山岳都市ならではの景色を求めて散歩に出かけてみました。
中国のSNSでは重慶のことを3D都市、最近では8D都市とも呼ばれています。
まずは弹子石老街へ。
崖の上の入り口(弹子石正街)まで軌道交通環線の弾子石駅から1kmぐらいの距離です。
弹子石老街は、2018年開業の古い街並みを再現した商業施設です。
こちら側の入り口は清代に造られた百歳坊などが再現されており、少しだけ老街観?があります。
かつてここに本物の教会があったのでしょうか。一徳堂という教会の建物もあります。
ちなみに後ろのマンション群はもっと低い所に建っているので、ここの地面が1階ではないです。
長江までの高低差は80mあります。
途中にはいろいろなお店が並んでいます。
夜の方が賑やかなのでしょうか。
ただ上の方にはまだあまりテナントが入っていないようでちょっと寂しい感じです。
弹子石正街からだと下りになるので、戻りさえしなければ楽です。
というか、やっぱりここもエスカレーターが停まっていて、下まで降りたら戻る気にはなれません。。
泰昌路を渡った先には長嘉匯購物公園という大きなショッピングモールになっています。
レストランも各種揃っているようなので、辛い物が苦手な方は助かるかもです。
ここには長江と嘉陵江の合流点となっている朝天門が眺められる展望広場があります。
残念ながら重慶らしい霞んだ空に加えて雨まで降って眺めはいまいちでした。
次に向かうのは、弹子石の西、山の上の方にある盤龍立交(盤龍ジャンクション)。
既に逆方向の長江沿いの南濱路まで下ったのでバスを使って登ります。
重慶で初めて路線バスを使いました。勾配がきついので山道と同じようにカーブが多いです。
わずか3駅と言えどもひたすら登りの急こう配を歩くのはきついです。
ただし、盤龍立交の近くにはバス停も駅もないので、最寄りのバス停から1kmほど歩きます。
この辺りは比較的新しそうな高層マンション群になっていて、観光客が来るような場所ではなさそうです。
学苑路の突き当りにあるのが黄桷湾公園。
黄桷湾公園には、世界で最も複雑な立体交差とも言われる盤龍立交を見下ろせる展望台があります。
盤龍立交は高さが37mの5層構造で15本の道が交差しており、ランプ部分は20本あるのだそうです。
重慶は道を1本間違えると、丸一日抜け出すことができないなんていう笑い話もよく聞きます。
写真だけでは複雑さがあまり伝えられないので動画も撮ってみました。
動画を見ればもう少し分かるかと。
盤龍立交は中国のSNSなどで更に複雑に見えるようにデフォルメされた投稿もよく見かけます。
もっと人がいるのかと思いきや、後から来た家族連れ以外誰もいません。。
重慶は暖かいので黄桷湾公園の梅の花は1月末にはすでに咲いていました。
梅の花が咲いているのを見て次の目的地を決めたのですが、これはちょっと残念な結果に。
8D都市のお散歩はまだ続きます。