[『学校が教えないほんとうの政治の話』(斎藤美奈子著、ちくまプリマ―新書257)↑]
東京新聞の豊田洋一記者のコラム【【私説・論説室から】/権力のウソと新聞記者】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2019041002000168.html)。
《ブッシュ政権が開戦の大義としたのが大量破壊兵器の存在だが、イラクはそんなものは持っていなかった。証拠をでっち上げ、ウソの理由で戦争が始められ、多くの命が失われた。米国の報道機関のほとんどが政権の誤った情報を垂れ流した》。
『●『松下竜一未刊行著作集3/草の根のあかり』読了(2/2)』
「…ブッシュ大統領めがけて、イラク人記者が靴を片方ずつ
投げつけたのです。…「イラク人からのさよならのキスだ、犬め」、
「これは夫を亡くした女性や孤児、殺されたすべての人のためだ」
といいながら投げた…一般にイスラム世界では「犬」と
呼ぶのも靴を投げつけるのも「最大級の侮辱」だということです」
『●靴を投げられたブッシュ氏のいま』
「大統領だった当時、靴を投げつけられるという屈辱を受けた
ブッシュ氏。大量破壊兵器を捏造してまでイラクに侵略したブッシュ氏」
『●『松嶋×町山 未公開映画を見る本』読了』
『●戦争できる国にしたくてしょうがないらしい・・・アベ様に一番に戦場へ』
《二〇〇三年三月、米国のブッシュ政権は「フセイン政権が大量破壊兵器を
隠し持っている」との根拠のない情報をもとにイラク戦争に踏み切りました。
世界に先駆けてこの戦争を支持した小泉純一郎首相は同年十二月、
「日米同盟、信頼関係を構築していくことは極めて重要だ」と述べて
自衛隊のイラク派遣を決定しました》
『●戦争できる国へ: アベ様をはじめ自公議員・
翼賛野党議員の皆様がまずは「丸太」に』
『●「積極的平和主義」なアベ様という
civili-UNcontrolな大暴走(out of control)』
《イラク戦争前、ブッシュ政権によって米国民のみならず、日本政府を
含む国際社会がイラクに大量破壊兵器があると信じ込まされていた
(後に大うそだと分かったのだが…)。
軍人出身のパウエル国務長官ら政権内部や米軍首脳部にあった
慎重論は退けられ、開戦に突き進む。米連邦議会も結局、
対イラク武力行使の権限を大統領に与えてしまう。
開戦に前のめりだったのは軍ではなく、大統領やチェイニー副大統領ら
シビリアン(文民)であり、シビリアンたる議会も、誤った戦争を阻止
できなかった、という構図だ》
『●「薄っぺらで反知性的なタカ派が増殖している」……アベ様達からして?』
「以前、青木理さん曰く「「国益損ねた」批判がジャーナリズムを殺す」…、
でっ、本記事では「薄っぺらで反知性的なタカ派が増殖している」と。
そして、結果として
「アベ様の政権の「暴走」許す、批判精神無き、「牙」無きメディア」
ばかりに。「アベ様のNHK…」をはじめ、酷いことになっている」
《例えばイラク戦争。当時のブッシュ政権は「大量破壊兵器の脅威」を
あおって侵略戦を繰り広げたけれど、そんなものはなかった。つまり
ブッシュ政権の言い分を垂れ流した報道はすべて誤報です。いくつかの
欧米メディアは後に検証したけれど、日本の新聞は知らんぷり》
ブッシュ元大統領(パパブッシュのドラ息子の方)によって、《証拠をでっち上げ、ウソの理由で戦争が始められ、多くの命が失われた。米国の報道機関のほとんどが政権の誤った情報を垂れ流した》。そんな番犬様の家来に成り下がり…報道機関も頼りにならず…なニッポン。
ブッシュ(パパブッシュのドラ息子の方)氏はなぜ靴を投げつけられたのか、なぜ「犬」と蔑まれたのか?、自公お維投票者の皆さんはよく考えた方が良い。
米映画『記者たち 衝撃と畏怖の真実』…《その中で、地方新聞社を傘下に置くナイト・リッダー社の記者たちは政権のウソを報じ続ける。映画はその奮闘ぶりを当時のニュース映像などを交えて描き出していた》。《権力はウソをつく、は歴史の教訓だ。そのウソに新聞記者としてどう立ち向かい、真実を暴くのか》? ニッポンのジャーナリズム、何とかならないものか。
『●『学校が教えないほんとうの政治の話』(斎藤美奈子著)読了
…《あなたの政治的ポジションを見つけて…》』
《あのね、政治を考えるのに「中立」はないの。メディアの役目は
「中立公正、不偏不党な報道」ではなく「権力の監視」なんです。
それ、常識。》《党派性をもたずに政治参加は無理である。》
『●『国民のしつけ方』(斎藤貴男著)読了…
《それは調査報道…「番犬(ウォッチ・ドッグ)」としての役割》』
《ジャーナリズムの最大の存在意義は「権力のチェック機能」である。
…専門的には「番犬(ウォッチ・ドッグ)ジャーナリズム」理論という》
《「番犬ジャーナリズム」は、純粋培養の環境下にあるよりも、
一人ひとりのジャーナリストがもがき、苦悩しながら遂行していってこそ
成長し、民主主義社会に貢献できるのではないか》
『●『追及力 権力の暴走を食い止める』(望月衣塑子×森ゆうこ著)読了
…《今、ジャーナリズムと野党の…》』
『●沖縄県知事選で「ファクトチェック(事実検証)」報道…
「ネット上にはびこるデマやうそ、偽情報を検証」』
『●最低の《官房長官が「これでいい」と決めれば、
官僚も秘書官も誰も止められない。それは非常に危険》』
==================================================================================
【https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2019041002000168.html】
【私説・論説室から】
権力のウソと新聞記者
2019年4月10日
米映画「記者たち 衝撃と畏怖の真実」を公開当日、仕事帰りに観(み)に行った。
心に残る映画「スタンド・バイ・ミー」を撮ったロブ・ライナー監督作品であることに加え、筆者のワシントン勤務と同時期の、米新聞記者の奮闘を描いた実話であることが、映画館へと足を急がせた。
「衝撃と畏怖」は二〇〇三年三月、イラク戦争開戦時の米軍の作戦名。圧倒的軍事力でイラク側の戦意をくじくという意味だ。
ブッシュ政権が開戦の大義としたのが大量破壊兵器の存在だが、イラクはそんなものは持っていなかった。証拠をでっち上げ、ウソの理由で戦争が始められ、多くの命が失われた。米国の報道機関のほとんどが政権の誤った情報を垂れ流した。ニューヨーク・タイムズなど米国を代表する新聞も例外ではない。
その中で、地方新聞社を傘下に置くナイト・リッダー社の記者たちは政権のウソを報じ続ける。映画はその奮闘ぶりを当時のニュース映像などを交えて描き出していた。
筆者はあの当時、大量破壊兵器の存在に懐疑的ながらも、政権発の情報は、その都度報じざるを得なかった。外国のメディアだとしても、米メディアと同罪だろう。
権力はウソをつく、は歴史の教訓だ。そのウソに新聞記者としてどう立ち向かい、真実を暴くのか。エンドロールを見つめながら、当時を思い出し、自問した。 (豊田洋一)
==================================================================================
最新の画像[もっと見る]
- ●保坂展人さん《10人を超える自民党総裁候補に聞きたい。「統一教会との議員の関係…」…岸田首相が出来なかったことを自分なら出来ると考えるか?》 14時間前
- ●敗戦の日を《政治の喧騒に巻き込んだことは、岸田氏にとって終戦の日はそれほど重要でなかったことを意味するのかもしれません》(ぎろんの森) 2日前
- ●青木理さん「先の大戦を振り返るというイベントすら、完全に自民党の『次は誰なのか?』という、ある種、党内争いみたいなもの一色に塗り潰された」 3日前
- ●《首相になりたいだけの人だった》理念なきキシダメ首相…自民党とカネ、カルト協会とヅボヅボ、経済無策、軍拡、原発回帰、広島出身でも核拡大抑止… 4日前
- ●キシダメ首相の総裁選不出馬が《責任》? カルト協会とヅボヅボな議員や「利権」「裏金」「脱税」議員ら全員の議員辞職こそが《責任》をとること 5日前
- ●カネがない? 軍事費倍増を止めよ! 《突きつけられているのは、食料、種、肥料、飼料などを海外に過度に依存していては国民の命を守れない…現実》 6日前
- ●[続き] カネがない? 軍事費倍増を止めよ! 《突きつけられているのは、食料、種、肥料、飼料などを海外に過度に依存していては国民の命を守れない…現実》 6日前
- ●《誰もが豊かに生きていける社会にたどり着くまでに…未来はそのようにして変化を恐れずに、その時代を生きている人間が作っていくもの…》 7日前
- ●《佐久間邦彦理事長…は「平和とは自由が保障されていることだ。恒久平和の象徴である平和記念公園の意義を正しく理解できているのだろうか」》 1週間前
- ●自らの延命のために壊憲論議まで利用するキシダメ首相が目指すもの…「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、緊急事態条項の新設 1週間前
「Weblog」カテゴリの最新記事
- ●保坂展人さん《10人を超える自民党総裁候補に聞きたい。「統一教会との議員の関係...
- ●敗戦の日を《政治の喧騒に巻き込んだことは、岸田氏にとって終戦の日はそれほど重...
- ●青木理さん「先の大戦を振り返るというイベントすら、完全に自民党の『次は誰なの...
- ●《首相になりたいだけの人だった》理念なきキシダメ首相…自民党とカネ、カルト協...
- ●キシダメ首相の総裁選不出馬が《責任》? カルト協会とヅボヅボな議員や「利権」...
- ●カネがない? 軍事費倍増を止めよ! 《突きつけられているのは、食料、種、肥料...
- ●[続き] カネがない? 軍事費倍増を止めよ! 《突きつけられているのは、食料、...
- ●《誰もが豊かに生きていける社会にたどり着くまでに…未来はそのようにして変化を...
- ●《佐久間邦彦理事長…は「平和とは自由が保障されていることだ。恒久平和の象徴で...
- ●自らの延命のために壊憲論議まで利用するキシダメ首相が目指すもの…「国民主権の...
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます