時々新聞社

慌ただしい日々の合い間を縫って、感じたことを時々報告したいと思います

能登半島での地震被害

2007年03月26日 | その他
25日の午前中に起きた能登半島での地震で被害に遭われた皆様、避難生活を余儀なくされている皆様に、心からのお見舞いを申し上げます。
震度6強という、阪神大震災並みの地震であったにもかかわらず、死者、負傷者が少なかったことは幸いであった。
地震が局地的であったこと、住民が起きて活動している時間帯であり、火を使用している時間帯でなかったことなど、阪神大震災と条件が異なったことが幸いしたのかもしれない。
また、阪神大震災の教訓から、自治体や住民も地震に対する備えが十分だったことが、被害を最小限にとどめるとともに、その後の救援活動をスムーズなものにしているかもしれない。
いずれにせよ、今回の地震からきちんと教訓を引き出して、今後の防災対策に役立ててもらいたいと思っている。
もし、東京などの都心部でこれだけの規模の地震がやって来たらと考えると、ゾッとする。
下町の住宅密集地では、古い家屋やブロック塀の倒壊などで被害は大きくなるだろう。また、都心部のビル街では、割れた窓ガラスや看板などが頭上から降り注ぎ、想像することもおぞましい光景が広がることだろう。
日々平穏に暮らしていると、日本が地震大国であることすら忘れてしまうが、国や地方自治体だけでなく、各家庭や企業などでも改めて地震対策を行うことが重要であろう。
自然災害の発生は、人間の力で阻止することはできないが、被害を最小限に食い止めることは可能である。
東京はもちろん、読者諸兄の住む街にも、地震はいつか必ずやってくるだろう。その時期を予言することはできないが、いつか必ずや、甚大な被害をもたらす地震に遭遇することは間違いない。その日のために、準備だけは怠りなく進めていただきたいと思っている。