中国でのいろいろ

中国での生活、出来事をぼちぼち綴っていければと思っています。

雲南省 昆明 官渡古鎮

2021-12-30 00:03:10 | <雲南省>

昆明市の郊外にある官渡古鎮は1000年以上の歴史がある古鎮です。

唐代の南詔国や大理国の時代から滇池(てんち)湖畔にある交通、交易の要所でした。

 

 

宋代には滇池を往来する船の埠頭が官渡古鎮に設けられました。

役人たちがここで船を乗り降りして役所や各地へと向かうため、官渡の名が付いたとされています。

 

 

断層の陥没によってできた滇池は水産資源も豊富な雲南省最大の湖で、別名昆明湖といいます。

湖の西側にある海口河から流れ出す水は最後に長江上流の金沙江へ注いでいます。

 

 

湖岸の周辺には石器時代から人が暮らしていた跡が残されており、

地下の地層からは湖で多く採れるタニシなどの貝塚も見つかっています。

 

 

官渡古鎮には貝殻と粘土を混ぜ合わせた土塀が現存しているそうです。

また五山、六寺、七閣、八廟と呼ばれる唐代から清代にかけての旧所名跡があります。

 

 

北門(古鎮の北東側)の近くには妙湛寺金剛宝座塔があります。

明代に造られたとされる妙湛寺金剛宝座塔は、中国国内で最も古い金剛宝座塔のひとつです。

金剛宝座塔の北側にある官渡少林寺の前には2本の仏塔が建っており、

見る角度によって崇聖寺三塔と同じような配置に見えます。

 

 

人通りの多い場所にはもう古い建物はほとんど残っていないような感じです。

古鎮の広場や通りは地元の人々や観光客で夜遅くまで賑わっています。

 

 

露店から小吃やレストランなどなど、とにかく食べ物屋さんが多いです。

どの道を通っても必ず食事の店がある感じ。

 

 

雲南の名物で、官渡古鎮でも味わえるのが、

米粉を固めてから蒸して作った餌塊や米粉から作った麺の米線です。

餌塊は炒め物に入れたり、薄く伸ばしてクレープ状にしたものに具材を巻いて焼いたりします。

 

 

ありきたりですが私の雲南で思いつくものと言えば過橋米線。

今回利用したホテルでも必ず朝ごはんに米線を提供していました。

 

 

米線は上海でも蘇州でもどこにでもありますが、

せっかくなので本場で具材と熱々スープと麺が別々に出てくるタイプを食べておかないと。

 

 

クラブやバーのような大人のお店が並ぶ通りもあります。

雲南と言えば、”麻薬”というイメージもまだ残っていますので、

もしかするとこういう場所はちょっと気を付けた方がよいのかもしれません。

 

 

子供が喜びそうなゲームコーナーやお化け屋敷など、

大人と子供が一緒に遊べるような施設がずらっと並んでいる通りもあります。

 

 

夜にしか行っていないので昼間の様子は分かりませんが、

おそらく夜の方が賑やかになる場所のような気がします。

 

 

昆明の中心部からは少し離れた場所ですが、

近くには雲南省博物館をはじめいくつかの博物館もありますので、

歴史や地理などに興味がある方なら博物館巡りをしてから、景色を楽しむ方なら滇池で遊んでから、

古鎮で晩ごはんと夜遊びのような感じの観光もできるかと思います。

 

明日は大晦日、早いものでもう1年が終わろうとしています。

みなさま、どうぞ良いお年をお迎え下さい。

 

 

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雲南省 大理白族自治州 大理古城と崇聖寺三塔

2021-12-23 00:12:23 | <雲南省>

周囲を山々に囲まれた大理白族自治州の州都である大理市の標高は約2000m、

大理には洱海という大きな湖があり、大理古城は洱海の西側に位置しています。

 

 

大理には白族をはじめ、チベット族(藏族)、イ族(彝族)、タイ族(傣族)、ナシ族(納西族)、回族など、

13の少数民族が暮らしています。

唐代はチベット・ビルマ族の南詔国、宋代には白族によって大理国が建国されました。

 

 

その後、フビライ・ハンの率いるモンゴル帝国軍に滅ぼされ梁王国となり、

梁王国も明によって滅ぼされ明代以降は中国の一地域となりました。

 

 

大理古城の周囲は高い城壁で囲まれており城壁の長さは約6kmあるそうです。

東西南北それぞれに大きな門があります。

 

 

現在の古城は明代に再建されたものですが古い建物はほとんど残っていません。

1982年に大規模な修復工事が行われ観光地化されました。

 

 

城壁の中は観光施設や商店だけでなく白族の人々が普通に暮らしています。

映画館や学校、病院などの公共施設もあります。

 

 

古城の中にある石畳の道の多くは歩行者専用で大勢の観光客が行き交います。

ここではファストフードチェーン店や銀行などの外観も周囲との景観に合わせています。

 

 

道は南北方向と東西方向の碁盤の目のようになっています。

南門から北門に通じる復興路が観光客で賑わうメインストリートです。

界隈にはカフェ、レストランや若者向けのお土産物屋さんなどがずらっと並んでいます。

 

 

東西方向の道は人がちょっと少なくなりますが、遠くに蒼山を見ることができます。

玉洱路や人民路にも大理石の加工品、銀製品や藍染めなどを売る店がたくさんあります。

大理と言えばその字の如く大理石でも有名です。

 

 

洋人街とも呼ばれる護国路には外国人向けのお店や宿泊施設などがあり、

夜になると外国人観光客で賑わうそうですが、今のご時世では外国人を見かけることはほとんどありません。。

早く元通りになってほしいものです。

 

 

大理はチベット、雲南、ミャンマーを結ぶ茶馬古道の要衝でした。

古くから交易で栄え、プーアルなどのお茶の産地としても有名です。

 

 

大理古城の北側には崇聖寺があります。

崇聖寺は唐代に建立された仏教寺院で三角の形に配置された崇聖寺三塔で有名です。

 

 

崇聖寺自体は戦乱や火災によって全ての建物が消失し三塔だけが残っている状態でしたが、

近年になってから天王殿、弥勒殿、十一面観音殿、仏殿など多くの建物が再建されました。

 

 

寺の後ろにそびえるのは蒼山、前には洱海が広がっています。

この日も天気は良かったのですが、残念ながら蒼山も洱海も霞んで綺麗には見えませんでした。

 

 

崇聖寺三塔はレンガ造りで、中央にある千尋塔は高さ69mの16層になっています。

千尋塔の後方にある2つの塔は10層で高さは42mあります。

 

 

崇聖寺と千尋塔は同時期の南詔王の時代(唐代)に建立されましたが、

後方の塔は大理国の時代(宋代)に造られたものとされています。

 

 

長い歴史の中で幾度となく戦乱や地震などの自然災害みまわれましたが、

三塔は倒れることなく現在まで残っており、大理のランドマーク的な存在になっています。

 

 

大理古城も崇聖寺も広いのでこの日はたくさん歩きました。

最後は大理駅から高速鉄道で昆明まで移動。

大理と昆明の間はそれなりの数の列車が運行されているので便利です。

 

 

1000年を超える歴史がある大理は商業や観光業だけでなく工業、農業、水産業なども盛んな都市で、

麗江やシャングリラとは違う暮らしの豊かさも感じることができます。

発展と共に古い物の多くは失われていますが、

少数民族の文化や歴史、街の後ろにそびえる山々や洱海などの景色も楽しめる場所です。

 

余談ですが、先ほど江蘇省でM4程度の地震がありました。

おそらく蘇州では震度1程度を観測したのかと思いますが、私は全く気付きもしませんでした。

でも、日本と違って地震が滅多に起こらない地域なので、

皆さん地震慣れしていませんから、SNS上ではちょっとした騒ぎになっています。

 

 

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雲南省 大理白族自治州 洱海と周城の絞り藍染め体験

2021-12-16 00:12:16 | <雲南省>

雲南省大理の洱海(日本語読みで”じかい”)は雲南省で2番目に大きい湖です。

中国全体では7番目の大きさ、雲南省では湖のことを海と呼びます。

 

 

以前、麗江、玉龍雪山やシャングリラを旅行した時に大理にも立ち寄ったのですが、

記事にするまでずいぶん時間が経ってしまいました。。せめて年内には書き終えないと。

 

 

洱海は南北方向に長い形で、耳の形に似ているとのことでこの名が付けられました。

平均水深は11mで、最深部では20mほどあり結構水深の深い湖です。

湖から流れ出た水は、最後にはメコン川へ注ぎます。

 

 

ツアー料金にはレンタカーの代金も含まれていたので、湖岸巡りに車を使うことにしました。

車はベンツのスマートを指定したのですが、まさかピンク色とは。。

レンタカーの主な目的は車と一緒に結婚写真や観光写真を撮るためなのでしょう。

運転中にピンクのアウディやビートルなども見かけました。

 

 

残念ながらあまり時間がなかったので、湖の東側湖岸に沿って走ることのできる環海東路を2時間ほどドライブ。

小さなスマートは見晴らしの良さそうな場所や人が集まっている場所を見つけて隙間にサクッと駐車できます。

 

 

理想邦旅游小鎮という湖岸の高台にあるリゾート施設からは遠くの山々や、

洱海にある3つの島のひとつ、金梭島などが見渡せます。

天気はまずまずだったのですが、標高4000m越える遠くの山々が霞んでしまい景色は今一つでした。

 

 

1990年代後半から2000年代にかけて、生活排水などによる富栄養化が進み、

アオコなどが大量発生した時期もありましたが、水質や環境保護政策で徐々に改善されているようです。

2010年~11年には「窒素・りんの水質総量削減に係る日中共同研究」でも取り上げられており、

浄化作用を復活させるために湖の西側では大規模な湖岸修復工事も行われています。

 

 

洱海には、弓魚(大理裂腹魚)と大理鯉などの固有種が生息しています。

漁業も盛んで江蘇省の太湖から持ち込まれたシロウオの養殖もおこなわれているそうです。

 

 

洱海の西側にある周城という白族の村では染物の体験ができます。

周城は昔から藍の産地として知られており、絞り藍染めを作る工房がいくつもあります。

 

 

白族の家は、”三坊一照壁、四合五天井”と呼ばれる造りになっています。

三坊は、中央の大きな正房と両側にある2つの廂房で、正房は家長の住む建物です。

一照壁とは、中庭を挟んで正房の対面にある立派な白壁の塀で書や画、大理石などで装飾されています。

 

 

四合五天井とは正房、2つの廂房、倒座房の4つの建物が中庭を囲むように建てられ、

大きな中庭が1つと小さな4つの中庭があります。

四合五天井の家に住むのは裕福な一族で、造りは漢民族の四合院形式の影響を受けているそうです。

絞り藍染め体験ができる工房は三坊一照壁造りでした。

工房のガイドさんが家の造りと絞り藍染めの工法や歴史などについて説明してくれます。

 

 

絞り染めは、模様などの白く残す部分を糸などで縫って絞ります。

その後、染料に浸けて染めた後に糸を抜きます。

これは体験で作った絞り藍染め、模様の部分がちゃんと白く残っています。

 

 

体験で使う布は、絞りの工程が後10針ぐらい残した状態になっています。

まず最初に自分の好きな図柄を選んで、布に付いている番号を覚えておきます。

図柄はたくさんありますので選ぶときにちょっと悩みます。

 

 

次に白族のおばあちゃんに見てもらいながら絞りの最後の仕上げを行います。

針仕事が苦手な方は、おばあちゃんに丸投げしても大丈夫。

 

 

藍染の作業も白族のおばあちゃんが行います。

染料の主な成分は板藍根、染料以外にも抗菌や抗ウイルス作用があるとされ、

中国では風邪予防の薬として一般的に用いられています。

私もちょっとのどの調子がおかしいかなと思う時にはよく飲んでいます。

 

 

乾燥機に入れて乾かした後に糸をほどいた布を受け取ります。

この時に布の番号を見て、自分が造った(絞った)布を探します。

乾くまで白族のおやつの試食販売や絞り藍染めの売店を見て待ちます。

実際に自分で行う作業はほとんどありませんがそれなりに楽しいです。

 

 

売店にある染め終わった綺麗で大きな布など、

買いたい衝動に駆られましたが、何に使ってよいのか分からず断念。

周城の絞り藍染めは、日本の国立民族学博物館で展示されていたこともあります。

 

 

湖沿いにドライブで景色を楽しめるのは東側、東側には大理空港もあります。

遠くの山までしっかり見える時の景色はもっと素晴らしいのだと思います。

大理市の市街地は南側で高速鉄道駅などがあります。

西側には周城以外に大理古城や崇聖寺三塔などの観光名所があるので、ぐるっと一周見所があります。

 

 

余談ですが、スマートってものすごく運転しずらかったです。。

ドイツのアウトバーンで大きな車と一緒に疾走する姿を見ていたので、

小さくても安定感があって小回りも効いて乗りやすい車かと思っていましたが、想像とはずいぶん違いました。

 

 

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雲南省 G214(西景線) 迪庆藏族自治州~麗江~大理白族自治州

2021-07-15 00:07:15 | <雲南省>

G214(西景線)は青海省を起点にチベット自治区、雲南省を通る全長3296kmの国道で、

雲南省内ではシャングリラのある迪慶蔵族自治州と麗江や大理白族自治州などを結ぶ主要幹線道路です。

 

 

現代の茶馬古道といったところでしょうか。

この国道はチベット族、ナシ族、白族など雲南の少数民族の暮らす村を繋いでいます。

道沿いには、世界自然遺産の三江併流地域や哈巴雪山もあります。

 

 

麗江市の郊外には、長江源流のひとつ金沙江が流れており、長江第一湾、虎跳峡などの観光名所があります。

中国の大河、長江上流の金沙江と東南アジアの大河、メコン川上流の瀾滄江とサルウィン川上流の怒江が、

狭い範囲で合流することなく並行して流れていることから三江併流と呼ばれています。

3つの大河の中で、金沙江だけが麗江近郊で約100度と大きく湾曲して四川省方向に向かいます。

 

 

この湾曲した部分は長江第一湾と呼ばれています。

もしここで金沙江が曲がっていなければ、他の川と同じように東南アジア方向に流れており、

中国文明や歴史は大きく変わっていたと考えられます。

G214沿いからでは曲がっているのがよく分かりません。。山の上にはよく見える場所があります。

 

 

金沙江流域の多くは深い谷の中を流れているのですが、麗江近郊は川幅が広く流れも緩やかになります。

このためこの辺りは昔から戦いの要衝になっており、ここで川を渡って諸葛孔明が四川から雲南へ侵攻したり、

フビライハンがモンゴルから攻め込んだりという歴史があります。

麗江からシャングリラへ向かう途中、虎跳峡付近でG214は金沙江を渡ります。

橋を渡ると迪慶蔵族自治州、もうシャングリラ地域です。

 

 

橋を越えて迪慶蔵族自治州に入ってもすぐにすべてがチベット族の集落に変わる訳ではなく、

ナシ族や白族の村々もあります。

また、この辺りにはまだ所々に農作物を育てている畑も見えます。

 

 

G214と現在建設中の香麗高速道路は大部分で並走してしていますが、

トンネルがないG214は途中で山越えのために大きく迂回します。

すでに標高は3000mを越えています。

 

 

山道の途中にある哈彝雪山(哈巴雪山)観景台では真っ黒に日焼けしたチベット族のおじさんが、

車が来ると記念撮影用のヤクとスタンバイして待っています。

天気の良い日はもっと綺麗に哈巴雪山が見えるはずです。

 

 

山の中のトイレはすべて有料です。

トイレは扉のないオープンタイプでしたが珍しく?中は綺麗に掃除されていました。

売店ではいろいろ売っていますが買ってもよいのは果物だけ、それ以外はちょっと。。だそうです。

 

 

山道を抜けると景色は変わって広い放牧地とチベット族の村になります。

チベット族の家の屋根には必ず旗が数本立っています。

この旗の色によって、来客中であるとか妊婦がいるなどなどをお知らせします。

 

 

道沿いのあちらこちらにはタルチョや仏舎利塔が見えます。

夏になると牧草の緑が多くなりもっと景色も鮮やかになると思います。

 

 

巨大な仏舎利塔、香格里拉塔中塔が見えるとシャングリラ市街地へ到着です。

ここが街の玄関口になります。

 

 

一番北で標高も高いシャングリラ、順に麗江、大理と南に行くにつれ標高も低くなります。

大理白族自治州ではシャングリラと違って緑豊かな田園風景が広がっています。

 

 

車で数時間走るだけで景色も食事の彩りもずいぶん変わります。

洱海という大きな湖がある大理は大昔から豊かな街でした。

 

 

現在は大理や麗江からシャングリラに向かうにはG214(西景線)を通りますが、

香麗高速が開通すると、この道を通る車は激減するのではと思います。

高速道路を通れば移動時間は今の半分ほどに短縮されるので、観光バスなどは高速道路を利用するはずです。

途中の売店や休憩所などはそのうちなくなってしまうのかもしれません。

 

大理についてはまた後ほど写真の整理ができてから記事にしようと思います。

 

 

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雲南省 シャングリラ(香格里拉) 扎雅土司庄園

2021-07-08 00:07:08 | <雲南省>

シャングリラでの夕食がちょっと楽しい場所だったのでご紹介します。

扎雅土司庄園は独克宗古城から少し離れた所にあるレストランです。

 

 

チベット族のダンスや出し物を楽しみながら食事を頂くスタイルなのですが、

一般的によくある、舞台の前に円卓が並んでいてという感じではありません。

 

 

舞台を中心にして三方を囲むように長いテーブルが並べられていて、

かなり近い距離(最前列だと目の前)で見ながら食事になります。

 

 

席に着くとまずチベット茶(バター茶)が振舞われます。

塩とバターが入ったお茶は好き嫌いが分かれると思いますが私は大丈夫でした。

 

 

チベット茶はおもてなしの意味がありますので、

飲み干すともういらないと言うまでずっと何度でも注がれます(のでご注意を)。

お酒も置いてありますのでこちらも自由に飲めます。

 

 

食事が始まる前に仔牛の丸焼き?がお披露目、これは後ほど振舞われます。

味の方は思ったほどクセもなく美味しく頂きました。

おかわり自由ですので、たくさん食べたければ持ってきてくれます。

 

 

人気のお店なのでしょうか、入店してからほどなくして満席に。

ツアーに含まれていたお店なのですが、ツアー以外のグループや個人の方も多かったです。

英語圏の外人さんたちもいました。

 

 

食事のメインは、チベット料理ではなく野菜や肉類を入れて食べる水炊きみたいな一人小鍋。

こちらも具材が足りなければ何度でもおかわりできます。

 

 

司会者はちょっとうるさいのですが場を盛り上げるのがとても上手。

お客の様子もよく観察しているので、油断しているといじられます。

 

 

例えばみんなで一緒に手を上げたり、叩いたりというようなことを指示された時、

反応せずに何か食べていたりすると、すぐに突っ込まれます。

私の場合、言っていることが分からずに鍋を突いていると、

ちょっとこの人なにやってるの~みたいな感じでいじられました、2回も。。

 

 

中国の方々はノリのよい人が多いので舞台や出し物は盛り上がります。

何というかショーパブで食事している感じ。。みたいな。

 

 

男性のダンスはかなり激しいものもあります。

さすがチベット族、高地とは思えない運動能力です。

こんな肺活量の人たちがマラソンに参加したら結構な成績を残せるんじゃないかと思います。

 

 

舞台が終わると食事も終わりです。

でも、席に着いてから終わるまで2時間ぐらいありますので時間もお腹ももう十分。

外に出ると役者さん達が待っていて、最後はお客も一緒に焚火の周りで輪になって踊ります。

 

 

ところで今回利用したホテルの外観やロビーはかなりチベット風。

ホテルのロビーにはポタラ宮の大きな模型が飾ってあります。

もちろん朝食にはチベット茶もありました。

 

 

高地で長時間シャワーを浴びると、さらに酸素濃度が下がって倒れることもあるようで、

シャングリラのホテルには必ずこのような注意書きがあります。

いつも通りのシャワーで特に問題はありませんでしたが、

体調がすぐれない場合には軽く浴びるぐらいにしておいた方がよさそうです。

 

 

シャングリラでは米や野菜は採れませんので、すべて大理や麗江などから運ばれてきます。

山登りをされる方には常識でしょうが標高が高い場所では沸点が下がるので、

はっきり言ってお米は特に美味しくないです。。

今回の食事もそんなに美味しいとは言えませんが、

チベット料理以外にも久しぶりにあっさり味の食事が楽しめました。

気を抜くと司会者に突然話しかけられるのでちょっと緊張しましたけど。

 

 

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