2011年10月23日(日) 曇り
昨日のつづきです。旧二本松藩戒石銘碑(国指定史跡)の碑文は、今の世の中にも通じるものである。いや通じなくてはならない。特に政治家や公務員の皆さんにはおおいに刻銘の意味をかみ締めて俸給をもらい仕事に励んでもらいたいと願う。
二本松市のホームページより引用させてもらいます。

5代藩主(丹羽家七代)丹羽高寛公が、藩儒学者の岩井田昨非の進言により、藩士の戒めとするため、命じて刻ませたもので、寛延2年(1749)3月に完成しました。高寛公はすでに致仕(隠居)し、6代藩主高庸公の治世でした。
銘は、露出面の縦1.03m、横1.82mの間に、4句16字を刻んだもので、その書体は非常に典雅さが感じられます。

その読みは


つまり、「お前(武士)の俸給は、民があぶらして働いたものより得ているのである。お前は民に感謝し、いたわらなければならない。この気持ちを忘れて弱い民達を虐げたりすると、きっと天罰があろうぞ」と解釈される。
昭和10年(1935)12月24日、教育資料として、また行政の規範として価値の高いものであるため、国史跡「旧二本松藩戒石銘碑」として指定された。
いかがでしょうか。国会議員定数の削減もしない。国家公務員宿舎の建設(凍結しただけ)公務員の削減もしない。某市会議員は3日くらいで退職したのに1ヶ月の給料をもらっている。また、震災復旧・復興の財源を増税でという時に多額の費用を使って海外旅行をする議員がいる。このような現状を丹羽高寛公ならどのような戒めを説き国を治めていくだろうか。