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●記者は、内閣広報官から首相会見の仕切り役を取り戻せ! アベ様や元・最低の官房長官の《メディアコントロール》の頚木からの脱却を!

2021年03月15日 00時00分57秒 | Weblog

[※↑ 【首相長男と総務省幹部の接待をめぐる問題】(東京新聞2021年02月23日)]


 (2021年02月28日[日])
日刊ゲンダイの記事【島根・丸山知事は東京でも堂々90分超 これぞザ・記者会見】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/285694)。
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/コーヒー1杯にも律していたはずが】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202102260000067.html)。

 《会見は予定時間を大幅に超える1時間半にも及び、司会者が「それでは時間がまいりましたので…」と会見終了を促したが、丸山知事は挙手する記者を指名し続けた島根県民のために現状を訴え、何とか改善したいという真剣な気持ちが記者らにヒシヒシと伝わってきた。…なお、朝日新聞デジタルが25日、菅首相は緊急事態宣言の先行解除に伴う26日の記者会見を取りやめる方向で「山田広報官の問題も影響か」と報じた。…自主返納する意向だが広報官は続投するため、逆風が止む気配はない。情報公開や改革などを訴え当選しながら、今や自身が「伏魔殿の女帝」と揶揄される小池都知事ともども、丸山知事のThe 記者会見」と呼ぶべき対応をお手本にするべきだろう》。

   『●《国のトップとして未知のウイルスとどう戦うのか、どれほどの思いで
       自粛を要請しているのか――…明確なメッセージが伝わってこない》
    《望月: 昨年春の1度目の緊急事態宣言が出た後、官房長会見と
     首相会見は、参加できる記者が「1社につき1人」と限定されて
     しまいました。表向きは「コロナ対策で密を避けるため」とされて
     いますが、明らかに私のような目障りな記者を排除することが目的
     でしょう。そのため、現在、首相会見は基本的に政治部の記者と抽選で
     選ばれたフリー記者しか入れません。私は社会部の記者なので、
     政治部が譲ってくれない限り、会見場には入れないのです。
      また、会見の進行も司会役の山田真貴子内閣広報官
     1人につき1」「さら問い(質問を重ねること)は禁止などの
     ルールを定めて、相変わらず突っ込んだ質問をさせないようにしています
     これまで6回あった首相会見で北海道新聞、東京新聞、日本テレビ、
     ジャパンタイムズの4社は一度も指されていません。ウチ(東京新聞)の
     ように事前に質問を投げることを拒否している社や、厳しい質問をする
     記者がいる社は避けられているのでしょう。逆に不自然なほど何回も
     指名されている社もある。菅さんは答えるときに手元にいつも目を
     落とすので、「この社は事前に質問を投げたなということは
     すぐにわかります
      菅さんはこうしておけば記者会見は乗り切れるとナメていたわけですが…》

   『●マトモなニッポン国リーダーは居ないのかねぇ? マトモな官僚は
     居ないのかねぇ? 「忖度」「虚偽答弁」が蔓延する哀れなニッポン国…
   『●《こんな官僚接待がいまだに行われていたとは、驚きと怒りを禁じ
     得ない。しかも、接待した側に菅義偉首相の長男がいた。政官癒着の典型》
   『●アベ様夫人は「私人」と閣議決定 ――― 《首相が息子を助ける
     ために首相と息子は別人格と閣議決定しても、その構造は変わらない》
    「《いびつ》《ズブズブの関係》がさらに明らかに。《自助》大好き、
     利権漁りカースーオジサンによる《メディアコントロール》の一端を担う
     あの方の名も ――― 山田真貴子内閣広報官。記者会見を記者たち自身が
     仕切る形に改善するきっかけに!」

 アップロードする機を逸してしまいましたが、山田真貴子現・内閣広報官殿の、総務官僚(総務審議官)時代の収賄という犯罪について。

 まず、鈴木耕さんのつぶやき:

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鈴木 耕@kou_1970

しかし、山田真貴子広報官殿はこの後、どんな顔をして“記者会見”を仕切るのだろう。誰か「まさか質問、断らないですよね」なんて突っ込んでくれる記者はいないかなあ…。

午後6:48 2021年2月25日
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 2月26日[金]に予定されていた首相会見そのものが、まさかの取り止め。ぶら下がり会見だけでの実施。山田真貴子広報官の仕切りは無し。
 記者は、内閣広報官から首相会見の仕切り役を取り戻せ! アベ様や元・最低の官房長官の《メディアコントロール》の頚木からの脱却を! 《丸山知事は挙手する記者を指名し続けた島根県民のために現状を訴え、何とか改善したいという真剣な気持ちが記者らにヒシヒシと伝わってきた》そうだ。


 リテラの記事【菅首相が山田内閣広報官を処分しない理由に「女性」を強調! 女性問題を悪用し「飲み会を断らない」不正官僚を守る態度こそ性差別だ】(https://lite-ra.com/2021/02/post-5807.html)によると、《こんな処遇で許されていいのか──。昨日24日、総務省の高級官僚たちが菅義偉首相の長男である菅正剛氏ら東北新社の幹部と違法会食を繰り返していた問題で、政府は谷脇康彦・総務審議官ら11人を減給や戒告の懲戒処分とすると発表。しかし、その一方で、一晩で7万円を超える接待を受けていた山田真貴子・内閣広報官は「厳重注意」となり、給与の10分の2の3カ月分を自主返納するだけで「続投」させるというのだ。山田内閣広報官の月額は117万5000円だというから、返納額は70万5000円となる。山田氏が接待を受けたのは総務省の総務審議官時代だが、現在は特別職の国家公務員であるために処分の対象外となったというが、そんな馬鹿な話があるか。ご存知のとおり、山田内閣広報官は総理大臣会見でも司会進行役として現場を取り仕切っているだけでなく、菅首相の右腕として重要政策の広報を担う人物であり、何より国民からの信頼が担保されなければならない要職に就いている。にもかかわらず、今回、山田氏は当初「菅総理の長男と会食した明確な記憶はない」と否定しておきながら、追い詰められてようやく「接待を受けた」と認めた。つまり、国民の信頼を真正面から裏切ってみせたのだ》。

 収賄という犯罪。《処分》《更迭》という名の《通常の異動》や、《厳重注意》で済む話ではない。
 沖縄タイムスの【社説[後絶たぬ官業癒着]問われる「政治の責任」】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/712940)によると、《接待を巡る官僚の不祥事が後を絶たない。霞が関のモラル低下は深刻だ。菅義偉首相の長男が勤める放送事業会社から接待を受けていた総務省官僚11人が24日、処分された。「利害関係者からの接待」などを禁じる国家公務員倫理規程の違反であり、行政の公正性への信頼を揺るがすもので当然だ。ただ、総務審議官当時に1回で7万円超の接待を受けていた山田真貴子内閣広報官は、厳重注意にとどまった。給与の一部を自主返納するという。衆院予算委員会で参考人として出席した山田氏は「公務員の信用を損なうことになり、深く反省している」と謝罪した。だが、信頼回復に努める責任があるとして、辞任は否定した。利害関係者からの接待を受けたことには「チェックが行き届かなかった」、長男との関係について詳細は「覚えていない」などと曖昧に答えた。広報官として国民に説明する立場にもかかわらず、責任を果たせていない。そもそも、長男が勤める放送事業会社がなぜ接待を繰り返したのか、許認可を巡る便宜供与はなかったのかなど問題の背景、核心部分は明らかになっていない。総務省の調査では、山田氏を含め計13人が、2016年7月から20年12月にかけて、延べ39件の接待を受けた》。
 琉球新報の【<社説>総務省幹部ら処分 身内に甘く話にならない】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1277258.html)によると、《首相の長男が絡む「官業癒着」にもかかわらず、虚偽答弁によって国会を侮辱した。その揚げ句、身内に甘い処分では話にならない。菅義偉首相の長男・正剛氏が勤める放送事業会社「東北新社」による接待問題で、総務省は幹部ら9人を減給や戒告の懲戒処分にするなど計11人を処分した。国家公務員倫理規程で禁じる「利害関係者からの接待」に該当すると判断した。しかし、倫理規定違反による処分だけで幕引きさせてはならない。官業の癒着によって行政の公平性がゆがめられなかったか、贈収賄の疑いはないのか、他の業者からの接待はなかったのか。これらの疑惑は解明されていない。第三者委員会による徹底調査を求める。同時に山田真貴子内閣広報官だけでなく、正剛氏や業界関係者も国会招致して真相を解明すべきだ。特に山田氏は総務省の総務審議官だった2019年11月に、正剛氏が勤める「東北新社」から和牛ステーキなど約7万4千円に上る高額な飲食接待を受けていた。菅首相は山田氏を厳重注意し、本人は給与の一部を自主返納する。山田氏は安倍前政権で女性として初の首相秘書官を務め、菅政権で女性初の内閣広報官に抜てきされた。山田氏が「責任を痛感」し、辞任の意向を伝えたのに、厳重注意と給与返納では甘くないか。》
 日刊ゲンダイの記事【血税の官房機密費で返納か? 渦中の山田広報官に怨嗟の声】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/285690)によると、《<いやはや、首相会見を仕切るだけで、そんなにもらえるのか><これじゃあ、どれほど批判の声が出たって辞めないわけだよ> ネット上では怨嗟の声が広がっている。放送関連会社「東北新社」に務める菅義偉首相の長男らによる総務省幹部接待問題で、同社から総務審議官時代の2019年11月に約7万4000円に上る高額な接待を受けていた山田真貴子・内閣広報官(60)。山田広報官は25日の衆院予算委に参考人として出席。「公務員の信用を損なったことを深く反省している。本当に申し訳なかった」と陳謝したものの、「今後、職務を続ける中で、できる限り自らを改善したい」と述べ、引き続き内閣広報官を務める意向を示した》。
 さらに、東京新聞の【<社説>総務官僚の接待 処分で幕引き許さない】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/88233?rct=editorial)によると、《総務省は正剛氏が勤める東北新社による接待を利害関係者からの違法接待と認め、次官級の谷脇康彦、吉田真人両総務審議官を減給十分の二(三カ月)の懲戒とするなど計十一人を処分した。…総務審議官当時に接待を受けた山田真貴子内閣広報官は、すでに同省を退職しているため処分対象とならず、加藤勝信官房長官による厳重注意にとどまった。山田氏は給与の十分の六に相当する七十万五千円を自主返納するという。ただ、七万円超の高額接待を受け、利害関係者との認識もなく、申告もしなかった山田氏は、内閣と国民とを結ぶ広報を担う責任者として適任なのだろうか。公務員への信頼を損ねた責任は重い。野党の辞任要求は当然だ》。

 東京新聞のコラム【筆洗/天台宗の開祖、最澄が残したありがたい言葉の中に、「道心の中…】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/88238?rct=hissen)によると、《▼菅首相の長男が勤める会社から高額接待を受けた山田真貴子内閣広報官が陳謝した。同じ問題で、総務省は接待を受けた十一人の処分を決めた。農林水産省も鶏卵生産大手元代表に接待されたとして幹部六人を処分した▼綱紀か倫理か、緩みが同時に別の場所に現れているようにみえる。それにしても七万円超の接待とは、想像を超えている。会食で働き掛けはないと山田氏は説明したそうだが、その場だけの問題ではなかろう。そんな接待を受けて企業との関係が変わらないとは思えない。他の接待も解明が必要だろう▼山田氏は続投だそうだ。崩れた投手を引っ張り続ければ、試合はさらに壊れて、本人の傷も深くなる。立ち直ることもあるから、野球では続投の判断の難度は高いものらしい。首相の采配はどうだろう▼不祥事が多い。政権の指揮官の道は荒れているようだ》。

 東京新聞の記事【司会役の「山田広報官」隠し? 緊急事態宣言解除で記者クラブが首相会見申し入れも加藤官房長官は「行わない」】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/88279)によると、《加藤勝信官房長官は26日の記者会見で、緊急事態宣言解除に関連し、菅義偉首相が同日中に記者会見を行わないことを明らかにした。「宣言が全面解除された場合には国民に説明する必要があるが、本日の段階では、そうした状況に至っていない」とした。首相会見は、菅首相の長男正剛らから高額な接待を受けていた山田真貴子内閣広報官が司会を務めているため、「山田氏隠し」との見方も出ているが、加藤氏は山田氏との関連を否定した。…官邸記者クラブ「内閣記者会」幹事社は、26日中に首相の記者会見を開催するよう官邸側に申し入れていた》。

 そう、《ナメられているのは大メディア》。
 日刊ゲンダイの記事【“断らない”内閣広報官続投 ナメられているのは大メディア】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/285714)によると、《国民の関心はきわめて高い。菅首相の長男が勤める放送関連会社「東北新社」が、総務省幹部に違法接待を繰り返していた問題。総務省は、東北新社が「利害関係者」にあたると認定し、24日、幹部ら11人に減給などの処分を行ったが、何の目的で接待が行われ、なぜ幹部がホイホイ応じてきたのかという…》。

 そういえば、あの時、厚生省の講師の方は謝金を断られたな…出されたコーヒーに口をつけられたかどうかは覚えていない。
 日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/コーヒー1杯にも律していたはずが】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202102260000067.html)によると、《★結局、安倍・菅政権は公務員と政策で渡り合うことができず、情実的人事権の行使と偏った政治主導で霞が関全体をゆがめたのだろう。安倍政権の時には経産省の役人が官邸を取り巻き、官邸官僚という言葉まで生まれた。それまで霞が関全体で幅を利かせていた財務省が経産省の後塵(こうじん)を拝することになるという霞が関の珍事は既に常識になった。一方、同政権下では官房長官・菅義偉の情報網が政権維持に功を奏す。今度は官邸ポリスという情報をコントロールして政権を維持する手法が用いられていると小説という形での暴露があった。今もそれが続いているのだろう》。

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/285694

島根・丸山知事は東京でも堂々90分超 これぞザ・記者会見
公開日:2021/02/26 06:00 更新日:2021/02/26 10:17

     (都道府県会館で会見した丸山知事(C)日刊ゲンダイ)

 「東京五輪の聖火リレー中止検討」発言で注目を集めた島根県の丸山達也知事(50)が25日に上京し、政府や地元選出の国会議員に対し、新型コロナウイルスの第3波の検証を踏まえた感染症対策の改善・強化や、緊急事態宣言の影響を受けている飲食店などへの支援策の拡大を要請した。

 丸山知事はこの日、内閣府や厚労省、中小企業庁を訪問して要請書を提出。その後、自民党細田派の細田博之会長(76)や、丸山知事の発言について呼んで注意するとコメントして批判が出た竹下派の竹下亘会長(74)ら島根県選出の同党国会議員と面会。地元飲食店らの窮状を訴えた。

 その後夕方に都道府県会館(東京都千代田区)の会議室で会見を開いた丸山知事。竹下会長と面会した際のやり取りを記者に問われ、竹下氏に啖呵を切ったのかと思いきや、「私は政治経験も、人生経験もない。注意していただけるのはありがたいこと」と謙遜し、「私の所作が問題があったとしても、県民のためにきちんと対応しようと言っていただいた」と語った。


■「小池都知事は知事会に参加していない」とチクリ

 総務官僚出身であり、聖火リレーの中止検討発言や上京して支援策拡大を求めた自身の行動について「政治のルール破り」と理解しつつも、「今の状況で知恵がなければ島根県の飲食店がなくなってしまう」と切実な思いを訴えた丸山知事。政府を介さず、東京都の小池百合子知事(68)と直接、やり取りするべきではないかーーといった趣旨の質問に対しては、「私は知事会に出席していますが、ここ5回ほど本人(小池都知事)は参加していない」と答えた。

 会見は予定時間を大幅に超える1時間半にも及び、司会者が「それでは時間がまいりましたので…」と会見終了を促したが、丸山知事は挙手する記者を指名し続けた島根県民のために現状を訴え、何とか改善したいという真剣な気持ちが記者らにヒシヒシと伝わってきた

 なお、朝日新聞デジタルが25日、菅首相は緊急事態宣言の先行解除に伴う26日の記者会見を取りやめる方向で「山田広報官の問題も影響か」と報じた。首相会見で司会進行役を務める山田真貴子・内閣広報官(60)が、首相の長男が勤める放送関連会社「東北新社」から7万4203円の食事接待を受けていたことが発覚、給与10分の6(70万5000円)を自主返納する意向だが広報官は続投するため、逆風が止む気配はない。

 情報公開や改革などを訴え当選しながら、今や自身が「伏魔殿の女帝」と揶揄される小池都知事ともども、丸山知事の「The 記者会見」と呼ぶべき対応をお手本にするべきだろう。
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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202102260000067.html

コラム
政界地獄耳
2021年2月26日9時17分
コーヒー1杯にも律していたはずが

★結局、安倍・菅政権は公務員と政策で渡り合うことができず、情実的人事権の行使と偏った政治主導で霞が関全体をゆがめたのだろう。安倍政権の時には経産省の役人が官邸を取り巻き、官邸官僚という言葉まで生まれた。それまで霞が関全体で幅を利かせていた財務省が経産省の後塵(こうじん)を拝することになるという霞が関の珍事は既に常識になった。一方、同政権下では官房長官・菅義偉の情報網が政権維持に功を奏す。今度は官邸ポリスという情報をコントロールして政権を維持する手法が用いられていると小説という形での暴露があった。今もそれが続いているのだろう。

98年、ノーパンしゃぶしゃぶ事件といわれた大蔵省接待汚職事件は公務員の矜持(きょうじ)が問われた。銀行からの接待に鼻の下を伸ばした大蔵高級官僚は大いに接待されたが当時、この店のコースは1万9980円。銀行の担当者は領収書が切れればといくらでも接待した。結果、官僚7人(大蔵省4人、大蔵省出身の証券取引等監視委員会の委員1人、日銀1人、大蔵省OBの公団理事)の逮捕・起訴に発展。起訴された官僚7人は、執行猶予付きの有罪判決が確定した。この責任を取り当時の大蔵相・三塚博と日銀総裁・松下康雄が引責辞任した。また大蔵省は財金分離が進み財務省と金融庁が生まれ解体された

憲法15条第2項の「すべて公務員は全体の奉仕者であって一部の奉仕者ではない」は当然ながら、国家公務員法96条では「すべて職員は、国民全体の奉仕者として、公共の利益のために勤務しなければならない」とされている。またこの事件をきっかけに2000年に生まれた政令「国家公務員倫理規程」の2条では、国家公務員が職務上で関わる8つの事業者・個人を「利害関係者」と厳密に位置づけ、当時はコーヒー1杯飲むのにも官僚は律したが、20年たつと、特定の議員や親族のためにだけ勤務する公務員が増えたということになろうか。これだけの規定があるにもかかわらず、守れない官僚に同情する必要があるだろうか。情けない。(K)※敬称略
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コメント
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●アベ様夫人は「私人」と閣議決定 ――― 《首相が息子を助けるために首相と息子は別人格と閣議決定しても、その構造は変わらない》

2021年02月26日 00時00分01秒 | Weblog

[※↑ 【首相長男と総務省幹部の接待をめぐる問題】(東京新聞2021年02月23日https://www.tokyo-np.co.jp/article_photo/list?article_id=87579&pid=268559)]



晴れ (20210223[])
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/菅長男疑惑「ノーパンしゃぶしゃぶ」と同じ】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202102220000071.html)。
山口哲人川田篤志両記者による、東京新聞の記事【元総務相として、父として…「ズブズブの関係」に菅首相の影 東北新社の接待問題】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/87579)。

 《★この問題が発覚して以来、首相は「長男とは別人格」と国会で説明してきたが、自身が総務相時代は秘書官をやらせており、首相も東北新社から献金を受けてきた関係。別人格が通るかどうかは世論動向だろう》。
 《菅義偉首相の長男正剛氏が勤める放送事業会社「東北新社」による接待問題。会食に参加した総務省幹部は、これまでの判明分を含めて計13人に上ることが省内の調査で分かり、官業が癒着している実態が鮮明になった。コロナ禍でも会食を繰り返した関係は、客観的に見てもいびつだ背後には、かつて総務相を務め、今も省内に影響力を残す父の影もちらつく。(山口哲人川田篤志)》


[※ ↑【「忖度」「虚偽答弁」が問題となった事案】(東京新聞2021年02月19日)]


   『●マトモなニッポン国リーダーは居ないのかねぇ? マトモな官僚は
     居ないのかねぇ? 「忖度」「虚偽答弁」が蔓延する哀れなニッポン国…

 《首相の長男ということを除いても元総務相秘書官が退官して衛星放送関連会社に転職し、当時の人脈を駆使して会社と役所をつなぎ便宜供与を図らせたという構図だ。無論、その背景に首相の影を感じたのは分かるが、首相と別人格の息子秘書官後に口利き屋になった》というヒッドイ話し。マトモなニッポン国リーダーは居ないのかねぇ? マトモな高級官僚は居ないのかねぇ? 「忖度」「虚偽答弁」が蔓延する哀れなニッポン国…。もはや誰も《公正公平な行政》などと思わない。
 《いびつ》《ズブズブの関係》がさらに明らかに。《自助》大好き、利権漁りカースーオジサンによる《メディアコントロール》の一端を担うあの方の名も ――― 山田真貴子内閣広報官。記者会見を記者たち自身が仕切る形に改善するきっかけに!
 アベ様夫人は「私人」と閣議決定 ――― 《首相が息子を助けるために首相と息子は別人格と閣議決定しても、その構造は変わらない》。

 《官僚人事に強い影響力を持つ首相の威光を恐れた…人事権をてこに省庁を掌握し、左遷も辞さない政治姿勢が広く知られている》。

   『●前川喜平さん《ふるさと納税制度の問題点…を説明するだけで左遷された
            わけですから、この人事は霞が関全体に衝撃を与えました》
   『●斎藤美奈子さん《菅は安倍よりたちが悪い。…先代のレガシーを継承
       しつつ、番頭時代そのままのコワモテの政治を、今度は表でやる》
    《それで失敗したのが第一次安倍政権だった。そんな失意の安倍に再起を
     促したのが菅だったというのは有名な話。菅という人事権をにぎった
     コワモテの番頭が、裏で議員や官僚に睨みをきかせ、メディアを牛耳り、
     三代目のスキャンダルをもみ消し、毎日の記者会見で追及の矢面に立つ。
     いわば裏の「汚れ仕事」を一手に引き受ける番頭がいたからこそ、
     三代目若社長は、国政は側近や官僚に任せて、外遊だ、オリンピックだ、
     有名人との会食だと、浮かれていられた……。もしそうだとしたら、
     道半ばで倒れた三代目に代わって、権力の座につく番頭がどんな政治を
     やるかは想像がつく。 番頭が権力者になるとき

   『●中小零細事業も潰し、《死なせる医療》も正当化し、超監視社会へも
      誤誘導…何処まで冷酷陰湿強権な利権漁りカースーオジサンなのか?
    《安倍氏の悲願は大日本帝国の“夢”よもう一度、だった。戦争という
     ものの意味が、しかしバーチャル化されきった現代の日本では理解され
     にくい。一方で、戦争よりも、ただ“支配したい”人なのが菅氏である。
     人事権のダンビラを振り回して恥じない独善が証左だが、支配される
     ことの恐ろしさは、大方にもさすがに伝わってきたらしい》

 沖縄タイムスの【社説[総務省幹部更迭] 首相は率先して説明を】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/710220)によると、《総務省幹部が放送事業会社に勤める菅義偉首相の長男らから接待を受けていた問題で、同省は幹部2人を事実上更迭する人事を発表した。…接待により放送行政がゆがめられたとの疑念はさらに強まった。同時に、政府側による国会での「虚偽答弁」がまたも繰り返されたことになる。森友学園問題では、当時の財務省理財局長らが国会で、交渉記録が「ない」などとする虚偽答弁を計139回繰り返した加計学園問題では、元首相秘書官が「記憶にない」とした地元自治体担当者らとの面会が明らかになった官僚らの間に、国民に真摯に説明することを避け、政権中枢への忖度と強弁を繰り返す思考がまん延している。国会と国民を軽んじるこうした姿勢は断じて容認できない》。
 琉球新報の【<社説>首相長男接待 疑惑を徹底的に解明せよ】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1275425.html)によると、《放送行政を所管する総務省の幹部が、放送事業会社に勤める菅義偉首相の長男から接待を受けていた問題…公正公平な行政がゆがめられたと疑わざるを得ない。しかも背景に「首相の長男」に対する官僚の忖度が働いたとも考えられる。放送行政にどう影響を与えたのか、疑惑を徹底的に解明しなければならない。長男が役員を務める「東北新社」の子会社は総務省から衛星基幹放送事業者の認定を受けている。総務省幹部は長男ら同社幹部と2016年以降、延べ12回会食し、タクシーチケットや贈答品も受け取っていた。首相は総務副大臣と総務相を務め、総務省は今も首相の「直轄地」と異名が付くほど影響力を持つ。長男は首相が総務相時代に秘書官を務めていた。首相自身も東北新社創業者から献金を受けている》
 東京新聞の【<社説>総務官僚の接待 虚偽答弁は許さない】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/87114?rct=editorial)によると、《菅義偉首相の長男らによる総務省幹部四人の接待問題で、政府側による国会での虚偽答弁がまたもや明らかになった。議会制民主主義を愚弄する振る舞いだ。私たちは虚偽答弁を絶対に許さない。国会も随分なめられたものだ。総務省の秋本芳徳情報流通行政局長は、放送事業会社「東北新社」に勤める首相の長男らの会食接待を受けた際、「放送業界全般の話題が出た記憶はない」と国会答弁していた。しかし、音声データが公開されると一転「今となっては発言があったのだろうと受け止めている」と認めた。最初の答弁は虚偽だったことになる》。

 《処分》《更迭》という名の《異動》でお終いでいいのか?
 東京新聞の記事【菅首相長男の接待参加者は計13人 今の内閣広報官も 総務省、24日にも11人を処分へ】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/87450)によると、《総務審議官だった山田真貴子・現内閣広報官も首相長男と会食していた。同省は13人中、山田氏を含む11人について、国家公務員倫理規程上の「利害関係者からの接待」に該当するか、その可能性が高いと認定。衆院予算委員会理事会に報告した。24日にも処分する方向で調整している》。
 同紙の記事【山田内閣広報官も接待受ける 菅首相の長男らから】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/87476?rct=politics)によると、《総務省は、山田真貴子内閣広報官が総務審議官を務めていた当時の2019年11月に菅首相の長男らから接待を受けていたと明らかにした。「利害関係者に該当していた可能性が高い」とした》。

 ネコでも退治は難しい。有権者も自公お維を間接的に支持する眠り猫ではダメ。
 【筆洗/生い立ちは恵まれなかったかもしれぬ。それでも三代の政権に仕…】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/87395?rct=hissen)によると、《▼本日は猫の日。…▼日本の国会にもネコを飼ってもらい、出世猫だと触れ回るか。ネコを目撃した政治家はより励み、コロナ禍で控えるべき酒場通いとは縁を切るだろう。官僚なら首相のせがれといえど利害関係者からの接待を毅然と断るかもしれない。政治のありさまにネコの手を借りたくなる》。

 何もかもアベ様から《継承》しているようでは話にならない。
 東京新聞のコラム【私説・論説室から/「仮面」の下にある顔は】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/87398?rct=opinion)によると、《新しく出会ったといえば、昨年六月に誕生した孫もそうだ。彼はマスクをして暮らすわけにはいかないから、こちらが細心の注意を払う。しっかり手洗いをし、抱っこも話し掛けるのも当然マスクを着けて。となると、孫にとってじいじ、ばあばの顔もマスク顔が普通。いつかコロナ禍が終息してマスクを外したとき「こんな怖い顔の人、知らない」と泣かれやしないかとヒヤヒヤしている。他人でありながらそんな乳幼児と毎日、密に接する保育士さんたちの苦労もどれほどかと思う。嫌われないよう、怖がられないようきっとマスクの下でも精いっぱい口角を緩めてほほ笑み「目は口ほどに…」の精神で一人一人への愛情を示してくれているのだろう。そして「目の力」といえば−。就任以来、目に政治への情熱が感じられないと評される菅義偉首相。マスクは日本語に直すと仮面。まさに顔を隠すことが目的の物だ。「仮面の下」とはおよそ良からぬ心を持った素顔を指す。くれぐれも国会答弁や会見ではマスクが仮面に見えることがないよう。(白鳥龍也)》

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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202102220000071.html

コラム
政界地獄耳
2021年2月22日8時29分
菅長男疑惑「ノーパンしゃぶしゃぶ」と同じ

★東京五輪・パラリンピック組織委員会の森騒動も一段落したといえようか。この間クローズアップされたのが、同委員会事務総長・武藤敏郎。元大蔵事務次官、日銀副総裁を歴任している。武藤の汚点は98年、大蔵省接待汚職事件(いわゆるノーパンしゃぶしゃぶ事件)が発覚。大蔵省官房長だった武藤自身は接待を受けたわけではなかったが、監督責任を問われて大臣官房総務審議官(現在の大臣官房総括審議官)に一時更迭され、後に主計局長を経て大蔵事務次官に就任した。

★総務省で放送行政や通信行政を所管する部署の幹部、総務審議官・谷脇康彦、同・吉田真人と情報流通行政局長・秋本芳徳、官房審議官・湯本博信が、東北新社に勤める首相・菅義偉の長男から通算12回もの接待を受け、タクシーチケットなどを受け取ったとの疑惑。総務省は20日付で秋本と湯本を官房付に異動させると発表。事実上更迭した。ただ総務省は「通常の人事異動という位置付けだ」と説明した。

★この問題が発覚して以来、首相は「長男とは別人格」と国会で説明してきたが、自身が総務相時代は秘書官をやらせており、首相も東北新社から献金を受けてきた関係。別人格が通るかどうかは世論動向だろう。武藤には迷惑な話だが、この総務省の接待疑惑は、23年前の大蔵省接待汚職事件以来の分かりやすい贈収賄事件に発展するのではないか。この問題は首相の長男ということを除いても元総務相秘書官が退官して衛星放送関連会社に転職し、当時の人脈を駆使して会社と役所をつなぎ便宜供与を図らせたという構図だ。無論、その背景に首相の影を感じたのは分かるが、首相と別人格の息子秘書官後に口利き屋になったという話だ。首相が息子を助けるために首相と息子は別人格と閣議決定しても、その構造は変わらない。(K)※敬称略
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/87579

元総務相として、父として…「ズブズブの関係」に菅首相の影 東北新社の接待問題
2021年2月23日 06時00分


【首相長男と総務省幹部の接待をめぐる問題】
 (https://www.tokyo-np.co.jp/article_photo/list?article_id=87579&pid=268559

 菅義偉首相の長男正剛氏が勤める放送事業会社「東北新社」による接待問題。会食に参加した総務省幹部は、これまでの判明分を含めて計13人に上ることが省内の調査で分かり、官業が癒着している実態が鮮明になった。コロナ禍でも会食を繰り返した関係は、客観的に見てもいびつだ背後には、かつて総務相を務め、今も省内に影響力を残す父の影もちらつく。(山口哲人川田篤志


◆1人2万円超の会食も多く

 「東北新社からの接待が常態化していたんだなと驚いた。半分以上、首相の息子が同席し、深く関わっていたことは見過ごせない」

 22日の衆院予算委員会の理事会。総務省から調査結果の報告を受けた立憲民主党の辻元清美氏は、記者団に語気を強めた。共産党の小池晃書記局長は記者会見で「ズブズブの関係にあったことを示すものだ」と指摘した。

 総務省がまとめた「会食一覧」には趣旨として「意見交換」「懇親会」など無難な表現が並ぶ。別に出された山田真貴子内閣広報官の調査結果でも、放送業界の話題が出た可能性に触れつつ「不適切な働きかけはなかった」と語ったことを報告している。

 野党は額面通りに受け取っていない。山田氏の1回で約7万4000円を筆頭に、1人当たりの会食費が2万円を超えるケースも珍しくない。秋本芳徳・前情報流通行政局長が19日、直近の会食について「記憶にない」としていた衛星放送の話題が出たと認めた。「呼ぶ方も下心がなかったらおごらない。そこが全然解明されていないのは、ふに落ちない」(辻元氏)


◆長男への問い合わせ拒否

 総務省幹部らが「1990年代の大蔵省接待汚職に匹敵する」(共産党の高橋千鶴子氏)ほど会食に応じた背景として、野党は官僚人事に強い影響力を持つ首相の威光を恐れたという見方を強めている。人事権をてこに省庁を掌握し、左遷も辞さない政治姿勢が広く知られているからだ。

 総務省の原邦彰官房長は予算委で、幹部らの意識として「特に首相の長男だからという影響はなかった」と述べたが、立民の大串博志氏は「首相の前では『関係なかった』と言わざるを得ない。忖度が生まれているのではないか」と指摘。正剛氏側からの誘いは「断れない、付き合わざるを得ないと特別扱いになっていなかったか」と追及した。

 だが、首相は当初から、自ら真相を究明しようという姿勢に乏しい。正剛氏と総務省幹部の会食の多さに「驚いた」と述べたが、本人に問い合わせるよう野党から求められると、総務省の調査であることを理由に「絶対に避けるべきだ」と拒否した。


◆衛星放送の更新時期に集中

 東北新社から幹部4人への会食の呼び掛けは、子会社が手掛ける衛星放送の認定・更新時期に集中した。

 立民の奥野総一郎氏は予算委で、総務省の審議会が昨年12月、東北新社の社外取締役が会長を務める一般社団法人「衛星放送協会」の要望に沿って衛星放送インフラの使用料引き下げや、周波数帯の割り当て方針を示したと指摘。直前まで谷脇康彦総務審議官らが続けざまに接待を受けているとして、こう主張した。

 「(会食で)何が話し合われたか分からないから、行政がゆがめられたという疑念が続く。役人が間違った方向に動いたのでは」
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●賭博場開帳…《ばくちで生きながらえる自治体になりたい》というカジノ誘致横浜市長の後ろ盾が最低の官房長官

2019年08月25日 00時00分15秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]



日刊ゲンダイのコラム【まだ横浜は独り勝ちしたいのか/政界地獄耳】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201908200000040.html)。

 《この上ない環境の横浜が、それでもなおカジノ誘致で独り勝ちしようというのかという全国の自治体からの疑問と、横浜市民がなぜカジノ誘致を望むのかということになる…誘致に積極的な大阪、白紙を装う北海道や東京も横浜の動向には注目だろうが、ばくちで生きながらえる自治体になりたいという市長の後ろ盾が官房長官・菅義偉だということも忘れてはならない》

   『●「まん延する差別」な、「御持て成し」どころでない
        「うらあり」だったニッポン…「病んだ空気」が蔓延
   『●《全国民を勝負師に》…「国民にギャンブルを
      奨励するギャンブル国家の道…憲政史上、由々しき法案」
   『●《全国民を勝負師に》…「さすがに六時間で可決させるのは
                無理だろうな」「だったら、賭けるか」(筆洗)
   『●室井佑月さん「安倍政権の掲げる成長戦略は…
      他人の不幸や不運を踏み台にしたものばかり。ろくでもない」
   『●アベ様広報官として、「「スゴイ、スゴイ」と安倍さんを 
            ヨイショしながら食べるしゃぶしゃぶは旨」いか?

 《この上ない環境の横浜が、それでもなおカジノ誘致で独り勝ちしようというのか》って、それは《勝ち》なのか? 《他人の不幸や不運を踏み台にするような成長戦略は極めて不健全》であり、そんなもので《》っても、ちっとも嬉しくはないでしょうに。

   『●石破茂氏「日本への核拡散」発言と
     山尾氏「私事」による離党の事の軽重…マスコミはわきまえているか?
    「大変に期待していた山尾志桜里議員については、
     「高額すぎるガソリン代」問題で若干失望し、横浜市長選での
     (自民党支援の)トンデモな林文子候補(現市長)応援問題で大きく失望し
     …続いて今回、脇が甘かったのか、陥れられたのかは知らないが、
     「私事」で民進党からの離党・追い出し」

 日刊ゲンダイの記事で【横浜市カジノ誘致へ 林市長「白紙」が態度一変で近く表明】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/260482)でも、《カジノを含む統合型リゾート(IR)誘致をめぐり、横浜市の林文子市長がまた態度を一変、誘致方針を近く表明するという。…「横浜カジノ」に前のめりの菅官房長官に近い林は誘致に前向きだったが、3選した2017年の市長選直前に争点化を避けるため「白紙状態」と慎重姿勢に転じた。その後、参入に前向きな民間企業からプッシュを受けるなど体裁が整い、再び誘致推進に方向転換した。市は9月の市議会定例会に約3億円の関連費を盛り込んだ補正予算案を提出。「IR推進室(仮称)」を新設する予定だ。立地先として、再開発が予定される山下埠頭が検討されているが、埠頭には誘致に反対する港湾関係者らの施設が多数あり、コトがスムーズに運ぶかは見通せない》。

 予想通りの林文子横浜市長の挙動。だからこそ、山尾氏は、市長選で支援するなどしてはいけなかった。如何わしさ満載の最低の官房長官との結びつきもあるような市長を支援して、一体どうするつもりだったのか…。案の定、このあり様だ。

   『●浜矩子さん《昼間は超効率的に労働させ…
      夜間は退廃の不夜城活動で経済活性化に貢献させる…》、あぁ…
   『●「働かせ方壊悪」…(斎藤美奈子さん)「こんな形で働かされたら
                      子育てなんかできない…少子化促進法」
   『●「米ラスベガス・サンズに日本に参入する免許を与えるよう
               強く要求」されておきながらアベ様は平気で…
    「《トランプ大統領が自身の大口献金者であるカジノ大手の
     ラスベガス・サンズに日本に参入する免許を与えるよう強く要求
     してたんじゃないのぉ! アベ様ときたら、あまりの予想通りの展開過ぎて、
     呆れたねぇ。憲政史上最悪の国会で、アベ様は《そんな事実は、
     これはまったく、一切なかったということをはっきりと申し上げておきたい
     と明言。息吐く様にウソをつく。《ニヤニヤと笑みを浮かべながら…、
     根も葉もないヨタ話と言わんばかりに笑い、鼻にもかけないような態度をとり、
     事実を完全に否定》しておきながら、なんじゃそりゃ」
    「《カジノに貿易、武器購入まで……。トランプに尻尾を振ることしかできない
     “忠犬”の安倍首相によって、日本はどこまでも売り渡されつづけていくのだろう
     …世界中の笑いものだ」

   『●大阪「ト」の万博、お維とアベ様らが賭博場開帳のために 
            《血税をつぎこむための隠れ蓑》…上前はどこに?
    「リテラの記事【大阪万博“カジノ利権”の証明! オフィシャルスポンサーに
     安倍首相がトランプにねじこまれた米カジノ企業3社が】…《いや、
     安倍首相だけではない。昨年9月には、松井大阪府知事、吉村大阪市長
     ラスベガス・サンズアデルソン会長会談。その際、アデルソン会長から
     当初の政府原案にあったカジノ面積15000平方メートルの上限撤廃を
     要求されたとみられている。すると、実際に国会へ提出された法案では
     その要求どおり上限規制が撤廃されていたのだ》」

 お維の橋下徹元大阪「ト」知事は、かつて、《日本再生の切り札》《全国民を勝負師に》と喧伝しておられました。石原慎太郎元東京「ト」知事もカジノ設置に夢中でした。如何わしさ満載です。賭博場開帳に群がり、集る人々の胡散臭さギャンブル中毒法案。カジノで観光客増加って、わざわざギャンブルしに日本に来るのか? 蚊帳の外の害虫《蚊》とばかりに、中国や韓国等との無為無策で外交音痴なアベ様らの害交のおかげで、特に九州では、観光客は激減中なのですが?

   『●最後の切り札だってさ!?
   『●《全国民を勝負師に》…「国民にギャンブルを奨励する
         ギャンブル国家の道…憲政史上、由々しき法案」

 そして、昨年の今ごろ。
 (リテラ)【カジノ法案強行採決!山本太郎安倍政権の被災地無視に吠えた! 「誰のために政治をやっているんだよ!」】…《委員会が開かれていること自体がおかしい》!
 しかも、「カジノより学校にエアコンを! …被災者を助けて!」…どこら辺が議場の秩序を乱し、品位を傷つける、のでしょうか? (週刊朝日)【室井佑月「品位なんて糞食らえ!」】…《「カジノより…」 当然のことでしょう?…〈伊達忠一議長はその場で…と注意した〉だって。議院の品位ってなんだよ?》 憲政史上最悪の国会でした。

   『●室井佑月さん「悪魔とはこういう顔か」!?
     ⇒ デンデン王国の国王御夫妻やウルトラ差別主義者らの御顔
    《西日本豪雨対応のため、野党は休会して災害対応しようと提案している。
     それを無視してカジノ法案審議を進めた…与党的にはIR法という
     賭博公認法のため、委員会を立ち上げた。この法案審議が、
     豪雨災害により被災した国民よりも優先すべきとは考えられない

   『●「カジノより学校にエアコンを! …被災者を助けて!」…
             どこら辺が議場の秩序を乱し、品位を傷つける?
    「《山本、森、糸数氏の行動は、国民の代弁者である議員として、まとも
     と思うけど。カジノ法案をごり押しする自公より、よっぽど人としての心があり、
     議員としての品位を失っていない行動だと思うけどね》…全く同感だ。
       《安倍首相は、公権力を使って、大胆に、大規模に、悪を行使する》…
     それを許す《憲政史上最悪の国会》だった。両院議長自身や各委員会の
     委員長にも相当な責任がある」

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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201908200000040.html

コラム
政界地獄耳
2019年8月20日7時1分
まだ横浜は独り勝ちしたいのか

★まさに唐突にという言葉が適切だろう。19日、神奈川新聞は横浜市がカジノを横浜に誘致する方針を固めたと報じた。横浜市長・林文子は長く「白紙」としてきたが、9月2日からの市議会に「2億6000万円の一般会計補正予算案を提出する方針。47ヘクタールの敷地面積を持つ山下ふ頭(同市中区)を立地場所とし、議会の承認が得られれば、事業者の公募や選定に向けた準備などに着手する」と同紙は市長の皮算用を書いている。

★林はカジノ誘致に積極的だった時期もあるが、市長選前に白紙を言い出すも、構想案を民間から募るなど、あいまいな対応に始終していた。また7月3日の会見ではこの件で「住民投票をする考えはない」としており、結局実施に向けた伏線を張っていたといえる。横浜市は人口370万人を超す全国屈指の大都市だが、誘致の目的は超高齢化社会の到達や人口減による減収や、観光や地域振興という。しかし人口は全国の市で最も多くなっており、横浜市内総生産は15年の数値で13兆5000億を超えている。

★この数字が示すのはこの上ない環境の横浜が、それでもなおカジノ誘致で独り勝ちしようというのかという全国の自治体からの疑問と、横浜市民がなぜカジノ誘致を望むのかということになる。既に横浜の有力者、横浜港運協会会長・藤木幸夫が設立したカジノを必要としない山下ふ頭のリゾート再開発を掲げる「横浜港ハーバーリゾート協会」がどんな対応をするのか注目される。誘致に積極的な大阪、白紙を装う北海道や東京も横浜の動向には注目だろうが、ばくちで生きながらえる自治体になりたいという市長の後ろ盾が官房長官・菅義偉だということも忘れてはならない。(K)※敬称略
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コメント (2)
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●斎藤美奈子さん、《メディアの役目は「中立公正、不偏不党な報道」ではなく「権力の監視」…それ、常識》

2018年10月22日 00時00分49秒 | Weblog

[※ 『国民のしつけ方』(斎藤貴男著、インターナショナル新書010)…《それは調査報道…「番犬(ウォッチ・ドッグ)」としての役割》↑]



週刊朝日のコラム【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/相手を怒らせてでも突っ込んで聞くのが真のジャーナリスト】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/239789)。

 《「権力から敵視されないようなジャーナリストはジャーナリストではない」(佐高信・評論家)…「仲良くしていることが名誉みたいに書いている人が多すぎる」と。…「権力に戦う姿勢が、マスコミには必要」》。

   『●失われる「メディアの作法、矜持」…
      「権力を監視する機能が失われ」、しかも、アベ様の「思う壺」
   『●東京新聞社会部女性記者…「菅は周章狼狽。
      常に威圧的に…判で押したような答えでごまかすが、彼女は…」
   『●「裸の王様」および「最低の官房長官」の
       「下足番」新聞=読売新聞…落ちぶれたものだ
   『●「自由新聞(フライエ プレッセ)!」と「下足番」新聞: 
                  主犯の「A」(A夫妻)が抜けている
   『●ジャーナリズムの劣化、そして、アベ様政権の力の源泉
         =「内閣人事局制度を始めとする「政治主導」改革」

   『●アベ様に犯罪をもみ消してもらえる「報道」者、
        かたや、「卑劣な報復=身辺調査」を噂される新聞記者…
   『●室井佑月さん、「安倍総理、会食のメンバーを
       代えてみたらいかがでしょうか?」…針のムシロで 
    「室井佑月さんの素晴らしい提言。《会食している報道人…安倍総理、
     会食のメンバーを代えてみたらいかがでしょうか?…たとえば、
     玉川徹・テレビ朝日コメンテーター、望月衣塑子・東京新聞記者、
     金平茂紀・TBS「報道特集」キャスター、改憲のことを相談したいなら
     憲法学者の小林節氏、メディアのあり方を訊きたいなら元経産省官僚の
     古賀茂明氏、この国の貧困の実態を知りたいならジャーナリストの
     斎藤貴男氏、ほかにも上杉隆氏、青木理氏、大谷昭宏氏、
     木村草太氏…》。室井佑月さんご自身や、佐高信さんや魚住昭さん達も
     お願いします。そりゃぁ、針のムシロの上で、お食事も進むことでしょう」

   『●「紙面や番組ではっきりと「嘘つき」…「最悪の返答」
         と批判を浴びせ」る矜持もなく…民主主義の危機
   『●ヨイショ本・礼讃本『安倍晋三の真実』が伝えない、
         「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」という事実
   『●「「もりかけ」疑惑が晴れてもいないのに安倍晋三は3選の勢い…
                      公文書改ざんやメモの発見は何だった」?
    「マスコミには、瓶三さんの報じられない事実
     「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」…
     《報道の自由を守るには報道しかない》…でも、
     《報道の自由を巡って政府相手のせめぎ合い、今の日本にあるだろうか》?」
    「報ずることの重要さ。目加田説子さん《執拗なまでに伝え続けること》。
     メディアの矜持を見せて「報道の自由」を行使すべきだし、《権力の監視
     《権力のチェック機能》を発揮し、
     《番犬ウォッチ・ドッグジャーナリズム》に活路を。」

 斎藤美奈子さん曰く、《メディアの役目は「中立公正、不偏不党な報道」ではなく「権力の監視」なんです。それ、常識》。
 ニッポンに、その矜持を持つジャーナリストやメディア、報道機関はどれほど存在するだろう。アベ様に飼いならされ、躾けられた、アベ様の広報機関アベ様の広報紙アベ様の広報者に堕していないか?

   『●『学校が教えないほんとうの政治の話』(斎藤美奈子著)読了
                 …《あなたの政治的ポジションを見つけて…》
    《あのね、政治を考えるのに「中立」はないの。メディアの役目は
     「中立公正、不偏不党な報道」ではなく「権力の監視」なんです。
     それ、常識。》《党派性をもたずに政治参加は無理である。》

   『●『国民のしつけ方』(斎藤貴男著)読了…
      《それは調査報道…「番犬(ウォッチ・ドッグ)」としての役割》

    《ジャーナリズムの最大の存在意義は「権力のチェック機能」である。
     …専門的には「番犬ウォッチ・ドッグジャーナリズム」理論という》
    《「番犬ジャーナリズム」は、純粋培養の環境下にあるよりも、
     一人ひとりのジャーナリストがもがき、苦悩しながら遂行していってこそ
     成長し、民主主義社会に貢献できる
のではないか》

   『●『追及力 権力の暴走を食い止める』(望月衣塑子×森ゆうこ著)読了
                    …《今、ジャーナリズムと野党の…》

    《今、ジャーナリズムと野党の存在意義を問い直す

   『●「公平・公正な報道」を求める文書の「こと細かな注文に従うのか」? 
                            「報道の自由」を行使するのか」?
    「さて、こちらの「注文」主は、血判状を集めて回る「ヤクザまがい」
     瓶三親分「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」。選挙妨害という
     「不公平・不公正」な選挙をし、公職選挙法違反なアベ瓶三親分が、
     「公平・公正な報道」を求める文書の「注文」主」
    「「店主」メディアは、「ヤクザまがい」アベ瓶三親分の「公平・公正な報道」を
     求める文書の「驚くほど具体的で細かい注文」に従うのか? それとも、
     メディアの矜持を見せて「報道の自由」を行使するのか? 《権力の監視
     《権力のチェック機能》《番犬ウォッチ・ドッグジャーナリズム》が
     失われ行くなかで、さて…」

   『●浅野健一さん、「口先で…批判…トランプ大統領よりも、
            メディアを手なずけている安倍首相のほうが悪質」
    「日刊ゲンダイの記事【巨悪に甘い日本の大メディア 米紙トランプ一斉批判で
     露呈】…《とうとう米国内のメディアから集中砲火を浴びたのだが、
     日本の大メディアはこの“ケンカの作法”を学ぶ気はないらしい
     ■マスコミを懐柔する安倍首相は野放しに》」

   『●目加田説子さん「「今」に潜む危機を執拗なまでに伝え続けること
                     …戦争と平和に関わる報道の重要な使命」
    「記事の最後に、目加田説子さんは《見ないふり知らないふりをする
     私たちに、「今」に潜む危機を執拗なまでに伝え続けること。それが、
     戦争と平和に関わる報道の重要な使命である》と言います。
     《執拗なまでに伝え続けること》…是非、実践しましょう」

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/239789

室井佑月 作家
1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
相手を怒らせてでも突っ込んで聞くのが真のジャーナリスト
2018/10/19 06:00

     (評論家の佐高信氏(C)日刊ゲンダイ)

   「権力から敵視されないようなジャーナリストは
    ジャーナリストではない
」(佐高信・評論家)

 これは14日の「サンデーモーニング」(TBS系)での佐高さんの言葉。

 佐高さんは続ける。

仲良くしていることが名誉みたいに書いている人が多すぎる」と。

 だよねぇ。あの方と嬉々として一緒に寿司を食いに行ったり、しゃぶしゃぶを食べに行ったり。それを取材だという輩がいるけれど、聞けるのは相手側が流して欲しい情報だけ。それは取材ではなく権力者の広報だってーの。

 大抵、多くの国民が知りたい疑問は、権力者が答えたくないから嘘をついてごまかしていたり、質問から逃げ回っていたりするもの

 そういうことを、相手を怒らせてでも聞いてくるのが、本物のジャーナリストだとあたしも思う。

 会食の席で、相手を怒らせるような突っ込んだ質問をしているとも思えず。覚えめでたく、また次の会食も呼んでもらうのが、この国でのジャーナリストとしてステータスだったら、終わってる

 そうそう、佐高さんはこうも言ってた。

   「アメリカの新聞では訴訟費用を積み立てているという
    訴えられるのを覚悟している日本の新聞社はないのでは

 日本の新聞社は、スクープを上げることより、自社だけが特ダネを落としてしまうことを恐れている。だからお太鼓持ちに一生懸命なんだが、何度もいうけど、それで与えられた情報って屁みたいなものじゃ。政府が一斉に情報を流して、それを解説とともに載せるぐらいでいいのでは。一緒に飯を食いに行ってると、解説も権力者寄りになるだろうし。

 佐高さんいわく、

   「権力に戦う姿勢が、マスコミには必要

 それをしていたらマスゴミなんていわれない。国民は、絶対に正義のマスコミの側につく

 現状、そうなっていないから、権力に媚びなきゃならない。悪循環
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●浜矩子さん《昼間は超効率的に労働させ…夜間は退廃の不夜城活動で経済活性化に貢献させる…》、あぁ…

2018年07月03日 00時00分13秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち 報道特集(2017年7月8日)↑]



東京新聞のコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2018061602000128.html)。
日刊ゲンダのコラム【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/エゲツナイ人たちによるカジノ法案も論破できそうな気が…】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/232214)。

 《▼カジノを含むリゾート施設はわが国の成長戦略なのだという。カジノ解禁につながる法案が衆院の委員会を通った。強行採決だ。拙速感は強い▼描くのは、華やかな場所で金を落としてもらうイメージか。しかし、熱くなり<空き俵>と化す敗者たちがきっと生まれる。ギャンブル依存症の不安もまだ消えていない▼そんな世界で成長を図るのは、わが国が目指す道だろうか》。
 《あたしもこれまで、人の不幸が儲けになるカジノを国がやるってどうなのか、と思っていた。でも、そんなこといったって、この国のトップは海外に行っては金をばらまき、悦に入る男。儲けることが最優先》。

   『●「まん延する差別」な、「御持て成し」どころでない
        「うらあり」だったニッポン…「病んだ空気」が蔓延
   『●《全国民を勝負師に》…「国民にギャンブルを
      奨励するギャンブル国家の道…憲政史上、由々しき法案」
   『●《全国民を勝負師に》…「さすがに六時間で可決させるのは
                無理だろうな」「だったら、賭けるか」(筆洗)
   『●室井佑月さん「安倍政権の掲げる成長戦略は…
      他人の不幸や不運を踏み台にしたものばかり。ろくでもない」
   『●アベ様広報官として、「「スゴイ、スゴイ」と安倍さんを
            ヨイショしながら食べるしゃぶしゃぶは旨」いか?

   『●「安く労働者を使うために裁量労働制を悪用…。
       裁量がない人に適用すれば、働く人を使いつぶす制度に…」
   『●高度プロフェッショナル制度導入の 
     社会的事実「立法事実」を支えるのは…たった1人の調査対象者の声!?
   『●「会社の奴隷」をどんどん育てよう…与党自公や
      学商竹中平蔵センセを応援するマゾな支持者・信者の皆さん
   『●「植民地気分」な日米共犯・両政府から
      「犠牲だけを強いられる沖縄」…両国に「真の文明」はあるのか?

 国会が32日間の会期延長がなされ…他人の不幸に期待した成長戦略と「働かせ方壊悪」法案を強行採決する気満々。情けな政権、与党・自公、癒党・お維キト(国民民主党)。
 AERAのコラム【浜矩子「『重要法案』成立に透けて見える退廃の都『ソドムとゴモラ』」】(https://dot.asahi.com/aera/2018062700036.html)によると、《「統合型リゾート(IR)実施法案」…「働き方改革関連法案」…なぜなら、彼らにとって「働き方改革」はそのどの部分をとっても、働く人々のための政策ではない。あくまでも成長戦略であり、労働生産性引き上げと競争力強化のための目論見なのである。昼間は超効率的に労働させる夜間は、退廃の不夜城活動で経済活性化に貢献させる。この枠組み確立のために、国会会期が延長される。何ということか》。
 浜矩子さん、《昼間は超効率的に労働させ夜間は退廃の不夜城活動で経済活性化に貢献させる…》、あぁ…《何ということか》! 哀しい国に堕ちていくニッポン。

 与党自公や癒党お維の無能・無策…かつて橋下徹元大阪「ト」知事は《日本再生の切り札》《全国民を勝負師に》と喧伝してましたね。「博打」が、《日本再生の切り札》だってさ。「博打」場は、元大阪「ト」知事や現松井一郎大阪「ト」知事のお膝元へどうぞ。「平和を愛する」らしい、「子育ての党」らしい公明党信者の皆さん、「博打」ですよ。そんな《悪魔》達に好き勝手させてる愚かさ…。


 以下は、松尾貴史さんのつぶやきから:
 《松尾 貴史@Kitsch_Matsuo 国民の大多数が反対の賭博施設が作れる法案を、これ程迄に急いで強行採決する事情は、またもや「近しい一部の人達に利益を誘導する」何かがあるのかと推察せざるを得ず。森友や加計等での、過程の記録の隠蔽・改竄・廃棄と同質の扱いを、カジノについても行う予感が。それを予防すべく注視しなくては。 0:12 - 2018年6月16日》。

 リテラの記事【安倍首相「カジノ法案」強行の背景にトランプの意向! 日米首脳会談に米カジノ企業トップ3人が同席】(http://lite-ra.com/2018/06/post-4070.html)によると、《安倍政権がまたもひどい強行採決をおこなった。昨日、「カジノ法案」こと統合型リゾート(IR)実施法案に反対して野党が石井啓一国交相の不信任決議案を提出したが、本日の本会議で与党の反対で否決。そのあと、衆院内閣委員会が開かれ、野党側は審議継続の動議を提出したのだが、自民党の山際大志郎委員長がこれを無視して、職権で法案を強行採決したのだ…とにかく今国会でカジノ法案を成立させる──。安倍首相がここまで血道を上げる理由は、一体何なのか。じつは、カジノ法案の背景には、トランプ大統領と米国カジノ企業の意向があった》。
 同様に、日刊ゲンダイの記事【安倍政権がカジノ法案強行…日本が「テロの標的」になる日】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/231160)によると、《最有力とされているのが、トランプ大統領の最大のスポンサーであるアデルソン会長(84)が経営する「ラスベガス・サンズ」だ。アデルソン会長は「1兆円投資」を公言》。
 アベ様の親分のオトモダチ=博打屋にカネを貢ぐため。《他人の不幸や不運を踏み台にするような成長戦略は極めて不健全》…しかも、スッたカネはニッポンの皆さんのために使われる訳がなく、番犬様の本国に還流。それは、(ブログ主は依存症のことなどから反対ではあるが、100万歩譲って現状を追認したとして)公営ギャンブルに非ず、それは、博打なり。アベ様の親分のオトモダチ・米カジノ王に流れゆく博打ガネ。大門実紀史参院議員は《アデルソン氏はトランプ大統領の支援者日本で吸い上げたお金がアメリカに行くんですよ!

   『●「3本の矢」「女性活躍」「1億総活躍」
       「働き方改革」「人づくり革命」…そんなものを有難がってる…
    「ニッカンスポーツのコラム【政界地獄耳/低次元相次ぐ国会、
     最後がカジノでいいのか】… 《この中途半端な官製カジノで、
     海外からの観光客の集客になるのだろうか。公明党が懸念した
     依存症対策も、どこが万全なのか理解に苦しむ。 ★会期中の国会は…
     低次元の問題が相次ぎ国民を失望させた。そして、その最後に
     カジノ法成立では、この国は何を守り何を進めたいのか、どんな国に
     なろうとしているのか、分からなくなる。まさにこの現実が国難といえる
     体裁のためのカジノ法案と働き方改革関連法案の抱き合わせは、
     危険をはらんでいる》」

 余談ですが、【加計氏喚問要求 首相指示せず 参院予算委集中審議】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201806/CK2018062602000147.html)によると、《「新聞読めば自民不支持」共産・小池氏が皮肉 共産党の小池晃書記局長は二十五日の記者会見で、麻生太郎副総理兼財務相が「新聞を読まない人たちは全部自民党(の支持)だ」との発言に関し「麻生氏の言う通りだ新聞を読んで真実が伝われば、自民支持にならない」と皮肉った。麻生氏が新聞購読者の増加に協力しないよう呼び掛けたことに「メディアはもっと怒った方がいい。読売新聞とか産経新聞とか。営業妨害じゃないですか」と語った》。
 このレベルの財務相・新聞をお読みにはならないウルトラ差別主義者に皮肉られる下足番新聞アベ様広報紙

   『●「新聞をお読みにはならない」財務相: 切り離し不可の「頭」…
                     「責任」なんて言葉はそのオツムには無し

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2018061602000128.html

【コラム】
筆洗
2018年6月16日

 ポーカーは心理戦だ。だから心構えに関する戒めの言葉が、たくさんある。指南書いわく、それは実力と運が共存するゲームであるがゆえに、運による短期のリスクを受け入れ、長期的視野でプレーしなければならない▼だめなのは「負けを取り戻そうと躍起になる」「下手な相手にカッとなる」「勝ち目のない勝負を挑む」ことだそうだ。公営ギャンブルで、小さく負けた経験しかない身にも染みる言葉である。取り戻そうと、負けを重ねてしまったみじめさもよみがえる▼賭けの世界で勝ち負けは、表裏一体だ。美術評論家の青山二郎は、賭場を描いた随筆『博徒風景』で勝ちながら目先の負けで熱くなり崩れる男を書いた。<一回の「負(まけ)」が信じられなくなる。負は勝(かち)の裏の模様である。…勝だけ信じられる訳(わけ)が無(な)い>。男は翌日<空き俵の様(よう)になって転がっていた>▼カジノを含むリゾート施設はわが国の成長戦略なのだという。カジノ解禁につながる法案が衆院の委員会を通った。強行採決だ。拙速感は強い▼描くのは、華やかな場所で金を落としてもらうイメージか。しかし、熱くなり<空き俵>と化す敗者たちがきっと生まれる。ギャンブル依存症の不安もまだ消えていない▼そんな世界で成長を図るのは、わが国が目指す道だろうか。そこに世の理解が進まないのが、拙速感の理由ではないか。裏目に出ないか心配だ。
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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/232214

室井佑月 作家
1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
エゲツナイ人たちによるカジノ法案も論破できそうな気が…
2018年6月29日

     (共産党・大門実紀史参院議員(C)日刊ゲンダイ)

 これは今月25日、参議院予算委員会での大門議員の言葉。

 あたしもこれまで、人の不幸が儲けになるカジノを国がやるってどうなのか、と思っていた。

 でも、そんなこといったって、この国のトップは海外に行っては金をばらまき、悦に入る男儲けることが最優先金があれば何でもできるという人たちの意見にかき消されてしまうのだった。

 しかしですよ、この日の大門さんの話を聞いて、そういうエゲツナイ人たちも論破できそうな気がしたわ。

 大門さんが言うには、「刑法で賭博が禁止されているのに、なぜ公益ギャンブルが認められるかというと、儲けたお金を何に使うか、そこに公益性の担保がある」と。が、今回のカジノ法案では、収益の7割が民間に流れるという。しかも米国の企業

 大門さんはパネルを出してきた。〈米国カジノ資本 ラスベガス・サンズの株主構成(儲けのほぼ100%がアデルソン一族に還元)〉という儲けの比率パネルだ。

 そしてこう言った。

   「アデルソン氏はトランプ大統領の支援者
    日本で吸い上げたお金がアメリカに行くんですよ!

 大門さんによれば、推進派はシンガポールを引き合いに出すが、観光客でいえば、シンガポール120%超に対して、日本は380%超。カジノないのに

 すげぇよな。海外に行ってうちらの血税をバラまくだけで飽き足らずアメリカ様に献上するためうちらの穏やかな生活まで金になりそうならぶっ壊そうとするんだから

 麻生財務大臣が、「10代、20代、30代の若い世代、新聞を読まない人は全部自民党。新聞をとるのに協力なんかしない方がいい」と地方の講演で発言したけど、そりゃそうだ、自分らが悪魔だってバレるもん
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●アベ様王国「同じ穴のムジナ夫婦」(鈴木耕さん)、そして、「大新聞も同じ穴のムジナ」(日刊ゲンダイ)

2017年03月01日 00時00分03秒 | Weblog


日刊ゲンダイの記事【大新聞も同じ穴のムジナだ “安倍晋三小学校”疑惑の底なし】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/200245)。

 《■大新聞の全てが格安払い下げの“前科”持ち…メディアの追及は腰が引けている。読売など大新聞数紙はほとんど無視を決め込んでいる…野党の奮闘さえ伝えないのは大手新聞の東京本社の用地が軒並み1960年代から70年代にかけて国有地の払い下げを受けたことと無関係ではないでしょう。驚きの安値は森友学園と同じ構図で、例えば読売新聞は相場の4分の1程度の価格で土地を手に入れました。こうして大手紙は自民党政権とズブズブの関係を築いてきたから、『いざ』と言う時に骨抜きになる…大新聞の現役記者2人も疑惑の当事者だ》。

   『●「日本を守ってくれる人」って、アベ様は 
      「破壊している人」なんですが! 一体何を「記念」した小学校?
    「《私も妻も一切この認可にも、あるいは、この国有地の払い下げにも
     関係ない」「私や妻が関係していたということになれば、間違いなく
     総理大臣も国会議員も辞めるということははっきりと申し上げて
     おきたい》と大見得を切りました

   『●コラム『筆洗』「さて、この学校はどんな「愛国心」を、
          子どもたちに伝えたいのか」? グロテスクな洗脳
   『●裸の王様「記念」小学校・女王様「名誉」校長…
        証拠隠滅=「文書を存在しないことにする手法」炸裂か?
    「その女王様について、鈴木耕さんの意見。『マガジン9』の記事
     【風塵だより 鈴木耕/108 「安倍昭恵さん」という虚像】
     (http://www.magazine9.jp/article/hu-jin/32225/)には、
     《高止まりしていると言われる安倍内閣の支持率に、いい影響を
     与えているのだろう。最高権力者の夫にも、臆することなくずけずけ
     とモノを言う“庶民の味方”というイメージ。しかし、どうも
     そのイメージは疑わしい…化けの皮が剥がれた…? 
     …公教育の否定… 結局は、同じ穴のムジナ夫婦》…と。
     《同じ穴のムジナ夫婦》、一蓮托生。《総理大臣も国会議員も辞める
     どころか…」

 デンデン王国「裸の王様」アベ様「記念」小学校、女王様が「名誉」校長を務めていた小学校の国有地無料譲渡問題、幼稚園や4月開講予定のこの小学校の種々の教育関連の問題。《同じ穴のムジナ夫婦》…《同じ穴のムジナ》なのはアベ様ご夫妻だけではなかったようです。「本土」メディアの《大新聞も同じ穴のムジナ》だそうです。この件だけではないですが、どうもジャーナリズムの矜持が感じられないのは、そういう理由があったようです。
 《軽減税率というお零れ》といい…《税金を投じた言論買収》の深刻さ。「平成の治安維持法」等々、問題山積なデンデン王国だというのに、「本土」マスコミも《同じ穴のムジナ》状態とはネ…。一昨夜も、いつものオトモダチ広報記者と中華料理屋で御会食とのこと、オメデタイ国。

   『●失われる「メディアの作法、矜持」…
     「権力を監視する機能が失われ」、しかも、アベ様の「思う壺」
   『●青木理さん: ジャーナリストの矜持
      「権力や権威の監視」「強者にこそ徹底した監視の目を」
   『●反骨の報道写真家・福島菊次郎さん亡くなる: 
      『証言と遺言』の最後に赤々と押印、「闘え」「菊」と
   『●斎藤貴男さん、大新聞社は「自分たちだけは例外。
        権力にオネダリして、そうしていただいたのである」
   『●軽減税率というお零れと「ジャーナリズムの義務」: 
         「権力の犯罪を暴くためなら、権力に対しては…」
   『●柴田鉄治さん「キナ臭さが一段と増した年」、
       マスコミから失われる「ジャーナリズムの義務」…な1年
   『●室井佑月さん、「政府が間違ったことをしていたら、
         間違ってると言えるのが愛国者だと思うけど。」
   『●アベ様広報官として、「「スゴイ、スゴイ」と安倍さんを 
          ヨイショしながら食べるしゃぶしゃぶは旨」いか?
   『●「ゲスの極みの会話」…「安倍がトランプの心を掴んだ理由…
                    「俺は朝日新聞に勝った」「俺もNYT…」」
   『●「アベ様「記念」広報局NHK」が、世論を
       「平成の治安維持法」へとミスリードして「裸の王様」を歓喜…
   『●「政権批判を封じ込めるかのごとく…
     「政府広報予算」をドーンと弾んで」もらったマスコミ…最早「広報」
    《総選挙前の政権批判を封じ込めるかのごとく、対メディア向けの
     「政府広報予算をドーンと弾んでいるからだ》
    「日刊スポーツのコラムにも、軽減税率というお零れ
     「ジャーナリズムの義務」の喪失について触れられている…
     《これこそが来年から引き上げられる消費税で、
     新聞を非課税にする前の税金で行う新聞拡販といえよう…
     それによって行政批判をしなくなるのならば新聞はその使命を
     放棄したことになりかねない。税金で賄われる新聞は政府広報とか
     機関紙と呼ぶべきで、もう新聞は公器ではなくなってしまうのか》、
     とあります」
    《税金を投じた言論買収

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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/200245

大新聞も同じ穴のムジナだ “安倍晋三小学校”疑惑の底なし
2017年2月24日

     (夫婦そろってバックアップ(C)AP)

 安倍首相夫人の昭恵氏が名誉校長を務める「瑞穂の國記念小學院」のスキャンダルは、日に日に怪しさが増している。大メディアが北朝鮮の金正男殺害事件、小池都知事と石原元都知事の“豊洲バトル”にかまけているせいで、実態を把握する国民は少ないかも知れないが、野党の連日の追及で次々とデタラメが明るみに出ている
 評価額9.5億円の国有地が実質200万円で払い下げ。疑惑の根幹は、小學院を経営する学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地の叩き売りだ。驚愕のバーゲンセールは、地下から生活ゴミや廃材などが見つかったため。財務省近畿財務局は昨年6月、埋蔵ゴミの撤去費として約8億円を差し引き、破格の安値で売り払ったが、民進党や共産党は「費用算出が高すぎる」と国会で追及。その結果、仰天事実が続々発覚している
 撤去費用を算出したのは、土地を管理していた国交省大阪航空局。
 昨年3月、学園から埋蔵ゴミ発見の連絡を受け、近畿財務局と共に「現地を視察した」と言い張ったが、国会で答弁に立った航空局幹部は、確認したはずの場所もゴミが見つかった杭打ちの穴も「聞いていません」とシドロモドロ。見積もりが、撤去工事の請負業者の“言い値”だったことも判明した。
 20日夜には、森友学園の籠池泰典理事長がTBSラジオの番組に生出演。ゴミを撤去したのは建物の下だけで「グラウンドの下は触っていない」と言ってのけたから、さあ大変。共産党の宮本岳志衆院議員が国会で「(理事長の発言通り)工事が行われていないなら、撤去費用の算定はどれだけ安くなるのか」と問いただすと、国交省の官僚も「建物が建設されていない部分の金額は約3億6000万円」と答えざるを得なかった。


■大新聞の全てが格安払い下げの“前科”持ち

 奇怪な売却劇の当事者が自分の発言で墓穴を掘るとはマヌケだが、手つかずのグラウンドの分だけ見積もりより安く仕上がったのは確実である。政府は森友学園に撤去費の過剰な差し引き分を「払い戻せ」と請求するのがスジなのに、財務省理財局の幹部は国会で「今後どんな埋蔵物が出てくるか分からない中で適切に算定した」と強弁を繰り返した。
 国交省も財務省もかくも甘くて雑な見積もりで、国民の資産を超がつく安値で払い下げたのはなぜなのか。名誉校長に収まっている日本のファーストレディーに配慮したのか。面妖な国有地払い下げは掘れば掘るほど疑惑がザックザクなのに、メディアの追及は腰が引けている。読売など大新聞数紙はほとんど無視を決め込んでいる。

   「夫人が深く関与する今回の疑惑は安倍首相にとって命取り
    なりかねません。全メディアが一斉にこの問題を徹底追及すれば
    世論は大きく変わります。それなのに野党の奮闘さえ伝えないのは
    大手新聞の東京本社の用地が軒並み1960年代から
    70年代にかけて国有地の払い下げを受けたことと無関係では
    ないでしょう。驚きの安値は森友学園と同じ構図で、
    例えば読売新聞は相場の4分の1程度の価格で土地を手に
    入れました。こうして大手紙は自民党政権とズブズブの関係を
    築いてきたから、いざと言う時に骨抜きになる。常に時の政権に
    飼いならされています」(メディア評論家の川崎泰資氏)

 大新聞がこの体たらくでは、安倍首相も楽チンだ


大新聞の現役記者2人も疑惑の当事者だ

 怪しいのは土地取引だけではない。森友学園が大阪府に小學院設立の認可を申請したのは、2014年10月。12月には大阪府私立学校審議会の定例会で、委員から「計画性がない」「借り入れが今持っているものよりオーバーしている」と財務状況や、「思想教育のような部分がある」との懸念の声があがり、認可は「継続審議」で一度は保留となった。
 ところが、たった1カ月後に小學院のためだけに臨時会が開かれ、条件付きながら「認可適当」と答申。このスピード認可も不可解だが、審議会の委員のひとりは、読売の現役記者だ。国有地売却の権限を有する国有財産近畿地方審議会」のメンバーにも、読売の記者が選ばれている

   「要するに、読売はこの問題の当事者であり、どのメディアよりも
    事情に精通しているはずなのに、紙面では森友学園の問題は
    ベタ記事扱い。まるで追及する気がないのは、恐らく政府への
    身内意識が働いているから。それにしても、現役社員が2人も
    政府委員を務めているとは。常日頃から政府とベッタリ
    つるんでいる証拠です」(政治学者・五十嵐仁氏)

 籠池理事長は安倍の支持基盤である日本一の保守団体「日本会議」の大阪幹部だ。スピード認可した大阪府の松井知事や籠池理事長に防衛大臣感謝状を贈った稲田防衛相、払い下げ当時の下村文科相麻生財務相など関係者全員、日本会議のシンパである。

   「極右思想で共鳴し合う仲間内で、国有財産を私物化し、
    便宜を図ったのではないのか。この構図こそ、今回の疑惑に
    横たわる巨大な背景なのに、なぜかメディアは日本会議に
    触れようとしない。アリバイ報道のNHKにいたっては、名誉校長を
    務める昭恵夫人の『あ』の字さえ伝えません。“木を見て森を見ず”の
    報道ばかりでは、問題の本質が国民に伝わりっこありませんよ
    (川崎泰資氏=前出)

 内閣総辞職に発展しかねない大スキャンダルの矮小化こそが、メディアの真の狙いなら、なおさらタチが悪い。


■「総理を辞めてから、名前をつけて」

 それにしても不可解なのは森友学園に対する昭恵夫人の異常なまでのコミットの仕方だ。テレビ東京がスクープした、2015年9月の名誉校長就任あいさつの映像を見ると、単なる「名義貸し」レベルではないことがよく分かる。
 昭恵夫人は森友学園が経営し、園児に教育勅語を暗唱させる塚本幼稚園やっていることが素晴らしい」「こちらの教育方針は主人(安倍首相)も素晴らしいと思っている大絶賛。一方で「せっかくここ(塚本幼稚園)で芯ができたものが(公立の)学校に入ると、揺らいでしまう」と嘆き、「この瑞穂の國記念小學院で何か私も役に立てればいい」として、自ら積極的に名誉校長に就いたというのだ。
 また、森友学園は当初「安倍晋三記念小学校」の名で寄付を募り、安倍は国会で「(命名の)打診を断った」と答弁した。その真意を昭恵夫人はあいさつで、「総理大臣は批判にさらされることもある。もし名前を付けていただけるのなら、総理大臣を辞めてからにしていただきたい」と語っていた。
 森友学園の籠池理事長は安倍を偉人と礼賛ながら、幼稚園HPの「園長の部屋」というサイトでは嫌中韓のヘイト発言を連発。塚本幼稚園は保護者にヘイト文書を配っただけでなく、決められた時間以外は園児をトイレに行かせないなど幼児虐待疑惑も浮上している。

   「これだけ人種差別や虐待が指摘される団体の考え方に、
    首相夫妻が共鳴し、全面バックアップしている時点で本来なら
    辞任モノです。それでも首相に危機感が感じられないのは
    メディアの追及が甘いから。というより一部のメディアは安倍首相や
    日本会議、森友学園の思想に共感し、戦前回帰の世の中を
    目指しているのではないか。今回の疑惑を徹底追及しないメディア
    そう疑われても仕方ありません」(五十嵐仁氏=前出)

 首相と怪しい関係にあるのはアナクロ学園に限らない大メディアも同じ穴のムジナだ
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●ダークな五輪のために「大切な人権を蔑ろに」!? …なぜならニッポンは人治主義国家、アベ様王国だから

2017年01月16日 00時00分33秒 | Weblog


東京新聞の社説【共謀罪 内心の自由を脅かす】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017011402000173.html

 《話し合っただけで罪に問われる-。それが共謀罪の本質だ。準備行為で取り締まりができるテロ等組織犯罪準備罪の法案が通常国会に提出される予定…「行為を取り締まるのではなく、想を取り締まるものだ」-。…東京五輪を念頭にテロ対策強化の看板」》。

 ダークな五輪なんて止めちまえばいい…そう「思うこと」さえ、罰するつもり?

   『●「開催権返上の決断」:
      「完全にブロック」「情況はコントロール」されてはいない我国こそ

   『●東京五輪と東電原発人災の現実: 
         「ダダ漏れは数字で歴然」・・・・・・
   『●ベトナム、核発電建設「延期」…
      ハノイ・アジア大会開催権返上といい、至極真っ当な判断
   『●室井佑月さん「それとこれは別です」:  
      東京の五つのダークな輪と3.11東電原発人災と共謀罪と…
    「オリンピックを理由に「平成の治安維持法」? これも以前、
     室井佑月さんが…《東京新聞の解説に書かれてあった。 
     <共謀罪の本質はテロ対策に名を借りて心の中で思ったことを処罰する
     ことにつながる恐れがあるということだ> あたしもその通りだと思う。
     たとえば戦争中、「戦争反対!とみんな心で思っていても、
     みんな口に出せなかった。この法案が通れば、同調圧力の効いた、
     そういう世の中に戻るかもしれないってことだ》。
      オリンピックのおかげで、《心の中で思ったことを処罰》なんて
     勘弁してほしい」
    《そうそう、東京五輪のテロ対策のため共謀罪を名前を変えて、
     新法案を成立させよう、なんて話も出て来ている。
     なんで2週間余りの祭りのために、大切な人権を蔑(ないがし)ろに
     されなきゃならないの?》

   『●室井佑月さん、「なんで2週間余りの祭りのために、
           大切な人権を蔑ろにされなきゃならないの?」

 「内心の自由」を縛り、「思想」を取り締まる『平成の治安維持法』。「『平成の治安維持法』を作った総理」になることに何の躊躇いも無いアベ様。
 ここ数日ずっと引用させてもらっている室井佑月さんの言葉に尽きる。「なんで2週間余りの祭りのために、大切な人権を蔑ろにされなきゃならないの?」。

 その答えは、ニッポンは人治主義国家であり、民主主義国家ではない、また、法治国家ではなく、アベ様という王様の思うがままに思想的に統制して良い王国だから。アベ様らは、《基本的人権の制限》《国民主権の縮小》なんてことに、何の躊躇いもない。自公議員やお維議員、あるいは、その支持者の皆さんも、それに対して平気な人たち。かつてはまだしも、「本土」マスコミの一部は、いまや、連帯もせず、アベ様に逆らうことも出来ず、嬉々として「広報」機関に。あ~、そして国会の無力と、最「低」裁を頂点とする司法の「政治判断」機関化。哀しいニッポン。

   『●争点は「壊憲」: 「ト」な自民党改憲草案は
      「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」
    《それは、自民党の憲法改正草案とはずばり「国民主権、平和主義、
     基本的人権の尊重」の3つをことごとく否定する中身だからだ
      先日発売された自民党改憲草案の批判本『あたらしい憲法草案のはなし』
     (太郎次郎社エディタス)は、〈憲法草案、すなわちあたらしい憲法の三原則〉
     について、その本質をこう指摘している。
      〈一、国民主権の縮小
       一、戦争放棄の放棄
       一、基本的人権の制限〉》

   『●斎藤貴男さん「人権を否定することに喜びを感じている変質者集団」
                    …「人権の砦」のはずが最「低」裁…
   『●誰が憲法を「破る者」=「壊憲者」か?:
      自公お維支持者、「眠り猫」の皆さんと「考えないことの罪」
   『●アベ様広報官として、「「スゴイ、スゴイ」と安倍さんを
           ヨイショしながら食べるしゃぶしゃぶは旨」いか?
   『●「政権批判を封じ込めるかのごとく…
     「政府広報予算」をドーンと弾んで」もらったマスコミ…最早「広報」

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017011402000173.html

【社説】
共謀罪 内心の自由を脅かす
2017年1月14日

 話し合っただけで罪に問われる-。それが共謀罪の本質だ。準備行為で取り締まりができるテロ等組織犯罪準備罪の法案が通常国会に提出される予定だ。内心の自由を脅かさないか心配になる。

 「行為を取り締まるのではなく、思想を取り締まるものだ」-。戦前の帝国議会である議員が治安維持法についてこんな追及をしたことがある。明治時代に刑法ができたときから、行為を取り締まるのが原則で、例外的に共謀や教唆、未遂なども取り締まることができた。

 治安維持法はこの原則と例外を逆転させて、もっぱら思想を取り締まった。共謀罪も原則と例外の逆転の点では似ている。

 犯罪の準備段階で取り締まる罪は実に六百七十六にものぼる。詐欺や窃盗でも対象になる。道交法違反なども含まれる。では、それらの犯罪の「準備」とは具体的にどういう行為なのだろうか。六百七十六の罪でその定義をするのは、ほとんど困難であろう。

 むしろ、共謀罪を使って、捜査機関が無謀な捜査をし始めることはないのか。そもそも共謀罪は国際的なマフィアの人身売買や麻薬犯罪、マネーロンダリング(資金洗浄)などをターゲットに国連が採択した。

 それら重大犯罪には既に日本の法律でも対処することができる。政府は新設を求めるが、もう国内法は整っているのだ。日弁連によれば、国連はいちいちそれらをチェックすることはないという。つまり共謀罪を新設しなくても条約締結は可能なのだ。

 政府はむしろ二〇二〇年の東京五輪を念頭にテロ対策強化の看板を掲げている。だが、この論法もおかしい。例えばテロリストが爆弾を用いる場合は、企んだ段階で処罰できる爆発物使用共謀罪が既に存在する。テロは重大犯罪なので、法整備も整っているわけだ。政府は「テロ」と名前を付ければ、理解が得やすいと安易に考えているのではなかろうか。

 合意という「心の中」を処罰する共謀罪の本質は極めて危険だ。六百以上もの犯罪の「準備」という容疑をかけるだけで、捜査機関は動きだせる。デモはテロと発言した大物議員がいたが、その発想ならば、容疑をかければ、反政府活動や反原発活動のメンバーのパソコンなどを押収することもありえよう

 共謀罪は人権侵害市民監視を強めるし、思想を抑圧しかねない性質を秘めているのだ。
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●「政権批判を封じ込めるかのごとく…「政府広報予算」をドーンと弾んで」もらったマスコミ…最早「広報」

2017年01月15日 00時00分33秒 | Weblog


日刊ゲンダイの記事【言論買収にメディア沈黙 始まった政府広報“大盤振る舞い”】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/197215)。

 《総選挙前の政権批判を封じ込めるかのごとく、対メディア向けの「政府広報予算をドーンと弾んでいるからだ》。

 日刊スポーツのコラムにも、軽減税率というお零れと「ジャーナリズムの義務」の喪失について触れられている。【政界地獄耳/新聞は公器でなければ…】(http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1763193.html)には、《これこそが来年から引き上げられる消費税で、新聞を非課税にする前の税金で行う新聞拡販といえよう…それによって行政批判をしなくなるのならば新聞はその使命を放棄したことになりかねない。税金で賄われる新聞は政府広報とか機関紙と呼ぶべきで、もう新聞は公器ではなくなってしまうのか》、とあります。
 《税金で行う新聞拡販》という鋭い指摘。《新聞はその使命を放棄…。税金で賄われる新聞は政府広報とか機関紙と呼ぶべき》と続く。本日刊ゲンダイの記事でも、《税金を投じた言論買収》と指摘。


 世も末です…室井佑月さんは、「政府が間違ったことをしていたら、間違ってると言えるのが愛国者」。「本土」マスコミこそが、非愛国者
 「政権批判を封じ込めるかのごとく…「政府広報予算をドーンと弾んで」もらったマスコミはアベ様の「広報」に堕した訳です。

   『●失われる「メディアの作法、矜持」…
     「権力を監視する機能が失われ」、しかも、アベ様の「思う壺」
   『●青木理さん: ジャーナリストの矜持
      「権力や権威の監視」「強者にこそ徹底した監視の目を」
   『●反骨の報道写真家・福島菊次郎さん亡くなる: 
      『証言と遺言』の最後に赤々と押印、「闘え」「菊」と
   『●斎藤貴男さん、大新聞社は「自分たちだけは例外。
        権力にオネダリして、そうしていただいたのである」
   『●軽減税率というお零れと「ジャーナリズムの義務」: 
         「権力の犯罪を暴くためなら、権力に対しては…」
   『●柴田鉄治さん「キナ臭さが一段と増した年」、
       マスコミから失われる「ジャーナリズムの義務」…な1年
   『●室井佑月さん、「政府が間違ったことをしていたら、
         間違ってると言えるのが愛国者だと思うけど。」
   『●アベ様広報官として、「「スゴイ、スゴイ」と安倍さんを
          ヨイショしながら食べるしゃぶしゃぶは旨」いか?


 報道・ジャーナリズムの自死。
 シロウト裁判官に「死刑のスイッチ」を無理強いし、「地獄」を味わわせる裁判員制度最高裁やらせタウンミーティング事件』)の際の最「低」裁とマスコミとの関係にも同様なことが言え、また、じわじわと復活しつつある、3.11核発電人災に至るまでの核発電「安全神話」キャンペーンとマスコミ等との関係にも言えます。

   『●『つぶせ! 裁判員制度』読了
    「広報活動の内幕(p.162)。「政府は、タウンミーティング(TM)という
     企画を主催し、・・・この中で、司法制度改革をテーマにした七回のうち
     六回までがシナリオ通りのやらせだったといいます・・・。/・・・ほとんど、
     「平成田舎芝居」・・・」。サクラの動員も(p.164-165)。
     「産経新聞は、・・・「裁判員制度全国フォーラム」
     (最高裁、産経新聞等の主催)で、一人当たり三〇〇〇円から
     五〇〇〇円を支払うことで計二四四人をサクラとして動員したが、・・・
     氏が「最高裁が手を染めた『27億円の癒着』」(『月刊現代』
     平成一九年四月号)という記事で詳細にレポートしています。/
     ・・・産経新聞としては、最高裁から出る広告料金でサクラの動員費用を
     支払って余りあるという計算があるらしい。ここまで来ると
     最高裁とマスコミの癒着ぶりはよくわかります」」

   『●司法改革の暴走の流れを変えられるか?
   『●『官僚とメディア』読了(3/3)
    「「・・・産経新聞・・・が最高裁と共催した裁判員制度
     タウンミーティングでサクラを動員・・・」(p.180)。保坂展人元議員
     (p.182、203)。「次々と明らかになる最高裁のデタラメな契約実態に、
     委員席からは驚きと失望のため息が漏れた。国民が「法の番人」として
     信頼を寄せてきた最高裁のエリート裁判官たちの正体は、こんなにも
     お粗末なものだったのか」(p.203)。政治評論家の森田実さん(p.186)。
     パックニュース方式。「・・・産経大阪本社には五段広告三回分の料金として、
     八百万円近いカネが入る。サクラに日当を払っても十分儲かる仕組み
     なのである」(p.194)。
      「刑事裁判の迅速化と効率化だけが強調され、企業法務に携わる弁護士を
     大量に増やすという意図が明確だった。早い話が
     小泉政権時代に進められた規制緩和構造改革路線の司法版である。
     そのためか、被告が無罪を主張すると一年でも二年でも身柄を
     拘束され続ける「人質司法」や、冤罪の温床とされる代用監獄をなくそうとする
     姿勢はまったく見られなかった」(p.204)」

   『●死刑判決よりも、違憲・合憲かを判断させよ
   『●そりゃぁ、東京電力原発人災以降を見ただけでも、
                「司法」にも絶望するよな
    「井戸謙一氏と海渡雄一氏がゲスト。
      国や電力会社に楯ついて反原発の判決を下した
     稀有な裁判官が井戸謙一氏。井戸氏以外の裁判官は、
     東京電力原発人災を目の当たりにして、どんな気持ちだろう。
     是非聞いてみたい。冷徹に何も感じないほど冷めているだろうか。
     無辜の被告に、かつて冤罪死刑判決を出したことで苦しみ抜いた
     熊本典道元裁判官のようなまともな感覚を持った裁判官が日本には
     どれほどいるのだろうか。市民感覚を取り入れるということで、
     最高裁がやらせタウンミーティングまで開いて導入した裁判員制度
     だけれども、そんなもので裁判官が変わるほど、司法はまともではない」

   『●マスコミと癒着する「司法・最高裁」の堕落ぶり
   『●和歌山県警科学捜査研究所の鑑定結果捏造事件と
             和歌山毒カレー冤罪事件、そして死刑制度
   『●裁判員制度という不始末に最高裁はどのような落し前を?
   『●「絶望の裁判所」: 裁判所の頂点、最高裁からして・・・・・・
   『●シロウト裁判官の地獄…: 「裁判員の経験を
      話した親しい友人にこう問われた。「人を殺したのか?」」

   『●原子力推進とマスコミの震災・原発報道
   『●FUKUSIMAに何を想う原発タレント
   『●電力会社・原発との癒着と呼ばずして
   『●原発マネーに群がる ~読売が最悪~
   『●核・原子力汚染された雑誌群
   『●情けなき、お抱えメディア
      ~原発人災現場の非公開な取材公開、検閲・選別付~

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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/197215

言論買収にメディア沈黙 始まった政府広報“大盤振る舞い”
2017年1月10日

     (マスコミ幹部からスリ寄り
      (右はフジテレビの日枝会長)(C)日刊ゲンダイ)

 「早期解散はない」「今年はまったく考えていない」「予算案成立に全力を尽くす。その間、解散の『か』の字も頭に浮かばない」――昨年末から取り沙汰されてきた解散・総選挙について、安倍首相が否定の仕方をコロコロ変えている。まるで「首相の専権事項」をもてあそんでいるようだが、17年度の予算案をみれば年内解散は一目瞭然だ。

 総選挙前の権批判を封じ込めるかのごとく、対メディア向けの政府広報予算をドーンと弾んでいるからだ。

 17年度の政府広報の予算額は3カ年度連続で過去最大規模の83億400万円に据え置き。民主党政権ラストイヤーとなった12年度の40億6900万円から実に2倍強という“高止まり”だけではない。

 「マイナンバー制度の周知・広報」と称して約3億5000万円を積み増すほか、▼子ども・子育て支援新制度の広報・啓発活動(1億7600万円)▼障害者差別解消法の趣旨及び内容の啓発・広報(1億2600万円)▼北方領土問題に関する若年層をターゲットにした効果的な広報(1億2400万円)――と別立ての広報予算もジャンジャン用意して、実質90億円超の大盤振る舞いだ。

   「スポンサー収入減に苦しむメディアの足元につけこむような
    政権側の姿勢で、さも『選挙イヤーの出血サービス』と言わんばかり
    ですが、原資は国民の税金です。批判報道がないところをみると、
    どのメディアも税金を投じた言論買収を唯々諾々と受け入れている
    のでしょう。メディアの惨状は実に嘆かわしい限りです」
    (政治評論家・本澤二郎氏)

 暴走首相がツケ上がるのも無理はない
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●沖縄平和運動センターの山城博治さん…イジメ・見せしめな「反対運動つぶし」「国策捜査」「狙い撃ち」

2017年01月14日 00時00分43秒 | Weblog


日刊ゲンダイの記事【軽い容疑で再三逮捕 沖縄反基地リーダー“長期拘留”の異常】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/197357)。

 《沖縄でトンデモないことが起きている。…これは明らかに、反対運動つぶしの国策捜査に他ならない》。

   『●沖縄差別:目取真俊さん「多くの日本人が
     その嘘っぱちを信じている、というよりも、信じたいんでしょう」
   『●番犬様=米軍「拉致被害者」を
     アベ様達が「逮捕」ってどういうこと? 本当にバチアタリな人たち
   『●アベ様らによる辺野古破壊・沖縄差別、
       「対立激化で県民にケガ人が相次ぐ異常事態」

 イジメ・見せしめ、アベ様の「政」の縮図。沖縄平和運動センター山城博治さんが「拉致」されて三ヵ月。記事には、「反対運動つぶし」「国策捜査」「狙い撃ち」といった言葉が並ぶ。


   『●新作『標的の島~風かたか~』の監督・三上智恵さん、
           「あなたが穴をあけた森はもう元には戻らない」!
   『●「思いやり」に溢れた、番犬様にとっての「天国」ニッポン
                     …子どもの貧困問題などは置き去り

 いつもながら、「本土」マスコミの動きは鈍い。アベ様の広報官には、沖縄破壊や沖縄イジメが見えていないらしい。

   『●室井佑月さん、「政府が間違ったことをしていたら、
         間違ってると言えるのが愛国者だと思うけど。」
   『●アベ様広報官として、「「スゴイ、スゴイ」と安倍さんを
          ヨイショしながら食べるしゃぶしゃぶは旨」いか?

 それどころか、ヘイトなデマを拡散。アベ様に尻尾を振る無惨さ、アベ様の広報機関化。酷すぎる…。
 沖縄タイムスの【社説[「沖縄ヘイト」番組]真偽不明 悪意むき出し】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/79474)によると、《東京MXテレビが2日に放送した報道バラエティー番組「ニュース女子」で、高江ヘリパッド建設問題を取り上げた。反対する人たちの声は1人も流されないまま「カメラを向けると襲撃に来る」「テロリストみたい」などと表現。「反対派の中には韓国人はいるわ、中国人はいるわ」と人種差別につながる発言があった》。
 また、琉球新報の【<社説>ヘイト番組放送 沖縄への偏見拡大恐れる】(http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-426400.html)には、《沖縄に対する許し難い誹謗(ひぼう)中傷だ。公共の電波を使った沖縄に対するヘイトスピーチ(憎悪表現)と断ずるしかない。なぜこのような番組を制作し、放送したのか明確に説明すべきだ。東京のローカル局・東京メトロポリタンテレビジョン(東京MX)が、米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設に反対する市民をテロリストに例えるような内容の番組を放送した》。

 加えて、最「低」裁をトップとする裁判所が、これまた、酷い。記事にある通り。アベ様は沖縄の司法も破壊。

 さて、「本土」でも、電脳上でも、山城博治さんの「拉致」に対する様々な抗議の声が上がっている。
 東京新聞の記事【「沖縄の基地反対リーダー釈放を」 「微罪」で3カ月勾留 東京で抗議】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201701/CK2017011302000127.html)には、《沖縄平和運動センターの山城博治議長(64)らの早期釈放を求める…鎌田慧さんは「微罪での不当逮捕を長期勾留によって大きな罪にみせようとする政治弾圧。無関心に許せばこれからの大衆運動も弾圧される」》。
 また、CMLの記事【[CML 046363] キャンペーン:山城博治さんらの釈放を!】(http://list.jca.apc.org/public/cml/2017-January/046468.html)にも、《「ふるさとの自然を守りたい」「当たり前のくらしを守りたい」「米軍施設はいらない」--ただそれだけの思いで、高江の住民や沖縄の人たちは必死の座り込みを続けています…要請者:鎌田慧澤地久枝佐高信落合恵子、小山内美江子》。


 最後に、《ヘイトの温床》、イジメの温床、見せしめを作り出している人は誰? アベ様のヘイトがヘイトを呼んでいる。アベ様の言う沖縄に《寄り添う》とは「イジメる」といことか? 《負担軽減》とは、「押し付ける」ということか?
 琉球新報のコラム【<金口木舌>軽蔑は軽蔑を呼ぶ』(http://ryukyushimpo.jp/column/entry-426398.html)には、《▼トランプ氏の危うい言動を、女優のメリル・ストリープさんがゴールデン・グローブ賞の授賞式で真っ向から批判…▼「軽蔑は軽蔑を呼び、暴力は暴力を生む権力者が立場を利用して他人をいじめれば、私たちは全員敗者となる」…▼対岸の出来事ではない。沖縄に対しても公人によるヘイト(憎悪)発言が横行している。人気作家しかり、機動隊員しかり、隊員を擁護した大阪府知事しかり…「寄り添う」の4文字を繰り返すだけで、沖縄の民意を無視し続ける安倍政権はどうか。ヘイトの温床をつくってはいないだろうか》。

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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/197357

軽い容疑で再三逮捕 沖縄反基地リーダー“長期拘留”の異常
2017年1月13日

     (反対運動の求心力(C)日刊ゲンダイ)

 沖縄でトンデモないことが起きている。昨年10月に逮捕された反基地運動のカリスマ的リーダーの勾留が、異例の長期に及んでいるのだ。再逮捕や起訴が繰り返され、すでに3カ月近くが経過。これは明らかに、反対運動つぶし国策捜査に他ならない。

 現在、那覇拘置所に勾留されているのは、沖縄平和運動センター山城博治議長(64)。昨年10月17日、山城議長は高江での抗議活動中、2000円相当の有刺鉄線1本を切ったとして、器物損壊容疑で準現行犯逮捕された。3日後、傷害と公務執行妨害でも逮捕。沖縄防衛局職員の肩を掴んで揺さぶったという。11月11日に起訴されるが、裁判所はすぐには釈放しなかった

 さらに県警は、10カ月前の行為を持ち出してまで再々逮捕するムチャクチャ。昨年1月、山城議長は仲間と、辺野古のキャンプ・シュワブのゲート前の路上でコンクリートブロックを積んだ。これが威力業務妨害だというのである。当時、大勢の機動隊や警察官がいたのに、警告も何もなかった。12月に追起訴された後も勾留は続き、家族の接見も許されていない。山城議長の弁護を担当する金高望弁護士は、逮捕自体の不当性を指摘した上でこう続ける。


■家族の接見すら認めず

   「起訴したということは、検察は必要な捜査を終えている。
    重大事件でない限り、起訴後は釈放が原則です。
    こんな軽微な事案で勾留を続け、かつ家族の接見すら認めない
    のは極めて異例です。さらに困ったことに、裁判所がなかなか公判の
    期日を決定しないのです。恐らく公判は3月以降になってしまう。
    それまで山城さんを勾留できることになる」

 山城議長は沖縄基地反対運動の象徴的存在だ。

   「沖縄が返還される前、1969年の佐藤首相訪米阻止闘争や
    翌年の70年安保闘争で、高校生だったヒロジは運動の先頭に
    いました。沖縄のために闘ってきた第一人者です。人望があって、
    辺野古の新基地や高江ヘリパッドの反対運動は、
    ヒロジの求心力があってまとまっています」(山城議長の旧友)

 普天間の辺野古移設を強行する安倍政権にとって、山城議長は目の上のたんこぶなのだろう。あからさまな狙い撃ちなのに大メディアはスルーそれも異常事態だ
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●アベ様広報官として、「「スゴイ、スゴイ」と安倍さんをヨイショしながら食べるしゃぶしゃぶは旨」いか?

2017年01月13日 00時00分04秒 | Weblog


アサヒコム(『週刊朝日』)のコラム【室井佑月「2017年もこれ」】(https://dot.asahi.com/wa/2017011000208.html)。

 《2017年もあたしが言いつづけるのはこれ。この国は、歪になってきてやしないか? そして、その歪が当たり前になってきてはいないか? それはうんと恐ろしいことである》。

 壊憲、そして、今や共謀罪を口にする…「『平成の治安維持法』を作った首相」にもはや誰も驚きもせず…な悲惨なニッポン。小泉純一郎氏さへが「『平成の治安維持法』を作った首相」と呼ばれることに躊躇したと言われているけれども、アベ様はお構いなし。報道機関や市民も神経麻痺か?

   『●「憲法は…世界のいかなる国も、
     いまだかつて言われなかったところの戦争放棄という重大な宣言をした」
   『●「不戦を誇る国であれ」…2017年も、
      アベ様ら自公お維の議員や支持者の耳には届かず
   『●室井佑月さん、「政府が間違ったことをしていたら、
         間違ってると言えるのが愛国者だと思うけど。」
   『●東京新聞社説「戦争に翻弄されない、
     平穏で豊かな暮らしを未来に引き継ぐことこそ、私たちの責任」
   『●室井佑月さん、「なんで2週間余りの祭りのために、
           大切な人権を蔑ろにされなきゃならないの?」
   『●誰が憲法を「破る者」=「壊憲者」か?:
       自公お維支持者、「眠り猫」の皆さんと「考えないことの罪」

 それは、《日本を称えるようなメディアの風潮》、特に、「本土」メディアにも大きな責任。さらに、《原発事故によって日本の技術がこてんぱんに打ちのめされた》と同時に、核発電所再稼働核発電輸出、「核なき世界」無きニッポンなどの、その後の経過を見ていると、色々な問題について、ニッポンの社会や政治のシステムが救い難い程にポンコツであることを全世界に示してしまった訳です。アベ様らを「ヨイショ」し、「ニッポンスゴイ」なんて…、口にすることはあまりにも恥ずかし過ぎる。
 《「スゴイ、スゴイと安倍さんをヨイショしながら食べるしゃぶしゃぶは旨かった?》、アベ様の広報官の皆さん。広報官の皆さんに尋ねても詮無いが、報道機関としての責任やジャーナリストとしての矜持はどこに? 3.11核発電人災は制御・管理できず、一方、いまや、「本土」メディアは完全にアンダーコントロール。「報道」という名の宣伝は「痛く」、「苦く」、それに対する、心ある人たちの視線は冷たい。

   『●失われる「メディアの作法、矜持」…
     「権力を監視する機能が失われ」、しかも、アベ様の「思う壺」
   『●青木理さん: ジャーナリストの矜持
      「権力や権威の監視」「強者にこそ徹底した監視の目を」
   『●反骨の報道写真家・福島菊次郎さん亡くなる: 
      『証言と遺言』の最後に赤々と押印、「闘え」「菊」と
   『●斎藤貴男さん、大新聞社は「自分たちだけは例外。
        権力にオネダリして、そうしていただいたのである」
   『●軽減税率というお零れと「ジャーナリズムの義務」: 
         「権力の犯罪を暴くためなら、権力に対しては…」
   『●柴田鉄治さん「キナ臭さが一段と増した年」、
       マスコミから失われる「ジャーナリズムの義務」…な1年

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https://dot.asahi.com/wa/2017011000208.html

室井佑月2017年もこれ」
(更新 2017/1/11 11:30)

      (メディアの皆様、安倍さんをヨイショしながら
       食べるしゃぶしゃぶは旨かった? (※写真はイメージ))

 作家・室井佑月氏は、日本を称えるようなメディアの風潮に、その背景にある政治との関係をみる。

*  *  * 

 2017年もあたしが言いつづけるのはこれ。この国は、歪(いびつ)になってきてやしないか? そして、その歪が当たり前になってきてはいないか? それはうんと恐ろしいことである。

 12月23日付の東京新聞「こちら特報部」の記事を取り上げる。

   <テレビや本は今年も「日本スゴイ」の称賛であふれ返った。
     (中略)自己陶酔の先には何が待っているのか。この間、
     「世界の報道自由度ランキング」などで日本メディアの評判は
     下落の一途をたどった。戦時下の日本でも
     「世界に輝く日本の偉さ」が強調され、やがて破局を迎えた
     タガが外れ気味の「スゴイブーム」を斬る>

 という良記事だ。記事の中で上智大の音好宏教授は、

 「社会が閉塞する中で、日本をポジティブに紹介してくれる番組を視聴者が選ぶ状況になっている」と分析している。

 もう一人、出版人らでつくる「ヘイトスピーチと排外主義に加担しない出版関係者の会」事務局の岩下結氏は、「原発事故によって日本の技術がこてんぱんに打ちのめされたが、いつまでも引きずっていたくない。被害妄想からまず嫌韓本が広まった。これが批判を浴び、置き換わる形で一五年ごろから日本礼賛本が目立ってきた」と分析している。

 つまり嫌韓本と日本礼賛本を好む層の根っこはつながっている嫌韓も韓国は酷い。日本はスゴイと言いたいのだから。岩下氏は「言ってほしいことを確認することが目的になっている。自らを客観視できないことは非常に危険だ」と言っていた。あたしもそう思う。

 隣の国を叩いていれば、日本の技術力は上がるの? カジノ誘致で盛り上がっているが、博打の儲けを当てにする国になっていいの? ふたたび、技術力の日本という誇りを取り戻すためメディアは安倍政権の間違った成長戦略を正すべきだろう。

 編集者の早川タダノリ氏は、「(満州事変以降、日本主義の)批判勢力が市場から締め出された。第二次世界大戦に突っ込んでいった一因とも言える」と言っている。そしてまた「政治家が日本人としての誇りを取り戻せと振った旗にメディアが呼応するようになった」と。

 最後に、この記事のおまけ、デスクメモが面白いので取り上げる。

   <(略)安倍晋三首相は二十日夜、全国紙やテレビキー局の
     解説委員らと都内のしゃぶしゃぶ屋で会食している。
     首相と親交がある記者の集まりで、二〇〇八年ごろから
     定期的に開催されているという。総理スゴイなどと言って
     盛り上がったのだろうか

 どうなんですか? BSジャパン・石川さん、読売・小田さん、日テレ・粕谷さん、NHK・島田さん、朝日・曽我さん、時事通信・田崎さん、毎日・山田さん、「スゴイ、スゴイと安倍さんをヨイショしながら食べるしゃぶしゃぶは旨かった?

※週刊朝日 2017年1月20日号
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●『新版 悪夢のサイクル/ネオリベラリズム循環』読了(2/4)

2009年12月27日 06時38分26秒 | Weblog

【内橋克人著、新版 悪夢のサイクル/ネオリベラリズム循環

 日本航空。「・・・労働の規制緩和す。/かつて、派遣労働は禁止されていました。・・・/みなさんもおぼえているでしょう/会社を自由に選択できる、休みたいときに休むことができる、自由な働き方、それが派遣労働です―――というようなキャッチフレーズを。/・・・/労働者派遣法の改悪によって、雇用者つまり「働かせる側の自由」は大きく拡大、雇用に対する責任は縮小され、労働者つまり「働く側の自由と権利はどんどん縮小しています」(pp.44-47)。
 タクシー業界。「・・・タクシー運転者の年収の方が生活保護基準額を下回っている・・・」(p.61)。
 レトリック。「・・・レーガン大統領が使ったレトリックが「トリクルダウン・エフェクト」というものでした。/・・・水がしたたりおちるように、、富裕層への減税のおこぼれが、下のほうにおちていくということです。/日本でも、まったく同じことを言っていた人がいます。/小泉内閣で構造改革をおしすすめた経済学者の竹中平蔵です。・・・/人々は満足しているでしょうか?/アメリカで、日本で・・・」(p.68)。

 なぜ? 「・・・こうしたみずからの首をしめるような政策変更を受け入れたか、・・・/一つには、「『規制緩和』を戦後の官僚支配を打破する特効薬と錯覚したこと」、/二つめには「学者をメンバーに入れた一見中立に見える政府の審議会、あるいは、主相の私的)諮問委員会の口当たりのいいキャッチフレーズにまどわされたこと」、/三つめには「これら審議会の意見を大きくアナウンスした大マスコミの存在」、/そして四つめには「小選挙区制度の導入」が挙げられるでしょう」(p.72)。
 接待をうけ○ー○○しゃぶしゃぶに「入り浸っていたなど、目をおおうような倫理の頽廃がありました。/・・・/「規制緩和」によって官僚から権限をとりあげることができれば、暮らしがよくなると錯覚していったのです。/・・・「労働」や「福祉」「医療」「教育」などの分野に対する規制の緩和は、ひとつひとつ公共性との関係を慎重に検討しながらなされるべきだったのです。/竹中平蔵氏などは、・・・官僚悪者論が彼らの常套句で、民営化に反対する人間は、あたかも官僚の見方をするかのように言われました。/・・・私たち・・・批判をし、竹中平蔵氏も「きわめていかがわしい」と日本経済新聞紙上でののしったのです」(pp.74-75)。

 小選挙区批判vs〝改革〟派。「・・・反改革派とされて叩かれました。/・・・石川真澄氏などは「韓国なども・・・採用してるので、・・・まずそれをきちんと調べるべきだ。詳細を調査すべきだ」と論陣を張ったのですが、・・・石川批判を盛んに展開しました。/・・・それはすごいもので、石川氏が辟易して、「もう私は書く気がしない」と言っては天井を仰いでいたものでした。/それぐらい批判は猛烈だったのです」(pp.78-79)。
 憲法改正への胎動。「郵政四事業の民営化もそのひとつですし、イラクへの派兵もそのひとつでしょう。/・・・今、憲法の改正が政治日程にのぼるようになったのです」(pp.80-81)。「・・・現行憲法の骨抜き化です。現在の憲法九条をすなおに読めば、イラクへの派兵はできなかったのです」。
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