年は見つけることができませんでした。

 

 

荷塘月色湿地公園には今月の始めに行ってみました。

まだまだ大丈夫だと思っていましたが、公園の人に聞くと一番の見頃はもう過ぎたとのことでした。

 

 

それでも大きな池にたくさんの蓮の花を楽しむことができます。

 

 

今年は初めて小舟に乗って鑑賞してみました。

(暑くてあまり池の中の木道を歩く気にもなれなかったもので。。)

 

 

時間はそんなに長くないのですが、木道から見るより、

もっと目の前で蓮の花を楽しめるので乗ってみる価値はあると思います。

 

 

小舟の料金は1人25元です。

休日でしたが行列はなく、すぐに乗ることができました。

 

 

船頭のおばあちゃんが帽子にするために蓮の葉を取ってくれたり、

蓮の実を取ってくれたりします。(全ての舟がやってくれるかは分かりません)

 

 

蓮の実は柔らかい皮を剥いて、中の白い実をそのまま食べることができます。

今の時期は、道端で蓮の実を売っていたりしますが、食べたのは初めて。

生のままで食べられるということも知りませんでした。

 

 

池の中の木道は、日差しを遮ってくれる場所が少ないので日傘か帽子は必須です。

大きな休憩施設は、入り口の近く(船の乗り場の横)とちょうど対岸辺りの2カ所あります。

どちらも心地よい風が吹いていて、エアコンがなくても涼しく感じます。

 

 

入り口の対岸側は、木がたくさん植えられているので木陰も多く、

以前はなかったと思うのですが、ベンチも所々に設置されています。

こちら側に来てのんびりされている人も多いです。

 

 

今年は地下鉄4号線の終点、龍道浜駅から荷塘月色湿地公園までの専用バスが、

6月末から7月2周目までの休日に運行されていました。

荷塘月色湿地公園の蓮の見頃はちょうどこのバスが運行されているタイミングになります。

また、龍道浜駅に直結した大悦城という大きなショッピングモールには、

和洋中いろいろな飲食店が揃っているので行き帰りに立ち寄るのもありだと思います。

拙政園と荷塘月色湿地公園、どちらも夏場は夜も開園しており、

表演(歌や踊りなどの出し物)やライトアップが楽しめるようです。

 

 

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江蘇省 宜興 玉女潭

2023-07-13 00:07:13 | <江蘇省>観光

宜興の玉女潭は唐代に造園された、山林の自然を活かした庭園です。

鍾乳洞の張公洞から車で5分ほどの場所にあります。

 

 

面積は16万平米あり、庭園と言うより公園という感じです。

歴史のある場所のようですが、観光地としてはあまり人気はありません。

 

 

ぐるっと一周してみましたが、途中で2~3人しか見かけませんでした。

結構いい感じの場所だと思うのですが、なぜこんなに誰もいないのか分かりません。

 

 

蘇州の休閑カードが使える場所なので入園料は調べていませんでしたが、

もしかするとちょっとお高いのでしょうか。。

 

 

雑木林の中にある小径には、おそらく人工的に配置したのではない、

大小様々な岩が並んでいて名前が付けられています。

 

 

明代には詩人や画家などがこの辺りで暮らしており、数多くの作品が造られたそうです。

 

 

また玉女潭はドラマや映画のロケ地にもなっています。

確かに、時代劇から現代ドラマまで、いろいろなロケに使えそうな雰囲気です。

 

 

油断していると通り過ぎてしまうような岩の割れ目の先に、一線天と小さな洞窟があります。

 

 

一線天をWikiで検索してみると、まさにその通り。

”巨大な岩の裂け目の狭い道を通ると、空がひとつの線でしか見えないような景観を持つ場所をいう。”

一線天から続く小さな洞窟は長さがとても短いのですが、びっくりするぐらいの冷気です。

 

 

景区の名前にもなっている玉女潭は、山の中に空いた深い淵になっており、

エメラルドグリーンの水が湛えられています。

 

 

天上の玉女が下界に降りた時、ここで水を浴び、修行を積んだことから、

玉女潭と名付けられたそうです。

 

 

人が少なくて荒れ果てているという感じは全くありません。

休憩できるようになっている亭や回廊もきれいに掃除されています。

 

 

緑も多く、一線天と洞窟もとても涼しい場所なのですが、

困ったことに蚊なのかブヨなのか、とにかく虫が多くてずっと耳元でブンブンいっています。

 

 

夏に来る場合は必ず虫よけスプレーを持参した方がいいです。

虫さえ来なければ木陰や亭でのんびり読書でもできそうな、とても静かで居心地の良い場所です。

 

 

蘇州から宜興まで結構距離はありますが、張公洞も玉女潭も路線バスを乗り継いで行くことが可能です。

百度で調べてみると、蘇南机場巴士(蘇州線)→蘇南机場巴士(宜興線)→宜興201路と、

新しくできた無錫空港バス路線を使うと乗り換えも少ないようです。

時間は4~5時間ぐらいかかりそうですが、ちょっと試してみたくなりました。

 

 

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江蘇省 宜興 張公洞(2回目)

2023-07-06 00:07:06 | <江蘇省>観光

宜興は鍾乳洞、竹林、茶器などの焼き物が有名な場所です。

日本のYahooなどで、”宜興”を検索すると最初に出てくるのはきっと急須の写真だと思います。

 

 

宜興は市なのですが、行政管轄としては無錫市に属します。

太湖の東岸で、ちょうど常州と無錫の境目ぐらいに位置しています。

 

 

今回の日帰りドライブで、久しぶりに張公洞に行ってみました。

周りの景色や景区の中は以前とあまり変わっていないようです。

 

 

蘇州の太湖西山にある林屋洞もそれなりに大きい鍾乳洞なのですが、

中に入ってもそんなに涼しい感じはありません。

でも、宜興の鍾乳洞はエアコンが効いてるのかと思うぐらい外との温度差があります。

 

 

張公洞は山の中の鍾乳洞で、麓に入り口があって出口は山の上の方になります。

入り口付近が一番涼しくて、出口に近くなると暑くなるので、中に入るとあまり動きたくありません。

 

 

湿度はとても高いです。

洞窟の中の狭い通路や階段になっている場所は滑りやすい所もあるので要注意。

 

 

昔使っていたスマホは、暗い場所では全く写真が撮れなくて、

以前行った時には全部ピンボケ写真でしたが、

今は何があるかぐらいはちゃんと分かる写真を撮ることができます。

 

 

中国の洞窟ならではの原色のライトに照らされている所もありますが、

他の洞窟に比べるとライトは少ない方なのかと思います。

 

 

張公洞の出口は上りの階段が続きます。(そんなに長くはありません)

せっかく涼しくなっても最後は汗だくになったことを思い出しました。。

 

 

山の上には道教のお寺があります。

木陰もあるので風が吹いてさえくれれば、ここで一休みするのもよいかと思います。

 

 

以前はお寺にも売店があったかと思うのですが、今はもう無くなったようです。

飲み物などは持参するか、景区に入る前に売店で買っておく方がよさそうです。

 

 

張公洞には、2種類の川下り遊びがあります。

ひとつは洞窟の中をボートで下る地下河探検、もう一つは急流すべりの竹林漂流。

 

 

前回来た時にはスルーしたのですが、今回は距離の長い竹林漂流を試してみることに。

どちらもそんなに人気がある訳でもなさそうで、並んで待つこともありません。

 

 

使い捨てのカッパと靴カバーは乗り場で15元で売っています。

少しでも濡れるのが嫌ならこれを買ってもよいかと思いますが、

全身ずぶ濡れになるような急流ではなく、靴とズボンが少し濡れるぐらいでした。

 

 

景区の出口にある売店では陶芸体験ができます。

店の人は無料でできると言っていましたが、何をどこまで無料でできるのかは分かりません。

 

 

お土産物屋さんには、宜興らしく陶器が並んでいます。

物の良し悪しは別として、こういう場所で買っても値段はそんなに高くありません。

 

 

宜興には他にもいくつか鍾乳洞があります。

まだ行ったことはないのですが、たぶん、善巻洞が最も有名なのかと思います。

張公洞の近くにある霊谷洞は、張公洞よりもさらに涼しくて中も広いです。

冷蔵庫気分を味わいたいなら霊谷洞のほうがお薦めです。

 

 

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