スペインやイタリアの料理が以外にしょっぱい(塩味が濃い)のは、赤ワインに負けないように味付けするからだそうです。阪神航空主宰のワイン試飲会で教わりました。
同社のベテラン・ガイド氏によると、スペイン、イタリアなどの食事は、日本のような水を飲みながらではなく、赤ワインを飲みながらするものです。そうすると、薄味では赤ワインに負けてしまうので、濃い味付けになったのだそうです。
これで分かりました。私はスペインにも1回行きましたが、イタリアには12回行き、「イタリア料理は案外しょっぱいなあ」と、妻に話していました。なるほど、そういうことだったのですね。
スペインは世界最大の発砲ワイン産地
私がいちばん好きになったスペインの発砲ワイン(スパークリングワイン)のフレシネ・コルドンネグロは、世界最大のスパークリングワイン会社だそうです。これは決して高くありません。750ml1本が「やまや」で1,000円、カインズホームで1,080円、その他扱っているスーパーで1,400円ぐらいです。
自分が好きで飲んでいたのが世界一なので、とても嬉しくなりました。ところでスペインの発砲ワインも昔はシャンペインと言っていました。するとフランスのシャンパーニュ産地から「シャンペインの名前は使ってはならん」と言われてから止めたそうです。
そこで名前を考え、当時スペインでは長い洞窟のような所で醸造していたので、スペイン語の洞窟、カバ(cava)と名づけたのだそうです。
こうして発砲ワイン(スパークリングワイン)は、産地によって名前が付いています。シャンペイン、カバ、イタリアではミラノ地方がスプマンテ、ヴェネチア地方がプロセッコ、もう一つの産地がフエラーリなどと呼ばれています。
発砲ワインは、とてもおいしいです。食事前のグラス1杯は、最高です。