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長寿、森繁久彌の苦悩。

2009年12月17日 10時15分13秒 | Weblog
つい先日、老衰のため亡くなった「森繁久彌」さん。

享年96歳でした。

「森繁久彌」は昭和30~40年代に活躍した喜劇俳優です。

有名な作品に映画「社長シリーズ」「駅前シリーズ」などがありますが、

この他にも東宝、日活系の映画に多数出演しています。

ボクが知る限りでは、もう既におじいちゃんだったので、

その人気絶頂の現役時代をリアルタイムでは観ていませんが、

一時期の映画繁栄期を築いた俳優さんだったんですよね。

ボクが「森繁久彌」さんに対して思うのは仕事のことじゃないです。

長寿がゆえの苦悩です。

早くに奥方を亡くされ、さらには息子までが先立ち、繁栄期の俳優仲間にも先立たれ、

どんどん自分の身内、仲間に先立たれ辛く悲しい思いを経験した部分です。

長寿?長生きねぇ。

もちろん元気で長生きは誰でも望むところでしょうが、

長生きの中にはこういった苦悩も付いてくるということなんですよね。

悲しい場面を見る、身内を送り出す、自分より若い世代をみとる…。

なんか切なくて悲しいです。

ボクはテレビで身内を失い墓前の前で泣き伏せる「森繁久彌」さんを何度か見ましたが、

こんな悲しみを背負うのなら、いっそ自分が先立つ方が幸せなのかもって、

そう思って見ていまいした。

長生きが背負う、苦悩。

それは身内や同じ世代の仲間に先立たれることなんじゃないでしょうか…。

寂しい気持ちで老後を過ごすのも、ある意味地獄…。

「森繁久彌」を考えるたびに思うんですよねぇ。