中国でのいろいろ

中国での生活、出来事をぼちぼち綴っていければと思っています。

蘇州 金科大酒店のランチバイキング

2021-08-26 00:08:26 | <蘇州>食事・喫茶

蘇州の高新区にある金科大酒店は2015年に開業した5つ星クラスのホテルです。

割引を利用すればランチバイキングが平日なら100元ちょっとで頂けます。

 

 

このホテル、濱河路×楓津大街(何山路から濱河路を北の方向へ徒歩5分ほど)の場所にありますが、

仕事の人が利用するホテルなのか観光客が利用するホテルなのか、いまいちターゲットが分かりません。

 

 

大衆点評などで探すと今でもランチバイキングが平日108元、休日148元で出てきます。

平日にしか行ったことはないですが、混んでいることもなく落ち着いて食事できます。

 

 

料理の方は中華の品数が多いです。

とりあえず和洋中揃っていて和食コーナーにはお刺身もあります。

 

 

出てきた料理を奪い合うなんてこともないので、

盛り付けだってその場で好きなように楽しめます。

 

 

中華は各地方の辛いものから甘いもの、一人小鍋コーナーもあります。

今回は中華には目もくれず、普段食べられないものばかり選んで盛ってみました。

 

 

中国では珍しくパイシチューがありました。

パイ生地はサクサクでとてもいい感じ、中身のシチューは改良の余地ありかと。

でも、中国に来てから初めてお目にかかったので思わずおかわりまでしてしまいました。

 

 

私にとってのお気に入りは、お酒コーナーが結構充実しているところ。

果実酒なども並んでいました。

まぁ、いろいろあっても基本ビールしか飲まないけど。。

 

 

特にこれがお薦め、といった料理があるわけではないのですが、

この環境で、この値段で食べて飲めるならちょっとお得感があります。

 

 

料理がなくなったまま長時間放置されているようなこともなく、

ちゃんと都度都度補充しているようです。

 

 

デザートコーナーには小さなケーキやアイスクリームなど。

こちらは、彩や味的には米国や中国の方が好みそうなものが多い感じ(私見です)。

 

 

中庭にはテラス席があります。

春や秋だと外で食べる方が気持ち良さそうです。

きっとここだと解放感で飲みすぎてしまいそうな予感も。。

 

 

食事は中で、食後のデザートとコーヒーは外でというのもありかと。

 

 

品数がもっと豊富で値段もリーズナブルな人気バイキング専門店だってありますが、

どうしても喧噪の中での食事ということに。。

5つ星クラスのホテルのバイキングならそれなりに静かですし、

どの国の人と一緒に行っても何かしら食べられるものがあるので、

そんなに気を使う必要のない昼間のプチ接待に使ってみてもいいかなとも思いました。

 

 

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吉林省 延辺朝鮮族自治州 長白山百花谷朝鮮族百年古村落

2021-08-19 00:08:19 | <吉林省>観光

長白山百花谷朝鮮族百年古村落は朝鮮族の文化や歴史を紹介する観光施設です。

オンドル付きの宿泊施設(朝鮮族民宿)もあるようです。

 

 

中国の朝鮮族のうち、60%ほどは吉林省に居住しています。

その中でも朝鮮族全体の40%以上は延辺朝鮮族自治州で暮らしているそうです。

 

 

古村落の中には朝鮮族民族博物館、朝鮮族非物質文化遺産展覧館などがあり、

朝鮮族の民族衣装を着たガイドさんが説明してくれます。

 

 

どちらも建物はそう大きくなく展示物も多くはありません。

民族博物館では、生活用品や農機具、中国で暮らす朝鮮族の歴史をなどを紹介しています。

 

 

朝鮮人の中国移住が増えたのは清代に長白山周辺地域での朝鮮人参採取や狩猟など、

立ち入りを禁止する封禁令を解除してからだそうです。

この説だと割と近代になってからということになります。

 

 

朝鮮族非物質文化遺産展覧館では民族衣装や食文化などの展示や、

キムチ作りの紹介や体験などもできるようになっています。

 

 

行った時間が遅かったので残念ながら説明と試食だけでキムチ作り体験はできず。

土産物屋さんでキムチがあれば買うつもりでしたが、なぜかこちらも見つからず。

必ずあると思っていましたが残念。。

 

 

白壁に瓦屋根の家々は釘を使わない建物なのだそうです。

施設内に家を与えられて暮らしているという朝鮮族のおばさんからお話を聞くというのもあります。

 

 

個人の家ということで室内の撮影は禁止になっていました。

確かに家の中に炊事道具や食器などが置かれているのですが、生活感はなくちょっと嘘くさいです。

朝鮮人参の話題になると、箱の中から朝鮮人参や鹿角など取り出して商品説明と販売が始まります。

 

 

園内のレストランでは食事と朝鮮民族舞踊が楽しめるようになっています。

ここは中国の朝鮮族レストランで、北朝鮮レストランではありません。

値段は一人150元ぐらいです。

 

 

朝鮮の民族衣装は日本でも何度か見かけたことがあります。

食事の方は値段の割に大したことはありませんが、お味の方はまあ大丈夫でした。

 

 

朝鮮っぽいのはキムチと海苔巻きとお餅、吉林らしいものは木耳。

お皿が円卓に合わせて綺麗に並ぶようになっているのは、もしかすると朝鮮風なのかもしれません。

 

 

舞台の方も大した趣向がある訳でもなく素朴な感じですが、

可愛らしいお嬢さんたちが華やかな民族衣装を着て踊ってくれます。

 

 

過去の歴史からも中国東北部と朝鮮半島は、日本との関わりも多くありました。

中国語、朝鮮語、日本語が話せる人を見かけたら基本的に朝鮮族の人です。

長春には日本語を教える大学も多いので日本語を勉強したことのある若い世代も結構います。

また、中国語を学びに来る日本人語学留学生も地方都市としては多い方だと思います。

 

今回、本当に久しぶり(4年ぶりぐらい)に長春以外の吉林省へ出かけました。

最近は残念なことに蘇州のある江蘇省で大規模クラスターが発生したり、

張家界などの観光地でもコロナ患者が出たりしたため各地で対策が強化されています。

中国では滞在先で患者が見つかるとその街から出られなくなったり、

隔離されたりするリスクもあるので、しばらくの間、旅行に出るのは難しそうです。

 

 

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吉林省 延辺朝鮮族自治州 長白山北景区(長白山北坡)

2021-08-12 00:08:12 | <吉林省>観光

長白山北景区(長白山北坡)や周辺には、山頂の天池以外にも見所がたくさんあります。

麓でも美しい自然の風景が楽しめます。

 

 

北景区内には、いくつかのコースの巡回バスが運行されていますので、

バスに乗って効率よく見所を巡ることができます。

 

 

冬にはマイナス20度以下になる場所ですが、夏は森林の緑がいっぱい。

日本でも高地でよく見かける白樺や、ナラ、モミ、楓、松などなど樹木の種類も多いです。

 

 

最も人気のある場所(というか北景区に来れば必ず訪れる場所)は長白瀑布です。

天池の水の出口は北側の天豁峰と龍門峰の間にあります。

水は山頂付近の峰の間を通り、その後落差68mの滝となって流れ落ちます。

この辺りはまだ標高も高く、背の高い木が少ないので遠くからでもよく見えます。

 

 

巡回バスを降りてから長白滝の近くまで二道白河に沿って歩きます。

長白滝までの道のりは氷谷大峡という深くて幅の広い谷になっています。

 

 

長白山は休火山なので、麓には温泉が多く北景区周辺にも温泉施設が数多くあります。

遊歩道沿いにある聚龍温泉は60度~80度ぐらいのお湯が湧き出ています。

 

 

滝から少し離れた場所にある小天池は木々に囲まれた静かな池です。

綺麗な水の中にはオオサンショウウオが生息しています。

頂上の天池には水の流入口がありませんが、逆に小天池は水の出口がありません。

 

 

緑水淵潭では、山の湧水が26mの崖から流れ落ちています。

ここには休憩施設や売店があって食事もできそうな感じです。

でも、何か簡単な食べ物を持ってきて小天池のベンチで食べる方がお薦めかもです。

 

 

地下森林と呼ばれる場所は地溝帯になっており、

長白山の北側斜面では最も標高が低くなっているそうです。

標高が低いため緑の木々が生い茂り、歩くととても気持ちの良い所です。

 

 

北景区以外の場所でも自然を満喫できる場所が点在しています。

ゴムボートで渓流下りをしてみました。

急流ではないのでずぶ濡れになる心配もなく森の中をのんびり川下り。

それなりに川幅もあるので、後ろから急かされることもありません。

 

 

吉林露水河国家森林公園は、いかにも東北という感じの森林公園です。

澄んだ池の向こうには電線も高い建物もなく緑の大地と青い空がずっと広がっています。

 

 

この池にはマスの養殖場があり、量り売りもしているようでした。

私の場合、中国の淡水魚は基本的に食べないのですが、

この水で養殖されたマスだったら大丈夫そうです。

 

 

沐氧園と和露園は、アカマツ、ヤチダモ、トネリコ、アムールシナノキなどの森になっています。

ネットで調べてみると、この森の空気中のマイナスイオン含有量は、最大40,000lons/cm3だそうで、

吉林森工空気公司という会社がここで空気を採取して売っている?ようです。

 

 

長白山といえば朝鮮人参が有名です。アカマツがあるので松茸も取れます。

また二道白河地域のアカマツは、美人松(長白松)という希少種になります。

中国東北部は自然が豊かで、美しい風景や素朴で美味しいもの、体に良いものが楽しめる場所です。

有名な観光地から少し外れるだけで人もいません。

温泉に浸かって、自然の中で心身をリフレッシュしたい時には是非どうぞ。

 

長白山の過去記事はこちら。

吉林省 延辺朝鮮族自治州 長白山の天池 (長白山北坡)

吉林省 白山市 長白山西景区(長白山西坡)

吉林省 白山市 万達長白山国際度暇区

 

 

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吉林省 延辺朝鮮族自治州 長白山の天池 (長白山北坡)

2021-08-05 00:13:00 | <吉林省>観光

長白山の一番の見所といえば、山頂にあるカルデラ湖の天池とその周りにある峰々です。

山頂の天気は変わりやすく、天池が見られたよと言えば、それは運が良かったねと返されます。

 

 

1日目に行った西景区(西坡)からは霧と雨で天池を望むことができず、

2日目は北景区(北坡)からのリベンジです。

 

長白山西景区の記事はこちら

吉林省 白山市 長白山西景区(長白山西坡)

 

 

北景区は山の麓も含めて見所もたくさんあり、西景区と違って多くの観光客が訪れます。

入り口は朝早くから団体旅行客やチケットを買う人などで混雑しています。

 

 

この日は朝からいい天気、午前中は間違いなく山頂も大丈夫。

という訳でまずは山頂行きのマイクロバスに乗って天池へ向かいます。

 

 

このマイクロバスには前から順に定員になるまで乗せられるので、

運が悪いと同じグループであっても分かれて乗車になります。

山を上るにつれ車窓の景色も変っていきます。

 

 

バスが到着するのは山頂付近なので、ほとんど登らずに天池まで行くことができます。

北景区は子供からお年寄りまで楽しめるようになっています。

当然のことながら麓から山頂まで混雑していますけど。。

 

 

6月末頃までの天池は凍っています。

山頂の天池と周囲の峰々は季節ごとに美しい風景が楽しめます。

 

 

天池を囲む白雲峰、龍門峰、鉄壁峰、天門峰などの標高2500mを越える峰が16あり、

最も高い峰が北朝鮮側の白頭山(将軍峰)で2744m、中国側の最高峰は2691mの白雲峰です。

 

 

長白山の主峰になる白頭山には白色の軽石が堆積しており、

山が白く見えることからこの名が付いたとされています。

山は大昔から朝鮮民族や満州民族の聖地となっていました。

 

 

カルデラ湖の真ん中から半分が北朝鮮領になっています。

北東方向は北朝鮮とさらにその先、直線距離200kmほどでロシア国境になります。

 

 

天池は周囲13.1km、水深373m、

水面の高さは海抜2189.1mと、世界最高、最大、最深のカルデラ湖です。

松花江、鴨緑江、図們江という3つの川の水源になっていますが水の入り口はありません。

 

 

中国東北地域最高峰の長白山は山東省の泰山、安徽省の黄山、四川省の峨嵋山などと共に

中国十大名山のひとつに数えられています。

湿度や地形の関係で年間250日以上は霧に覆われるそうです。

 

 

天池にもネス湖のネッシーのように怪獣がいると言われています。

昔からいくつもの目撃情報や写真、動画が撮影されていますが真偽のほどは??です。

 

 

山頂付近にある天池気象観測所は1958年に開設されたそうです。

気象観測所に因んで、この上にある峰を天門峰と呼んでいます。

北景区から長白山に登るとこの天門峰から天池を望むことになります。

 

 

この日は運よく天気に恵まれて、念願の長白山天池を堪能することができました。

夏休み期間や紅葉が始まる10月の国慶節連休などはさらに人が多いのでしょう。

山頂を楽しんだ後は、北景区の自然や天池から流れ落ちる長白滝などを見に行きました。

長白山北景区(長白山北坡)は、観光シーズンには事前予約が必要です。

 

 

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