[↑ ※「地震列島の原発安全性に警告」(週刊金曜日 1457号、2024年01月26日号)] (2025年07月12日[土]) [Hatena Blog『日々読学』]
アノ沖縄負担軽減担当相ね、またしても。《現実を知らない議員》。沖縄の「現実」も知らなかった議員。参院予算委員長辞任でお終いって、酷すぎないですか。
東京新聞の【<社説>鶴保氏地震発言 能登の被災者傷つけた】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/419920?rct=editorial)によると、《自民党の鶴保庸介参院予算委員長が8日、和歌山市での参院選自民党候補の応援演説で2地域居住の促進を訴える際に「運のいいことに能登地震があった」と述べた。石川県・能登半島地震の被災者の心情を傷つける発言。苦境に思いが至らないなら、国会議員にふさわしいとは到底思えない。自ら進退を決するべきだ》。
西田直晃・中根政人両記者による、東京新聞の記事【こちら特報部/「運よく能登で地震」…無知と無理解をさらした鶴保庸介氏 なぜ自民議員は被災地への暴言を繰り返す?】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/419815)によると、《震災を巡る問題発言がまた飛び出した。「震源」は参院選非改選組の一人、自民党の鶴保(つるほ)庸介参院議員。「運のいいことに能登で地震があった」と口にした。問題は被災者感情を冒瀆(ぼうとく)したことだけではない。能登半島は孤立しやすい地域が多く、原発まである。そこでの地震は「運がいい」のか。党総裁は防災強化を叫ぶが、現実を知らない議員がいる党に実現できるか。(西田直晃、中根政人)》。
『●辺野古・高江破壊に協力せぬならば「カネ」は渡さぬ!
「沖縄負担軽減担当相」らによるあざとい「ムチ」』
『●高江の皆さん、ご唱和を! 「鶴保庸介沖縄担当相殿、
「無実だと断じることは到底できない!」」』
『●「沖縄の声に耳を傾けて、理解を得るべき担当相が、
県民を敵視するかのような発言…。もはや失格」』
《沖縄での警察による「土人」発言について、
鶴保庸介沖縄北方担当相が八日の国会で
「差別だと断じることは到底できない」と発言した。
人権感覚に疑問符が付き、担当相の適格性も疑われる》
「「どっちもどっち」論と云う暴論の上を行く、
鶴保庸介沖縄北方担当相の
「差別だと断じることは到底できない」論」
『●「沖縄の大衆運動そのものを取り締まっていく
国策捜査だと思う」…山城博治さん「予防拘禁、プレ共謀罪」』
《…鶴保庸介沖縄・北方相が記者会見の席上、沖縄県の対応を
「ポジショントーク(その時々で自身に都合のいい発言)する
ような向きも、ないではないかもしれない。(反対の声を上げて)
気持ちよかったね、と終わったんじゃ意味もない」と語った。
鶴保氏は昨年9月、県と国の訴訟について「早く片付けてほしい
ということに尽きる」と発言している。機動隊員の「土人」発言を
「差別と断じることは到底できない」とした件も含めて、
よくこれで「沖縄担当大臣」などと名乗れるものだ》。
『●主犯A…『A Few Good Men』のように
ネイサン・R・ジェセップ大佐を証人台に座らせろ!』
(山岡俊介さん『アクセスジャーナル』)
【鶴保庸介沖縄・北方相にも重大疑惑】《「安倍一強」
体制の奢り故か…鶴保庸介内閣府特命担当相(和歌山選挙区。
参議院議員。当選4回)にも重要問題が浮上して来ている》
『●アベ様ご夫妻…そして、《それ以外でも自民党は相当ひどい…
無知識、無教養、差別思想、時代錯誤が露呈》』
【政界地獄耳/差別意識、献金まみれ…相当ひどい自民党】
《国会の予算委員会では森友・加計学園疑惑について野党の厳しい
追及が始まるが、それ以外でも自民党は相当ひどい。野党は
追及の手を広げるべきだ…松本文明…鶴保庸介…山東昭子…
山本幸三…竹下亘…神谷昇…若宮健嗣…自民党の無知識、
無教養、差別思想、時代錯誤が露呈している》
『●翁長雄志知事亡くなる…「折れない、言うことをきかない
翁長知事に対し、安倍政権が陰湿ないじめ、報復」』
《機動隊員が「土人が」と差別発言が出た際も、鶴保庸介沖縄
担当相は「私は(差別発言か)判断できるものではない
と思っている」などと問題を認めなかった》
一方、地方行政も…ということで、五百旗頭幸男監督の『能登デモクラシー』。
日刊スポーツのコラム【大谷昭宏のフラッシュアップ/小さな映画館で見た「能登デモクラシー」の笑顔】(https://www.nikkansports.com/general/column/flashup/news/202506160000068.html)によると、《監督の五百旗頭幸男さんは富山の局に在任中、市会議員の政務活動費問題に切り込み、市議14人を辞職に追い込んだ。石川テレビに転職してからも、ゆがんだ県政に的を当てた「日本国男村」などを制作してきた。「能登デモクラシー」の舞台は穴水町。能登半島の真ん中。海に建てた「ボラ待ちやぐら」で日がなボラの群れが来るのを待つ漁法が伝わる町は、過疎化の最終段階といわれながら、町民はいたってのどかで穏やかだ。だけど、それは裏を返せば惰性、忖度(そんたく)、予定調和。議会は常に10人の議員の全員一致。長老議員には20年間、1度も質問に立ったことがない人もいる》。
『●お維の大阪府と包括連携協定の下足番広報紙…《メディアの役割は
府政の監視をし、その政策を客観的・批判的な視点から報じること》』
《富山市議の腐敗を描いたドキュメンタリー番組『はりぼて』
(チューリップテレビ)が映画化され話題を呼んだ石川テレビの
五百旗頭幸男記者も〈「本日を持ちまして報道機関の看板を
下ろさせていただきます」とでも発表するのでしょうか〉
〈国内最大手の新聞が地方自治体の太鼓持ちになるなんて、
エイプリルフールにも思いつかない悪い冗談です〉と批判した》
『●《いまも、死刑囚のまま》な袴田巖さん、再審開始決定…せめて
《一刻も早く「無罪」とすべく、検察は不服を唱えるべきではない》』
『●税金で立派な賄賂…【こちら特報部/得意満面の「手柄話」のはずが…
馳浩・石川県知事の「機密費」発言 撤回後は説明を拒み続ける見苦しさ】』
「一方で、石川・富山と言えば『はりぼて』『裸のムラ』
(五百旗頭幸男さん)…東京新聞の昔の記事【馳浩・石川県
馳浩・石川県知事がメディアに仕掛けた「反則技」
定例会見「私物化」から「知る権利」を考える】」
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/419920?rct=editorial】
<社説>鶴保氏地震発言 能登の被災者傷つけた
2025年7月11日 08時00分
自民党の鶴保庸介参院予算委員長が8日、和歌山市での参院選自民党候補の応援演説で2地域居住の促進を訴える際に「運のいいことに能登地震があった」と述べた。石川県・能登半島地震の被災者の心情を傷つける発言。苦境に思いが至らないなら、国会議員にふさわしいとは到底思えない。自ら進退を決するべきだ。
鶴保氏はこの発言に続き「緊急避難的に金沢市にいても輪島市の住民票を取れるようになっていった」と述べており、居住地以外で住民票の写しが取得できる利点を訴えたかったようだが、なぜ「運がいい」のか理解し難い。
都市と地方の双方に生活拠点を置く2地域居住は、人口減少が進む地方活性化策として政府が推進しているものであり、自ら選択する2地域居住と、故郷を離れて避難先との二重生活を余儀なくされている被災者とは明らかに性質が異なる。筋違いも甚だしい。
演説では「輪島だとか、たま、何だっけ、能登半島の北の方」と言いよどむ場面もあった。地震で大きな被害に遭った珠洲市の地名を覚えていないなら、被災地に心を寄せるどころか、関心すら持っていないのではないか。
鶴保氏は翌9日、和歌山市内で記者会見し、発言を撤回して陳謝したが、議員辞職や離党は「そこまでは考えていない」と否定。自民党も森山裕幹事長による厳重注意にとどめている。
発言に対する被災者の怒りや失望を誠実に受け止めるのなら、鶴保氏は石川県を訪れて直接、被災者に謝罪し、許しを請うのが筋ではないか。その上で、残る任期の3年間、参院議員にとどまるべきか否かを自問すべきである。
自民、公明両党が昨年10月の衆院選で少数与党に転落した後も、与党議員の緊張感に欠ける言動が絶えない。5月には当時の江藤拓農相が、コメ価格の高騰に消費者が苦しむ中「私はコメを買ったことがない」と述べ、事実上更迭された経緯がある。
鶴保氏は参院の要職にあり、心ない発言が長く政権の座にある自民党の緩みの表れだとすれば、聞き流すわけにはいかない。参院選では自民党の苦戦が伝えられている。対応を誤れば、さらに厳しい審判も覚悟せねばなるまい。
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/419815】
こちら特報部
「運よく能登で地震」…無知と無理解をさらした鶴保庸介氏 なぜ自民議員は被災地への暴言を繰り返す?
2025年7月11日 06時00分
震災を巡る問題発言がまた飛び出した。「震源」は参院選非改選組の一人、自民党の鶴保(つるほ)庸介参院議員。「運のいいことに能登で地震があった」と口にした。問題は被災者感情を冒瀆(ぼうとく)したことだけではない。能登半島は孤立しやすい地域が多く、原発まである。そこでの地震は「運がいい」のか。党総裁は防災強化を叫ぶが、現実を知らない議員がいる党に実現できるか。(西田直晃、中根政人)
◆「たま、何だっけ…」無関心なのか
「言語道断。被災地の動向に無関心なのだろう」
あきれ果てるのは石川県珠洲(すず)市の元市議、北野進さん(65)。鶴保氏が「運のいいことに能登で地震があった」と述べたにとどまらず、直後に「たま、何だっけ。能登半島の北」と珠洲の読み方を間違えたことをうかがわせる姿にも憤りを覚える。
(大規模な土砂崩れの影響で孤立した石川県珠洲市
仁江町の集落=2024年1月、石川県珠洲市仁江町で、
本社ヘリ「わかづる」から)
「運のいい」発言があったのは8日の和歌山市内の集会。都市と地方を往来する2地域居住の推進を説明する中で飛び出した。同日夜に撤回し、翌9日の会見で「責任を取ることで気持ちが収まるのであれば、どんなことでもさせていただく」と謝罪したが、議員辞職や離党は「そこまで考えていない」と述べた。
◆防災で連携している和歌山の議員が
北野さんは「今に至るまで政府・自民党の対応は十分と言えず、被災地に不満が渦巻く。その中での失言は見過ごせない」と話す。
鶴保氏の選挙区の和歌山県と石川県は昨秋、防災体制の強化を含む連携協定を締結した。「紀伊半島と能登半島は共通の地理的課題を抱え、つながりを持ちながら、防災面の教訓を今後に生かそうとしている。この協定も知らないのか」
半島先端にある珠洲市などは、かねて災害時の孤立が危惧された。そこで起きた地震。「運よく」どころか、対応は困難を極めた。
◆復旧しようにも大型車両が通れない
発生2日後に珠洲市に入ったNPO法人「レスキューストックヤード」の栗田暢之代表理事は「道路が壊滅していたのが痛手だった」と述懐する。「一方向からしか向かえず、山地だらけの………………。
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【https://www.nikkansports.com/general/column/flashup/news/202506160000068.html】
コラム
大谷昭宏のフラッシュアップ
2025年6月16日8時0分
小さな映画館で見た「能登デモクラシー」の笑顔
先日のこのコラムで三重テレビが日本記者クラブ特別賞を受賞したことにふれ、「小さな局がテレビの底力と意地を見せてくれた」と書いた。今度は小さな映画館で見た地方局、石川テレビの「能登デモクラシー」に同じ思いを抱いた。
監督の五百旗頭幸男さんは富山の局に在任中、市会議員の政務活動費問題に切り込み、市議14人を辞職に追い込んだ。石川テレビに転職してからも、ゆがんだ県政に的を当てた「日本国男村」などを制作してきた。
「能登デモクラシー」の舞台は穴水町。能登半島の真ん中。海に建てた「ボラ待ちやぐら」で日がなボラの群れが来るのを待つ漁法が伝わる町は、過疎化の最終段階といわれながら、町民はいたってのどかで穏やかだ。だけど、それは裏を返せば惰性、忖度(そんたく)、予定調和。議会は常に10人の議員の全員一致。長老議員には20年間、1度も質問に立ったことがない人もいる。
テレビカメラは、そんな町で手書きの新聞「紡ぐ」を作り、500部を手渡しで配る80歳の滝井元之さんを追う。町長が理事長をつとめる福祉法人が国費と町費で建てようとしている多世代交流センター。<二元代表制ってご存じですか><議会は町長にこんな姿勢でいいのですか>。「紡ぐ」は静かにこう問いかける。
そんな取材の真っただ中の昨年元日、甚大な被害の能登半島地震が起きた。それから4カ月後の5月。五百旗頭さんたちは悩みながらテレビ版の放送に踏み切った。こんな時になぜ、という町の拒絶反応。何より滝井さんへの風当たりが怖い。
だが、それらは全部杞憂(きゆう)に終わる。映画版はテレビ放送のその後も追う。仮設住宅で新聞を手渡す滝井さんに「待っとったよ」と住民の笑みがはじけ、びっくりするほどカンパも集まった。
映画のラストは、穏やかな海でボラ待ちやぐらが右に左に、かすかに動き始めたように感じた。地方のテレビ局が、またキラリと光る仕事をしてくれた。
◆大谷昭宏(おおたに・あきひろ)ジャーナリスト。TBS系「ひるおび」東海テレビ「ニュースONE」などに出演中。
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