本当に防げるのかが大きな問題の筈
オバマ氏暗殺を計画していたネオナチ(ヒトラーのナチズムを継ぎ、白人以外を排除する)の白人2人が逮捕されました。
私は「やっぱり」と思います。私は、オバマ氏が優位に立つと聞く度に、「誰かが暗殺しようとするに違いない」と思っていました。もし大統領に就任すれば、暗殺者は必ず出てくるし、その数も増えると思います。これが、アメリカの恐ろしいところだと感じます。
では、暗殺を絶対的に防ぐような何らかの対策は講じられているのでしょうか。
メディアは、何よりもこのことを報道すべきだと思います。このことにはまったく触れずに、「マケイン氏との差が大きい小さい」と報道しているだけでは、まったく片手落ちだと思います。
オバマ氏がもしも暗殺されたら、また大きな悲劇と混乱を招きます。中には、「暗殺されたら、順番を踏んでからヒラリー・クリントンが大統領になる」などと噂する人がいるようですが、そんなことはともかく、暗殺はぜひとも防ぐべき重大事です。
私は、オバマ氏が暗殺されずに、大統領の責務を立派に遂行することを心から願っています。それが、文明と民主主義の証しだからです。
そのオバマ氏からして銃規制は限定的にする考えのようですから、本人も国民も権力者は殺されても仕方ないとある程度割り切っているのではないでしょうか。冗談ではなく。オバマが死んだら次を探すさ…。
選挙運動での支持者の熱狂ぶりは異常です。日本でははあり得ない光景です。アメリカ人というのはとにかく争うのが好きなんですね。そうでなければ、わざわざ外国にノコノコ出かけていってその国を破壊し尽くすなど出来ようはずもありません。
オバマにはどの大統領候補よりも早い時期(2007年初頭)からシークレット・サーヴィスやセキュリティー・サーヴィスに囲まれ、多種の防止策もこうじながら活動している。
暗殺防止の為の作戦や詳細情報を一般メディアで報道する事は、暗殺を企てる者にも情報を渡すという事。
米国市民の多くは、そんな無防備で軽はずみな事を望んではいないし、防御に関してもオバマ・メンバーが最善を尽くしている事は、既に充分に知っている。
今回の事件も、日本のメディアやブログで騒がれるほど、米国のメディアが大きく取り上げないのは、敢えて騒ぎを大きくせず、新たな暗殺計画の助長を誘発させない為と米国市民はとらえているようだ。
米国でもリベラルな新聞として知られ、オバマを支持するNewYorkTimesでさえこの事件の記事は直接的には掲載しなかった。TVニュースで一瞬報道されただけ。
ペイリンがマケインと共に誘発した、米国を二つ(良いアメリカ、悪いアメリカ)に別けようとする異常な事態(又は予想された事態)の中で、過去には無い危険な対立が起こりうる状況の中、暴力を誘発するようなマケイン達の暴言に対し、オバマもバイデンも、メディアも、オバマ派の市民もじっとこらえている。
目には目を、暴言には暴言を、暴力には暴力を・・・では無いオバマだからこそ、人種のハンディさえも乗り越えて(又は利用して?)、ここまで来たのです。