[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様…日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]
日刊ゲンダイのコラム【適菜収 それでもバカとは戦え/最後の一線を越えた…7年間にも及ぶ国と社会に対するテロ】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/266204)。
《要するに悪党が総理大臣をやっていたのだ。この究極の売国奴・国賊を支えてきたのが産経新聞をはじめとする安倍礼賛メディアであり、カルトや政商、「保守」を自称する言論人だった。「桜を見る会」には、統一教会の関係者、悪徳マルチ商法の「ジャパンライフ」会長、反社会的勢力のメンバー、半グレ組織のトップらが呼ばれていたが、安倍とその周辺による国家の私物化が象徴的に表れていたので、ここまで注目されたのである》。
適菜収さんのシリーズコラムのタイトル【それでもバカとは戦え】…正に、そう。未だにアベ様が首相どころか、国会議員で居ることに納得がいかない。
『●将来のアベ様自身の「落選脅威」…選挙妨害をしてでも
下関市長選候補者を落選させ、政治生命を絶つ必要が』
『●《安倍派のライバル候補に対する選挙妨害を
反社会勢力にも通じる人物に頼》む…なぜに報じられないの?』
『●《テンチョンニュース》で決して報じない
《安倍さんが直接関わった疑惑。民主主義の根幹を壊す犯罪行為》』
『●金子勝さん「安倍さん関連は検察も警察も一切動かない」
「まるで犯罪者集団。泥棒だらけ」「来年は泥棒しませ~ん」』
《要するに悪党が総理大臣をやっていたのだ》…それを象徴するトドメのサクラ。「要するに「犯罪者」が総理大臣をやっているのだ」。ニッポンは世界に恥をさらしている。
『●名門ホテルの誰か…見積書・明細書・領収書をリークして!
アベ様に地獄に引きずり込まれ、トドメのサクラを刺される前に』
『●トドメのサクラ…「私人」にオトモダチ招待「枠」?
《政府は「首相夫人は公人ではなく私人」とする答弁書を閣議決定》』
『●《桜を見る会は、事実上の有権者買収》…公職選挙法・
政治資金規正法・財政法を無視して国会議員で居続けるデタラメ』
『●《民主主義ならぬ「ご都合主義」国家》…《私人》、《調査・
研究》自衛隊中東〝派兵〟などデタラメ閣議ケッテェ~を乱発』
《しかし、本当にひどい7年間だった。安倍政権がやったのは国と社会に対するテロだった》…戦争法での《クーデター》を思いだした。ホントに酷い7年間だった…。
『●壊憲:「国民を置き去りにした状態で法秩序の連続性を
破壊する行為を、法学的には「クーデター」と呼ぶ」』
『●《歴代内閣が「憲法上許されない」としてきた「集団的自衛権の
行使」を可能とする》違憲な戦争法の成立から4年』
「《法学的には「クーデター」と呼ぶ》…
(2015年09月19日 00時00分08秒 | ブログ)
「「憲法の制定権は主権者である国民に」、その「国民を置き去りに
した状態で法秩序の連続性を破壊する行為を、法学的には
「クーデター」と呼ぶ」。その第3幕を、参院特別委員会で
目の当たりに。あれで「採決」? どこが「可決」??
Mr.ワタミ・渡辺美樹参院議員や(ツイッターでは、
ヒゲの隊長ならぬ)ヒゲの組長・佐藤正久参院議員が大活躍。
サモシさを感じるね。国会の外が全く見えていない」」
《これはテロリストがテロの定義はないと言い張るようなものだ》。《私人》、《調査・研究》自衛隊中東〝派兵〟などデタラメ閣議ケッテェ~を乱発しており、アベ様ら「犯罪者」に縄を綯わせるようなものでもある。
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/266204】
適菜収 作家
1975年生まれ。作家。ニーチェの「アンチクリスト」を現代語訳した「キリスト教は邪教です!」、「ゲーテの警告 日本を滅ぼす『B層』の正体 」など著書40冊以上。購読者参加型メルマガ「適菜収のメールマガジン」も始動。詳細は適菜収のメールマガジンへ。
それでもバカとは戦え
最後の一線を越えた…7年間にも及ぶ国と社会に対するテロ
2019/12/14 06:00
(臨時国会の閉幕を受け、記者会見する安倍首相
(C)共同通信社)
しかし、本当にひどい7年間だった。安倍政権がやったのは国と社会に対するテロだった。これは大げさな表現ではない。
安保法制騒動では憲法破壊に手を染め、しまいには首相補佐官が「法的安定性は関係ない」と言い出した。北方領土の主権は棚上げされ、不平等条約締結に邁進。国のかたちを変えてしまう移民政策を嘘とデマで押し通し、森友事件における財務省の公文書改ざん、南スーダンPKOにおける防衛省の日報隠蔽、裁量労働制における厚生労働省のデータ捏造など、一連の「安倍案件」で国家の信頼性を完全に破壊した。水道事業の民営化や放送局の外資規制の撤廃をもくろみ、皇室に嫌がらせを続け、今回の「桜を見る会」問題では、証拠隠滅を図りながら逃げ回った。
要するに悪党が総理大臣をやっていたのだ。この究極の売国奴・国賊を支えてきたのが産経新聞をはじめとする安倍礼賛メディアであり、カルトや政商、「保守」を自称する言論人だった。「桜を見る会」には、統一教会の関係者、悪徳マルチ商法の「ジャパンライフ」会長、反社会的勢力のメンバー、半グレ組織のトップらが呼ばれていたが、安倍とその周辺による国家の私物化が象徴的に表れていたので、ここまで注目されたのである。
昨年の国家公務員合同初任研修の開講式で安倍は、新人官僚約750人を前に「国民の信頼を得、負託に応えるべく、高い倫理観の下、細心の心持ちで仕事に臨んでほしい」と訓示を述べていたが、恥知らずにも程がある。官僚が「高い倫理観」をもったら困るのは自分だろう。
国会閉幕を受けた記者会見では、憲法改正について「決してたやすい道ではないが、必ずや私の手でなし遂げていきたい」と表明。「私は立法府の長」と国会で4回も言ったバカなので今に始まった話ではないが、自分の役職や権能すら理解していない。さすがに党内からも「憲法改正は国会が発議すべきもの」との声が上がったが、もはや末期症状である。
安倍と周辺の一味は嘘に嘘を重ね、時間を稼ぎ逃げ切ろうとしてきたが、ついには「その時々の社会情勢に応じて(反社会勢力の定義は)変化し得るものであり、限定的・統一的な定義は困難だ」とする答弁書を閣議決定。これはテロリストがテロの定義はないと言い張るようなものだ。安倍の悪事は最後の一線を越えた。
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[※ 《#ケチって火炎瓶》「選挙妨害を暴力団に発注」した方は、素直に挙手願います!(東京新聞2018年8月27日)↑]
週刊朝日のコラム【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/首相主催の桜を見る会 よく税金で盛大な宴会なぞできるよ】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/264766)。
《玉木代表、もっと強い言葉でいってもいいんじゃない? 「税金を使った買収だ!」と。凄みが足りないよ。ま、でもよくいった!》
『●「安倍と小山氏が直接面会して“秘密会談”をおこなった」…
どんなダークなことを話し合ったのかな?』
「リテラの記事【山本太郎が安倍首相にあの放火未遂スキャンダルを質問!
「暴力団と繋がる人物に選挙妨害を発注する人間が総理なのか」】…
この国会質疑で、火炎瓶投下に屈しなかったからアベ様はダーク
じゃない? 《「自分は被害者」「恐喝に屈しなかった」と一方的に主張》。
飛躍しすぎでしょ? アベ様御自身が秘密会談を持った理由は一体全体
何で、そこで何が話し合われたのですか?
《安倍と小山氏が直接面会して“秘密会談”をおこなった》…何を話し
合ったのかな~? 《つまり、安倍事務所が依頼した違法な選挙妨害を
口封じするために、安倍首相自身が小山の突きつけた要求に応じる約束を
おこなっていたのだ》。
《民主主義の根底を覆すような選挙妨害を発注するということは大問題…。
…汚れ仕事を堂々と発注できるような人間がこの国の総理…》。あぁ~無惨」
『●《安倍派のライバル候補に対する選挙妨害を
反社会勢力にも通じる人物に頼》む…なぜに報じられないの?』
『●《ルールを守》っていない代表格は、民主主義を破壊する
「選挙妨害を暴力団に発注する」人・アベ様』
『●《テンチョンニュース》で決して報じない
《安倍さんが直接関わった疑惑。民主主義の根幹を壊す犯罪行為》』
『●『「安倍晋三」大研究』(望月衣塑子&特別取材班著)読了…
《「なぜ安倍さんは〈噓〉をつくのか」という…疑問…》』
まず、山岡俊介さんは、《安倍さんが直接関わった疑惑。民主主義の根幹を壊す犯罪行為》と言います。でも、今も自民党総裁であり、ニッポン国の首相というデタラメ。人治主義国家であり、独裁国家。《#ケチって火炎瓶》「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」は、今の立法府や司法が機能していない異常な状態を示す究極の例。アベ様の政で唯一〝上手く行っている〟《メディアコントロール》の故か、ほとんど報じられることはない。例外的に、山本太郎さんが、国会でも取り上げてくれている。
アベ様の犯罪の数々…そういう方が、いまだにニッポンのリーダー…。壊れ始めたのではなく、壊れ切っているニッポン。
『●アベ様お得意の《政治の私物化》の極致…《「桜を見る会」…
公的イベントを支援者接待と政治資金集めに利用》』
『●「桜を見る会」税金接待…《稲田氏や萩生田氏、世耕氏といった
安倍首相の側近議員たちも…招待し、もてなしていた》』
『●「桜を見る会」税金による支持者接待および「前夜祭」
政治資金パーティー…公職選挙法違反および政治資金規正法違反』
「《公職選挙法違反にあたる可能性…政治資金規正法違反疑惑》…
晋和会では当然きちんと処理されてるんですよね? それとも、
安晋会の方で処理してるんですか?」
『●「中止」で幕引き、火消しを図る気、満々…アベ様は
《ひいては集票が期待できる》ので「桜を見る会」と前夜祭を利活用』
《本音のコラム 「桜も赤くなる」 斎藤美奈子…後援会員や支持者への
感謝と慰労を示すことができ、ひいては集票が期待できる。
招待客の名誉欲や自尊心をくすぐり、ひいては集票が期待できる。
芸能人らとの記念撮影はPRになり、ひいては集票が期待できる。
税金の無駄遣い? いや公金による買収でしょ。》
さて、《ひいては集票が期待できる》の3乗➙《公金による買収》です。斎藤美奈子さんが仰るように、《ひいては集票が期待できる》がポイントかな。
遅ればせながら…、【「桜を見る会」が首相後援会の恒例行事に】(https://www.youtube.com/watch?v=FqG_eybQ_ZE)を貼らせていただきます。《2019.11.8 田村智子議員が追及 参院予算委員会》。
キ~ッパリ「モラルハザードは、正に安倍総理が起こしている」。
さらに、【桜を見る会「国費で選挙運動疑惑」徹底追求 田村智子さん The Burning Issues vol.8】(https://www.youtube.com/watch?v=cKKYI5r5JXY&t=44s)。《デモクラシータイムス…これまでも野党が指摘してきた首相主催「桜を見る会」にまつわる疑惑が、ここへ来て政局を揺るがしかねない事態に立ち至っています。今月8日の参議院予算委員会での共産党・田村智子議員の質問が、その発端です。議員は綿密な調査を踏まえ、ネットに残された参加者の生々しい声を交えて、税金を使った公式行事の私物化ではないか、公職選挙法に抵触するのではないかと、首相をきびしく問い詰めました。全国各地で首相退陣を求める集会が行われた12日夜、官邸前に集まった人々の抗議の声が響く中、議員の部屋で疑惑の核心や今後への意気込みなどを語っていただきました》。
さらに、さらに。【「桜を見る会」安倍総理の私物化問題を追及 2019.11.14】(https://www.youtube.com/watch?v=sA0SaS7-GFs&feature=youtu.be)、《参院内閣委員会 田村智子議員の質問》。「私の判断で中止」=アベ様の私物化。「私は関与していない」=重大なアベ様の虚偽答弁。
リテラの記事【安倍首相「桜を見る会前夜祭」会費5000円では無理!? ホテルは「最低1万1千円」+「銀座久兵衛の寿司4貫2000円」】(https://lite-ra.com/2019/11/post-5091.html)によると、《そもそも、だ。来年の開催を中止にしたところで、安倍首相に持ち上がっている重大な疑惑は何ひとつ晴れていない。むしろ、どんどん疑惑は膨れ上がっている。しかもそれは菅原一秀経産相と河井克行法相が辞任したのと同じ、公職選挙法違反疑惑だ》。
《ひいては集票が期待できる》が故の《公金による買収》が公然と行われた。公職選挙法違反、政治資金規正法違反、《税金の目的外支出という財政法違反》…検察が動き、お縄にすべき大変な問題でしょ?
沖縄タイムスの【社説 [桜を見る会中止] 「私物化」の疑惑さらに】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/497616)。《1952年に吉田茂首相が始めたこの会は、各界で「功績・功労」のあった人たちを慰労し親睦を深めるのが目的だ。この問題を国会で追及してきた共産党の調査によると、安倍晋三首相の後援会関係者は前夜、東京都内のホテルで850人規模のパーティーを開いており、桜を見る会とセットになっていた。貸し切りバス17台も用意された。安倍首相は「各界で功績、功労のあった方々を招いている。地元には自治会やPTAなどの役員をしている方々もいるので後援会と重複することもある」と答弁したが、詳しい説明は避けた。支援者を功労者に仕立て上げるという無理のある説明ではないか》。
日刊ゲンダイの記事【公民権停止もあるぞ 桜を見る会中止で疑惑モミ消しの悪質】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/264730)。《菅官房長官は会見で、「…来年度の桜を見る会は中止することにした」と説明していたが、電撃中止の狙いは決まっている。公選法違反、政治資金規正法違反の疑いが濃厚になってきた安倍首相の疑惑モミ消しだ…「税金による後援会活動だ。国民に説明がつくのか」 13日の衆院厚労委。立憲民主党などの共同会派に所属する柚木道義議員は、安倍事務所が2018年4月に行われた「桜を見る会」の参加希望者に送った案内状を入手し、政府側を追及した》。
東京新聞の社説【桜を見る会 中止で幕引き許されぬ】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019111502000137.html)。《今国会でも繰り返されているのは、政権への打撃が大きいとみると批判の矢面から「火元」を覆い隠す安倍官邸の手法である。菅義偉官房長官が来春の開催中止を発表した桜を見る会も同様にしたいのだろうが、今回の問題には首相が直接関わる…桜を見る会とは別に、前夜祭を巡る疑惑が残る。会費に関して首相は、参加者が会場のホテルへ支払ったとするが不自然だ。後援会が受け付けたとの報道もある。前夜祭について首相側の政治資金収支報告書には記載がない。会費より飲食費が上回っていた場合、買収に当たる可能性もある。この件で法令違反に問われるようなら、首相にはその座にとどまる資格があるのか。桜を見る会の中止で幕引きは許されない。疑惑解明の始まりにすぎない》。
《特別扱いのすごい労い方》《税金の私物化ではないか》《税金による後援会活動》《税金を使った買収だ!》《公金による買収》。
とっくの昔にお縄になっていなければ…《桜を見る会の中止で幕引きは許されない。疑惑解明の始まりにすぎない》。
最後に…。ホテル側は参加者の人数を数えていると思えないので、(倍の額1万円で)半分程度の人数分で支払っている(1人当たりの料理は半分)、なんて可能性はないのかな…さすがに倍も人数をごまかすのは無理か…。アベ様答弁の直接《参加者が会場のホテルへ支払った》なんてことはあり得ず、受付で一括して参加者から5000円の支払いを受け、アベ事務所がホテルに会場費などを含めて支払う流れ。参加人数をちょろまかしたにしろ、不足分が絶対に生じているはずで、アベ様のポケットマネーか、政治資金か…。はたまた、官房機密費も疑うに十分な可能性。
この際、アノ最「低」裁さへが一部とはいえ、開示の判決を出しているわけですから、洗いざらい、官房機密費も明らかにしてもらいたいものです。
『●御得意の証拠隠滅中? 内閣官房機密費についての
最「低」裁「一部開示」判決を無視してアベ様らは何を?』
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/264766】
室井佑月 作家
1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。
室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
首相主催の桜を見る会 よく税金で盛大な宴会なぞできるよ
2019/11/15 06:00
(「桜を見る会」に山口県からバス17台ぶんの
後援関係者らを招待した安倍首相/(C)日刊ゲンダイ)
「『後援会旅行(費用)の肩代わりなら、税金を使った買収に見える』と批判した。」(玉木雄一郎・国民民主党代表)
これは10日、首相主催の「桜を見る会」をめぐり、玉木代表が記者団に語った言葉。
玉木代表、もっと強い言葉でいってもいいんじゃない? 「税金を使った買収だ!」と。凄みが足りないよ。ま、でもよくいった!
11日、立憲民主党の安住淳国対委員長は記者団に、「(事実なら首相は)辞職せざるを得ない」といった。盛り上がってきたじゃんか。
忘れちゃならないのが、8日の参院予算委員会、共産党の田村智子参院議員の質問だ。田村さんが「桜を見る会」のおかしさを「税金の私物化ではないか」と細かく指摘した。そしたら、SNSなどの反響が大きかった。でもって、ほかの野党のみなさんも、「ここか? ここが攻め所か?」となった。野党の追及チームは立ち上がったけど、早くしろ。
税金の私物化の例として、「桜を見る会」はわかりやすい。山口県からバス17台ぶんの自分の後援関係者らを招待した首相にとどまらず、夫人や自民党のお仲間議員らも、自分の関係者を呼びまくっている。そんなんだから、費用が3倍に膨れ上がった。報道によると、1回の宴会で5700万円かかったとか。
恥知らず! この国の7人に1人は貧困といわれる中で、よく税金で盛大な宴会なぞできるよ。
しかも、「桜を見る会」の招待券が、8万円でブローカーに出回っているって。首相は田村議員にどういった人を招待しているのか質問され、「私は主催者だけど招待者のとりまとめ等は関与してない」「個人情報だからいえない」と答えた。
ブローカーが入ってたら、誰がきてるかわかんないよね。でも、自分の後援会の人たちには、特別扱いのすごい労い方だったってもうバレてます。
【写真特集】安倍首相、走る走る…桜を見る会
【写真特集】2018年新宿御苑で「桜を見る会」が開催
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[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]
東京新聞の社説【相次ぐ閣僚辞任 任命責任を取るのなら】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019110702000160.html)。
《閣僚の相次ぐ辞任を巡り、安倍晋三首相は「責任を痛感する」としながらも、どう責任を取るのかは語らない。行政を前に進める、と言うだけでは、任命責任を取ったことにならないのではないか。首相は九月十一日に内閣改造を行った。第一次内閣を含めて十一回目となった組閣の狙いを、首相は「安定と挑戦」と強調した。初入閣は十三人に上り、十七のポストが入れ替わる安倍内閣で最も大規模な改造である。ところが安定とは名ばかりで、十月下旬、菅原一秀経済産業相と河井克行法相が、公職選挙法違反の可能性を指摘する…報道を受けて相次いで辞任した。六日間で二人の閣僚辞任は極めて異例だ》。
韓国元法相ではあれだけバカ騒ぎしたテレビ…ニッポンの元法相やその家族の公職選挙法違反にも、それ以上のバカ騒ぎすべきではないのか? 《菅原、河井両氏は参考人招致を待つことなく、自ら進んで国会の政治倫理審査会に出席し、説明責任を果たすべきである》けれども、野党議員に文句を言う前に、テレビはその出席を促すよう大合唱して下さいよ。
『●《韓国の法相人事にはあれだけ国民挙げて賛否を言うのに、
自国の閣僚人事には論評しないメディアと国民も不思議》』
『●《権力にとって、これほど便利で御しやすい低能メディアも、
国民も珍しい…一刻も早く立て直さなければ、本当に危険》』
「しかも、千葉県を中心とした甚大な台風被害では、またしても、
〝赤坂自民亭〟的失敗を繰り返す」
『●むき出しの「言論弾圧政党」は《人材の宝庫》…《この内閣の
水準の低さ…自民党は…国民の気持ちを第一に考えな》い』
さて、《約八カ月ぶりに開かれた衆院予算委員会集中審議》というのも異常ですが、久々に開かれた予算委員会でのアベ様の醜悪な指差しヤジ。自分が指差されて、ヤジられるとあれだけ野党を批判するくせにねぇ。あのダークな世耕弘成元経産相に《謙虚に審議に臨むよう促》されていたらしいですよ、アベ様は。
東京新聞の記事【「加計」で首相ヤジ 世耕氏進言 効果なく】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201911/CK2019110702000237.html)によると、《安倍晋三首相が6日の衆院予算委員会で、加計学園の獣医学部新設問題を追及する野党議員を自席から指差し、ヤジる場面があった。自民党の世耕弘成参院幹事長は10月の参院代表質問で、首相に謙虚に審議に臨むよう促していたが、効果はなかったようだ。野党新会派の今井雅人氏が、萩生田光一文部科学相の関与がうかがわれる文科省文書の作成者を明かすよう求めた。これに対し、首相が「あなたじゃないの」とヤジを飛ばした。今井氏は「侮辱だ」と謝罪を要求。首相は「座席から言葉を発したことは申し訳なかった」と陳謝した。(村上一樹)》。
『●《野党の質問にヤジを飛ばしている実態…今では政府側が
野党を“ヤジる”という憲政史上まれにみる下品な内閣》』
同様に、リテラの記事【安倍首相、錯乱!「総理のご意向」文書を追及した野党議員に「あなたがつくったんじゃないの」と逆ギレフェイク野次】(https://lite-ra.com/2019/11/post-5074.html)によると、《絶句するようなヤジを飛ばした…安倍首相が加計問題と英語民間試験の共通性に触れられ逆ギレして飛ばした野次…今井雅人議員が「萩生田副長官ご発言概要」について、萩生田文科相に「文科省でこのメモは見つかったわけですよね。であれば、これは文科省の人が書いたと思われますが」「文科省で見つかったと松野(博一・元文科)大臣がおっしゃっていますから、内容からして誰かがつくっているわけです」と質問をおこなった際のことだ。ここで安倍首相は、自席に座りながら、今井議員に指をさし、こうヤジを飛ばしたというのだ。「あなたがつくったんじゃないの」》…。
『●アベ様のオトモダチへの依怙贔屓…呆れるほどの
「屁理屈」も辞さずの「異例の「滅公奉私」」(東京新聞)』
「日刊ゲンダイの記事【入学者定員割れ 加計学園系「千葉科学大」に漂う
経営不安】…によると、《加計学園の系列校として2004年に
開学した「千葉科学大学」…安倍首相に近い萩生田光一幹事長代行は
09年の衆院選の落選後、千葉科学大で名誉客員教授を務めていた。
また、現在学長を務める木曽功氏は元内閣参与。文科省事務次官だった
前川喜平氏に「獣医学部の新設よろしく」と働きかけたと報じられた
人物だ》。「“ぼくたちの友情は潔白”などとよくもまあ言えたものだ」。
ズブズブでダークなオトモダチとの友情を取り巻き連中が必死に隠蔽」
『●《人材の宝庫》…《安倍政権史上、過去最高の“お友だち=
極右”内閣…背筋が凍るような極右議員が勢揃い》(リテラ)』
「リテラの記事【安倍が文科相に抜擢した萩生田光一こそ
問題だらけのタマネギ男だ! 加計問題で圧力、教育勅語礼賛、
テレビ局に圧力文書…】…教育行政を大きく歪めた加計問題の
主役の一人が、よりによって、文科相とはね!
一体どんな発想なの?」
《前川喜平(右傾化を深く憂慮する一市民)…萩生田新文科大臣には、
加計学園問題への関与をしっかり質すべきだ。特に、
2017年6月20日に文科省がその存在を認めた2016年10月21日の
日付入り文書「10/21萩生田副長官ご発言概要」の記載内容に
ついては、本人から納得のいく説明を求めるべきだ。》
《萩生田氏は加計学園の獣医学部新設をめぐって大きな役割を
演じてきた。たとえば、文科省が公開したメール文書では、
「広域的に」「限り」の文言を加えるという事実上の
「京都産業大学外し」を内閣府に指示していたと名指しされており、
NHKがスクープした文部省の内部文書
「10/21萩生田副長官ご発言概要」でも、萩生田氏が文科省に対し
「官邸は絶対やると言っている」「総理は「平成30年4月開学」
とおしりを切っていた」などと“総理案件”であることを伝えて
いたことが明らかになっている。こうした関与を本人は厚顔にも
完全否定…ところが驚いたことに、萩生田氏は安倍首相と加計氏の
友人関係すら知らなかったと強弁するなど、誰にでもわかる嘘を
平気な顔で吐いてきた》
「あなたがつくったんじゃないの」!? アベ様は、萩生田氏に向かって言うべきヤジなのでは? 野党議員にではなく、「あなたじゃないの」というヤジを飛ばす先は萩生田光一文科相ではないのですか?
《六日間で二人の閣僚辞任は極めて異例だ》。自称《人材の宝庫》。アベ様という「幹」が腐っているのだから、アベ様自公政権・自民党は皆、腐っている。
『●《安倍派のライバル候補に対する選挙妨害を
反社会勢力にも通じる人物に頼》む…なぜに報じられないの?』
『●《テンチョンニュース》で決して報じない
《安倍さんが直接関わった疑惑。民主主義の根幹を壊す犯罪行為》』
「山岡俊介さんの『アクセスジャーナル』の記事【<再度紹介>
「安倍首相自宅放火未遂事件の闇」で本紙・山岡インタビューも掲載
(『「安倍晋三」大研究』。望月衣塑子)】…《この疑惑が一過性で過ぎ去った
のは、表面上しかなぞらない安易な安倍首相叩きに終始したことも大きな原因
であると思っている。その点、このインタビュー原稿は、
限られたスペースとはいえ、基本的な奥深い「闇」の部分が説明されている。
目を通していただければ、そう実感してもらえると思う》」
『●『「安倍晋三」大研究』(望月衣塑子&特別取材班著)読了…
《「なぜ安倍さんは〈噓〉をつくのか」という…疑問…》』
『●《人材の宝庫》のはずが…《「経産省内閣」と揶揄される
安倍政権は歴史に残る犯罪者集団と言われても仕方あるまい》』
「自称《人材の宝庫》のはずが…《悪夢の安倍政権》
《腐ったみかん箱》《「経産省内閣」と揶揄される安倍政権は
歴史に残る犯罪者集団と言われても仕方あるまい》。人様の政権を
《悪夢のような》などと、よくも言えたものだね」
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019110702000160.html】
【社説】
相次ぐ閣僚辞任 任命責任を取るのなら
2019年11月7日
閣僚の相次ぐ辞任を巡り、安倍晋三首相は「責任を痛感する」としながらも、どう責任を取るのかは語らない。行政を前に進める、と言うだけでは、任命責任を取ったことにならないのではないか。
首相は九月十一日に内閣改造を行った。第一次内閣を含めて十一回目となった組閣の狙いを、首相は「安定と挑戦」と強調した。初入閣は十三人に上り、十七のポストが入れ替わる安倍内閣で最も大規模な改造である。
ところが安定とは名ばかりで、十月下旬、菅原一秀経済産業相と河井克行法相が、公職選挙法違反の可能性を指摘する週刊文春の報道を受けて相次いで辞任した。六日間で二人の閣僚辞任は極めて異例だ。
きのう約八カ月ぶりに開かれた衆院予算委員会集中審議で、首相は閣僚辞任について「国民に大変申し訳なく、任命した者として責任を痛感している」と答弁した。
通常の組織で、長たる者に責任を問う場合、引責辞任か減給が通例だ。しかし首相は、そのどちらでもなく「国政に遅滞が生じないよう行政を前に進めることに全力を尽くすことで国民への責任を果たす」と述べるだけで、辞任した閣僚の任命責任を具体的にどう取るのかは明らかにしなかった。
一般社会と政界を同列に扱うのは不適切だとしても、遅滞なく行政を進めるだけで任命責任を取ったことになるのか。そもそも遅滞ない行政は、閣僚辞任に関わりなく内閣として当然ではないか。
首相が閣僚辞任の責任を取るとしたら、内閣総辞職するか衆院を解散し、国民に信を問うのが筋である。野党側も「内閣総辞職に値する異常事態」と位置付けるのであれば、衆院解散をも受けて立つ気迫で追及せねばなるまい。
二閣僚辞任のきっかけは、秘書による香典持参や運動員への高額報酬など公職選挙法違反の可能性を指摘する週刊誌報道だが、本人が国会で説明しておらず、国民への説明責任を果たしていない。
野党側は菅原、河井両氏の予算委員会への参考人招致を要求している。与党側は「前例がない」として拒否しているが、閣僚辞任に至った原因を究明し、再発防止に努めることも政権与党の責任だ。首相が責任を痛感するのなら、国会での説明を促すことが、最低限の任命責任ではないか。
「政治とカネ」に関わる問題でもある。菅原、河井両氏は参考人招致を待つことなく、自ら進んで国会の政治倫理審査会に出席し、説明責任を果たすべきである。
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[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]
日刊ゲンダイのコラム【金子勝の「天下の逆襲」/腐ったみかん箱…歴史に残る犯罪者集団となった安倍政権】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/264227)。
《悪夢の安倍政権の瓦解が始まった。いまや腐ったみかん箱で、腐敗がはびこっている。モリカケ疑惑を抱える首相を検察はほったらかし。証拠隠蔽から公文書改ざんまで何でもアリになった》。
『●《人材の宝庫》…《安倍政権史上、過去最高の“お友だち=
極右”内閣…背筋が凍るような極右議員が勢揃い》(リテラ)』
自称《人材の宝庫》のはずが…《悪夢の安倍政権》《腐ったみかん箱》《「経産省内閣」と揶揄される安倍政権は歴史に残る犯罪者集団と言われても仕方あるまい》。人様の政権を《悪夢のような》などと、よくも言えたものだね。
『●アベ様曰く「悪夢のような旧民主党政権に戻すわけ…」
…最悪の《悪夢》なアベ様政権に言われては、ねぇ?』
「「〝マゾヒスティックな信者〟達…飼い慣らされ、しつけられている」
1/4の支持者と2/4の眠り猫な皆さんには、
《まるで戦前に回帰するように、次々と悪法を強行採決して国会を壊し、
官邸圧力でメディアを萎縮させ、言論を壊している》(金子勝さん)
アベ様独裁という最悪の《悪夢》に気づいていないらしい」
『●《「なぜこんな世の中になってしまったのか」とあって、
その文字に重なるようにして「今だけ 自分だけ 金だけ」》』
「志真秀弘氏による、レーバーネットの書評【〔週刊 本の発見〕
「成長している」という嘘を暴く〜金子勝『平成経済 衰退の本質』】…
日刊ゲンダイのコラム【斎藤貴男 二極化・格差社会の真相/
安倍政権がやりたいのはただひとつ「差別」ではないのか】」
『●アベ様独裁・人治主義国家…《末期症状》《もはや始末に
負えない》となって一体何年たつのだろうか…』
「日刊ゲンダイのコラム【金子勝の「天下の逆襲」/
情報吸い上げザル管理…二重にタチの悪い独裁国家化が進む】」
『●《稲田朋美…世耕弘成…安倍側近が…関電受注企業から献金…
証人喚問を含め、国会の場で徹底的に調査するほかない》』
「日刊ゲンダイのコラム【金子勝の「天下の逆襲」/
原発マネー還流問題 安倍政権、関電、原子力検察の関係は】」
アベ様の取り巻き連中の《公選法違反》《政治資金規正法違反》《贈収賄》…でも、《検察はほったらかし》《司直の手が伸びるかは分からない》。大臣辞職どころか、議員辞職ものでしょうに、一体、警察・警察は何やってんだ? 報道は《メディアコントロール》、裁判所は最「低」裁の有様。
アベ様からして、いまだに首相であり、自民党総裁であり、ましてや、国会議員でいられる不思議。
『●《安倍派のライバル候補に対する選挙妨害を
反社会勢力にも通じる人物に頼》む…なぜに報じられないの?』
『●《テンチョンニュース》で決して報じない
《安倍さんが直接関わった疑惑。民主主義の根幹を壊す犯罪行為》』
「山岡俊介さんの『アクセスジャーナル』の記事【<再度紹介>
「安倍首相自宅放火未遂事件の闇」で本紙・山岡インタビューも掲載
(『「安倍晋三」大研究』。望月衣塑子)】…《この疑惑が一過性で過ぎ去った
のは、表面上しかなぞらない安易な安倍首相叩きに終始したことも大きな原因
であると思っている。その点、このインタビュー原稿は、
限られたスペースとはいえ、基本的な奥深い「闇」の部分が説明されている。
目を通していただければ、そう実感してもらえると思う》」
『●『「安倍晋三」大研究』(望月衣塑子&特別取材班著)読了…
《「なぜ安倍さんは〈噓〉をつくのか」という…疑問…》』
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/264227】
金子勝の「天下の逆襲」
腐ったみかん箱…歴史に残る犯罪者集団となった安倍政権
2019/11/06 06:00
(第4次安倍再改造内閣で辞任第1号となった
菅原一秀前経産相(右)と辞任第2号の河井前法相
(C)共同通信社)
悪夢の安倍政権の瓦解が始まった。いまや腐ったみかん箱で、腐敗がはびこっている。モリカケ疑惑を抱える首相を検察はほったらかし。証拠隠蔽から公文書改ざんまで何でもアリになった。
そんなありさまだから、違法献金がバレた高市総務相は謝罪して返金したらおとがめナシ。一方、第4次安倍再改造内閣で辞任第1号となった菅原前経産相、第2号の河井前法相は露骨な公選法違反で言い逃れの余地がなかった。「メロンリスト」の菅原は地元有権者の葬儀で公設秘書が香典を手渡し、河井は7月の参院選で妻の陣営がウグイス嬢に法定上限2倍の日当を払っていたと報じられた。だが、司直の手が伸びるかは分からない。
安倍首相の盟友の甘利元経済再生相は大臣室で現金を授受。小渕元経産相は政治資金規正法違反が浮上すると、証拠のフロッピーなどをドリルで破壊した。それでも大臣を辞めれば議員辞職は免れるインチキが常態化。ロッキード事件やリクルート事件では首相や官房長官経験者でも検察に容赦なく追及されていたものだが、「巨悪を眠らせない」かつての姿は見る影もない。
捜査当局の堕落は、関電の原発マネー還流問題が極めて象徴的だ。郵便不正事件をめぐる大阪地検特捜部の証拠改ざんで懲戒処分を受けた小林敬弁護士が社内調査委員会の委員長に就き、金品授受を取締役会に報告させなかった。
菅原の前任者の世耕元経産相も悪質だ。世耕は2012~15年、福井県高浜町の元助役が相談役を務めていた「柳田産業」から計600万円の献金を受領。当時、高浜原発3、4号機は福井地裁による再稼働差し止めの仮処分中。官房副長官だった世耕は原子力関係閣僚会議のメンバーで、原発を「重要なベースロード電源」とするエネルギー基本計画に関わっていた。贈収賄の疑いが消えない。
しかも、関電は13年と15年に電気料金値上げを認可された。関電経営陣と共に世耕もキックバックを受けていた構図が浮かんでくる。16年に経産相就任後は30年度の原発比率を20~22%とする目標を策定。老朽原発をすべて動かさなければ成立しないトンデモ計画をまとめたのである。
経産省は特別背任の嫌疑がある岩根茂樹社長が指名した検察OBによる第三者委員会の調査を見守るなどと、ヌルい態度を取っている。お手盛り委員会に証拠隠滅を許しているも同然だ。「経産省内閣」と揶揄される安倍政権は歴史に残る犯罪者集団と言われても仕方あるまい。
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[『「安倍晋三」大研究』(https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/510Kb47bYQL._SX338_BO1,204,203,200_.jpg)↑]
『「安倍晋三」大研究』(望月衣塑子&特別取材班[佐々木芳郎]著、KKベストセラーズ)読了(2019年8月13日)。2019年6月5日初版第一刷。税別¥1500。
『●《テンチョンニュース》で決して報じない
《安倍さんが直接関わった疑惑。民主主義の根幹を壊す犯罪行為》』
「山岡俊介さんの『アクセスジャーナル』の記事【<再度紹介>
「安倍首相自宅放火未遂事件の闇」で本紙・山岡インタビューも掲載
(『「安倍晋三」大研究』。望月衣塑子)】…《この疑惑が一過性で過ぎ去った
のは、表面上しかなぞらない安易な安倍首相叩きに終始したことも大きな原因
であると思っている。その点、このインタビュー原稿は、
限られたスペースとはいえ、基本的な奥深い「闇」の部分が説明されている。
目を通していただければ、そう実感してもらえると思う》」
《『安倍三代』…を書き上げた青木理さんは若き日の安倍晋三を評して「恐ろしくつまらない男だった」とし…》(p.83)、それが、今やニッポン国の首相。後半の内田樹さんとの対談でも語られているが、この国のシステムの問題で、アベ様のような政治屋に投票する有権者にも問題あり。
《今回「なぜ安倍さんは〈噓〉をつくのか」という漠然とした疑問からこの本の企画をスタートした…》(p.83)。息吐く様にウソをつくアベ様。
マンガ《一四. 火炎瓶放火未遂事件》(pp.108-109)。
マンガ《一五. タカ派の貴公子として》(pp.110-111)核兵器保有論者。アベ様ときたら、《憲法上は原子爆弾だって問題ではないですからね、憲法上は。小型であればですね》…こんな人がニッポン国の首相。この国はあまりに恥ずかし過ぎる。
「『アクセスジャーナル』編集長 山岡俊介氏に訊く! 「昭恵夫人も語る、安倍邸放火未遂事件の真相」とは?」(p.168-198)。
《安倍事務所・秘書が選挙妨害を依頼 !? …大スクープの掲載を止めた共同通信》。《大スクープは「出稿見送り」となった。この経緯については、三年後の二○○六年、月刊『現代』(一二月号)で、ジャーナリストの魚住昭氏と青木理氏がレポート。「これは報道機関の自殺である!」「記事差し止めと「平壌支局」開設のただならぬ関係」「権力にすりよるメディアの腐敗体質を問う」と、古巣である共同通信の安倍政権への「忖度」を糾弾した》(pp.169-170)。アベ様の政で唯一〝うまく行っている〟メディアコントロールの先例の一つ。
《二〇年近く前のこととはいえ、現総理大臣の事務所による公職選挙法違反は、重大な問題…そしてまた、当時もいまも、大手メディアがこのことを報道しない背景には、政治家とメディアの癒着という問題があります》(p.173)。
内田樹さん、《憲政史上最長となるかもしれない総理大臣 …噓をつくことに心理的抵抗のない人物、明らかな失敗であっても決しておのれの非を認めない人物が久しく総理大臣の職位にあって、次第に独裁的な権限を有するに至っていることを座視している日本の有権者たちの方です。いったい何を根拠に、それほど無防備で楽観的にしていられるのか。僕にはこちらのほうが理解が難しい。…安倍首相はいずれどこかの時点で首相の地位を去る。でも、彼を独裁的な権力者にして担ぎ上げた政治体制と国民意識がそのあとも手つかずで残るなら、いずれ第二第三の安倍晋三が出てくることを防ぐ手立てがない》(pp.209-210)。
《ふつうの国の統治者は自国益を最優先するけれど、安倍政権は自国益よりもアメリカの国益のほうを優先する。日本国民から吸い上げた税金をアメリカの軍隊や企業にどんどん注ぎ込む》(p.213)。
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【https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784584139059】
紹介
憲政史上最長も見えてきた安倍政権。閉塞感が続く日本の政治だが、安倍政権のどこが問題なのか? 政治家・安倍晋三とは何者なのか? いま知っておきたい日本の政治で起きていること、日本の未来。
第1章は「まんが・安倍晋三物語」。岸信介の孫に生まれた安倍首相の誕生から第一次内閣辞任までを、特別取材班・佐々木芳郎氏が検証しまとめた物語を、漫画家・ぼうごなつこさんによる描き下ろし(80P超)。続く第2章は安倍話法と安倍史観から政治家・安倍首相を分析。第3章は思想家・内田樹氏と、「安倍晋三はなぜ”嘘”をつくのか?」について激論! 元事務次官・前川喜平氏から籠池泰典氏まで、安倍首相を知る面々にインタビュー。
東京新聞記者・望月衣塑子氏&特別取材班が、安倍政治を徹底的に考えてみた1冊です!
目次
第1章 まんが・安倍晋三物語
~誕生から、第一次安倍内閣総理大臣辞任まで~
人物相関図 政財界に広がる華麗なる安倍家の閨閥
1.未来の大宰相誕生 ~岸信介の孫に生まれて~/2.寂しがりやだった幼年時代/3.強情だった成蹊小学校時代/4.反抗期を迎える中学校時代/5.成蹊高等学校時代 ~安保とおじいちゃま~ /6.成蹊大学へ ~勉強は好きじゃない~/7.アメリカに留学 ~英語に磨きをかける~ /8.社会人デビュー ~神戸製鋼時代~
政治ジャーナリスト 野上忠興氏に訊く!
「安倍晋三とは何者なのか?」
9.政治家への道/10.昭恵夫人との出会い/11.リクルート事件と父の死 /12.拉致問題への取り組み /13.新人議員時代/14.火炎瓶放火未遂事件 /15.タカ派の貴公子として /16.幹事長に抜擢/17.戦後最年少の総理大臣/18.内閣総理大臣を辞任
岸・安倍家三代年表
第 2章 最強首相・安倍晋三を考える
~安倍話法と安倍史観 ~
安倍話法を考える①②③④
「ご飯論法」で論点をずらす/「一」「1」で強調して否定する/Y E S(はい)N O(いいえ)で答えない/「印象操作」は時間稼ぎのテクニック
印象操作 実践編「メディア・コントロール」
大新聞で「印象操作」された元文科省事務次官
interview 元文科省事務次官 前川喜平氏に訊く!
読売新聞報道の舞台裏
安倍史観①②
「戦後レジームからの脱却」を謳う安倍首相の歴史認識/自衛隊と核戦術
『アクセスジャーナル』編集長 山岡俊介氏に訊く!
「昭恵夫人も語る、安倍邸放火未遂事件の真相」とは?
安倍事務所・秘書が選挙妨害を依頼 /大スクープの掲載を止めた共同通信/「これがあるから、わしは捕まらん」/三つの証拠文書があった!/放火未遂事件について赤裸々に語った昭恵夫人/安倍氏は犯人は誰かを知っていた/小山氏と安倍氏は何を話したのか?他
第三章 民主主義と安倍政権
思想家・内田樹氏に訊く!
「安倍晋三はなぜ、〝嘘〟をつくのか?」
日本の政治機構の致命的な欠陥/余人を以って代え難い統治者・安倍晋三/官僚の言い分、メディアの言い分/行政機構の悪魔のしくみ/政治家の資質と立法府の空洞化/安倍マイレージ・システム/教育改革のベクトル ~大学の自治とスクリーニング~ /改憲問題と美しい日本/時間意識の縮減と「嘘」
Special interview 元森友学園理事長・籠池泰典&諄子夫妻に訊く!
「いまだから、話せること」
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[●『新聞記者』(望月衣塑子著)…《ひとつずつ真実を認めさせて、さらに裏を取っていくこと―――》↑]
東京新聞の竹島勇記者による記事【メディア×権力 深い闇に迫る2人 映画「新聞記者」あす公開】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2019062702000213.html)。
【政界地獄耳/いい話しかしないのは怪しい】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201907050000071.html)。
《公文書改ざん、政権への忖度。そんなタイムリーなテーマを題材に、権力とメディアの攻防を描いた映画「新聞記者」》。
《自民党が言うように安倍政治6年で安定した「数字」があることはわかる。統計を改ざんしていない限り事実だろう。ところがこの政権はその基礎数字までいじって粉飾した過去があるので、その数字を信頼するまでも一苦労する》。
《与党が政権に不利な数字と向き合い好転させていく処方を示せば、国民は評価するはずだ》…「1/4」の与党自公・癒着党お維を支持する皆さんや、選挙に行かない「2/4」の眠り猫な皆さんは、そんなアベノサギに何回騙されればいいのだろうか。この独裁政権の行ってきた数々のデタラメをまだ続けさせるつもりですか?
映画『新聞記者』は、現在進行形のアベ様独裁政権を批判…「2/4」の眠り猫な皆さんの足を選挙へと向かわせる〝駆動力〟Motive Forceになってほしい。2019年7月参院選の投票がまじか。「選挙に行っても仕方ない」「どうせ、何も変わらない」なんて言っている場合ではないです。そんな「呪いの言葉」(上西充子さん)から解き放たれてほしい。選挙に行かなければ変わらない。眠り猫な「2/4」の皆さんの半分とは言いません(投票率25%アップ)、せめて1/4の方(投票率12.5%アップ)、今度こそ、投票所へ足を運びませんか。もちろん投票先は野党へ…与党自公・癒着党お維なんて以ての外。
沖縄タイムスのコラム【[大弦小弦]社会はゆっくり変わる】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/441640)によると、《▼選挙プランナーの松田馨さんが著書「残念な政治家を選ばない技術」… ▼松田さんは、社会を変えるには「少しずつ良くしていく」しかないと説く。途方もない道のりでも、選ばれた候補者、選んだ有権者双方のたゆまぬ努力が未来をつくる。公示された参院選。投票しなければ社会は変わらない。(西江昭吾)》。
仰る通りだ。《投票しなければ社会は変わらない》。
東京新聞の記事【反社会勢力との闇深く 吉本芸人ら処分 影響広がる】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2019062902000179.html)…アベ様となにかと〝癒着〟する吉本…芸能界は《反社会勢力》との《闇深》い関係に大揺れのようだ。
でも、こちらの問題には、何故に、マスコミは沈黙してきたのですか? アベ様は《反社会的勢力との決別》は? この問題をずっと告発し続けている山岡俊介さんは「安倍さんが直接関わった疑惑。民主主義の根幹を壊す犯罪行為」とまで仰っています。また、山本太郎さんは国会でも取り上げてくれましたよ。一方、アベ様の御妃様は大麻畑にたたずむ写真が巷には出回っておりますが…。
内調でも握りつぶせない事実。アベ政権が終わらない限り、マスコミの皆さんは報じないつもりでしょうか。
『●『新聞記者』(望月衣塑子著)読了…《ひとつずつ真実を
認めさせて、さらに裏を取っていくこと―――》』
『●《改ざんを命じられたときも相当抵抗…。
やっているのは犯罪。自分の信念や理に反して悔しかっただろう》』
『●アベ様の政で唯一〝上手く行っている〟メディアコントロール…
「一人でも権力に立ち向かう」とはいうものの…』
『●【<金口木舌>権力はうそをつく】《イラク戦争…
大量破壊兵器の保有は後に捏造だと明らかになった》』
『●《安倍派のライバル候補に対する選挙妨害を
反社会勢力にも通じる人物に頼》む…なぜに報じられないの?』
『●《テンチョンニュース》で決して報じない
《安倍さんが直接関わった疑惑。民主主義の根幹を壊す犯罪行為》』
『●暴言連発「あなたに答える必要はありません」
「ここは質問に答える場所ではない」「その発言だったら、指しません」』
『●『官邸ポリス』と監視社会・警察国家と前川喜平さん…
映画『新聞記者』と現独裁政権批判と望月衣塑子さん』
『●木下昌明さん《あの黒く目隠しされた羊…
実は何も知らないで日々を送っているわたしたちのことではないのか?》』
『●映画『新聞記者』…《内閣情報調査室の暗躍》
《ひとつは…マスコミへの警告、もうひとつは…当人への警告》』
『●映画『新聞記者』…《現在進行形の政治事件をモデル…。
官邸が巧妙に仕掛ける同調圧力によって社会全体が萎縮》』
『●南彰記者『報道事変』…《皆さんと一緒に考え、
新しい時代のメディア、ジャーナリズムをつくっていきたい》』
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2019062702000213.html】
【放送芸能】
メディア×権力 深い闇に迫る2人 映画「新聞記者」あす公開
2019年6月27日 朝刊
(映画「新聞記者」の藤井道人監督=東京都千代田区で)
公文書改ざん、政権への忖度(そんたく)。そんなタイムリーなテーマを題材に、権力とメディアの攻防を描いた映画「新聞記者」が二十八日公開される。臆することなく不正を暴こうとする記者と、政権維持に苦悩する若きエリート官僚を軸にしたサスペンスタッチのフィクション。藤井道人監督(32)は「違う立場の二人がともに人としての生き方を問う姿に感じるものがあるはず」と力を込める。 (竹島勇)
本紙社会部の望月衣塑子(いそこ)記者の著書「新聞記者」(角川新書)を原案にした。藤井監督は「ドキュメンタリータッチでなく、フィクションで隠れた真実を描きたいと考えた」と話す。著書で扱った事件や社会問題、メディアの動向について想起させる表現はあるが、当初台本にあった具体的な人物名やニュース映像などは削ったという。
政権に立ち向かう記者エリカを韓国の女優シム・ウンギョン(25)、内閣府内閣情報調査室(内調)のエリート官僚、拓海(たくみ)を松坂桃李(とおり)(30)が演じた。
エリカは大学新設を巡る内閣府の不正を示す極秘公文書の真偽を独自に取材。一方、拓海は上司の指示で政権維持のための世論操作に疑問を感じながらも従事していた。そんな二人が出会い、政権の深い闇を知る。エリカは報道機関までが政権の意向に沿おうとする風潮に反発。拓海は上司の命に背くと出世の道が絶たれるのではと思い悩んだ末、ある決断をする…。
藤井監督は「二人それぞれ、葛藤を抱えた演技が素晴らしい」とたたえた。エリカの職場のシーンは本紙編集局で撮影した。内調の取材はかなわなかったが「暗く色を感じさせないオフィスで職員が無言で働くことで組織の異常性を見せた」と映像表現の工夫を明かした。「社会や組織に無関心な若者が考えるきっかけになれば」と願う。
◆政権批判はらむ原案 製作二社依頼断る
河村光庸(みつのぶ)プロデューサー(69)は「安倍政権では、森友・加計問題をはじめさまざまな問題が続いた。テレビや一部の新聞の政権への批判性の無さを感じていた時、立ち向かっている望月さんの本を読みぜひ映画化したいと思った」と意図を説明する。映画では具体的な政権批判の描写はないが「この作品に参加したらテレビの仕事がなくなる」と製作会社二社が依頼を断ったと明かす。
エリカにウンギョンを起用。「日本人女優では拓海との恋愛を観客が期待してしまうと思い、元々(起用を)考えなかった。彼女の演技は期待通り」と満足げに語った。
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【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201907050000071.html】
政界地獄耳
2019年7月5日7時54分
いい話しかしないのは怪しい
★参院選挙が4日公示され、21日の投開票に向け17日間の選挙戦が始まった。当初は安倍政治6年間の通信簿の様相だった。各社の世論調査は軒並み内閣支持率の高さを誇り経済、外交、内政と長期政権の強みを発揮し、首相・安倍晋三は自民党総裁4選をうかがおうかという勢いだった。自民党が言うように安倍政治6年で安定した「数字」があることはわかる。統計を改ざんしていない限り事実だろう。ところがこの政権はその基礎数字までいじって粉飾した過去があるので、その数字を信頼するまでも一苦労する。
★そしてその数字が正しかったとしても自慢話だけするのではなく、厳しい数字に立ち向かう姿勢を見せてほしい。なぜなら社会はいいことばかりではないことを国民は知っているからだ。いい話しかしないのはあやしいと思うのは当然だ。厚生労働省が2日公表した18年国民生活基礎調査によれば生活意識で「生活が苦しい」と回答した世帯が「55・8%」と前年より1・9ポイント増えた。このうち「大変苦しい」と答えたのは24・4%で前年より0・6ポイント上回った。働き方改革で残業代が減り、生活を圧迫。給与は上がらず、今年は消費税のアップで来年の数字はさらに厳しくなると予測される。
★金融庁諮問会議の年金2000万円必要問題の時と同じだが、この現実を受け止めず認めなかったり、無視したりしている限り、アベノミクス効果だけをうたう自民党の説明も国民は受け入れられない。与党が政権に不利な数字と向き合い好転させていく処方を示せば、国民は評価するはずだ。強気一辺倒の政権の弱さは受け止める力だ。(K)※敬称略
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[●『新聞記者』(望月衣塑子著)…《ひとつずつ真実を認めさせて、さらに裏を取っていくこと―――》↑]
AERA dot.の南彰記者の記事【東京新聞・望月記者を恐れる官邸 いま政治取材の現場で起きている「異常事態」とは】(https://dot.asahi.com/dot/2019070100074.html)。
《松坂桃李、シム・ウンギョンの主演で、官邸権力とメディアの攻防を通じ、「この国に新聞記者は必要なのか」を問いかけている。官邸による東京新聞・望月衣塑子記者の質問制限に異議を唱え、6月に新著『報道事変』(朝日新書)を出版した新聞労連委員長の南彰氏が、執筆の思いと危機にたつ政治報道の現実の一端を紹介》。
最低の官房長官が、相も変わらず、望月衣塑子記者に暴言連発。「あなたに答える必要はありません」「ここは質問に答える場所ではない」「その発言だったら、指しません」…。…周りの記者は何やってんだ? 何とも思わないのかね? 内心、最低の官房長官殿に喝采を叫んでいるのか? 《国連のデービッド・ケイ特別報告者》は《権力の監視者としての役割を果たすためには、報道機関は自らの取材や報道を自由に追求する必要がある》…こんな当たり前を指摘されるニッポンの《報道機関》って、一体?
数少ないながらも、幾人かの記者の皆さんが望月さんのサイドに立つ。そんなお一人が、南彰記者。《政治報道の現実の一端を紹介》して下さっている。新著『報道事変』(朝日新書)を早々購入した。読むのが楽しみ。
映画『新聞記者』は《内閣情報調査室の暗躍》を描いたもの。前川喜平さんに関連して、内調は記者らに向けて、《ひとつは…マスコミへの警告、もうひとつは…当人への警告》と恫喝。恐ろしい社会に。
2019年7月参院選。こんなサディスティックな独裁政権の下、委縮した社会のままでいいのですか? 「2/4」の眠り猫な皆さんの半分とは言いません(投票率25%アップ)が、1/4の方(投票率12.5%アップ)でもいいので、今度こそ、投票所へ足を運びませんか。もちろん投票先は野党へ…与党自公・癒着党お維なんて以ての外です。
《結果的にメディアが官邸を守る役割を担っているのが現状》…アベ様の政で唯一〝上手く行っている〟メディアコントロール…それが諸悪の根源かも知れない。何か一つでも、市民のための「政」があっただろうか? 映画『新聞記者』…《官邸支配とメディアの萎縮》、《安倍政治の象徴》《内閣情報調査室の暗躍》を描きつつ、《現在進行形の政治事件をモデルにした作品の上映は異例だ。官邸が巧妙に仕掛ける同調圧力によって社会全体が萎縮》…そんな社会がこれからも続くと思うと、耐えられません。有権者の《責任》を果たしてほしい。
映画『新聞記者』がMotive Forceとならないものか? 来る2019年7月参院選で、「2/4」の眠り猫な皆さんを投票所へ〝駆動〟させる力に。
『●『新聞記者』(望月衣塑子著)読了…《ひとつずつ真実を
認めさせて、さらに裏を取っていくこと―――》』
『●《改ざんを命じられたときも相当抵抗…。
やっているのは犯罪。自分の信念や理に反して悔しかっただろう》』
『●アベ様の政で唯一〝上手く行っている〟メディアコントロール…
「一人でも権力に立ち向かう」とはいうものの…』
『●【<金口木舌>権力はうそをつく】《イラク戦争…
大量破壊兵器の保有は後に捏造だと明らかになった》』
『●《安倍派のライバル候補に対する選挙妨害を
反社会勢力にも通じる人物に頼》む…なぜに報じられないの?』
『●《テンチョンニュース》で決して報じない
《安倍さんが直接関わった疑惑。民主主義の根幹を壊す犯罪行為》』
『●暴言連発「あなたに答える必要はありません」
「ここは質問に答える場所ではない」「その発言だったら、指しません」』
『●『官邸ポリス』と監視社会・警察国家と前川喜平さん…
映画『新聞記者』と現独裁政権批判と望月衣塑子さん』
『●木下昌明さん《あの黒く目隠しされた羊…
実は何も知らないで日々を送っているわたしたちのことではないのか?》』
『●映画『新聞記者』…《内閣情報調査室の暗躍》
《ひとつは…マスコミへの警告、もうひとつは…当人への警告》』
『●映画『新聞記者』…《現在進行形の政治事件をモデル…。
官邸が巧妙に仕掛ける同調圧力によって社会全体が萎縮》』
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【https://dot.asahi.com/dot/2019070100074.html】
東京新聞・望月記者を恐れる官邸 いま政治取材の現場で起きている「異常事態」とは
南彰 2019.7.3 08:00 dot. #朝日新聞出版の本 #読書
(菅義偉官房長官の記者会見で挙手をする
東京新聞・望月衣塑子記者(左) (c)朝日新聞社)
(『報道事変 なぜこの国では自由に質問できなくなったか』 (朝日新書)
南彰 ISBN: 4022950250)
現代日本で進行中の政治やメディアを取り巻く状況をサスペンス・エンタテインメントとして映像化した映画「新聞記者」の公開が全国約150館で始まった。松坂桃李、シム・ウンギョンの主演で、官邸権力とメディアの攻防を通じ、「この国に新聞記者は必要なのか」を問いかけている。官邸による東京新聞・望月衣塑子記者の質問制限に異議を唱え、6月に新著『報道事変』(朝日新書)を出版した新聞労連委員長の南彰氏が、執筆の思いと危機にたつ政治報道の現実の一端を紹介する。
* * *
いま、新聞をはじめとする既存メディアには力がない。
朝日新聞が掘り起こした森友学園問題の公文書改ざんも、かつてなら政権運営の継続を困難にさせる話だっただろう。それにもかかわらず、首相は自民党総裁選で3選を果たし、担当の財務大臣すら責任を問われることなく続投している。スクープを連発した朝日新聞の取材班がまとめた森友・加計学園問題の本よりも、首相と親しい評論家が出版した『徹底検証「森友・加計事件」――朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪』の方が売れているような状況だ。既存メディアの力を見透かした権力はどんどんつけあがってきている。
それにもかかわらず既存メディアの人間は強がって、自分たちの周りで起きていることを率直に語らないから、国民・市民の共感も得られない。そうした悪循環を断ち切り、メディアで働く仲間をもっと国民・市民に「必要だ」と感じてもらえる存在へと変えていきたい。そんな思いで執筆したのが、新書『報道事変 なぜこの国では自由に質問できなくなったか』(朝日新書)だ。
自在に情報発信できる術を手にした権力側と、交渉力を失って選別・分断される既存メディアという構造的な変化を描きながら、権力側に都合のいいウソや強弁が横行し、真偽を見極めるための質問すらできない国に陥っている状況を突破する戦い方を探った。その考察の中心に据えたのは、菅義偉官房長官の記者会見において東京新聞社会部の望月衣塑子記者が2年近くにわたって受けている質問制限・妨害問題だ。
時間の経緯のなかで忘れられがちだが、この問題の発端は、2017年5月17日に菅氏が記者会見でウソをついたことにある。
安倍晋三首相の友人が理事長を務める加計学園の獣医学部新設をめぐり、文部科学省内に「総理のご意向」と書かれた文書があることを朝日新聞が報じた際、菅官房長官は「怪文書のようなものだ」と存在を否定した。メディアの信用力の低下に乗じ、「誤報」扱いにすれば、逃げ切れると考えたのであろう。その後、約1カ月にわたり、政府をあげて国会や記者会見で偽りの答弁を続けたのである。
その空気を打ち破ったのが、望月記者だった。
「キチンとお答えをいただいていないと思うから、何度も聞いている」
官邸の記者会見場に乗り込み、菅官房長官に計23問の質問をぶつけた。その様子が夜のテレビでも報じられるなか、政府は文書の再調査に追い込まれ、なきものにしようとした文書を開示することになった。
ここで手痛い敗北を喫した官邸が、記者クラブの一部も巻き込んで逆襲してきたのが質問制限・妨害だ。産経新聞が望月記者の質問を問題視するネット用記事を量産した後、官邸は「公務があるので次で最後の質問」というアナウンスをすれば、不都合な記者の質問を打ち切ることができる新たなルールをつくったのである。事実上の「望月封じ」のルールだ。望月記者はめげずに通い続けたが、望月記者に「問題記者」「事実誤認」のレッテルを貼り、質問を妨害する官邸の行為はエスカレートし、「表現の自由の促進」に関する特別報告者のデービッド・ケイ氏が今年6月に国連に提出した報告書でも問題視された。
望月記者が自らその問題を菅官房長官に問いただした6月27日午後の記者会見は象徴的だった。
望月記者 「言論と表現の自由に関連してお聞きします。国連のデービッド・ケイ特別報告者がきのう、国連人権理事会に日本に関する報告書を出しました。その中で、記者の批判的な質問に当局者が記者クラブを通じ、公然と反論していることについて、圧力と指摘しています。また、辺野古の抗議活動でも当局の圧力は続いていると批判しています。受けとめをお聞かせください」
菅官房長官 「私は全くないと思っています」
司会の官邸報道室長はすかさず、「この後の日程ありますので、次の質問最後でお願いします」と打ち切りを予告した。記者会見の開始から2分20秒しか経っていないにもかかわらずだ。
望月記者 「『全くない』というお話ですけれども、新聞労連が実施したアンケート調査には、内閣記者会の記者の声として、『長官の夜回りでは携帯やICレコーダーを回収袋に入れ、忠誠を誓う。萎縮、自粛が進み、非常に息苦しい』。また、『事前通告のない質問をして文句を言われた』などの意見が出ております。実際は圧力と受けとめられるような動きがあるのではないかと思うが、ご見解を」
菅官房長官 「全く当たらないと思います。現にあなたは全く何も(通告)なしで質問されているんじゃないですか。それが全てだと思いますよ」
日本の「報道の自由」の危機を指摘する質問に対し、公然と質問制限を行った末、菅官房長官は満足そうな笑みを官邸クラブの番記者に投げかけて会見場を立ち去った。日本のメディアは政府当局者の圧力にさらされ、独立性に懸念が残るという、デービッド・ケイ氏の指摘をあざやかに証明するような記者会見になった。
このような可視化が、一強化する権力に対抗するこれからのメディアの力である。記者会見やSNSでの発信、講演などを通じた市民との対話・連帯という新しい戦い方のモデルを提示しているから、官邸は望月記者を恐れ、「問題記者」といって排除しようと躍起になっているのである。
望月記者をめぐって起きた問題は、現在の政治取材の問題と結びついている。だから、政治部の相当数は、自分たちのことが責められていると思い、触れたがらない。新書『報道事変』の出版を苦々しく思っている政治部幹部もいるだろう。でも、現実に目を背けていたら、真の改革は始まらない。あとから振り返ったときに、取り返しのつかない「事変」とならないように。新書を通じて、皆さんと一緒に考え、新しい時代のメディア、ジャーナリズムをつくっていきたいと考えている。(新聞労連委員長・南彰)
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[●『新聞記者』(望月衣塑子著)…《ひとつずつ真実を認めさせて、さらに裏を取っていくこと―――》↑]
日刊ゲンダイの記事【注目の人 直撃インタビュー/公開日にも確たる意図 映画「新聞記者」なぜリスク取った】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/257085)。
《参院選(7月4日公示―7月21日投開票)が迫る中、安倍政権に渦巻く数々の疑惑や官邸支配に焦点を当てた社会派サスペンス映画が28日に公開された。東京新聞社会部の望月衣塑子記者の著書を原案にした「新聞記者」だ。企画始動から2年弱。現在進行形の政治事件をモデルにした作品の上映は異例だ。官邸が巧妙に仕掛ける同調圧力によって社会全体が萎縮する中、なぜリスクを取ったのか。エグゼクティブプロデューサーの河村光庸氏に聞いた》。
2019年7月参院選。こんなサディスティックな独裁政権の下、委縮した社会のままでいいのですか? 《国民が何も知らなければ、権力によって意のままに分断されてしまう。そこに「政治に無関心」の怖さがある。そうしたことが政治による同調圧力に屈してしまう下地になっている》。「2/4」の眠り猫な皆さんの半分とは言いません(投票率25%アップ)、1/4の方(投票率12.5%アップ)、今度こそ、投票所へ足を運びませんか。もちろん投票先は野党へ…与党自公・癒着党お維なんて以ての外です。
《結果的にメディアが官邸を守る役割を担っているのが現状》…アベ様の政で唯一〝上手く行っている〟メディアコントロール…それが諸悪の根源かも知れない。何か一つでも、市民のための「政」があっただろうか? 映画『新聞記者』…《官邸支配とメディアの萎縮》、《安倍政治の象徴》《内閣情報調査室の暗躍》を描きつつ、《現在進行形の政治事件をモデルにした作品の上映は異例だ。官邸が巧妙に仕掛ける同調圧力によって社会全体が萎縮》…そんな社会がこれからも続くと思うと、耐えられません。有権者の《責任》を果たしてほしい。
『●『新聞記者』(望月衣塑子著)読了…《ひとつずつ真実を
認めさせて、さらに裏を取っていくこと―――》』
『●《改ざんを命じられたときも相当抵抗…。
やっているのは犯罪。自分の信念や理に反して悔しかっただろう》』
『●アベ様の政で唯一〝上手く行っている〟メディアコントロール…
「一人でも権力に立ち向かう」とはいうものの…』
『●【<金口木舌>権力はうそをつく】《イラク戦争…
大量破壊兵器の保有は後に捏造だと明らかになった》』
『●《安倍派のライバル候補に対する選挙妨害を
反社会勢力にも通じる人物に頼》む…なぜに報じられないの?』
『●《テンチョンニュース》で決して報じない
《安倍さんが直接関わった疑惑。民主主義の根幹を壊す犯罪行為》』
『●暴言連発「あなたに答える必要はありません」
「ここは質問に答える場所ではない」「その発言だったら、指しません」』
『●『官邸ポリス』と監視社会・警察国家と前川喜平さん…
映画『新聞記者』と現独裁政権批判と望月衣塑子さん』
『●木下昌明さん《あの黒く目隠しされた羊…
実は何も知らないで日々を送っているわたしたちのことではないのか?》』
『●映画『新聞記者』…《内閣情報調査室の暗躍》
《ひとつは…マスコミへの警告、もうひとつは…当人への警告》』
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/257085】
注目の人 直撃インタビュー
あえて参院選前に公開 映画「新聞記者」なぜリスク取った
2019/06/29 06:00
(映画「新聞記者」エグゼクティブプロデューサーの
河村光庸氏/(C)日刊ゲンダイ)
参院選(7月4日公示―7月21日投開票)が迫る中、安倍政権に渦巻く数々の疑惑や官邸支配に焦点を当てた社会派サスペンス映画が28日に公開された。東京新聞社会部の望月衣塑子記者の著書を原案にした「新聞記者」だ。
企画始動から2年弱。現在進行形の政治事件をモデルにした作品の上映は異例だ。官邸が巧妙に仕掛ける同調圧力によって社会全体が萎縮する中、なぜリスクを取ったのか。エグゼクティブプロデューサーの河村光庸氏に聞いた
――参院選目前の公開です。あえて、このタイミングにブツけたのですか。
政治の季節をもちろん意識しています。たくさんの人に見てもらいたいので、参院選を狙いました。この6年半で民主主義的な政党政治は押しやられ、官邸の独裁政治化が相当に進んでいる。自民党員でさえも無視されている状況です。にもかかわらず、安倍政治を支えている自民党員、忖度を強いられている官僚のみなさんには特に見てもらいたいですね。単館上映で小さくやると逆に潰されてしまいかねないので、全国150館規模で公開します。
――製作のきっかけは?
かなり前から政治がおかしい、歪んでいると感じていたのですが、異常だとまで思うようになったのは2年ほど前。伊藤詩織さんが告発した事件がきっかけです。
――安倍首相と親密な関係にある元TBSワシントン支局長の山口敬之氏に持ち上がったレイプ疑惑ですね。詩織さんの訴えで警察が動き、山口氏は帰国直後に成田空港で逮捕されるはずが、執行直前に逮捕状が取り下げられた。
逮捕状取り下げなんて、通常はあり得ないでしょう。官邸は身近な人間や取り巻きを守るために警察まで動かすのかと。衝撃でしたね。この国では警察国家化も進んでいる。官邸を支える内閣情報調査室(内調)が公安を使ってさまざまな情報を吸い上げ、官邸はそれを政敵潰しに利用しています。
加計学園疑惑をめぐり、「あったことをなかったことにはできない」と告発した前川喜平元文科次官の出会い系バー通いが官邸寄りの新聞にリークされたり、昨年9月の自民党総裁選で対抗馬に立った石破茂さんの講演会に内調職員が潜り込んで支援者をチェックしたり。この作品で内調を取り上げたのは、安倍政治の象徴であると同時に、最も触れられて欲しくない部分ではないかと感じたからです。
――望月記者の著書が原案ということで配役が注目されましたが、ヒロインは日本人の父親、韓国人の母親を持つ米国育ちという設定。実力派女優として知られる韓国のシム・ウンギョンさんが演じていますね。
この2、3年間で現実に起きた問題を生々しく展開したかったので、当初はリアルな事件をリアルに描こうと思い、実名を使うことも考えたのですが、そうすると作品としての広がりがなくなる。個人史としてではなく、テーマとして官邸支配とメディアの萎縮を扱いたかった。映画ならではの表現の自由を生かして普遍性を持たせたかったので、フィクション仕立てにしました。
一方で、現実にリンクしたリアルなイメージを出すために、望月さん、前川さん、朝日新聞の南彰記者(新聞労連委員長)、元ニューヨーク・タイムズ東京支局長のマーティン・ファクラーさんの4人が安倍政権の実態や報道のあり方について議論している映像を劇中で流しています。
映画の設定としては、男女が出てくると作品が盛り上がるし、観客の期待値も上がる。ですが、どうしても恋愛関係の進展も期待されてしまう。その点で、シム・ウンギョンさんは男女関係という枠組みを乗り越えられる女優で、役柄にぴったりとハマった。記者と官僚の緊張感を豊かな表現力で演じてくれました。
■「干されるかも」オファー固辞が相次ぐ
――内調に出向中のエリート官僚に扮した松坂桃李さんは〈「こんな攻めた映画を作るのか!」という純粋な驚きがありました〉とコメントしていましたが、キャスティングでご苦労は?
役者のキャスティングは実はそうでもなかったのですが、スタッフ集めが難しかったですね。「テレビ業界で干されるかもしれない」と断ってきた制作プロダクションが何社もありましたし、「エンドロールに名前を載せないでほしい」という声もいくつか上がりました。映画館や出資者など協力してくれた人たちは口には出しませんが、いろいろと風当たりがあったと思います。僕自身は圧力を感じたことはありませんが。
――藤井道人監督にも一度はオファーを断られたそうですね。
監督は32歳。新聞をまったく読まない世代で、政治にも関心がなかった。それで、「民主主義国家で生きている以上、政治とは無縁ではいられない。一人一人の生身の生活と政治は切り離せない。政治から遠ざかれば、民主主義からも遠ざかる」というような話をしたんです。「上から目線ではなく、若者の視点から映画を撮ったら面白いとは思わないか。やってみないか」と。
すると、監督は俄然ヤル気を出して、東京新聞の購読を始めて、モーレツに政治の勉強を始めた。国民が何も知らなければ、権力によって意のままに分断されてしまう。そこに「政治に無関心」の怖さがある。そうしたことが政治による同調圧力に屈してしまう下地になっていることを監督は悟ったんです。うれしかったですね。
――芸能界にも政治を忖度する雰囲気が広がっているのですか。
毎年恒例の首相主催の「桜を見る会」があるでしょう。官邸は芸能人や文化人をたくさん招待している。彼らの間では、呼ばれることが一種のステータスのような雰囲気が出来上がっていますよ。官邸はSNSを通じたイメージ戦略にも非常に長けていますよね。安倍首相は若者に影響力のある芸能人には積極的に会い、彼らはその様子をツイートする。思想的に近い文化人もうまく利用して、安倍政治に都合の良い色に社会を染め上げている印象です。
――官邸自身も「安倍首相スゴイ!」と言わんばかりの動画を量産し、SNSでバンバン発信しています。
野党に比べ、実にしっかりとマーケティングができています。それと、安倍政権は2つの要素を使い分けている。来年の東京五輪開催への期待や、新元号「令和」の祝賀を利用したお祭りムードによる国威発揚。非常事態が継続しているという雰囲気づくり。要所要所で福島をはじめとする復興を持ち出し、災害に対する危機感を維持させる。核・ミサイル開発を進める北朝鮮の脅威もあおってきた。よく練られたコントロールだと思いますよ。
これではメディアがいくら政権の腐敗を報道してもかなわない。中でも、認可事業であるテレビ局は官邸に服従していると言わざるを得ない状況でしょう。結果的にメディアが官邸を守る役割を担っているのが現状です。
――政権に批判的な言論人はメディアから消え、もの言えば唇寒しの風潮が広がる一方です。
もうひとつ、安倍政治で間違っていると感じるのが、憲法改正が政治目的化していることです。憲法は法律の親分という一面ばかりが強調されていますが、憲法はそもそも、国民の代弁者である国会議員や為政者を縛るもの。為政者が前のめりに改憲を進めようとしているいまの政治状況は明らかにおかしい。なのに、国民レベルではそうした意識は希薄です。政治について財界人が遠慮なくモノを言い、学校でも職場でも語り合うようにならないとおかしい。そういう社会に戻さないとマズイことになりますよ。
(聞き手=坂本千晶/日刊ゲンダイ)
▼映画「新聞記者」 原案は東京新聞社会部の望月衣塑子記者の著書「新聞記者」。権力とメディアの裏側、組織と個人のせめぎ合いに迫る政治サスペンス。加計学園問題を彷彿(ほうふつ)とさせる医療系大学の新設をめぐる内部告発を受け、政権がひた隠す暗部を暴こうとする女性記者(シム・ウンギョン)と、出向中の内閣情報調査室で情報操作を強いられる若手エリート官僚(松坂桃李)との対峙(たいじ)や葛藤を描く。
▽かわむら・みつのぶ 1949年、福井県生まれ。慶大経済学部中退。フリーランスでイベントやCMなどのプロデューサーとして活動後、08年にスターサンズを設立。「牛の鈴音」(09年)、「息もできない」(10年)を配給。主な作品はエグゼクティブプロデューサーを務めた「かぞくのくに」(12年)、企画・製作に携わった「あゝ、荒野」(17年)、「愛しのアイリーン」(18年)など。
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[※ 『国民のしつけ方』(斎藤貴男著、インターナショナル新書010)…《それは調査報道…「番犬(ウォッチ・ドッグ)」としての役割》↑]
日刊ゲンダイのコラム【斎藤貴男 二極化・格差社会の真相/2000万円不足の次のステージは間違いなく増税キャンペーン】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/256368)。
日刊ゲンダイのコラム【高野孟 永田町の裏を読む/首相の自己都合による解散権の乱用は禁止すべきではないか】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/256452)。
《②金融審議会の報告書は本来、金融事業者向けに、“下々のこういう弱みにつけ込むと儲かりまっせ”という提言である。それがなぜ、年金財政の文脈で報じられたのか。…果たしてマスコミは今回、肝心なことにまったく言及していない。国民の生存権を約束してくれているはずの社会保障が、2012年に成立した「社会保障制度改革推進法」で…》
《「野党の衆院選準備が整わないうちに同日選を打てば、参院選の不利をはね返して両院で改憲勢力3分の2を固め直せるかもしれない、そうなれば“安倍総裁4選”の芽も出て来るだろうという、まるっきり安倍首相の自己都合による解散権の乱用でしょう。まず解散ありき、それから理由探しだから、消費増税延期はいくら何でも持ち出せないとなると、北方領土交渉を6月までにまとめるというせわしい日程を立て、それもダメとなったら日朝首脳会談はどうだ、イランに飛ぶのはどうだと、取っ換え引っ換えの多動性傾向に転がり込む。それでバタバタと忙しいから国会審議もまともに開けない。こんな大事な時に何をやっているんだとマスコミはそろって政権を叱りつけなければいけないのに、調子を合わせてお座敷を盛り上げているんだから、お話にならない」と。》
『●看板を渡してはいけない: 非増税公約で当選した議員が
増税法案に賛成票を投じたことにこそ驚く』
「酷い「決断と実行」である。ムダ内閣の本領発揮。
なぜ、今、消費税増税や大飯原発再稼働を「決断と実行」しなければ
ならないのか、理解不能である」
《消費増税法案、特別委で可決 午後に衆院通過へ
…消費増税関連法案は民自公3党で修正合意した。8法案のうち
社会保障制度改革推進法と認定こども園法改正案は3党で共同提出》
『●消費税増税にもろ手を上げて賛成するマスコミを信頼できるのか?』
《ツケは生活者に 消費税増税を柱とする社会保障と税の一体改革関連法案が
26日、衆院を通過した。政府・民主党や自民、公明両党は今国会中に
成立させる構え。同法案成立後の工程表をみると、増税ばかり先行し、
民主党が目指した社会保障制度改革が骨抜きにされた状況が浮かび上がる》
『●消費税増税・原発再稼働・TPP推進、早く民意を問うてくれ!』
《消費税増税法が成立 「代議」機能せぬ危機
…消費税増税に納得できれば、賛成の政党、候補を、できなければ
反対の政党、候補を選べばいい。もちろん、選択すべき政策は消費税だけ
ではない。政府や行政の無駄にどこまで切り込むのか、どんな社会を
つくるのか、社会保障制度改革の具体的な設計図や、
安全保障・外交政策も判断基準だ。マニフェストに嘘(うそ)はないか、
官僚の言いなりになりそうか否か、政党や候補の力量も見極めたい》
『●当該選挙民が責任を持って原発推進議員に落とし前を』
《ところが実際は公約破りに加えて、肝心の社会保障制度改革を後回し
にした。その揚げ句、増税法案が成立したとたんに最初の話になかった
公共事業拡大の大合唱です。だから国民は政府を信用しない。
それが野田首相には分からないのでしょうか》
『●「さっさと死ねるようにしてもらわないと」:
麻生太郎副総理・安倍自公政権の本音』
《介護・医療・年金で負担増…「平成の姥捨て法案」始動
…<貧乏な年寄りは死ねということ>
政府がいよいよ弱者イジメの改悪法案の成立に向けて本格的に
動き出した。臨時国会に提出された「社会保障制度改革プログラム法案」
のことである。法案の趣旨は、あくまで「社会保障制度改革の全体像や
スケジュールを決めるもの」だが、その中身はどれも国民にとっては
見過ごせない負担増ばかりだ》
『●さながらディストピア状態…年金自助努力問題
《不正確で誤解を与えたのは麻生の態度と発言》(政界地獄耳)』
『●サディスティックな《この政権はその場しのぎの
隠蔽を繰り返し民主主義を壊す「悪魔のような政権」》』
『●《100年安心の年金》の「制度」(by スシロー)…
《今のうちから投資に励んで我が身を救って下さいまし》…』
《国民の生存権を約束してくれているはずの社会保障》なはずなのに。
(浜矩子さん)《必死で預貯金を増やし、タンス預金も積み上げている》…アベ様独裁政権は、そのお金を《今のうちから投資に励んで我が身を救って下さいまし》? 狂気ですね。貯金も少なく、そのなけなしのお金をはたいてまで《投資》とはね…。
年金自助努力問題について、《ひとしきりの政府批判モドキがやんだら、10%増税は当たり前、早く20%に、いや30%だという大キャンペーンへと、ステージが移っていくものと思われる》。《要は何もかもが自己責任。政府にとって身内か富裕層でない人間などゴミと一緒だ。単なる金ヅルとして、社会保障の“充実”だの“安定化”だのをエサに、8%への消費税増税を断行した》ことを思い出すべき。「社会保障制度改革」推進というデマを喧伝しつつ、お金が足りない名目で、最悪の税制・消費税の増税…法人税や所得税の穴埋めに消えていく。
『●アホらしき税収不足! 日本の「報道の自由度」72位で、
「パナマ文書を調査しない国は…と日本くらい」』
『●「この27年間の変化は法人税が9兆円…
所得税が4兆円減り、消費税が14兆円増えたことだけなのだ」』
『●薔薇マークキャンペーン《消費税増税凍結(むしろ…
5%に減税することを掲げる…)》…むしろ消費税制廃止を』
また、アベ様の《自己都合による解散権の乱用》。
『●いい加減に学ぼう: 「白紙委任状をもらった」と
アベ様に勘違いさせるようなことをやってはいけない』
『●「選挙の真の争点」は争われたか?
〔与党自公+癒党お維キト〕の狙いは成功したのか?』
《北朝鮮やモリカケ問題は言うに及ばず、景気の先行きも不透明さを
増す中で1か月もの政治空白を作ることには批判も多いが、
日本人は得てして首相の解散権行使には寛容なようだ》
『●「草の根でリベラルな価値そのものを広めていく…
正面からリベラルな価値を訴え、裾野を広げる戦いを」!』
《安倍政権の問題点を報じず、小池百合子劇場に踊り続けたメディアの罪
今回の解散は、野党からの国会の開催要求を何カ月も無視しつづけた
あげく、招集したとたん国会議論を一切しないままの冒頭解散という暴挙。
森友・加計疑惑隠しが目的の解散であることが明らかなのはもちろん、
解散権の濫用、国会の否定という、民主主義の破壊行為だ。そして、
この選挙はこの大義なき解散に象徴される、安倍政権の独裁政治
そのものが問われた選挙だった》
『●「改憲自体が目的…首相・安倍晋三が
改憲を断行したという記念碑的目標」…《愚劣なことだ》』
《★さて、先ほどの解散権の議論だが、憲法で衆議院解散について
規定した条文としては第7条と第69条がある》
『●《これはもう、まさに、私は総理大臣首相も国会議員も
辞めるということははっきりと申し上げておきたい》』
《大嘘4 「この解散は国難突破解散だ」
9月25日、記者会見冒頭発言
で、モリカケ問題の国会追及に耐えきれなくなった安倍首相が、
民進党のゴタゴタと北朝鮮問題を助け船にして打って出たのが、国会の
冒頭解散という「大義なき解散」だった。そして、自己保身のために
解散権を濫用するという民主主義を破壊する暴挙にもかかわらず、
安倍首相は会見で「国難突破」などというインチキも甚だしい
恐怖を煽るような戦中ワードをキャッチコピーにもち出したのだ》
高野孟氏のこのコラムにあるように、《やっぱりメディアは反権力でいかないと。「いや、反権力というとイデオロギーっぽいけど、庶民目線でおかしいことはおかしいと言わなければいけない。額に汗して日々懸命に生きている国民が誰も求めていない選挙を勝手なテーマで設定して、人々を投票所に駆り立てる権限など、総理大臣に与えられてなどいませんよ、憲法上も」と、ベテラン議員の怒りは収まらない》。
やはり、アベ様の「政」で唯一〝成功〟した《メディアコントロール》。あまりに罪深い。
『●自由民主《党が首相ユーゲント化》し、
ニッポン《国民に「やってる感」を植え付け》、アベ様は国政を私物化』
『●アベ様の政で唯一〝上手く行っている〟メディアコントロール…
「一人でも権力に立ち向かう」とはいうものの…』
『●【<金口木舌>権力はうそをつく】《イラク戦争…
大量破壊兵器の保有は後に捏造だと明らかになった》』
『●《安倍派のライバル候補に対する選挙妨害を
反社会勢力にも通じる人物に頼》む…なぜに報じられないの?』
『●《テンチョンニュース》で決して報じない
《安倍さんが直接関わった疑惑。民主主義の根幹を壊す犯罪行為》』
『●国連《表現の自由侵害許されぬ》…アベ様や
最低の官房長官ら馬さんや鹿さんの耳には、哀しき馬耳東風…』
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/256368】
斎藤貴男
二極化・格差社会の真相
2000万円不足の次のステージは間違いなく増税キャンペーン
2019/06/19 06:00
(「年金の持続可能性を確保し、100年安心という仕組みにした」
(安倍首相、10日参院決算委で)/(C)共同通信社)
例の「2000万円」騒動。「100年安心」うんぬんはもとより、バラ色の未来みたいに喧伝されていた“人生100年時代”のデタラメさと、国民をなめ切った政府の姿勢が改めてあらわになった。
麻生太郎金融担当相(兼副首相兼財務相)が、問題の報告書の受け取りを拒否したのには呆れた。それで何もなかったことになる、のか?
安倍首相は国会で、それでも「100年安心は確保されている」と嘘の重ね塗り。
私たちは怒り狂ってよい。ただ、何だか騒がれ過ぎのような気もする。なぜなら――。
①年金だけで老後を暮らせるはずがないのは初めから常識だ。バブル時代のワンルームマンション業者だって、「数千万円は足りなくなるから投資を」と宣伝していた。
②金融審議会の報告書は本来、金融事業者向けに、“下々のこういう弱みにつけ込むと儲かりまっせ”という提言である。それがなぜ、年金財政の文脈で報じられたのか。
果たしてマスコミは今回、肝心なことにまったく言及していない。国民の生存権を約束してくれているはずの社会保障が、2012年に成立した「社会保障制度改革推進法」で「国民が自立した生活を営むことができるよう、家族相互及び国民相互の助け合いの仕組みを通じてその実現を支援していく」と定義されたこと。翌13年の「社会保障制度改革プログラム法」で、政府の役割が「自助・自立のための環境整備等の推進を図るものとする」と、極端に狭くされてしまっている事実である。
要は何もかもが自己責任。政府にとって身内か富裕層でない人間などゴミと一緒だ。単なる金ヅルとして、社会保障の“充実”だの“安定化”だのをエサに、8%への消費税増税を断行した。
ところが、実際には年金カット法をはじめ、社会保障の縮小があからさまになった。官邸の選挙対策もあり、10月の10%増税の凍結・延期が囁かれる局面。増税命の財務省が、そうはさせじと関係の深い金融庁に件の報告書をまとめさせ、軽減税率欲しさで当局に忠実な新聞各紙が煽った、という構図ではないか。
御用新聞の「読売」が、「政府と与野党は、超高齢化社会への備えについて冷静に論じるべき」だと書いていた。ということは、すでに官邸とも調整済みか。ひとしきりの政府批判モドキがやんだら、10%増税は当たり前、早く20%に、いや30%だという大キャンペーンへと、ステージが移っていくものと思われる。
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/256452】
高野孟
永田町の裏を読む
首相の自己都合による解散権の乱用は禁止すべきではないか
2019/06/20 06:00
(「解散はありうる」と発言をした萩生田幹事長代行(左)(C)日刊ゲンダイ)
「解散風」がようやく収まった。萩生田光一幹事長代行が4月18日のテレビ番組で「消費増税延期で早期の衆議院解散はありうる」と発言したのが発端となって、安倍晋三首相の周辺や官邸近辺から笛や太鼓が響き渡り、それに浮かれたマスコミが提灯を振り振り踊りまくったこの約2カ月間の同日選騒動ほど、不愉快なものはなかった。
「だってそうでしょう」と野党のベテラン議員が怒る。
「野党の衆院選準備が整わないうちに同日選を打てば、参院選の不利をはね返して両院で改憲勢力3分の2を固め直せるかもしれない、そうなれば“安倍総裁4選”の芽も出て来るだろうという、まるっきり安倍首相の自己都合による解散権の乱用でしょう。まず解散ありき、それから理由探しだから、消費増税延期はいくら何でも持ち出せないとなると、北方領土交渉を6月までにまとめるというせわしい日程を立て、それもダメとなったら日朝首脳会談はどうだ、イランに飛ぶのはどうだと、取っ換え引っ換えの多動性傾向に転がり込む。それでバタバタと忙しいから国会審議もまともに開けない。こんな大事な時に何をやっているんだとマスコミはそろって政権を叱りつけなければいけないのに、調子を合わせてお座敷を盛り上げているんだから、お話にならない」と。
やっぱりメディアは反権力でいかないと。
「いや、反権力というとイデオロギーっぽいけど、庶民目線でおかしいことはおかしいと言わなければいけない。額に汗して日々懸命に生きている国民が誰も求めていない選挙を勝手なテーマで設定して、人々を投票所に駆り立てる権限など、総理大臣に与えられてなどいませんよ、憲法上も」と、ベテラン議員の怒りは収まらない。
確かに、マスコミが解散問題となると腰が引けてしまう一因に、解散は首相の専権事項という政界常識があるのかもしれない。「7条解散」というもので、憲法第7条に天皇が「内閣の助言と承認によって」行う国事行為のひとつとして「国会を解散する」と書いてあるので、内閣が好きな時に天皇に解散を宣示させてもいいのだという、第3次吉田内閣が52年の「抜き打ち解散」の際に“発明”した屁理屈である。
私はこれは天皇の政治利用の究極だと思うので、まずはこの「7条解散」を禁止し、衆議院がいたずらな解散風に怯えずに落ちついて仕事ができるようにすることが大事だと考える。
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[●『新聞記者』(望月衣塑子著)…《ひとつずつ真実を認めさせて、さらに裏を取っていくこと―――》↑]
リテラのお薦め記事【望月衣塑子原案、松坂桃李出演の映画『新聞記者』が描く「安倍政権」の不正がリアルすぎる! 内閣情報調査室の謀略も】(https://lite-ra.com/2019/06/post-4799.html)。
《明日、あまりに衝撃的な一本の映画が全国公開される。菅義偉官房長官に果敢に切り込みつづけている東京新聞・望月衣塑子記者の著書を原案とした藤井道人監督の『新聞記者』だ。一体、何が衝撃的なのか。それは、劇映画というフィクション作品でありながら、ここ数年のあいだに安倍政権下で起こった数々の事件をまさに総ざらいし、あらためてこの国の現実の“異常さ”を突きつけていること。そして、その“異常さ”の背後にある、官邸の“謀略機関”となっている内閣情報調査室の暗躍を正面から描いていることだ…普段、御用メディアによる報道しか接していない人がこの映画を観れば、「こんな腐敗や不正が立てつづけに起こるなんてフィクションだ、映画の世界の話だ」と思うかもしれないが、これはすべて実際に、短期間のあいだに起こったことなのだ》
現在進行形のアベ様独裁政権を批判している映画。《ここ数年のあいだに安倍政権下で起こった数々の事件をまさに総ざらいし、あらためてこの国の現実の“異常さ”》《これはすべて実際に、短期間のあいだに起こっ》ていることを描いていて、《フィクションだ、映画の世界の話だ》と思っている「1/4と2/4」の方々を目覚まし得る映画。
『●『新聞記者』(望月衣塑子著)読了…《ひとつずつ真実を
認めさせて、さらに裏を取っていくこと―――》』
『●《改ざんを命じられたときも相当抵抗…。
やっているのは犯罪。自分の信念や理に反して悔しかっただろう》』
『●アベ様の政で唯一〝上手く行っている〟メディアコントロール…
「一人でも権力に立ち向かう」とはいうものの…』
『●【<金口木舌>権力はうそをつく】《イラク戦争…
大量破壊兵器の保有は後に捏造だと明らかになった》』
『●《安倍派のライバル候補に対する選挙妨害を
反社会勢力にも通じる人物に頼》む…なぜに報じられないの?』
『●《テンチョンニュース》で決して報じない
《安倍さんが直接関わった疑惑。民主主義の根幹を壊す犯罪行為》』
『●暴言連発「あなたに答える必要はありません」
「ここは質問に答える場所ではない」「その発言だったら、指しません」』
『●『官邸ポリス』と監視社会・警察国家と前川喜平さん…
映画『新聞記者』と現独裁政権批判と望月衣塑子さん』
『●木下昌明さん《あの黒く目隠しされた羊…
実は何も知らないで日々を送っているわたしたちのことではないのか?》』
《内閣情報調査室の暗躍》…《ひとつは…マスコミへの警告、もうひとつは…当人への警告》。こんな恐ろしい、監視社会・警察国家に成り果てています。《内調と官邸が一体化し、告発者だけではなくマスコミまで恫喝するために、何の事件性もないものを最大手の新聞社に記事として掲載させる──》…現実に起こったことです。
内閣情報調査室の現実は? 例えば、記事にも取り上げられていますが、翁長雄志元沖縄県知事へのバッシング、デマ・フェイク拡散。そこに便乗した《メディアコントロール》な広報紙や宣伝誌。さらに、『ニュース女子』などのデマ媒体。
『●「そんな当たり前のこと」が通用しない
最低の官房長官記者会見…「ここは質問に答える場所じゃない…」?』
《たった一人で闘う前川さんや詩織さんの勇気を、黙って見ているだけでいいのか
安倍官邸の卑劣さは言うまでもない。質問には答えず、望月記者の
質問を削るために会見の開始を遅らせ時間を短縮させてもきた。
さらに官邸は、いいがかりでしかない注意喚起の文書を東京新聞に
送りつけた(詳しくは既報参照…)。内閣情報調査室や公安を使い、
望月記者の身辺調査をおこなっているという情報もある》
『●「有印公文書偽造=決裁文書書き換え」朝日新聞大スクープ
…その直後にアベ様らのやっていたこと』
《安倍首相自らスクープの「ネタ元」潰しに血道…朝日新聞の
文書改ざん疑惑報道で参院予算委が“炎上”した今月2日、
安倍首相の行動はロコツだった。…官邸でイの一番に会ったのは、
内閣情報調査室(内調)トップの北村滋内閣情報官…は、
加計学園問題を告発した前川喜平前文科次官の「出会い系バー」通い
調査を行い、“レイプもみ消し”疑惑が報じられた山口敬之元TBS記者が
泣きついた相手と報じられている。安倍首相の“懐刀”で
「官邸のアイヒマン」の異名を取るスゴ腕だ》
『●翁長雄志知事亡くなる…「折れない、言うことをきかない
翁長知事に対し、安倍政権が陰湿ないじめ、報復」』
《■公安、内調を使った翁長知事へのデマ攻撃、そして沖縄ヘイト
嫌がらせで翁長知事が折れるのを待つ──。しかも、安倍官邸は
内閣情報調査室や公安を使って翁長スキャンダルを必死で探させ、
菅義偉官房長官はオフレコの場で翁長知事のマイナス情報を喧伝。
官邸は読売新聞や産経新聞、週刊誌などにデマ情報をリークして
“翁長バッシング”を展開してきた》
オモシロい記事が日刊ゲンダイに出ていました。映画『新聞記者』を見に行ってたのかもね?
【「首相動静」から消え…“官邸のアイヒマン”に飛び交う臆測】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/257039)によると、《火曜日の男が消えた――。今週火曜の首相動静に安倍首相の側近の名前が載っていなかったことを巡り、永田町に臆測が飛び交っている。その男とは、内閣情報調査室トップの北村滋内閣情報官…。諜報のプロとして「官邸のアイヒマン」の異名を持つ人物だ…■背景に参院選前の「北朝鮮すがり」 …参院選直前の見せ場のはずだった大阪G20も米ロ両国にソデにされ、もはや形無し。“外交のアベ”は参院選の目玉づくりに、完全にソッポを向かれた北朝鮮にすがる道しか残されていないようだ》。
あらためて、監督や俳優の皆さん、全ての関係者の皆さんに、敬意を表します。特に、俳優の皆さん、よく出演して頂いたと思います。その勇気に、感謝します。
『●『佐高信の新・筆頭両断』読了(2/2)』
『●成田三樹夫さん、《権力にへたへたする役者じゃ意味がない。
…バカがどんどん図にのるんだよ、ハハハ》』
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【https://lite-ra.com/2019/06/post-4799.html】
望月衣塑子原案、松坂桃李出演の映画『新聞記者』が描く「安倍政権」の不正がリアルすぎる! 内閣情報調査室の謀略も
2019.06.27 02:22
(映画『新聞記者』公式サイトより)
明日、あまりに衝撃的な一本の映画が全国公開される。菅義偉官房長官に果敢に切り込みつづけている東京新聞・望月衣塑子記者の著書を原案とした藤井道人監督の『新聞記者』だ。
一体、何が衝撃的なのか。それは、劇映画というフィクション作品でありながら、ここ数年のあいだに安倍政権下で起こった数々の事件をまさに総ざらいし、あらためてこの国の現実の“異常さ”を突きつけていること。そして、その“異常さ”の背後にある、官邸の“謀略機関”となっている内閣情報調査室の暗躍を正面から描いていることだ。
ストーリーは、東都新聞という新聞社に、ある大学新設計画にかんする極秘文書がFAXで送られてくることからはじまる。取材に動くのは、日本人の父親と韓国人の母をもち、アメリカで育った女性記者・吉岡エリカ(シム・ウンギョン)。そうした最中にも、政権に絡んだきな臭い問題が立てつづけに起こるのだが、その裏側で動いているのが、内閣情報調査室だ。
内調に出向している若き官僚・杉原拓海(松坂桃李)は、粛々と任務をこなしていた。政権を守るための情報操作に、政権に楯突く者たちを陥れるためのマスコミ工作……直属の上司である多田内閣参事官(田中哲司)は「国のため」「国民のため」だと言うが、そんななかで杉原の元上司である官僚が自殺したことをきっかけに、吉岡が追う大学新設計画にかんする国家ぐるみの計画を知ることになるのだが──。
観客にとってきっと忘れられないシーンになるであろうラストまで、息をつかせない重厚な政治サスペンスが繰り広げられる『新聞記者』。だが、あらためてハッとさせられるのは、物語を大きく動かしていく大学新設計画の問題のほかにも、政権に睨まれた元文科省官僚に対するスキャンダル攻撃や、“総理ベッタリ記者”による性暴力被害ともみ消しを訴える告発、政権とメディアの癒着・圧力、官僚の自殺など、さまざまな事件が起こってゆく点だ。
微妙な違いはあるものの、これらは言うまでもなく、この国で実際に起こった森友公文書改ざん問題での近畿財務局職員の自殺や、加計学園問題に絡んだ前川喜平・元文科事務次官に仕掛けられた官邸による謀略、伊藤詩織さんによる告発などが下敷きになっている。実際、本作の企画・製作をおこない、エグゼクティヴ・プロデューサーを務めている河村光庸氏は、このように述べている。
「これらの政治事件は本来であれば一つ一つが政権を覆すほどの大事件です。ところがあろうことか、年号が令和に変わろうが継続中であるべき大事件が一国のリーダーと6人の側近の“令”の元に官僚達はそれにひれ伏し、これら大事件を“うそ”と“だまし”で終りにしてしまったのは多くの国民は決して忘れはしないでしょう」(「論座」6月23日付)
普段、御用メディアによる報道しか接していない人がこの映画を観れば、「こんな腐敗や不正が立てつづけに起こるなんてフィクションだ、映画の世界の話だ」と思うかもしれないが、これはすべて実際に、短期間のあいだに起こったことなのだ。逆に、この一連の動きを知っている観客ならば、本作によって、あらためてこの国の現実に背筋が凍ることは間違いない。
そして、なんと言ってももっとも衝撃的なのが、官邸と一体化した内閣情報調査室の暗躍ぶりだ。「こんなことまでやっているのか」と驚愕させられる謀略の数々に、これもまた観客のなかには「映画だから」と言う人もいるかもしれないが、内調の問題を追及してきた本サイトから先に言っておくと、映画が描いている内調の謀略は現実にやっていることがほとんどだ。
たとえば、映画では、伊藤詩織さん事件をモデルにしたと思われる事件をめぐり、松坂演じる杉原が上司に命じられるままチャート図をつくって週刊誌に横流しするシーンが出てくるが、現実でも同じことが起きていた。伊藤詩織さんが司法記者クラブで実名顔出しで記者会見をおこなった際、詩織さんと詩織さんの弁護士と民進党の山尾志桜里議員の関係をこじつけ、詩織さんを「民進党関係者」だとするフェイクチャート図の画像がネット上に出回ったが、これも、内調が謀略チャート図を政治部記者に流していたと「週刊新潮」(新潮社)が報じているし、本サイトの調査では、内調が情報を直接2ちゃんねるに投下した可能性すらうかがわれた。
■本物の前川喜平氏も映画に登場し“出会い系バー”通いの謀略を証言!
さらに、映画には、前述したように、前川喜平元文科事務次官の“出会い系バー通い”リーク問題を下敷きにしたと思われる事案も登場する。
本サイトでは繰り返しお伝えしてきたが、前川氏の“出会い系バー通い”の情報は、もとは公安出身の杉田和博官房副長官や内調が調査して掴んだものだったという。それを使って加計学園問題の「総理のご意向」にかんする前川氏の告発の動きを封じ込めるために、読売新聞にリークしたのだ。
当時、本サイトはいち早く報じたが、じつは読売の記事が出た直後から、官邸記者クラブのオフレコ取材では読売記事についての話題が出ていた。そのなかで読売に情報を流したと言われている安倍首相側近の官邸幹部が、記者にこう言い放っていたことをキャッチしている。
「読売の記事にはふたつの警告の意味がある。ひとつは、こんな人物の言い分に乗っかったら恥をかくぞというマスコミへの警告、もうひとつは、これ以上、しゃべったらもっとひどい目にあうぞ、という当人への警告だ」
内調と官邸が一体化し、告発者だけではなくマスコミまで恫喝するために、何の事件性もないものを最大手の新聞社に記事として掲載させる──。とんでもない話だが、映画では、この内調の前川元次官に対する謀略報道とそっくりなディテールが登場するのだ。
しかも、驚いたのは、前川氏本人が映画に登場したことだ。主人公が見ている「番組」という設定で、前川氏や新聞労連委員長で朝日新聞記者の南彰氏、元ニューヨーク・タイムズ東京支局長であるマーティン・ファクラー氏、そして原案者である望月氏の座談会の模様が挿入されるのだが(この動画は公開前に「ハフィントンポスト」がYouTubeで公開中)、前川氏はそのなかで週刊誌にも“出会い系バー通い”がリークされたことを明かしている。
「あるほう(「週刊新潮」)は『新宿である店に出入りしているそうだけども、その話が聞きたい』と言ってくる。もうひとつのほう(「週刊文春」)は『そういう話を聞いたんだけども、そっちの話じゃなくてあっちの話を聞きたい』と。そっちは書かないけれども、書かない代わりに、ある大学の獣医学部設置にかかわる内情を聞きたいと。そういうアプローチがあったんですよね。これは非常にわかりやすかった。それは出所は同じだったんだろうと思うわけでね」
■原案の望月記者も「望月さんを内調が調べ始めた」と国会議員らから聞かされたと証言
もうひとつ興味深かったのは、この座談会で、東京新聞の望月記者も自分が内調に狙われていたことを明かしたことだ。
「私自身の記憶で言うと、やはり非常にバトルを官房長官とやっていたときに、ある内調(の人物)が、非常に仲が良いと、私はその議員が誰だか知らないんですけど、その国会議員に、内調が『望月さんってどんな人?』という調べる電話をかけてきた。この国会議員が非常に仲が良い、あるジャーナリストの人に『望月さんのこと内調が調べ始めたよ』という話をするんですね。この人(ジャーナリスト)から私に『望月、調べられているから気を付けておけ』っていう」
「彼(内調)が知っている政治家とかジャーナリストを使って、あなたを見ているんですよと、ウォッチングしているんですよ、ということを、やっぱり政権を批判的に言ったり厳しめにつっこんでいる私とかに対して、間接的な圧力になるように、そういうことをやると」
官房長官会見で質問をおこなうことは記者として当然の行為であり、それに答えるのが官房長官の務めだ。しかし、その当然のことをするだけの望月記者に質問妨害をおこなったり、官邸記者クラブに恫喝文書を叩きつけている官邸。だが、それだけではなく、内調を使ってこんな脅しまで実行しているのだ。
いや、内調と官邸による情報操作、マスコミ工作は映画で描かれているもの以外でもいくらでもある。
たとえば、2014年、小渕優子経産相や松島みどり法相など、当時の安倍政権閣僚に次々と政治資金問題が噴出した直後、民主党の枝野幸男幹事長、福山哲郎政調会長、大畠章宏前幹事長、近藤洋介衆院議員、さらには維新の党の江田憲司共同代表など、野党幹部の政治資金収支報告書記載漏れが次々と発覚し、政権の“広報紙”読売新聞や産経新聞で大きく報道された(所属と肩書きはすべて当時)。ところが、この時期、内調が全国の警察組織を動かし、野党議員の金の問題を一斉に調査。官邸に報告をあげていたことがわかっている。
また2015年、沖縄の米軍基地問題で安倍官邸に抵抗していた翁長雄志・沖縄県知事(当時)をめぐって、保守メディアによる「娘が中国に留学している」「人民解放軍の工作機関が沖縄入りして翁長と会った」といったデマに満ちたバッシング報道が巻き起こったが、これも官邸が内調に命じてスキャンダル探しをおこない、流したものといわれている。
野党や反対勢力だけではない。前川氏に対してもそうだったように、内調は官僚の監視もおこなっている。2017年には韓国・釜山の総領事だった森本康敬氏が電撃更迭されたが、これは森本氏がプライベートの席で慰安婦像をめぐる安倍政権の対応に不満を述べたことを内調がキャッチ。官邸に報告した結果だったと言われる。
■報道の萎縮が進行するなか、映画『事件記者』が突きつけるメディアの使命!
まるで映画のような話だが、この映画のような謀略が、この国では当然のようにおこなわれているのである。そういう意味では、『事件記者』が描いているのはフィクションではなく、まさに現実なのだ。
しかし、このような独裁的な振る舞いを平気で見せる安倍政権下で、状況をさらに悪くさせているのは、あらためて指摘するまでもなく、メディアの姿勢だ。映画『新聞記者』は、吉岡記者の姿を通し、強大な権力と対峙する恐怖のなかでも真実を伝えようとするジャーナリストの使命を浮き彫りにしている。
前述したエグゼクティヴ・プロデューサーの河村氏は、製作にあたっての思いをこうも述べている。
「前提としてですが、私はどこかの野党や政治勢力に与するものではありませんし、この作品は一人の記者を礼賛するでもありません。むしろ報道メディア全体、記者一人一人に対するエールを送るつもりで作りました。
「これ、ヤバいですよ」「作ってはいけないんじゃないか」という同調圧力を感じつつ映画を制作し、宣伝でも多くの注目を浴びつつも記事にはしてもらえず、それでも何とか公開まで持っていこうというのが今の状況です」
大手メディアで政権への忖度がはたらき、報道の萎縮が進行しているなかで、映画でこの国の問題に正面から向き合う──。河村氏をはじめ、見事な作品へと昇華させた藤井監督、製作側の思いに応えたキャスト陣(とりわけ人気俳優でありながら、この挑戦的な作品に主演した松坂桃李)には、大きな拍手を送りたい。そして、ひとりでも多くの人が劇場に足を運び、映画のヒットによって大きなうねりが生まれることを期待せずにはいられない。
(編集部)
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[●『新聞記者』(望月衣塑子著)…《ひとつずつ真実を認めさせて、さらに裏を取っていくこと―――》↑]
レイバーネットのコラム【木下昌明の映画の部屋『新聞記者』/日本にもようやく生まれた反権力映画~藤井道人監督『新聞記者』】(http://www.labornetjp.org/news/2019/0621eiga)。
《が、映画は必ずしも望月の本をなぞったものとなっていないし、主人公の記者も、望月を暗示したものとなっていない。本とは独立した一種のミステリーふうのサスペンスといった趣を呈している。わたしはそこがいいと思った。内容は『東京新聞』ならぬ『東都新聞』が主な舞台。何者かから送られてきたファックスで社会部が沸きたつ。(木下昌明)》
木下昌明さん《あの黒く目隠しされた羊は何を意味しているのか。実は何も知らないで日々を送っているわたしたちのことではないのか?》 「アベ様の政で唯一〝上手く行っている〟メディアコントロール…」であるからこそ、見ておくべき映画のようです。《日本新悲劇の座長》(星田英利さん)な裸のアベ様とその悪政について、《実は何も知らないで日々を送っている》「与党自公や癒党お維を支持している「1/4」の皆さん、国会や政治に興味もなく、選挙に行きもしない眠り猫な「2/4」の皆さん」、他の批評家の方によると《本作は現政権の、現在進行中の未解決事件を映画化した点で前代未聞》だそうですよ。
木下昌明さん《本とは独立した一種のミステリーふうのサスペンスといった趣》だそうです。《日本にもようやく生まれた反権力映画》とも。望月衣塑子さんの原作は原作で、とても面白く、《反権力》《政権をチェックしようという意識が…》感じられますので、是非、読んでみて下さい。
『●『新聞記者』(望月衣塑子著)読了…《ひとつずつ真実を
認めさせて、さらに裏を取っていくこと―――》』
「日本テレビや朝日新聞、TBS、下足番新聞への転職…《清水潔さん…
「東京新聞で記者を続けたほうがいいんじゃないかな」》
《転職に初めて意見を言った父 …返ってきたのはあまりにも
意外な言葉だった。「お父さん、読売だけは嫌なんだよ」
父が切なそうに訴えてくるのを、初めて聞いた》」
『●アベ様の政で唯一〝上手く行っている〟メディアコントロール…
「一人でも権力に立ち向かう」とはいうものの…』
『●【<金口木舌>権力はうそをつく】《イラク戦争…
大量破壊兵器の保有は後に捏造だと明らかになった》』
『●《安倍派のライバル候補に対する選挙妨害を
反社会勢力にも通じる人物に頼》む…なぜに報じられないの?』
『●《テンチョンニュース》で決して報じない
《安倍さんが直接関わった疑惑。民主主義の根幹を壊す犯罪行為》』
『●暴言連発「あなたに答える必要はありません」
「ここは質問に答える場所ではない」「その発言だったら、指しません」』
『●『官邸ポリス』と監視社会・警察国家と前川喜平さん…
映画『新聞記者』と現独裁政権批判と望月衣塑子さん』
監督や俳優の皆さん、全ての関係者の皆さんに、敬意を表します。
『●『佐高信の新・筆頭両断』読了(2/2)』
『●成田三樹夫さん、《権力にへたへたする役者じゃ意味がない。
…バカがどんどん図にのるんだよ、ハハハ》』
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【http://www.labornetjp.org/news/2019/0621eiga】
木下昌明の映画の部屋『新聞記者』
●木下昌明の映画の部屋・第254回『新聞記者』
日本にもようやく生まれた反権力映画
深夜の東京、ある新聞社のがらんとしたフロアのファックスに、両目を黒く塗りつぶした羊の絵が送られてくるシーンからはじまる――藤井道人監督の『新聞記者』は、政権の陰謀を暴露したフィクションである。
これをみて、わたしは日本にもようやく反権力の映画がつくられたか、という思いを抱いた。羊の導入部からどんな展開になるかワクワクしながらみていたが、期待にたがわぬ作品になっていた。
映画の原案は、同名の本(角川新書)をかいた『東京新聞』の望月衣塑子記者と、この映画のプロデューサー河村光庸の2人によるもので、脚本は詩森ろばのほか藤井監督と高石明彦の3人が当たっている。が、映画は必ずしも望月の本をなぞったものとなっていないし、主人公の記者も、望月を暗示したものとなっていない。本とは独立した一種のミステリーふうのサスペンスといった趣を呈している。わたしはそこがいいと思った。
内容は『東京新聞』ならぬ『東都新聞』が主な舞台。何者かから送られてきたファックスで社会部が沸きたつ。羊の絵を表紙にした大学院大学の建設についての分厚い資料だったからだ。誰がなんのために? 大学新設にくわしい政府官僚がリークしたものか? 社会部ではこのナゾを探ることになり、デスクから吉岡エリカが担当に指名される。
この吉岡が主人公となるのだが、それを演じるのがなんと韓国女優のシム・ウンギョ。シムといえば、5年前に韓国映画の『怪しい彼女』の主人公を演じて一躍その名を馳せた若い女優である。70歳の老女が、ある日突然20歳の娘に若返って歌ったり踊ったり恋をしたり。これが絶品のロマンティックコメディーで、わたしは彼女にみとれて恥ずかしながら何度もみている。
そんな彼女にはたしてこんなシリアスなドラマの主演がつとまるのか。それも官房長官を前に早口で質問をあびせた望月のようなマネができるのか、とハラハラしながらみた。が、シムの記者役は、もっぱら取材・調査活動なので、官僚たちを追いかけたり、パソコンで調べたりの仕事である。また、望月の記者人生とは違って、吉岡のそれはアメリカ生まれのアメリカ育ちで、母が韓国人で日本人の父とアメリカで出会って結婚した設定になっている。
では、そんな彼女がなぜ日本の新聞記者となったのか――それは彼女の父も新聞記者で、日本で首相がらみの不正融資事件をスクープしたものの「誤報」に仕立てられてメディアから叩かれ、自殺に追い込まれた。その父の死の真相を探るために日本で記者となった。それが彼女の内にひめた動機であり、取材する彼女の執念ともなっている。
その点、望月のほうは日本生まれの日本育ちで、アメリカに留学体験はあるものの父は日本の業界新聞の記者であり、がんで亡くなっている。望月の本には、彼女がいかにして新聞記者になったのか、その経緯がかなりの比重を占めていて、望月を人気者にした菅官房長官への質問の裏側もかかれている。それによると、彼女は子ども時代演劇少女で、質問のときなどその演劇で学んだことが功を奏したと語っている。そうか、あの菅を相手に延々と質問をつづけた度胸は演劇でつちかったものなのか、と納得できた。
わたしが望月の本で特に共感したのは、彼女が最後のページで、ガンジーがいったという一文「世界を変えるためにではなく、世界によって自分が変えられないようにするため」云々をモットーに自分を戒めていることである。そこにわたしは彼女の強い意志のありかをみた。そして映画では、父の無念を背負った吉岡が「誰よりも自分を信じ、疑え」をモットーに官僚たちに執拗に食い下がり、自宅まで押しかけるくだりに彼女の記者魂をみることができた。
なお、望月の本には出ていないが、映画にはもう一人重要な人物が登場する。それは日本映画ではよく知られた松坂桃李が主演していることだ。かれは内閣情報調査室(内調)の若手官僚の一員としてパリッと背広を着こなしていた。彼の名は杉原拓海で、この杉原の内調と吉岡の新聞社会部とを交互にとらえている。が、新聞社のほうはふつうのカラー画面なのに、内調のほうはブルーがかった色調に切り換わっている。新聞社のほうはいろんな資料で雑然としているが、内調のほうは多くの人々がいるのに整然としている。これによって画面が矢つぎ早に転換しても、観客には二つのフロアの違いが見分けられる。
そして内調の別室には、ベテラン脇役の田中哲司が演じる内閣参事官がポツンと座って、上から電話指示を待っている。ちょっとこちらの方はSF映画のふんいきを漂わせている。そこで、内閣にかかわる報道がニュースで流されてくると、直ちにありもしない現実をつくり出すよう部下に指示する。平然と白を黒といいくるめる参事官の態度にはあきれてしまう。しかし、実際に国会での官僚の答弁をテレビで視聴していると、これらの画面がリアルティーをもって迫ってくるからふしぎだ。ウソをホントにみせかける日本がここからうまれてくる――と映画は訴える。
こうして新聞(メディア)と内調(権力)との真実と虚偽のせめぎ合いの構図が浮かび上がってくる。同時に、この葛藤が日本の中枢部である東京のど真ん中で行われていることを示すために、高層ビルの林立した昼と夜の全景も切りとってみせる。また直接の現場はほとんど国会周辺で、議事堂や総理官邸前の歩道が何度か出てくる。ここらは3・11以降、わたしにとってなじみの場所だ。ここで吉岡は官僚らを待ちかまえて取材している。それをみている観客は、いつしかいっしょに新設大学事件を追いかけるような気分になっていく。
が、彼女の追いかける官僚の一人が、ビルの屋上から投身自殺をとげる。彼女はそれに衝撃をうけ、首吊りした父の死と重ね、何か似ていると。その自殺した官僚は杉原の外務省時代の尊敬する上司でもあった。杉原は、自殺の前にかれから「おれのようになるなよ」と忠告されていた。そのかれの死とともに、かれが内調によってマークされていたことを知る。この自殺は、現実にあった森友学園事件で「改ざん」をしいられた財務局の職員のケースを彷彿させる。
映画は全体に抑制した静かな画面ながら緊迫の連続で目が離せない。吉岡と杉原の交互に映される短いクローズアップのショットにも観客はぐいとひきこまれよう。政権の陰謀がのぞきみえてくるからだ。それは大学とは名ばかりの医療研究所を軍事利用に転用させようとしていることである。
ここではその点にふれないが、わたしは楠山忠之監督の『陸軍登戸研究所』(06年)のドキュメンタリーを想起した。そこでは細菌兵器の製造や動物ばかりか人体実験まで行われていた。また森村誠一の『悪魔の飽食』(光文社のちに角川書店)で告発した石井四郎率いる731部隊の非人道的所業を思い出した。映画をみていて、いまの政権が、かつての日本軍と同じことをやろうとしているのか、とおぞましく感じた。
これは単なるフィクションと願いたいものだが、そんな思いとは裏腹に、現実の動きと照らし合わせてみるとなかなかリアルなのである。文科省が不要だといっていた獣医学部をなぜ設置するのかのナゾもこれでとけた。
あの黒く目隠しされた羊は何を意味しているのか。実は何も知らないで日々を送っているわたしたちのことではないのか?
※6月28日より東京・新宿ピカデリーほか全国公開
〔追記〕これは『月刊東京』の5・6月号より転載したものです。転載にあたって一部をカットしました。
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日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/トランプの“パシリ”安倍が得たものは】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201906170000092.html)。
日刊ゲンダイのコラム【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/政権べったりのNHKは恐ろしいことをしてるって気づいてよ】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/256536)。
《アヤトラ(アーヤトッラー)の称号を持つハメネイ師が首相の父、安倍晋太郎との信頼関係からだとツイッターにつづっている。「安倍晋三は元外務大臣・安倍晋太郎の息子である。あの古い友人の息子を侮辱するために? いいえ。もちろんイランは日本のタンカーを攻撃することはありません。そしてアヤの古い友人の息子が訪問しているときはもちろんです」。ハメネイ師は「核兵器を製造も保有も使用もしないとの発言があった」と首相は伝えたが、その際、非核三原則や日本の憲法9条がハメネイ師から高い評価を受けたとの一部情報もある。日本外交にとっては得るものの大きかった“仲介”だったはずだ》。
《「日本が今戦争になったら、NHKのニュースは、本当に大本営発表を流すだろう。ここまで来ると、さすがに恐くなってくる。」(作家・平野啓一郎)》。
《非核三原則や日本の憲法9条がハメネイ師から高い評価を受けたとの一部情報もある》…アベ様は、なぜそれを主張しないの? 主張や報道の仕方によっては、《日本外交にとっては得るものの大きかった“仲介”だったはず》なのではないか?
まぁ、無理ですね。だって、アベ様は壊憲イノチ・9条破壊原理主義者ですし、小型核兵器保持OKですもの…。
『●オバマ氏の広島訪問さえも単なる選挙対策…
…自民党は「口だけ」、選挙で同じ過ちを繰り返してはいけない』
『●「台湾の原発ゼロ」…あ~ニッポンは、
3.11東電原発人災に正しく学ばない中毒患者と『続・猿の惑星』』
『●石破茂氏「日本への核拡散」発言と山尾氏「私事」による
離党の事の軽重…マスコミはわきまえているか?』
『●「いや、ミサイル落ちたら、うちら民間人だって死ぬわな。
Jアラートでしゃがみ込んでも意味ないよ」』
『●トランプ氏「学校の先生たちを銃で武装させる」…
アベ様は「戦争できる国」になり、「銃を持った善人」に』
《日本政府、つまり安倍首相の考えは、
“核の保有や核兵器の使用は認められるべき”なのだ。
…安倍首相は官房副長官時代の2002年に、早稲田大学で
開かれた田原総一朗氏との対話のなかで
「憲法上は原子爆弾だって問題ではないですからね、憲法上は。
小型であればですね」と語っている」》
『●斎藤美奈子さん、《え、ロシアと戦争するんですか?
勝てると思ってるんですか?》…日露戦争で歴史が?』
《非核三原則や日本の憲法9条がハメネイ師から高い評価を受けたとの一部情報もある》…そんなことを報じるどころか、《日本が今戦争になったら、NHKのニュースは、本当に大本営発表を流すだろう。ここまで来ると、さすがに恐くなってくる》(平野啓一郎さん)ような惨憺たる状況。アベ様の政で唯一〝上手く行っている〟《メディアコントロール》な《テンチョンニュース》状態…。
『●《戦争が廊下の奥に立つてゐた》…
《そんな時代にしてはならない》はずが、癒党お維や与党議員ときたら』
「琉球新報のコラム【<金口木舌>テンチョンニュース】(…)によると、
《韓国に「テンチョンニュース」という言葉がある。1980年代の
軍事独裁政権下、テレビで「テーン」という時報の音とともにニュースが
始まると、アナウンサーは「全斗煥(チョン・ドゥファン)大統領は…」
と原稿を読み始めた ▼独裁者の成果を強調する偏向報道が
まかり通っていた。軍部による報道機関の監視が強まったことが背景に
あった。「テンチョン」という言葉は国民に事実を伝えない偏向報道を
戒める文脈で使われる…▼日本では安倍政権が武器輸出を
「防衛装備移転」と言い換え、政府は米軍機の墜落を「不時着」「着水」
と発表した。報道機関の権力に向き合う姿勢も問われ続けている。
歴史の過ちを認め、将来を展望する国から学ぶべき点は多い》」
『●《テンチョンニュース》で決して報じない
《安倍さんが直接関わった疑惑。民主主義の根幹を壊す犯罪行為》』
「鈴木耕さん、《【本日の安倍総理】というコーナー…
〈安倍の顔 見ない日はなし NHK〉》だそうです。
《<金口木舌>…韓国に「テンチョンニュース」という言葉がある…
国民に事実を伝えない偏向報道を戒める文脈で使われる》。さしずめ、
「時報の音とともにニュースが始まると、アナウンサーは「アベ様は…」
と原稿を読み始めた」といった感じか。「権力の監視」を出来ない、
権力を批判できない報道に大きな問題。飼いならされる報道。
あぁ、アベ様のNHKをはじめとした飼いならされた報道…。鈴木耕さんの
コラムの〆の言葉、《だがいまや、この国のマスメディアは…
「安倍支持率上昇マシン」と化している気がして仕方ない……》」
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【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201906170000092.html】
コラム
政界地獄耳
2019年6月17日7時30分
トランプの“パシリ”安倍が得たものは
★13日、首相・安倍晋三はイランの最高指導者ハメネイ師と会談。内外の評価は割れている。国内メディアは米国とイランとの間の仲介役としての役割の大きさを語るが、欧米メディアは米トランプ大統領の、特使という名の使い走りとの評価もあるようだ。それを裏付けるのはハメネイ師との会談での発言。「トランプがメッセージを交換するに値する人物だとは思われない」「彼への返事はない。回答しない」「米国がイランと誠実な交渉に関心があるとは思えない。トランプのような人物からそれを望んで来ることはないからである。米国の官僚の間には誠実さというのは頻繁に見られるものではない」と厳しい。
★結果、14日の米ウォールストリートジャーナルは首相の訪問中のタンカー攻撃も含め「中東和平における初心者プレーヤーが痛みを伴う教訓を得た」との見出しを付け「日本の指導者による41年ぶりの訪問を終え、米国とイランの対立関係は以前より不安定になった」と皮肉った。だが、旧西側で会談できたのは首相だけでもある。
★会談することで解決を望むどころか米国の指示で仲介に来たと分かっていても会談に臨んだのはアヤトラ(アーヤトッラー)の称号を持つハメネイ師が首相の父、安倍晋太郎との信頼関係からだとツイッターにつづっている。「安倍晋三は元外務大臣・安倍晋太郎の息子である。あの古い友人の息子を侮辱するために? いいえ。もちろんイランは日本のタンカーを攻撃することはありません。そしてアヤの古い友人の息子が訪問しているときはもちろんです」。ハメネイ師は「核兵器を製造も保有も使用もしないとの発言があった」と首相は伝えたが、その際、非核三原則や日本の憲法9条がハメネイ師から高い評価を受けたとの一部情報もある。日本外交にとっては得るものの大きかった“仲介”だったはずだ。(K)※敬称略
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/256536】
室井佑月 作家
1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。
室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
政権べったりのNHKは恐ろしいことをしてるって気づいてよ
2019/06/21 06:00
(平野啓一郎(C)日刊ゲンダイ)
「日本が今戦争になったら、NHKのニュースは、本当に大本営発表を
流すだろう。ここまで来ると、さすがに恐くなってくる。」(作家・平野啓一郎)
これは作家の平野さんの6月15日のTwitterでの言葉。ちなみに、OKAMOTOさんという方のTwitter、
「出たぞ!岩田明子のトンデモ解説『イランは、安倍総理の助言を重視してる』。」
というツイートにリツイートしての言葉だ。
岩田明子さん、ニュース7に出ているNHK政治部記者兼解説委員。安倍さんのお気に入りだという。今回もイランまでいって、13日のニュースの中継で、
「ハメネイ師が外国の首脳と会うことは多くなく、日本政府は伝統的な
友好国のトップであり、なおかつトランプ大統領とも緊密な関係を維持する
安倍総理大臣の助言を重視していることの表れだとみています」
「安倍総理大臣は一連の会談でイラン側の真意を引き出すことができた
と受け止めてます」
と語っておった。
はぁ? 安倍さんがハメネイ師に会えたのは、これまでの日本とイランの関係が良かったからじゃ。でも、これからはそれも微妙。安倍さんはトランプさんの伝書鳩をやってしまった。
会談後、ハメネイ師はご自分のツイッターに連続で米国批判をあげた。会談の中でも、米国は体制転覆を望んでないと伝える安倍さんに、それは嘘だと突っぱねておった。
どこをどう受け止めれば、ハメネイ師が安倍首相の助言を重視していることになるんだか。安倍さんのおかげでイラン側の真意を引き出したって、なにも変わっちゃいないがな。
この人、米国と北朝鮮についても、安倍首相が梯子をかけてやった、なんて解説をしてた。
NHKは「クローズアップ現代」などいい番組もある。けど、大本のニュースはこの路線でやってくの? 恐ろしいことをしてるって気づいてよ。
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【青木理さん『情報隠蔽国家』…「客観的な事実すら隠蔽し…ねじ曲げて恥じない為政者たちの姿」を報じも… ↑】
日刊スポーツの二つのコラム【政界地獄耳/自民の参院選公約は粉飾国家が目標?】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201906100000138.html)と、
【政界地獄耳/お粗末すぎる2400億円ミサイル対策】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201906110000176.html)。
《★一体この自民党の選挙公約はいつの時代の選挙公約のつもりなのか。我が国は超高齢化社会に突入している。その中で成熟社会を模索するが、この政策と政府自慢の成果は時代錯誤も甚だしい。…経済力の低下だけでなく、国力全体が衰退傾向で、この公約は粉飾国家を目標としているのではないか。それでいて自民党国対はボロが出ないように予算委員会開催を拒む。…副総理兼財務相は「日本の競争力が衰退したとは考えていない」と胸を張るが、この政府の粉飾体質とお粗末な政治レベルを国民は気づいている》。
《★あらかじめ結論ありきで始まる政策は、そのプロセスをおざなりにしてつじつまが合わなくても適当にしているため、発覚した時に始末が悪い。…「イージス・アショア」の配備候補地として陸上自衛隊新屋演習場が「唯一の適地」の根拠が揺らいだ…米国や韓国、中国や北朝鮮、ロシアの防衛担当たちはこのお粗末さとずさんをどう分析するのだろうか》。
『●《安倍派のライバル候補に対する選挙妨害を
反社会勢力にも通じる人物に頼》む…なぜに報じられないの?』
『●痴れ者(しれもの)=「常軌を逸した愚か者」な
ウルトラ差別主義者は未だに副総理・財務相…誰が支持?』
『●《改ざんを命じられたときも相当抵抗…。
やっているのは犯罪。自分の信念や理に反して悔しかっただろう》』
『●暴言連発「あなたに答える必要はありません」
「ここは質問に答える場所ではない」「その発言だったら、指しません」』
とんだ粉飾された美しい国。コラムは《この政府の粉飾体質とお粗末な政治レベルを国民は気づいている》と云うけれど、ホント? 《自民党は参院選の公約を発表》…かつて、どこぞの党の歴史に残るサギ公約《ウソつかない。TPP断固反対。ブレない。》というのがありました。詐欺にあった方々は今何を思う?
山岡俊介さんは、《安倍さんが直接関わった疑惑。民主主義の根幹を壊す犯罪行為》と言います。でも、今も自民党総裁であり、ニッポン国の首相というデタラメ。人治主義国家であり、独裁国家。《#ケチって火炎瓶》「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」は、今の立法府や司法が機能していない異常な状態を示す究極の例。アベ様の政で唯一〝上手く行っている〟《メディアコントロール》の故か、ほとんど報じられることはない
痴れ者(しれもの)=「常軌を逸した愚か者」なウルトラ差別主義者は未だに副総理・財務相。恥ずかし過ぎる。
《「あなたに答える必要はありません」「ここは質問に答える場所ではない」などと職責を放棄して暴言を吐いてきた》最低の官房長官は、いじめの度合をエスカレートさせ、この度、「その発言だったら、指しません」と言い放ったそうだ。記者を選別。そして、数え切れぬ、沖縄イジメの冷酷な仕打ちの数々。
アベ様やウルトラ差別主義者、最低の官房長官というサディストによる《サディスティックな政治》。それを支持する「1/4と2/4」。〝マゾヒスティックな信者〟達…飼い慣らされ、しつけられている」1/4の支持者と選挙に行きもしない2/4の眠り猫な皆さんには、《まるで戦前に回帰するように、次々と悪法を強行採決して国会を壊し、官邸圧力でメディアを萎縮させ、言論を壊している》(金子勝さん)アベ様独裁という最悪の《悪夢》に気づいていないらしい。この「1/4と2/4」と「1/4」の構図を少しでも打ち壊さないとニッポンに未来はない。
与党自公・癒党お維を支える「1/4と2/4」の皆さん、野党「1/4」側へ投票を!
「イージス・アショア」の配備候補地・秋田ありきのデタラメ。F35A墜落…同型機の飛行再開したいがために、墜落機もパイロットも未だ見つからず、証拠を示すこともなくパイロットのミスに原因を押し付けるデタラメ。
辺野古破壊で聞き飽きた《唯一の…》…《お粗末さとずさん》さまでソックリ、N値ゼロで費用・工期は∞のデタラメ。
『●《アメリカから兵器を買い過ぎたために、
安倍政権は防衛予算が不足し、日本企業への支払い》が不能に…』
『●辺野古破壊《移設方針は揺るがないとの政府の姿勢》
…アベ様や最低の官房長官らの無為無策・無能ぶりの表れ』
『●事実誤認の常習犯…《聞きたくない質問、都合の悪い質問を
遮るような、その先に国民がいることを無視…》』
《進む米軍との一体化、つけは子どもたちの世代へ
…イージス・アショアは2機で4600億円超と言われています。国会での
議論を経ないまま、昨年から敵基地攻撃能力のミサイル研究が始まり、
今年度は官邸主導で138億円の予算がついています。
弾一発1.6億円する巡航ミサイルの導入、護衛艦いずもの「空母化」など、
専守防衛を逸脱する動きは加速し、沖縄本島には新たにミサイル部隊が
配備され、宮古島には巨大な弾薬庫をつくることが決まりました。
反面、今年度の防衛省の後年度負担金は5兆3000億円です。
兵器ローンが防衛予算を上回り、そのツケを子どもたちの世代へ
まわしている状況です。イージス・アショアを購入する4000億円があれば、
給付型奨学金として20万人の学生に月4万円を4年間給付できます。
オスプレイ3機分の342億円では2万6千人の待機児童問題が
解決できます。なぜこういうことに税金を使わないのでしょうか》
《米国や韓国、中国や北朝鮮、ロシアの防衛担当たちはこのお粗末さとずさんをどう分析するのだろうか》。〝軍事〟分野だけでなく、アベ様のあらゆる「政」が《お粗末》で《ずさん》極まりない。でも、アベ様の政で唯一〝上手く行っている〟《メディアコントロール》が故に、アベ様独裁な内閣支持率は、未だに、5割程度の悲惨なニッポン。
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【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201906100000138.html】
コラム
政界地獄耳
2019年6月10日8時25分
自民の参院選公約は粉飾国家が目標?
★衆参同日選挙の“機運”が高まる中、政策実現の機運が高まっているかといえば、そうでもなさそうだ。7日、自民党は参院選の公約を発表した。ところが政権が生まれる12年の衆院選挙以来、政策の軸にあったアベノミクスが前面から後退、6つの重点項目のトップには「外交・防衛」が据えられ、アベノミクスの成果を羅列し「強い経済で所得を増やす」。続いて「誰もが安心、活躍できる人生100年社会を作る」。「地方活性化、防災」、「憲法改正を目指す」となっている。20年までに改正すると、たんかを切った割には相当のトーンダウンだ。
★アベノミクスの実績は成果の数字が並ぶが、外交の成果は1つも触れられていない。華々しい外交ショーの写真だけで、国益を守るとはずいぶんざっくりだ。加えて消費税についても増税か、その後の対策すら触れられていない。それでいて、政府は消費増税対策費74億円を計上、ゆるキャラ予算まで用意されている。7日には内閣府が4月の景気動向指数を発表し、景気が後退している可能性が高いことを表す「悪化」を2カ月連続据え置いた。
★一体この自民党の選挙公約はいつの時代の選挙公約のつもりなのか。我が国は超高齢化社会に突入している。その中で成熟社会を模索するが、この政策と政府自慢の成果は時代錯誤も甚だしい。先月、19年の「世界競争力ランキング」が発表され日本が総合順位を前年より5つ下げた30位に後退した。経済力の低下だけでなく、国力全体が衰退傾向で、この公約は粉飾国家を目標としているのではないか。それでいて自民党国対はボロが出ないように予算委員会開催を拒む。
★国対委員長・森山裕は8日、「何かあったらすぐ『予算委員会を開け』と言うのは国会審議の在り方としておかしい」とし、日米の貿易交渉をめぐり「安倍首相とトランプ大統領が何か約束しているのではないかという指摘があるが全くない」と言い張った。これでは米トランプ大統領が、嘘(うそ)をついていることになる。国民も野党もそれを予算委員会でやれと言っているのだ。副総理兼財務相は「日本の競争力が衰退したとは考えていない」と胸を張るが、この政府の粉飾体質とお粗末な政治レベルを国民は気づいている。(K)※敬称略
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【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201906110000176.html】
コラム
政界地獄耳
2019年6月11日9時9分
お粗末すぎる2400億円ミサイル対策
★あらかじめ結論ありきで始まる政策は、そのプロセスをおざなりにしてつじつまが合わなくても適当にしているため、発覚した時に始末が悪い。5日、地元紙「秋田魁新報」が仰角から「不適」とされた地点のデータに誤りがあると報道して発覚した地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備候補地として陸上自衛隊新屋演習場が「唯一の適地」の根拠が揺らいだ。防衛省官房審議官・深沢雅貴が同日、秋田県議会に赴きミスを認め陳謝した。
★この段階で戦争なら負けている。そもそも北朝鮮からミサイルが飛んでくる対抗措置として導入が検討されたところからあやしい計画だった。2月12日の衆院予算委員会で首相・安倍晋三は地上配備の必要性を「船であればですね、ずっと洋上にいるということになってですね。陸であればですね、陸上においての勤務となるわけでございます。これは大きな差なんですよ。全然ご存じないかもしれませんがね、1カ月間とか出ているということですね。これは自分の自宅から通えるわけですから、近くに勤務があればですね、それは全然勤務状況としては違うんですよ」。
★イージス・アショアは2基で2404億円、運用費は4389億円。米トランプとの商売だ。パソコン上でグーグルアースの地図を利用し、水平距離と高さの縮尺が異なる地形断面図を作成して紙に印刷し、その紙上を定規で測って角度を求めたため誤りが生じた。だが結論ありきだからだろうか、防衛省は数値に誤りはあったものの新屋演習場が適地との判断に影響はないと言い張る。米国や韓国、中国や北朝鮮、ロシアの防衛担当たちはこのお粗末さとずさんをどう分析するのだろうか。首相は北朝鮮に対して「前提条件なしで」と対話を申し込んだが、北朝鮮は「敵視政策は何も変わっていない。ずうずうしい」と声明を出した。全体がお粗末極まりない。(K)※敬称略
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[●『新聞記者』(望月衣塑子著)…《ひとつずつ真実を認めさせて、さらに裏を取っていくこと―――》↑]
リテラの記事【「令和おじさん」の本当の顔が露わに! 菅官房長官が望月衣塑子記者への“質問妨害”を復活、国連報告でも問題に】(https://lite-ra.com/2019/06/post-4763.html)。
《5月29日の定例記者会見で、東京新聞・望月衣塑子記者の質問に対し、こう言い放ったからだ。「その発言だったら、指しません」 これまでも菅官房長官は会見の場で、望月記者の質問に「あなたに答える必要はありません」「ここは質問に答える場所ではない」などと職責を放棄して暴言を吐いてきた》
《「あなたに答える必要はありません」「ここは質問に答える場所ではない」などと職責を放棄して暴言を吐いてきた》最低の官房長官は、いじめの度合をエスカレートさせ、この度、「その発言だったら、指しません」と言い放ったそうだ。前もって〝御題〟を明かしておかないと質問にはお答え頂けないようだし、今回は、記者を選別することを宣言した訳だ。
あぁ…。でっ、い~っつも思うのですが…周りの記者は何やってんだ? 何とも思わないのかね? 内心、最低の官房長官殿に喝采を叫んでいるのか? 《国連のデービッド・ケイ特別報告者》は《権力の監視者としての役割を果たすためには、報道機関は自らの取材や報道を自由に追求する必要がある》…こんな当たり前を指摘されるニッポンの《報道機関》って、一体? 《報道圧力に晒されつづけた結果、不都合な事実は伝えられず、プロパガンダが垂れ流される──。この国の異常な報道実態は、こうして覆い隠されているのである》。記者クラブなど解散するか、あらゆるジャーナリストが参加できる会見に改めるべきだ。
そして、大変に気になる情報。『アクセスジャーナル』山岡俊介さんへのデタラメで、不当な圧力。アベ様や最低の官房長官らの《メディアコントロール》がさらに酷いことに。
『アクセスジャーナル』山岡俊介さんによる記事【本当に国策捜査だったーーすでに他の被告訴人2人は事情聴取中。「見城マター」と警視庁筋】(https://access-journal.jp/31578)によると、《「事実は小説より奇なり」どころの話ではない。「国策捜査か」と第一弾記事を報じたところ、警視庁筋から、そうとしか思えないとの有力な情報提供があった。そのディープ・スロート氏、何と「見城マター」として警視庁本庁に上がって来たという…「…安倍応援団の見城としては山岡さんの存在が煙たくて仕方ない。これから選挙なのに、東京新聞の望月さんの本も出て、また放火未遂事件も騒がれそうだし、それで忖度したのでは」》。
『●下野時の発言がブーメラン…「最低の官房長官」スガ殿は、
「国民への背信行為」を自分自身で行っている』
『●《官邸の意に沿わない記者を排除…
明らかに記者の質問の権利を制限し、国民の『知る権利』を狭める…》』
『●《事実誤認》というフェイクで記者を会見から締め出す前に…
アベ様や最低の官房長官こそ《事実誤認》?』
『●事実誤認の常習犯…《聞きたくない質問、
都合の悪い質問を遮るような、その先に国民がいることを無視…》』
『●《事実誤認》はどちらか? 《権力を監視し、
政府が隠そうとする事実を明らかにするのは報道機関の使命》』
『●《「この会見は一体何のための場だと思っているのか」と質問
菅氏は「あなたに答える必要はない」》!!』
『●記者イジメ…最低の官房長官が《民主主義を守るために努力》
《国民へ情報を知らせる義務》を果たしてる?』
『●小林節氏…《職業としての権力監視機関として、
報道が発達し、憲法の重要な柱のひとつとして確立され》た』
『●三宅勝久さん《報道・言論の自由を標榜しながら
じつのところ会見参加者を選別している…巧みな情報操作》』
『●最低の《官房長官が「これでいい」と決めれば、
官僚も秘書官も誰も止められない。それは非常に危険》』
『●映画『記者たち 衝撃と畏怖の真実』《その中で…
ナイト・リッダー社の記者たちは政権のウソを報じ続ける》』
『●《新聞を含むマスコミは…「客観中立で、常に事実と正論を語る」
という自画像を描き、自ら縛られてきた》』
『●『権力と新聞の大問題』(望月衣塑子×マーティン・ファクラー著)読了
…《政権をチェックしようという意識が…》』
『●『新聞記者』(望月衣塑子著)読了…《ひとつずつ真実を
認めさせて、さらに裏を取っていくこと―――》』
『●アベ様の政で唯一〝上手く行っている〟メディアコントロール…
「一人でも権力に立ち向かう」とはいうものの…』
『●【<金口木舌>権力はうそをつく】《イラク戦争…
大量破壊兵器の保有は後に捏造だと明らかになった》』
『●《安倍派のライバル候補に対する選挙妨害を
反社会勢力にも通じる人物に頼》む…なぜに報じられないの?』
『●《テンチョンニュース》で決して報じない
《安倍さんが直接関わった疑惑。民主主義の根幹を壊す犯罪行為》』
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【https://lite-ra.com/2019/06/post-4763.html】
「令和おじさん」の本当の顔が露わに! 菅官房長官が望月衣塑子記者への“質問妨害”を復活、国連報告でも問題に
2019.06.09 01:38
(「令和おじさん」の実像は…(首相官邸HPより))
「令和おじさん」ともてはやされ、「かわいい」「ピュアな人」などとメディアが露骨にヨイショしてきた菅義偉官房長官。しかし、そのおじさんが従来の顔を剥き出しにした。5月29日の定例記者会見で、東京新聞・望月衣塑子記者の質問に対し、こう言い放ったからだ。
「その発言だったら、指しません」
これまでも菅官房長官は会見の場で、望月記者の質問に「あなたに答える必要はありません」「ここは質問に答える場所ではない」などと職責を放棄して暴言を吐いてきた。一方、会見では上村秀紀・官邸報道室長が質問を妨害・制限を加え、さらに昨年12月末には内閣記者会に“望月記者をどうにかしろ”と恫喝をかけるような文書を提示するなど、望月記者排除の動きが加速していた。
だが、今年2月にこの恫喝文書に日本新聞労働組合連合や日本ジャーナリスト会議が抗議声明を発表、3月にはMIC(日本マスコミ文化情報労組会議)による官邸前抗議活動などに発展したことで、上村官邸報道室長の質問妨害は鳴りを潜めるようになった。
ところが、5月から再び質問妨害が復活。そのため、同月29日に望月記者がこの質問妨害について質問したのだが、菅官房長官は“記者会主催の場だから記者会に申し入れろ”などと回答を拒否。そこで再び望月記者が手を挙げて質問をしようとしたところ、菅官房長官は「その発言だったら、指しません」と宣言したのだ。
質問妨害をおこなっているのは官邸報道室長であって、「記者会に言え」というのは責任のなすりつけだ。挙げ句、「その質問なら当てない」と官房長官自らが豪語することは、“自分が気にくわない記者や質問は無視するからな”と宣言したということだ。
そもそも大前提として、記者会見で官房長官が記者の質問を拒絶したり排除しようとすることは、報道への不当介入、そして国民の「知る権利」を侵害する行為にほかならない。しかし、菅官房長官は、安倍政権にとって都合の悪い質問には“菅話法”と呼ばれるはぐらかしや事実上の回答拒否を連発しながら、一方で政権運営に関係しないくだらない質問には積極的に答えてきた。
たとえば、新元号発表後の4月5日の会見では、フリージャーナリストの安積明子氏から出た「いまネットで『令和おじさん』と呼ばれているという報道があったが」という質問に、「承知はしてますけど、ピンときてないですね」とニッコリ笑って返答。このほかにも、安積氏からの「東日本でのカール製造中止について」だの「バレンタインにはたくさんのチョコを貰ったと思うがホワイトデーのお返しは?」だのといった、はっきり言ってどうでもいい質問を拒否することなく「私、(カールは)食べたことないんじゃないかなと思います」「(チョコを)去年以上に今年は貰いました」などと回答してきた。
さらには、2017年7月21日の会見では、安積氏はトランプ大統領が安倍昭恵氏について「ハローも言えない」とニューヨークタイムズで語ったことについて質問し、なぜか「女性からは矢継ぎ早にどんどんどんどん言われるよりも、やはりちょっと控えたほうがお好きなんでしょうか」という望月記者を当てこするような質問をおこなったのだが、菅官房長官は「そっちの(控えた)ほうがいいですね。ヘッヘヘヘ」と笑いながら答えていた。
こんな低俗な質問にはきちんと答えるくせに、官邸による記者の質問妨害という国民の「知る権利」を阻害する重大な問題の追及はシャットアウトする──。これこそが「令和おじさん」の正体なのだ。
■国連の特別報告者が「日本政府は批判的なジャーナリストを公然とはねつけ」
しかも、こうした安倍政権による記者排除の実態を、国連のデービッド・ケイ特別報告者も問題視。先日、公表された報告書でも〈批判的なジャーナリストへの政府関係者の圧力があるとされている〉とし、官房長官会見における記者排除について、こう指摘をおこなっている。
〈記者会見で政府関係者が批判的な記者を公然と突っぱねることは、会見での記者の質問に気をつけろという記者クラブや新聞上層部へのメッセージにもなっている〉
〈権力の監視者としての役割を果たすためには、報道機関は自らの取材や報道を自由に追求する必要がある。
国家は、ジャーナリストの仕事内容が、批判的かどうかセンシティブかどうかにかかわらず、あらゆる場面において、ジャーナリストを非難してはならない。〉
記者の質問を公然と斥けること、記者を非難することは、報道の自由の阻害であり、許されない行為──。あまりにも当たり前の指摘だが、その当たり前がいまの日本では守られていないというのである。
ケイ氏が問題視したのは、これだけではない。報告書では、歴史問題に対しても圧力が及んでいると指摘されているのだ。
〈慰安婦問題をはじめとする日本の戦争犯罪などコントラバーシャルな問題に取り組むジャーナリストには編集上の圧力が加えられ、そのことが歴史問題を悪化させている。〉
そして、ケイ氏は報告書をこうつづけている。
〈積み重なると、表現の自由に対する継続的な圧力は、情報へのアクセスを制限し、多様な政治的意見を発展させ共有するための自由度を狭める。
意見と表現の自由に関する権利は、民主主義、平等そして社会全体の発展にあらゆる面で直接的な影響を与える。〉
■国連の特別報告者にまで“フェイク”認定し非難する菅官房長官
この報告書は6月24日に開幕する国連人権理事会で正式に提出されるというが、前回の報告書よりもさらに日本のメディアもめぐる報道圧力は高まっていることが、ここでもはっきりしたと言えるだろう。
しかし、この報告書に対しても、菅官房長官は「極めて遺憾」「記述は不正確かつ根拠不明のものを多く含んでおり、受け入れられない」と非難。記者の質問のみならず、国連の特別報告者にまで“フェイク”認定する始末なのだ。
さらに、この問題の根深さを物語るのは、メディアの報道だ。2017年につづいて、こうして国連の特別報告者から政権による報道圧力の実態と危機的状況が指摘されたというのに、読売新聞は報告書が示された事実さえ取り上げず、テレビはほとんど無視した。
菅官房長官を「令和おじさん」とワイドショーはさんざん持ちあげたが、そのときも、記者排除や質問拒否という菅官房長官の実態にはふれようとはしなかった。いや、国会では衆院予算委員会が約100日にわたって自民党の拒絶によって開かれないという事態に追い込まれているのに、それも伝えられず、一方で安倍首相が吉本新喜劇のメンバーと公邸で会っただのといったニュースはしっかりと伝える。大泉洋と高畑充希と会食した際には、速報で伝えるニュース番組まで出てきたほどだ。
報道圧力に晒されつづけた結果、不都合な事実は伝えられず、プロパガンダが垂れ流される──。この国の異常な報道実態は、こうして覆い隠されているのである。
(編集部)
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【《ひとつずつ真実を認めさせて、さらに裏を取っていくこと―――》…『新聞記者』(望月衣塑子著)↑】
山岡俊介さんの『アクセスジャーナル』の記事【<再度紹介>「安倍首相自宅放火未遂事件の闇」で本紙・山岡インタビューも掲載(『「安倍晋三」大研究』。望月衣塑子)】(https://access-journal.jp/30577)。
マガジン9のコラム【鈴木耕 言葉の海へ 第75回:【本日の安倍総理】というコーナー】(https://maga9.jp/190605/)。
《この疑惑が一過性で過ぎ去ったのは、表面上しかなぞらない安易な安倍首相叩きに終始したことも大きな原因であると思っている。その点、このインタビュー原稿は、限られたスペースとはいえ、基本的な奥深い「闇」の部分が説明されている。目を通していただければ、そう実感してもらえると思う》。
《その句に倣っていえば、最近のNHKは 〈安倍の顔 見ない日はなし NHK〉 ということになろうか。別になんのニュース価値もないけれど、とにかく“安倍の顔“はNHKニュースには欠かせない。あの顔を出さないとNHKの1日は終わらない。それほど安倍権力はスゴイのだ…というほどの意味》。
『●将来のアベ様自身の「落選脅威」…選挙妨害をしてでも
下関市長選候補者を落選させ、政治生命を絶つ必要が』
『●《安倍派のライバル候補に対する選挙妨害を
反社会勢力にも通じる人物に頼》む…なぜに報じられないの?』
山岡俊介さんは、《安倍さんが直接関わった疑惑。民主主義の根幹を壊す犯罪行為》と言います。でも、今も自民党総裁であり、ニッポン国の首相というデタラメ。人治主義国家であり、独裁国家。《#ケチって火炎瓶》「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」は、今の立法府や司法が機能していない異常な状態を示す究極の例。アベ様の政で唯一〝上手く行っている〟《メディアコントロール》の故か、ほとんど報じられることはない。
鈴木耕さん、《【本日の安倍総理】というコーナー…〈安倍の顔 見ない日はなし NHK〉》だそうです。
《<金口木舌>…韓国に「テンチョンニュース」という言葉がある…国民に事実を伝えない偏向報道を戒める文脈で使われる》。さしずめ、「時報の音とともにニュースが始まると、アナウンサーは「アベ様は…」と原稿を読み始めた」といった感じか。「権力の監視」を出来ない、権力を批判できない報道に大きな問題。飼いならされる報道。あぁ、アベ様のNHKをはじめとした飼いならされた報道…。鈴木耕さんのコラムの〆の言葉、《だがいまや、この国のマスメディアは…「安倍支持率上昇マシン」と化している気がして仕方ない……》。
『●《戦争が廊下の奥に立つてゐた》…
《そんな時代にしてはならない》はずが、癒党お維や与党議員ときたら』
「琉球新報のコラム【<金口木舌>テンチョンニュース】(…)によると、
《韓国に「テンチョンニュース」という言葉がある。1980年代の
軍事独裁政権下、テレビで「テーン」という時報の音とともにニュースが
始まると、アナウンサーは「全斗煥(チョン・ドゥファン)大統領は…」
と原稿を読み始めた ▼独裁者の成果を強調する偏向報道が
まかり通っていた。軍部による報道機関の監視が強まったことが背景に
あった。「テンチョン」という言葉は国民に事実を伝えない偏向報道を
戒める文脈で使われる…▼日本では安倍政権が武器輸出を
「防衛装備移転」と言い換え、政府は米軍機の墜落を「不時着」「着水」
と発表した。報道機関の権力に向き合う姿勢も問われ続けている。
歴史の過ちを認め、将来を展望する国から学ぶべき点は多い》」
それにしても…東京新聞の記事【首相、12日イラン訪問 米との対話仲介目指す】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201906/CK2019060702000134.html)によると、《首都テヘランでロウハニ大統領、最高指導者ハメネイ師との会談を調整している。米国とイランの軍事的な緊張が高まる中、両国の直接対話に向けた仲介役を務めたい考えだ》。
マジですかぁ…。「害遊・害〝行〟のアベ様」が《仲介役》《橋渡し》とはね。それより、北朝鮮を優先してよね……。えッ、相手にされて無いの??
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【https://access-journal.jp/30577】
2019.5.30 17:23
<再度紹介>「安倍首相自宅放火未遂事件の闇」で本紙・山岡インタビューも掲載(『「安倍晋三」大研究』。望月衣塑子)
yamaoka
すでに全国で発売されている、東京新聞社会部記者・望月衣塑子氏著の『「安倍晋三」大研究』(KKベストセラーズ。1500円+税)を再度、紹介しておく。
本紙がスクープした「安倍首相自宅放火未遂事件の闇」につき、本紙・山岡にインタビューした内容が30頁に渡って載っていることもあり紹介したのだが、再度するのは、この間、同書の宣伝用ショートムービーが送られて来た(冒頭左写真は同映像より。*ココをクリックすれば見えます→https://www.youtube.com/watch?v=IalM6f2S2ZA)のが1つ。
そして、こちらの方が重要なのだが、この間、複数の方から本紙・山岡が受けたインタビューは、「“#ケチって火炎瓶”のことなのか?」との問い合わせを受けたからだ。
その方が圧倒的に知名度があるので、あっさり「そうです」と頷けばいいし、“♯ケチって火炎瓶””の件でインタビューを受けたと宣伝すればいいという意見もあることだろう。
だが、本紙がそうしないのは、“♯ケチって火炎瓶”の意味するところは、暴力団が500万円で選挙妨害を頼まれ実行したが、300万円にケチられたことから、安倍首相の地元(下関市)自宅に火炎瓶を投げ込んだという不正確かつ矮小化された内容に終始しているからだ。
これに対し、本紙はそんなチンケな犯罪ではなく、安倍首相自身も深く関わる本当に闇の深い重大疑惑と考えているからこそ、この“♯ケチって火炎瓶”の言葉は封印。そして、ともかくそれで世に知られればいいという、反安倍ネタなら何でもいいという安直な姿勢のジャーナリストとは縁を切り追及して来た。
この疑惑が一過性で過ぎ去ったのは、表面上しかなぞらない安易な安倍首相叩きに終始したことも大きな原因であると思っている。
その点、このインタビュー原稿は、限られたスペースとはいえ、基本的な奥深い「闇」の部分が説明されている。目を通していただければ、そう実感してもらえると思う。
是非、目を通していただき、実感したら、宣伝、拡散をよろしくお願い致します。
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【https://maga9.jp/190605/】
言葉の海へ
第75回:【本日の安倍総理】というコーナー(鈴木耕)
NHKニュースの堕落
江戸期の俳人・宝井其角にこんな句がある。
〈鐘ひとつ 売れぬ日はなし 江戸の春〉
めったに売れることのない鐘だって、江戸ではけっこう売れる。それほど繁栄している大都会の春だなあ…というほどの意味のようだ。
その句に倣っていえば、最近のNHKは
〈安倍の顔 見ない日はなし NHK〉
ということになろうか。
別になんのニュース価値もないけれど、とにかく“安倍の顔“はNHKニュースには欠かせない。あの顔を出さないとNHKの1日は終わらない。それほど安倍権力はスゴイのだ…というほどの意味。
NHKニュース(とくに午後7時のニュース)には、まるで【本日の安倍総理】というコーナーがあらかじめ設けられているみたいだ。必ずといっていいほど、安倍首相の“ご尊顔”が映し出される。
時には、「安倍総理、私邸の近所を散歩」なんてどうでもいいことまでが、なぜか“ニュース”になっちゃう。日本でもっとも巨大なTV局がこれだから、他の民放だって似たようなものだ。
しかも危ないのは、NHKのこの傾向がどんどん強まっていること。その陰にいるとされるのが、安倍ベッタリで有名な岩田明子解説委員兼記者(こういう肩書も異例だという)である。
雑誌「選択」6月号に、「NHK『政治部』、『政権広報機関』の哀れな内情」という記事があった。一部引用しよう。
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岩田氏は、二〇〇〇年に首相に就任した森喜朗政権の時代から政治部に在籍している。全国紙記者によれば「彼女は官房副長官時代の安倍担当になる前から、さらに言えば、岡山放送局当時から特ダネ記者だった」。とはいえ、安倍政権が長期化し、首相本人との関係で岩田氏が突出している現実が「NHKの政治部の人事に歪みをもたらしている」(NHK関係者)ことも事実である。(略)
人事の歪みとは、岩田氏の直属の上司である官邸キャップの原聖樹氏が第二次安倍政権発足以来、同職を続投している事態である。岩田氏が信頼する先輩記者が他にいないため、「彼女の意向で原氏が続投を余儀なくされている」(前出関係者)と言われている。(略)
政権の意向を背にして、自社の人事に影響力を行使する政治記者は極めて稀と言ってよいだろう。岩田氏が策動したとされる象徴的なNHK政治部の人事があったのは三年前のこと。とりたてて非のない政治部長がわずか一年で地方局に飛ばされた。真偽のほどは確かではないが「部長として当然の指摘をしたのが、岩田氏の逆鱗に触れた」「後任人事は岩田氏の言いなり」と噂され、これ以降、彼女に逆らうことはタブーという空気が蔓延していたという。(略)
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ソースが“関係者”とぼかされているので、すべて信じていいのかどうかは分からないが、これは他のところでも聞いた話だから、ある程度の信憑性はあるだろう。
確かにNHKニュースにおける岩田記者の“安倍ヨイショ解説”は、目に余るものがある。逆に言えば、それだけ安倍官邸にとっては“貴重な人材”ということになる。あの元TBS記者の山口某が表には出てこられない現在、安倍首相の最側近記者としての岩田記者の存在は、これからもますます大きくなるだろう。
記事のタイトルにある通り、岩田記者とともにNHKの「政府広報機関」としての役割は肥大化していく。むろん、安倍退陣後はどうなるか分からないけれど。
安倍首相の「やってる感」演出
だが困ったことに、この傾向は他の民放各局にも、多かれ少なかれ言えるのだ。
安倍首相とたいへん親しいことでも有名な、あの“問題発言”の幻冬舎の見城徹社長は、実はテレビ朝日の番組審議会委員長でもあり、このTV局に大きな影響力を持っている。
番組審議会とは、局の番組にさまざまな意見を言う立場だ。その委員長が、なんと“安倍友”なのだ。個々の番組ディレクターたちが“安倍忖度”をしない、とは言い切れまい。抵抗するジャーナリストたちは、いつの間にか、表舞台から消されていく。そんな例は、国谷さんや岸井さんをはじめ、たくさんあったじゃないか。
だから、【本日の安倍総理】的な演出は、NHKのみならず、民放各社のニュースやワイドショーにも頻出する。それが、「安倍的パフォーマンス=懸命にやっている感の表出」である。
とにかく、どんな事件があっても災害が起きても、「安倍首相は次のように、関係閣僚に指示しました」というようなニュースが、むろん“安倍の顔つき”で大量に流される。それは異常な多さだ。
これだけTV画面に頻繁に登場すれば、それだけで視聴者には「ああ、がんばっているな」と刷り込まれる。当たり前だ。
安倍政権に逆らったために、菅官房長官から「地位に恋々としがみついている」とまで罵声を浴びせられ退任した元文科省事務次官の前川喜平氏は、東京新聞のコラム「本音のコラム」(6月2日付)で、その安倍パフォーマンスについて、こんな辛辣な文章を書いていた。
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川崎・登戸で起きた小学生ら二十人殺傷事件。悲しい思いがこみ上げる。だが政権は、このような大事件も自らの支持拡大に利用する。人々の憤りに訴え、悲しみに取り入る行動をとるのだ。
「緊急閣僚会議」の開催はその典型的な手法だ。事件翌日の五月二十九日、安倍首相は緊急閣僚会議を開き、「強い憤りを覚える」「安全を何としても守らなければならない」「政府一丸となって早急に取り組む」などと発言。テレビも新聞も大きく報道した。こうした緊急閣僚会議は、悲惨な事件が起きるたびに催される恒例行事のようになっている。
二〇一六年の津久井やまゆり園事件後の閣僚会議では、安倍首相が「断じて許せない」「内閣一丸となって対応する」と発言。二〇一八年の結愛(ゆあ)ちゃん事件後の閣僚会議では「こんな痛ましい出来事を繰り返してはならない」「命を守ることを何よりも第一に、すべての行政機関があらゆる手段を尽くす」と語った。
その十カ月後、心愛(みあ)ちゃん事件が発覚すると…(略)
かっこいい台詞はすべて官僚の作文。首相はそれを読んでいるだけだ。心にもない芝居。国民に「やってる感」を植え付ける見世物。それが緊急閣僚会議なのである。
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まったくその通りだ。官僚の作文を読み上げるだけだから、安倍首相にとっては中身なんかどうでもいい。
例えば、前川氏のコラムにも出てきた悲惨な幼児虐待死事件。このときの談話では、なんと、安倍首相は心愛(みあ)ちゃんを結愛(ゆあ)ちゃんと言い間違えたのだ。似たような名前だったとはいえ、緊急閣僚会議まで開いた案件の肝心の幼児の名前を間違えるなど、それこそ前代未聞だろう。心がこもっていない証拠だ。
ま、漢字が読めないのは安倍首相のお家芸だから仕方ないとはいえ、あまりにひどすぎる。
だが、安倍首相にとっては、この「やってる感」が大切なのだ。中身なんかどうでもいい。ひたすら「国民のみなさまのために、アタクシは身を粉にして“やってる”のです」というわけだ。だがこれは、マスメディアが“報道”してくれなくては効果がない。
だから、各TV局には圧力をかけ、意に添わないキャスターなどはクビにさせ、岩田記者みたいなのを重用する。そして新聞社の政治部や幹部クラスとは、しきりに食事会を催す。
するとTVも新聞も、「安倍首相、映画鑑賞」「映画に感激、主演タレントと食事」などという愚にもつかないことまでを、ニュースとして流してしまうことになる。
「枝野幸男立憲代表、アイドルの○○と食事」なんてのも同じようにマスメディアからニュース配信されるのならまだ分かる。だけど、そんなのは聞いたことも見たこともない。
昨日も今日もまた明日も、ひたすら【本日の安倍総理】だけが“ニュース”になる。これでは、安倍内閣の支持率上昇計画に、マスメディアがそっくり加担していると言われても仕方ないではないか。
毎日毎日TV画面で「何かをやっているらしい安倍首相」を見せつけられれば、それは極めて有効な刷り込み現象になる。マスメディアはいまや、安倍支持率上昇マシンになっているのだ。
票にならぬことには冷血
本気で取り組んでもらわなくてはならないことだって、安倍首相はパフォーマンスに利用するだけで、何の成果も挙げちゃいない。
トランプ大統領来日も、徹底的にパフォーマンスに利用した。だが内実は、呆れるほどのお粗末さ。結局、トランプ夫妻のツアーガイドを務めただけのみっともなさ。あれが我が国の宰相だと思えば、こんなぼくでさえ情けなくて言葉もない。
トランプ大統領と「膝づめでふたりきりで話せるのは安倍総理だけ」などと、官邸茶坊主たちは大ボラを吹くけれど、トランプ大統領が「8月に大きな発表があるだろう」と会見の場で述べた時には、安倍首相は白目を剥いてびっくりしただけ。何も聞かされていなかったのだろう。
日米貿易交渉は、トランプ大統領に一方的に押し切られたのだ。何の成果もなかった。成果がないどころか、選挙が終わった8月以降には、日本の農家は激しくつらい目にあうだろう。
沖縄については一言の言及もなかった。あれだけ「民意」を示し続けている沖縄の基地問題について、せめて一言でもトランプ氏に再考を求めるべきではなかったか。
だが安倍には、最初からそんな気などないかったのだ。なぜか?
「沖縄は票にならない」と思っているからだ。票に結びつかない事案については、安倍はとことん“冷血”である。
逆に「拉致問題」では、異常なほどの熱心さを売り込む。「票になる」と踏んでいるからだ。だが、それにしたところで、「トランプ大統領は3回も拉致問題に言及してくれた」などと自慢げに言うだけ。トランプ氏が「金委員長と安倍首相が直接会う段取りをつけてくれた」とでもいうのならともかく、3回言及したことが、果たしてどんな成果なのか?
安倍首相は突然、「金委員長と前提条件なしで直接会う」と、これまでの圧力路線を大転換してしまった。だがその道筋など、毛ほども見えていない。逆に、北朝鮮「いまさら前提条件なしの会談などと、ずうずうしい」とまで罵られる始末。「安倍外交」がいまや笑いものだ。
言葉の軽さは今に始まったことじゃないけれど、安倍首相、まさに口先男である。
拉致家族会の方たちだって、もう、うすうす安倍パフォーマンスの無意味さには気づいているのではないだろうか。
マスメディアはいまや、「安倍支持率上昇マシン」化
天皇の退位、そして新天皇即位、令和への改元、トランプ大統領の来日、さらには東京五輪の聖火コース設定…。
それらをめぐる、マスメディアの異様なほどの大騒ぎ。そこへ脈絡もなく登場する“安倍総理”。
国際NPO「国境なき記者団」が世界180ヵ国を対象にした「世界の報道の自由度ランキング」を、毎年発表している。それによると、日本の報道の自由度は、このところ下降一直線。こんな具合だ。
2005年(小泉首相)37位
2010年(鳩山首相)11位
2012年(野田首相)22位
ところが、安倍首相時代になると、53位→59位→61位→72位→67位(2019年)と、ほんの少し持ち直した年もあるが、ほぼ右肩下がりの下降曲線を辿るばかり。
だが、このニュースを報じる“日本の報道者“たちは、疑問は持たなかっただろうか? それほど自由度が失われたのはなぜか、誰のせいか、何があったのか。このたった10年間で、11位から67位まで急降下したのはなぜなのか…と。
ぼくは、日本のマスメディアにかなり絶望している。自分たちの仕事である「報道」からこんなに自由が奪われていることに、ジャーナリストならばなぜ抵抗しないのか。いや、報道を仕事とする報道機関(報道企業というべきか)は、社としてなぜ抵抗しないのか。こんなランク付けされて、なぜ悔しくないのだろう?
もっと悔しがれよ、とぼくは言いたいのだ。
少数の記者たちが踏ん張っているのは知っている。彼らを、会社として守らなくてどうするのだ!
だがいまや、この国のマスメディアは、最初に書いたように「安倍支持率上昇マシン」と化している気がして仕方ない……。
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