アグリコ日記

岩手の山里で自給自足的な暮らしをしています。

栗の木の思い出 1

2004-09-10 21:10:18 | 思い出
今年は栗が早く実ったようだ。 例年だとちょうど稲刈りの合い間に拾うのだけれど、今回は先日の台風以来、毎日少しずつイガが落ちてきている。 今日は小さ目のバケツひとつ分拾った。 落ちてすぐ拾うと虫が少ないので、食べてて気持ちがいい。 去年より10日ほども早い、栗スーズン到来だ。 裏庭には大鍋ほどの太さの栗の木がある。鶏小屋の後ろに1本、更に奥にもう1本。 茶色いイガを枝の下にたわわに落としたこの木を . . . 本文を読む
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黄昏の決着

2004-09-09 19:01:06 | 
いったい、何度言ったらわかるんだ! いい加減、俺だって我慢にも限度があるよ。 昼間の暑さが嘘のように感じられる夕刻、太陽は西の木立の葉陰に隠れ、辺りにはにわかに秋を感じさせる風が吹いて来た。 私はその時、本当に怒っていた。こんなに聞き分けのない奴を相手にして、よく今までやって来たものだと、自分自身が情けなく、また悔しかった。 しかしそれも、今日限り。 私は長い月日のお互いの確執に、今まさに、決 . . . 本文を読む
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思いの循環

2004-09-08 22:58:47 | 思い
ふう! これでやっと、ゆっくりできる。 さて、と・・。 牛乳を沸かし、安売り酒屋で買って来たウイスキーと缶コーヒーを開けて、 久しぶりにホット・カルアミルクを楽しもう。 居間に戻ってみると、いつもの私の席には、ミーコが丸くなって寝ていた。 このところメス猫たちは家を空けることが多いので、たまに帰って来た時にはできるだけうちの中で、ゆっくり休ませてやっている。 まあ、いいか。 とミーコを両手ですく . . . 本文を読む
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主、再び?

2004-09-07 07:48:08 | 暮らし
先日食用ヒマワリの収穫をしている時に、 下草を刈っていたら、草むらから巨大なカエルが現れた。 外観はトノサマガエルみたいだけれど、 その大きさたるや、普通に坐った状態で差し渡し20cmはある。 さすがに驚いた。 まるで、作り物のカエルみたいだった。 もしかしてこれは、我が家のカエルの主?  それとも・・・ 近年国内に姿も鳴き声も大きいカエルが増えているとは聞いている。 前に住んでいたところで . . . 本文を読む
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愛がたりない

2004-09-05 18:45:07 | 
愛が足りない そう、タインは思った。 家主はどうも他の兄弟たちをばかり可愛がっているような気がする。 みんなが家に入っているときも、自分だけ外に出されたりするし、 ご飯の時も、自分がいくら催促しても返事もしてくれなくなったりもする。 コマリン義母さんやマスキー姉ちゃんだって、最近ちっともボクを構ってくれない。 やはりボクは愛されていないんじゃないだろうか。 そう思うと、やり切れない。 そんな時は . . . 本文を読む
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穂波

2004-09-02 18:14:10 | 暮らし
夏の盛りに勢いよく出た穂は、ググッと伸びて数え切れないほどの花を咲かせる。 やがてそのひとつひとつは実を結び、稲粒となる。 実の成熟とともに、穂はその重さで少しずつ垂れ下がり始め、 色が変わるにつれて、稲は頭を深く垂れる。 その頃強い風が吹けば、垂れた穂が一斉にざわめき、 まるで海岸の波のように寄せては返す反復運動を繰り返す。 見ていてとてもきれいだ。 これを、穂波という。 緑の穂波は季節の移 . . . 本文を読む
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猫家クリーンアップ作戦!

2004-09-01 10:14:22 | 暮らし
猫家が、蜘蛛の巣に覆われて始めている。 猫家は築50年の古家。使われている部材はそれ以前のどのくらい前に伐り出したものかもわからない。建坪40坪、部屋が台所を含めて8部屋ある、生粋の農家造りである。 だから当然家のあちこちに、大小の隙間がある。 それは虫たちの通り道。蜘蛛やバッタ、カメムシたちは、どんなに網戸を閉め切っても楽々と出入りすることができる。夏の猫家は彼らにとって、何とも快適な虫の楽園 . . . 本文を読む
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