(2022年12月17日[土])
明けまして、おめで………公的には何も御目出たきことのないニッポン。年初から、この話題か!? 今年こそは、自公政権が倒れ、政権交代が起き、まともな国に生まれ変わることを切に願う。素晴らしい国にならなくてもいいので、〝まともな国〟になってほしいだけ。そんな初夢が実現することを願うばかりだ。とにかく、2022年末まで、何も希望が見いだせずにいたが、さて、新年は…。
日刊ゲンダイのコラム【適菜収「それでもバカとは戦え」/2022年振り返り「今年のバカ」トップ10(前編)橋下徹、ひろゆきがランクイン】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/315339)、《今年もバカが豊作だった。恒例の年末企画「今年のバカ」トップ10。》
さらに、後半。【適菜収「それでもバカとは戦え」/2022年振り返り「今年のバカ」トップ10(後編)統一教会、三浦瑠麗を抑えてのトップは?】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/315706)によると、《前回に続き恒例の年末企画「今年のバカ」トップ10を振り返る。》
「ゴールまで、ウラジーミル、二人の力で、駆けて、駆け、駆け抜けようではありませんか」「君と同じ未来を見ている」と言っておきながら。
《安倍晋三 4月17日、全力でこびていたロシアのプーチンに対し、「ウクライナの祖国を守るという決意の強さを見誤った。そして自分の力を過信した結果、こういうことになっている」と発言。「自分の力を過信」して北方領土をむしりとられたバカは一体どこのどいつなのか?》
さて、統一協会問題、もうお終い? そんな訳がない。何の問題の解決にも至っていない。数多のアベ様案件の一つ。どんだけニッポンの政を歪めてきたのか。名称変更問題一つをとっても、放置したままじゃないか。ズブズブ壺壺ヅボヅボでない自民党議員はほぼ居ないようだが、《「政治とカネ」の疑惑を抱える》議員も多数で、キシダメ首相自身も…。
リテラの記事【被害者救済法案で統一教会と自民党の関係に蓋をする岸田首相 ズブズブ萩生田光一はなぜ政調会長を辞任せず大きな顔をしているのか】(https://lite-ra.com/2022/12/post-6250.html)によると、《だが、岸田政権は、この救済法案の成立と今国会の閉会をもって、統一教会問題の幕引きとするつもりなのはミエミエだ。そんな馬鹿な話があるか。そもそも統一教会は霊感商法などで大きな社会問題となってきたにもかかわらず、行政や警察はメスを入れることなく放置してきた。この背景には「政治の力」「政治の意向」があったと囁かれている。しかも、下野をきっかけに安倍晋三・元首相がこの反社会的団体と急接近。安倍派を中心にした自民党議員と密着関係にあったことが、この約半年間のあいだに次々と明るみに出た。とりわけ重要なのは、安倍政権下の2015年におこなわれた統一教会の名称変更問題だ。名称変更によって「あの統一教会」だとは気づけず被害が拡がった可能性は高く、極めて深刻な問題であることは言うまでもない。ところが、岸田政権は、名称変更を認めた経緯についてまったく明らかにしようとしていない。それどころか、癒着の根幹にかかわる安倍元首相と統一教会の関係について、調査すら拒絶したまま。挙げ句、安倍派の前会長で、2016年参院選の票の差配をおこなったとも指摘されている細田博之氏は、今国会で衆院議長の座に居座りつづける始末だった。ようするに、岸田首相は自民党と統一教会の癒着問題から世間の目を逸らさせ、統一教会問題に取り組んでいるフリをするために救済法案を利用してきたのである。こんなインチキが許されるはずがない。いや、問題は岸田首相だけではない。とりわけ目に余るのは、すでに統一教会問題などなかったかのような態度をとっている、自民党・萩生田光一政調会長だ》。
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/315339】
適菜収 作家
近著に「ニッポンを蝕む全体主義」「日本人は豚になる」「思想の免疫力」(評論家・中野剛志氏との対談)など、著書45冊以上。「適菜収のメールマガジン」も始動。詳細は適菜収のメールマガジンへ。本紙連載が書籍化「それでもバカとは戦え」好評発売中
適菜収「それでもバカとは戦え」
2022年振り返り「今年のバカ」トップ10(前編)橋下徹、ひろゆきがランクイン
公開日:2022/12/03 06:00 更新日:2022/12/03 06:00
(コントかよ(岸田首相)/(C)日刊ゲンダイ)
今年もバカが豊作だった。恒例の年末企画「今年のバカ」トップ10。
【第10位】松井一郎
6月27日、松井は政見放送で「維新の会は経費については領収書を公開しています。でも公開しているのが我が党の議員だけというのが大問題なんです」「私立高校、所得制限ありますけど、だいたい80%の人は授業料のキャップをはめてますんで、入学金、授業料、無償で自由に学校を選択できるようになっている」といきなりデマを流した。共産党は以前から使途を公開しているし、私立高校の入学金は有償。投票日が近づくと、大量に嘘、デマを拡散させ、選挙後はシラをきるのが、維新の会の常套手段。
【第9位】岸田文雄
閣僚や自民党幹部と統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の関係が次々と発覚した件について、「政治の信頼を確保するために政治家としてどうあるべきか。自分自身をしっかり点検してほしい」と発言(8月22日)。その直後に、岸田の後援会長が統一教会の関連団体の議長だったことを「週刊文春」がスクープ。コントかよ。
【第8位】ひろゆき
米軍キャンプ・シュワブゲート前を訪ね、辺野古新基地建設に抗議する座り込みが3011日に達したことを示す掲示板について〈座り込み抗議が誰も居なかったので、0日にした方がよくない?〉と揶揄するツイート。現在、辺野古では工事車両が来る9時、12時、15時に合わせて座り込みが行われている。ひろゆきは夕方の誰もいない時間にゲート前のテントを訪れていた。
【第7位】河井克行
2019年の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で、元法相の河井らから現金を受領したとして、検察当局は広島県議ら34人を公職選挙法違反(被買収)の罪で起訴(3月14日)。問題は誰がこのカネを動かしたかだ。河井夫妻が支部長だった2つの政党支部には、自民党本部から計1億5000万円が流れているが、その責任者については二階俊博が「党全体のことをやっているのは総裁(当時の安倍)とか幹事長の私」と自白した。
【第6位】橋下徹
ウクライナ情勢について「政治的妥結を目指すべき」と述べたかと思えば「終結するまでロシア軍を叩き潰すしかない」と正反対のことを言い出す。一貫しているのは支離滅裂であることだけだ。
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/315706】
適菜収「それでもバカとは戦え」
2022年振り返り「今年のバカ」トップ10(後編)統一教会、三浦瑠麗を抑えてのトップは?
公開日:2022/12/10 06:00 更新日:2022/12/10 06:00
(旧統一教会(C)日刊ゲンダイ)
前回に続き恒例の年末企画「今年のバカ」トップ10を振り返る。
【第5位】菅義偉
今年見たものの中で一番おぞましかったのが、安倍晋三の「国葬」における菅の弔辞だった。いわく「(安倍の判断は)いつも正しかった」。安倍は生前「私は総理大臣ですから、森羅万象すべて担当しております」「全く正しいと思いますよ。私は総理大臣なんですから」と述べていたが、シンプルなカルトだよね。
【第4位】門田隆将
現実と妄想の区別がつかない夢見る夢子ちゃん。森友学園の決裁文書改ざん問題を苦に自殺した財務省近畿財務局の元職員赤木俊夫さんを巡る記事では立憲民主党の小西洋之議員、杉尾秀哉議員に関するデマを流し、東京地裁は産経新聞社と門田に計220万円の損害賠償を命じた。問題の記事には「(両議員は)財務省に乗り込み、約1時間、職員をつるし上げている。当該職員の自殺は翌日だった」とあるが、両議員が訪れたのは東京の本省で、自殺した職員には面会していなかった。その後、門田は謝罪するどころか〈唖然…左傾化し正義を捨てた日本の司法〉とツイート。意味不明。
【第3位】統一教会(現・世界平和統一家庭連合)
自民党幹事長の茂木敏充が「今後、旧統一教会および関連団体とは一切関係を持たない」と発言したが、自民党自体が関連団体だったとはこれいかに。安倍の政務秘書官だった井上義行は「今後は党の方針に従って、一切の関係を断ちます」、萩生田光一は「今後関係はもたずに政治活動をやっていきたい」。多くの自民党議員が判を押したかのように「今後は」と繰り返したがだまされてはいけない。「今後」ではなく「これまで」の関係が問題になっているのだ。
【第2位】三浦瑠麗
「村八分」という言葉を真逆の意味で使ったり、大喪の礼を「たいものれい」と読んだり、今年も大ハッスル。新型コロナ、統一教会、ウクライナ情勢、国葬……。ありとあらゆるテーマに対し、オールラウンドのバカっぷりを発揮し、お茶の間に苦い笑いを届けた。
【第1位】安倍晋三
4月17日、全力でこびていたロシアのプーチンに対し、「ウクライナの祖国を守るという決意の強さを見誤った。そして自分の力を過信した結果、こういうことになっている」と発言。「自分の力を過信」して北方領土をむしりとられたバカは一体どこのどいつなのか?
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[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑] (2022年10月12日[水])
《安倍がやったのは国家と社会と法の破壊だった。…今回の弔辞は、その「共犯者」による国民を愚弄した「勝利宣言」だった》(適菜収さん)。
「共犯者」――― 前川喜平さんのつぶやき、《森友学園問題を「いつまでやっているのか」とか「批判や追及ばかりではだめだ」とか、したり顔で語る輩は畢竟悪事の隠蔽の共犯者にほかならない。五年かかろうと十年かかろうと真実は明るみに出さなければならない。僕は最後まで雅子さんに味方する》。
南彰さんによる、dot.の記事【質問に答えない安倍首相を共犯者メディアが守る戦後75年の“報道事変”】(https://dot.asahi.com/dot/2020081100026.html)もあったな。《第2次世界大戦中…「国体を明確に把持し公正廉直の者」が資格条件になっていた。こうして政権に疑問を差し挟む記者が排除され、報道は「大本営発表」に染まった。日本メディアは政権の「共犯者」となり、多くの国民・市民の平和な生活と人権を打ち砕いたのである。75年前の戦争に思いをはせる8月。この過ちを決して繰り返してはいけない》
『●《日本のメディアの閉塞状況》《閉塞するメディア、政権批判に
対して圧力がかかる不健全な言論状況》…』
「リテラの二つの記事【横田一「ニッポン抑圧と腐敗の現場」57/
政権の圧力を押し返した韓国のテレビ記者と、吉田調書報道を「誤報」
にされた元朝日新聞記者が語った“日韓ジャーナリズムの差”】…
《ドキュメンタリー映画『共犯者たち』(2017年製作)が上映され、
「日本の『共犯者たち』は誰だ? 権力と『マスコミ』」と題された
シンポジウムが開かれた…一方、日本のメディアの閉塞状況を語った
のは、福島第一原発の吉田昌郎所長(当時)の調書報道を手がけた
元朝日新聞記者の木村英昭氏、渡辺周氏の2人だった。ちなみに、
渡辺氏はこの上映会・シンポジウムを主催したジャーナリズムNGO
「ワセダクロニクル」の編集長でもある》」
『●➀《吉田調書…取り消しという虚報扱い…メディアとジャーナリズムの
将来に禍根》(青木理さん)…アベ様による「報道統制」が可能になった今』
「《日本の『共犯者たち』は誰だ?》 アベ様の広報紙・誌や取り巻き
連中がまっとうな報道を攻撃。アベ様の政で唯一〝上手くいっている〟
《メディアコントロール》の下、これで、緊急事態宣言でも出された
日には、報道統制によって…怖すぎる。記事末尾、福島の被災者の言葉
《第二次大戦の時は、良心的な人が牢屋に入り、新聞は戦争を煽った。
同じ失敗を繰り返すのか。》」
『●《〈「大幅に時間を超えて対応」した構図を演出…〉…14日の会見も
批判のガス抜きのため官邸がより巧妙にコントロールしていた》』
「いのちを失ってはならない人」の裏返しは、「いのちを失ってよい人」が居るということか。《その判断は「いつも正しかった」》に至っては、少なくとも118回も国会で平気で息吐く様にウソをつける人に向けた言葉とは思えない。ズブズブ壺壺ヅボヅボな統一協会票を差配するような方に向けた言葉とは思えない。カースーオジサンのそのような弔辞に同意する、《「エモーショナル」「感動的」》だと賛辞を贈るということは? 統一教会を利するだけではないのかね? 所詮、《安倍を神格化し、悪事を隠蔽するためのカルトの祭典》でのアベ様に向けた絶賛の弔辞、《共犯者による「勝利宣言」》。《安倍がやったのは国家と社会と法の破壊》…民主主義国会・法治主義国家から独裁国家・人治主義国家へ。
日刊ゲンダイのコラム【適菜収「それでもバカとは戦え」/菅義偉“カルトの祭典”での弔辞で見えたおぞましさ 共犯者による「勝利宣言」】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/312546)によると、《菅の弔辞によれば安倍は「いのちを失ってはならない人」であり、その判断は「いつも正しかった」とのこと。安倍は生前「私は総理大臣ですから、森羅万象すべて担当しております」「全く正しいと思いますよ。私は総理大臣なんですから」などと述べていたが、菅の弔辞はこれに対応しているのだろう》。
『●「苦渋の判断だ」としてアベ様の「国葬みたいな追悼儀式」に「労働者
代表として出席」する人と、「何の苦渋も感じることなく欠席」する人』
『●漸く内部から火の手が…村上誠一郎議員《安倍氏の政権運営が「財政、
金融、外交をぼろぼろにし、官僚機構まで壊した。国賊だ」と批判》』
『●村上誠一郎議員の発言よりも、統一協会票の差配等々のアベ様案件
こそが《国賊》であり、《党員の品位を汚す行為》だと思いますが?(1)』
『●村上誠一郎議員の発言よりも、統一協会票の差配等々のアベ様案件
こそが《国賊》であり、《党員の品位を汚す行為》だと思いますが?(2)』
『●国葬モドキが強行され…《全額が国費負担》によるアベ様を《神格化
しようという意図がミエミエのなんともグロテスクなものとなった》』
『●アノ「苦渋の判断」とやらは一体何だったの? 「苦渋の判断」で参列
しておきながら、《国賊》の国葬モドキを《強く批判》する芳野連合会長』
『●《閣僚としての器量に欠ける大臣がもう1人いた。…高市早苗だ。…
閣僚が公に発言することがセキュリティー・クリアランスに不適格》』
『●(狙撃兵)《その死を呼び寄せた原因が反日カルト組織である統一教会と
ズブズブだった関係にあり…なぜ「ファザームーン」みたく神格化…?》』
『●自民党《国賊》(発言)処分問題…数多のアベ様案件や《悪夢》な暴政、
ズブズブ壺壺ヅボヅボな統一協会との関係と「政」への介入こそ《国賊》』
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/312546】
適菜収 作家
近著に「ニッポンを蝕む全体主義」「日本人は豚になる」「思想の免疫力」(評論家・中野剛志氏との対談)など、著書45冊以上。「適菜収のメールマガジン」も始動。詳細は適菜収のメールマガジンへ。本紙連載が書籍化「それでもバカとは戦え」好評発売中
適菜収「それでもバカとは戦え」
菅義偉“カルトの祭典”での弔辞で見えたおぞましさ 共犯者による「勝利宣言」
公開日:2022/10/08 06:00 更新日:2022/10/08 06:00
(菅前首相の妄言(C)JMPA)
本当におぞましいものを見た。安倍晋三の「国葬」における菅義偉の弔辞である。何度も指摘されている通り、安倍の葬式は7月12日に終わっている。国葬は葬式ではない。安倍の死を利用し、国費を投入したプロパガンダのための脱法イベントである。菅の弔辞はネットなどでは「エモーショナル」「感動的」などと称賛の声が上がっていたが、安倍を神格化し、悪事を隠蔽するためのカルトの祭典にすぎない。
菅の弔辞によれば安倍は「いのちを失ってはならない人」であり、その判断は「いつも正しかった」とのこと。安倍は生前「私は総理大臣ですから、森羅万象すべて担当しております」「全く正しいと思いますよ。私は総理大臣なんですから」などと述べていたが、菅の弔辞はこれに対応しているのだろう。
特定の人物を崇め奉り、正義を独占する勢力が人類を地獄に導くことをわれわれは歴史に学んできたのではなかったのか。政治の役割はこうした狂信的な集団を排除することにある。なお、安倍は死後、自民党の議連「保守団結の会」の永久顧問に就任したとのこと。
菅の妄言は続く。
「総理、あなたは、今日よりも、明日の方が良くなる日本を創りたい。若い人たちに希望を持たせたいという、強い信念を持ち、毎日、毎日、国民に語りかけておられた」
安倍は自分が気に入らない人々に「こんな人たち」と罵声を浴びせ、都合が悪くなると国会から逃げ回った。内閣府の調査では将来に希望を持てない若者のほうが多い。
さらに菅は恥知らずにも北朝鮮の拉致問題をとりあげ、安倍は「信念と迫力」に満ちていたという。ではその「信念」とやらは貫かれたのか。安倍は支持を集めるために拉致問題を利用した挙げ句、2018年には「拉致問題を解決できるのは安倍政権だけだと私が言ったことはありません」と言い放った。
安倍の2度目の総裁選出馬を促したのも菅だ。
「私はこのことを、菅義偉生涯最大の達成として、いつまでも、誇らしく思うであろうと思います」
安倍が善政を行ったならそういう言い方も成り立つが、安倍がやったのは国家と社会と法の破壊だった。安倍は「私は立法府の長」と国会で4回も繰り返し、司法府への介入も進めていた。今回の弔辞は、その「共犯者」による国民を愚弄した「勝利宣言」だった。
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[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]
神保哲生さんによる、ビデオニュース・ドットコムの記事【政府が密かに手に入れていたロックダウン権限を検証する/ニュース・コメンタリー (2020年3月31日)】(http://www.videonews.com/commentary/200331-01/)。
《東京都内の新型コロナウイルスの感染者数の急増を受けて、緊急事態宣言の発令が秒読み段階に入ったとの観測が広がる中、実は安倍政権は3月末に、強制力を持たないコロナ特措法を遙かに超える、都市のロックダウンさえ可能になる強い法的権限を手に入れていたことが、ビデオニュース・ドットコムの取材でこのほど明らかになった。これは3月26日に政府が政令を変更し、新型コロナウイルスを感染症法の33条の適用対象に組み入れたことによるもの》。
【政府が密かに手に入れていたロックダウン権限を検証する】
(https://youtu.be/7q4ZldlXy0E)
やはり、どう考えても、独裁者に〝戒厳令〟という凶器を振り回させることに反対だなぁ。
マガジン9の記事【言葉の海へ 第113回:……ない政府(鈴木耕)】(https://maga9.jp/200401-4/)によると、《国民が信用しない政府 …品不足に陥っているマスクとは違って、これらの食品は今までと同じ供給量はあるのだ。それでも人々は店に殺到する、買いだめに走る。なぜだろう? 理由は簡単だ。人々が、政府の言うことを信用していないからだ。「だって政府って、いつも言ってることとやってることが違うじゃん?」ということだ。信用できないから自己防衛に走るのだ。…ワケが分からない政府 … 説明しない政府 … 引き返さない政府 … 調査しない政府 … 謝らない政府 … 自分で決められない政府 … 悪口しか言わない(安倍)政府 …世界を見渡したって、独裁者とか強権政治家などと言われる宰相はいるけれど、「ウソつき」呼ばわりされるのはかなり珍しい。ぼくらは、そういう人をもう7年半近くも首相として戴いていることになる。そろそろ悪夢から醒めてもいい頃だと、ぼくは痛切に思う》。
《国民が信用しない政府》《説明しない政府》《調査しない政府》など《……ない政府》(鈴木耕さん)。ただ、いま、そんな独裁者がやれる、やろうとしている〝戒厳令〟という凶器を振り回す行為、ブログ主はやはり賛成できない。一千万歩譲って、〝戒厳令〟が必要だとしても、アベ様では嫌です。狂気な凶器を息吐く様にウソをつく、数々の犯罪を犯している方、一切責任も取らない方が振り回す…そんなの嫌です。《しかし、それには透明性のあるデュープロセス(適正手続き)と、国民に対して真摯な説明が尽くされることが大前提となるはずだ》。
『●政治判断の《根拠》は? 《国家のリーダーとして、権力を預かる
者はその責任と、権力行使の影響を、十分に自覚しなければならない》』
日刊ゲンダイの記事【コロナ「首都封鎖」高齢者を直撃 法改正で道路遮断も可能】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/271258)によると、《「27日に感染症法の政令が一部改正され、都道府県知事はビルなどの封鎖が可能になった。また、周辺の道路を最長72時間、封鎖することもできるようになった」(永田町関係者)と、緊急事態宣言とは“別ルート”での「封鎖」も取り沙汰されている》。
どうも、ミソは「3月26日に政府が政令を変更し、新型コロナウイルスを感染症法の33条の適用対象に組み入れたこと」だったようだ。生中継で後藤祐一氏の国会審議を見ていたが、理解できていなかった…。しかも、この政令の変更過程がかなりいい加減で、審議の跡が見られない。いつもながら、当然、議事録もない。
一方、《木村草太氏は、感染症法の33条だけではいわゆるロックダウン(都市封鎖)はできないと指摘》し、《この法を根拠に広域のロックダウンを実現することは難しいだろう》と。逆に言うと、アベ様が、何時ものごとく、デタラメな違法なこと(期限の3日以内を延長したり、地域を拡大したり)をおこなえば、骨抜きにされ、独裁・人治国になる恐れが。《法律の条文をねじ曲げて適用すれば乱用の危険性が高まる》と。
神保哲生さんによる、ビデオニュース・ドットコムの三つのインタビュー。
【日頃オープンな議論ができない政権には非常時の強権発動を委ねられない/山尾志桜里氏(衆院議員) インタビューズ(2020年3月31日)】(http://www.videonews.com/interviews/20200331_yamao/)によると、《安倍政権が、新型コロナウイルスを感染症法33条の対象に組み込むことで、国会審議を経ずに事実上のロックダウン(都市封鎖)権限を得たことについて、衆議院議員の山尾志桜里氏は、このような強権の発動を可能にする政令の変更を議論を抑圧したまま行えば、国民の不信感を買うのは当然のことだと述べた》。
【日頃オープンな議論ができない政権には非常時の強権発動を委ねられない】
(https://youtu.be/stOtVEDVNEk)
【強制力を伴う権限を得たければ特措法を改正すべきー感染症法の準用でロックダウンに踏み切るなら政府は説明を尽くせ/後藤祐一氏(衆院議員) インタビューズ(2020年3月31日)】(http://www.videonews.com/interviews/20200331_goto/)によると、《政府が新型コロナウイルスを感染症法33条の対象に組み込むことによって、国会審議を経ずに事実上のロックダウン権限を得たことについて、衆議院議員の後藤祐一氏にその成立過程の問題点などを聞いた》。
【強制力を伴う権限を得たければ特措法を改正すべきー感染症法の準用でロックダウンに踏み切るなら政府は説明を尽くせ】
(https://youtu.be/S1UJlGVOaW4)
【法律の条文をねじ曲げて適用すれば乱用の危険性が高まる/木村草太氏(首都大学東京法学部教授) インタビューズ(2020年3月31日)】(http://www.videonews.com/interviews/20200331_kimura/)によると、《新型コロナウイルスに対応するために、政府が感染症法を準用することで強制的な道路封鎖が可能としていることについて、憲法学者で首都大学東京法学部教授の木村草太氏は、感染症法の33条だけではいわゆるロックダウン(都市封鎖)はできないと指摘した。木村氏は元来エボラ出血熱やペストなどの第1類感染症に対応するために設けられた感染症法の33条は、消毒が終わるまでのごく限られた期間に、極めて限られた区域への立ち入りを禁止にすることを前提としているため、この法を根拠に広域のロックダウンを実現することは難しいだろうと語った》。
【法律の条文をねじ曲げて適用すれば乱用の危険性が高まる】
(http://www.videonews.com/interviews/20200331_kimura/)
ツイッター上で教えていただいた山中伸弥さんのブログに「5つの提言」(https://www.covid19-yamanaka.com/cont6/main.html)。つまり、《提言1 今すぐ強力な対策を開始する》《提言2 感染者の症状に応じた受入れ体制の整備》《提言3 徹底的な検査(提言2の実行が前提)》《提言4 国民への協力要請と適切な補償》《提言5 ワクチンと治療薬の開発に集中投資を》。
『●《WHOは「検査、検査、検査、疑わしければすべて検査。そして、
隔離」と強調》…以降、ニッポンは何をやっていたか? 《賭け》?』
さて、COVID19に諸外国がのたうち回り、《徹底的な検査》・《WHOは「検査、検査、検査、疑わしければすべて検査。そして、隔離」と強調》している最中、〝経済大国〟ニッポンでは、《晋民》に向けてアベ様が漸く具体策をお示しくださいました。
リテラの記事【安倍首相のこの期に及んで「1住所あたり布マスク2枚」にネットでツッコミ殺到!「まさかエイプリルフール?」「コロナ大喜利やめて」】(https://lite-ra.com/2020/04/post-5345.html)によると、《国民の安全と経済は、これから一体どうなってしまうのか──。かつてないほどの危機感が高まるなか、本日夕方の政府対策特別本部で安倍首相は何を語るのかに注目が集まっていたが、そこで安倍首相は、なんとこんな発表をおこなったのだ。「全国で5000万枚余りの世帯すべてを対象に、1住所あたり2枚ずつ、布マスクを配布する」》…あぁ。
一家2人以上なのですが、洗いつつ、ドライヤーで乾かして使いまわししろということなのかなぁ? 漸くの具体策…「1住所あたり布マスク2枚」(あとは自己責任ねぇ~)by「四月バカ」息吐く様にウソをつく方。《竹やり》でCOVID19って、絶句。
『●「人道なんてなかった」頃の「戦争できる国」の現実』
『●「竹やりで…」「特攻艇・震洋」「人間機雷・伏龍」…
「最も戦争に接近した八月」に「愚かな戦争に学ぶ」』
『●(リテラ)「あの未曾有の福島第一原発事故を招いた
“最大の戦犯”が、他ならぬ現内閣総理大臣・安倍晋三」』
「〝四月バカ〟では済まない、本質的●●。何食わぬ顔で
《最大の戦犯》なアベ様。しかも、菅直人氏についての
デマ「メルマガ事件」の犯人もアベ様だ。今も何食わぬ顔で、
原子力「寄生」委員会のデタラメな「お墨付き」の下、
核発電所再稼働を強行し、司法も役立たず、核発電所まで輸出する…
大迷惑な核発電「麻薬」中毒者のトップがアベ様。
《最大の戦犯》が犯罪を犯し続けている」
西日本新聞のコラム【彼女はエープリルフールが嫌いだった…】(https://www.nishinippon.co.jp/item/n/596876/)によると、《▼混んだ電車の中。立っていた妊婦らしき女性に、高校生が「すぐに降りますので、どうぞ」と席を譲った。電車は次の駅に。ホームに出た高校生は、別の車両の扉から再び車内へ。女性に気を使わせまいとした、小さな、優しいうそだった ▼新型コロナの感染拡大で外出もままならず、鬱々とした日が続く。こんなときは悪質なデマや根拠のない中傷が飛び交いやすい。事の真偽にも神経を使いがちだ。けれど、決して人を傷つけず、すぐにばれて、笑える-。そんな優しい「うそ」を楽しめる心の余裕を、きょうくらいは持ちたい》。
日刊スポーツのコラム【菅官房長官胸張った「月6億枚のマスク」どこへ】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202004020000066.html)によると、《1日の参院決算委員会で、このことを聞かれ、首相・安倍晋三は「ただちに直撃する。損失を補償せよという希望は承知している」としたが、国による直接的な損失補償は否定した。 ★同委員会で首相は「今この時点で緊急事態宣言を出す状況にはないと考えている」とも発言。ちゅうちょする理由は複合的だろうが「何よりも国民の命を守るために判断していきたい」とし、一方で「フランスのようなロックダウン(都市封鎖)はできない」と本音を見せた。ただ首相は全世帯に2枚のマスクの配布を行うことを明言。2月20日段階で「まもなく月産6億枚のマスク供給が可能」と胸を張った官房長官・菅義偉の会見の結果なら、政府の希望的観測に国民は翻弄され続けたといっていいだろう。…さまざまな施策の前倒しや、値上げの延期などありとあらゆることを政府と国会で点検し、国民に緊急事態宣言に代わる知恵も見せてほしい。それが、政府と国権の最高機関の仕事ではないか。》
マガジン9のコラム【雨宮処凛がゆく! 第516回:庶民の生活を知らない人が決定権を握っている悲劇が日々露呈中〜家賃、ローン、学費、奨学金返済、その他もろもろについて。の巻】(https://maga9.jp/200401-2/)によると、新型コロナウイルス感染拡大による経済危機の真っ只中で、政策決定の場に「上級国民」しかいないことの弊害が日々、露呈している。「 #自粛と給付はセットだろ 」というハッシュタグが示すように、自粛を呼びかけながらも、それに伴う「経済的損失の補償」の話がなかなか出てこないからだ。…新型コロナウイルスは、あらゆる領域に影響を及ぼしている。だからこそ、諸外国がやっている大胆な現金給付や、家賃、住宅ローン、奨学金の免除・猶予などに踏み切ってほしい》。
最後に、再度、やはり独裁者に〝戒厳令〟という凶器を振り回させることに反対です。《安倍政権は政令で感染症法の33条の適応対象に新型コロナウイルスを組み込むことで、一切の法改正や国会審議を行わないまま、市民に対して極めて強い強制力を持つ権限を手にした》。
レイバーネットの記事【パリの窓から : 監禁日誌4〜「国家は銭を数える、私たちは死者を数えるだろう」】(http://www.labornetjp.org/news/2020/pari62)によると、《ロックダウンが4月中旬まで延ばされたフランス。3週間目のイタリア、スペイン。作家のアニー・エルノーが言うように、「国家は銭を数える、私たちは死者を数えるだろう」というデモの垂れ幕に書かれた医療界からの警告が今日、悲劇的に響き渡る》。
『●メルケル独首相のニッポン右傾化への牽制発言は
「三原議員の耳にはナ~ンも届いていなかった」』
『●「森羅万象すべて担当」「私が国家」なアベ様が全能感に自己陶酔
したいがための〝戒厳令〟緊急事態宣言という凶器を渡していいの?』
『●アベ様の緊急事態宣言で私権が制限され、報道は統制される…《ヒトラー
ナチス・ドイツ…ワイマール憲法48条の緊急措置を利用した》』
『●政治判断の《根拠》は? 《国家のリーダーとして、権力を預かる
者はその責任と、権力行使の影響を、十分に自覚しなければならない》』
『●《カタストロフィーが来ないよう「おかしいことはおかしい」》と
《国民とメディアに制限をかけるというフリーハンドの権限を得た》アベ様に』
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【http://www.videonews.com/commentary/200331-01/】
2020年3月31日
政府が密かに手に入れていたロックダウン権限を検証する
ニュース・コメンタリー (2020年3月31日)
東京都内の新型コロナウイルスの感染者数の急増を受けて、緊急事態宣言の発令が秒読み段階に入ったとの観測が広がる中、実は安倍政権は3月末に、強制力を持たないコロナ特措法を遙かに超える、都市のロックダウンさえ可能になる強い法的権限を手に入れていたことが、ビデオニュース・ドットコムの取材でこのほど明らかになった。
これは3月26日に政府が政令を変更し、新型コロナウイルスを感染症法の33条の適用対象に組み入れたことによるもの。感染症法33条は元々エボラ出血熱やペストなど極めて毒性の強い「第1類感染症」を対象に、消毒などが間に合わない場合に限り、3日間を限度に都道府県知事に汚染地帯周辺の道路の交通を遮断する権限を与えるというもの。封鎖された地域では事実上の移動制限が発動され、ロックダウン状態になるという、私権に対する極めて強い強制力を持つ法律だ。また、感染症法は違反者には罰金50万円以下の罰金が定められているところも、あくまで要請ベースのコロナ特措法と大きく異なる点だ。
もとより新型コロナウイルスはエボラやペストのような第1類に分類される感染症ではないが、安倍政権は政令で感染症法の33条の適応対象に新型コロナウイルスを組み込むことで、一切の法改正や国会審議を行わないまま、市民に対して極めて強い強制力を持つ権限を手にした。政令による新型コロナウイルスの感染症法33条への組み込みは3月26日の官報の号外で公告されているが、記者会見などでの発表は行われていない。また、現時点では国会でも取り上げられていないため、市民にとっては、ほとんど何の説明もないまま、自分たちの行動を大きくコントロールする強い権限を政府に握られた形となっている。
新型コロナウイルスの蔓延を防ぐためには、ある程度の私権の制限がやむを得ない場合もあるだろうし、強制力を伴う施策が必要になる場合もあるだろう。しかし、それには透明性のあるデュープロセス(適正手続き)と、国民に対して真摯な説明が尽くされることが大前提となるはずだ。
今回のように、元々異なる目的で作られた法律を無理矢理適用したり、国会審議を経ずに政令の変更だけで強大な私権を制限する権限を手にした上に、その事実を広く国民に説明しないという政府の姿勢には多い疑問が残る。
この法律の成立過程での疑問点や問題点、また実際にこの法律が新型コロナウイルスに対して拡大適用された際に、市民社会が注意しておかなければならない点などを、この問題に詳しい政治家や法律の専門家らにジャーナリストの神保哲生が聞いた。
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[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]
琉球新報のコラム【<金口木舌>名前も顔も知らないあなたへ】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1099593.html)。
日刊ゲンダイのコラム【金子勝の「天下の逆襲」/ピントずれのコロナ対策 消費減税でデフレスパイラル加速】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/271196)。
《▼確かに平時ではないのだろう。しかし、戦時のような過ちを見過ごすことはできない。戦時下、人々の心に渦巻く不安、恐怖、疑念、不信が惨劇を生んだ。75年前のきょう、米軍が沖縄本島に上陸した ▼県内在住の10代の女性が感染したことに絡んで県教育委員会に脅迫めいた電話が数件あった。恐怖や疑念から発した行為なのだろう。戦時のような人心のすさみを見る ▼名前も顔も知らないあなたに伝えたい。今はつらい思いをしているだろう。でも、元気を取り戻してほしい。暗い話ばかりだけど、きょうから新年度。失意の中にいるあなたを支えてくれる強くて優しい人はきっといる。75年前もそうだった》。
新垣若菜記者による、琉球新報の4月1日の記事【「急に米軍が現れた」 75年前の本島上陸 北谷町 崎原盛信さん(81)】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1099633.html)によると、《【北谷】75年前のきょう、沖縄本島中部の西海岸に米軍が上陸した。上陸時の戦闘を避ける戦術をとった日本軍はほとんど反撃しなかったため、米軍は大きな損害を受けないまま続々と沖縄の地を踏んだ。ありったけの地獄を集めた地上戦は静かに始まった。「米軍がやって来るなんてまったく分からなかった」。目の前に突如現れた米兵に捕らわれた崎原盛信さん(81)=北谷町=は75年前の本島地上戦の幕開けを振り返った。…崎原さんは「米軍が上陸して、すぐに捕まっているのでほかの人と比べると苦労はしていない」と語る。それでも「当たり前に学校に通えない、おなかいっぱいご飯を食べられない。そんな時代が2度と来てはならないことは強く思うよ」とかみしめるように語った。(新垣若菜)》。
《そんな時代が2度と来てはならない》…独裁政権の皆さんや与党自公や癒着党お維、また、その直接的・間接的支持者の皆さんは《そんな時代》が大好きなようです。
『●《「忘れない、風化させない、なかったことにしないために」…
反戦平和、反核、反原発を明確に打ち出す発言》を躊躇わず』
「《沖縄戦の継承、米軍基地の過重な負担にあえぐ基地の島への思い
を深め、自らの言葉で発信してきた》吉永小百合さん、本当に尊敬に
値する。《二度と戦争をしないという強い思い…》が感じられる。
《悲劇を学び、伝え続ける責任がある》はずだというのに、アベ様の
独裁政権や与自公、癒着党お維の連中ときたら…。《調査・研究》の
名目で、国会で議論することもなく、お得意の閣議決定で自衛隊を
中東〝派兵〟する…。そんなこと、許されないし、やってはいけない。」
さて、COVID19。
日刊ゲンダイのコラム【政界地獄耳/日本と欧米各国との比較は適切なのか】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202004010000104.html)によると、《3月30日には日本ではだれもが接種したBCGワクチン接種に新型コロナウイルスの感染や重症化の予防効果があるという説が流れた。BCGの接種が行われている国では、コロナウイルスの広がり方が遅いという「相関性」があるというオーストラリアからのニュースだ。…つまり接種をしてこなかった欧米各国との比較が適切かということになる。情報の分析が先か緊急事態宣言が先か。》
WHOの《Test! Test! Test!》を無視し、確たる《情報》を持たず、《分析》もへったくれもない…。金(カネ)色の五つの輪の延期が決まった途端、危険な《アンダーコントロール》演出を続けた大きなツケが露見。
『●ニッポンでは一年で《危機乗り越え》は無理でしょ? #COVID19 の
危険な《アンダーコントロール》演出に最早世界は騙されない』
呆れたニュース。アサヒコムの記事【森会長が語る舞台裏 「なぜ1年」問われ首相は断言した】(https://www.asahi.com/articles/ASN306X98N30UTQP01N.html)によると、《森喜朗会長(82)が3月31日、東京都内で朝日新聞のインタビューに応じ、新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、2年後への延期も念頭にあったことを明かした。しかし、1年程度の延期を主張する安倍晋三首相の意見を受け入れたと明かし、「(安倍首相は)2021年に賭けたと感じた」と述べた》。
世界中がCOVID19でのたうち回る最中、TPOも弁えず、正確な《情報》・データも提示できず、《根拠》もなく、《賭け》とはね…金(カネ)色の五つの輪の1年後の日程なんて決めてる場合か? 市民の生命や財産、税金をアベ様らのそんなことに《賭け》ないでほしい。
ホントに無為無策、無能な政府。ニッポンのリーダーがアレでいいのか?
【金子勝の「天下の逆襲」/ピントずれのコロナ対策 消費減税でデフレスパイラル加速】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/271196)によると、《コロナ禍はどういう形で終息するのか。EU諸国も米国も巨額の財政出動と金融緩和を決めただけで、まったく見えてこない。安倍政権にいたっては、入国拒否、一斉休校、新型コロナ特措法などパフォーマンスは派手だが、見当違いのトンチンカン。感染経路の追跡は中途半端、専用病棟の増設もしない。コロナを終息できなければ、どんな経済対策も効かない》。
『●メルケル独首相のニッポン右傾化への牽制発言は
「三原議員の耳にはナ~ンも届いていなかった」』
『●「森羅万象すべて担当」「私が国家」なアベ様が全能感に自己陶酔
したいがための〝戒厳令〟緊急事態宣言という凶器を渡していいの?』
『●アベ様の緊急事態宣言で私権が制限され、報道は統制される…《ヒトラー
ナチス・ドイツ…ワイマール憲法48条の緊急措置を利用した》』
『●政治判断の《根拠》は? 《国家のリーダーとして、権力を預かる
者はその責任と、権力行使の影響を、十分に自覚しなければならない》』
『●《カタストロフィーが来ないよう「おかしいことはおかしい」》と
《国民とメディアに制限をかけるというフリーハンドの権限を得た》アベ様に』
ところで、金子勝さんのこのコラムの続き。《野党も経済対策はピントはずれ。最たるものが消費減税だ。消費増税が景気を悪化させたので、減税が景気の下支えになると考えがちだ。単細胞な発想はわかりやすく、聞こえはいいが、とんでもない結果をもたらすことになる。消費税は厄介な税金で、インフレに対してもデフレに対してももろい》。
こんな厄介な税制を導入し、しかも、あんな経済状況下で消費税増税を強行し…特に、弱者にとって、計り知れない影響がいつまで続くことやら…。
『●斎藤貴男さん《こうまでわかりやすく、アホらし過ぎる現実を
突き付けられて、それでも騒然とならない日本社会…》』
もう数週間前の映像ですが、是非、下記をご覧ください。《デモクラシータイムス…WHOは「検査、検査、検査、疑わしければすべて検査。そして、隔離」と強調しています。しかし、日本では、検査は進まず、実は蔓延していても、どこが感染の集積地かもよくわからい。東京都は必要な検査を拒否し、その結果、発表される新感染者は海外からの渡航者に集中しています。しかし、それは実態を表しているのか。今のコロナ対策は、出発点が政治的で非科学的で、迷走が続きます。金子勝の言いたい放題、今回は、内科医でもある東大先端科学技術研究センターのがん・代謝プロジェクトのリーダー児玉龍彦さんにコロナウィルスの特徴と科学的対処の基本をうかがい、あるべき対策を提言します。 収録は2020年3月17日》。
【【金子勝の言いたい放題】検査、検査、検査そして隔離 日本で検査を阻むものは コロナ対策の影と光(児玉龍彦さんと)20200317】
(https://www.youtube.com/watch?v=ApAbkrsa7ZU)
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【https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1099593.html】
<金口木舌>名前も顔も知らないあなたへ
2020年4月1日 06:00
トランプ大統領 新型コロナ 沖縄戦 金口木舌
自分は「戦時の大統領だ」とトランプ大統領が発言した。イタリアのある市長は、卒業パーティーの場に「火炎放射器を持った国家治安警察隊を送る」と警告し、テレビのワイドショーやネットで話題となった
▼勇ましい人たちだ、と悠長に構えていられる段階はとっくに過ぎた。各国が新型コロナウイルスにのたうっている。米財務長官は感染拡大との闘いを「戦争」と表現した。米政府は戦時並みの財政出動による経済対策を打つ
▼日本はどうか。「オーバーシュート」の事態が迫り「ロックダウン」が現実のものとなりつつある。感染防止のため「三つの密」を避けよう。聞き慣れぬ言葉が連日耳に飛び込んでくる
▼確かに平時ではないのだろう。しかし、戦時のような過ちを見過ごすことはできない。戦時下、人々の心に渦巻く不安、恐怖、疑念、不信が惨劇を生んだ。75年前のきょう、米軍が沖縄本島に上陸した
▼県内在住の10代の女性が感染したことに絡んで県教育委員会に脅迫めいた電話が数件あった。恐怖や疑念から発した行為なのだろう。戦時のような人心のすさみを見る
▼名前も顔も知らないあなたに伝えたい。今はつらい思いをしているだろう。でも、元気を取り戻してほしい。暗い話ばかりだけど、きょうから新年度。失意の中にいるあなたを支えてくれる強くて優しい人はきっといる。75年前もそうだった。
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/271196】
金子勝 立教大学大学院特任教授
1952年6月、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。法政大学経済学部教授、慶應義塾大学経済学部教授などを経て現職。慶応義塾大学名誉教授。文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」などにレギュラー出演中。近著「平成経済 衰退の本質」など著書多数。新聞、雑誌、ネットメディアにも多数寄稿している。
金子勝の「天下の逆襲」
ピントずれのコロナ対策 消費減税でデフレスパイラル加速
2020/04/01 06:00
(パフォーマンスは派手だが見当違い(新型コロナウイルスの
緊急経済対策の取りまとめに向けて開かれた会合で
あいさつする安倍首相=央)/(C)共同通信社)
新型コロナウイルスのパンデミック化で世界同時株安となった。不安心理を反映して株価はエレベーターのように激しく乱高下。高速かつ大量の分散取引をするCTA(商品投資顧問)が大暴れしている。しばらくの間、相場は落ち着かないだろう。
コロナ禍はどういう形で終息するのか。EU諸国も米国も巨額の財政出動と金融緩和を決めただけで、まったく見えてこない。安倍政権にいたっては、入国拒否、一斉休校、新型コロナ特措法などパフォーマンスは派手だが、見当違いのトンチンカン。感染経路の追跡は中途半端、専用病棟の増設もしない。コロナを終息できなければ、どんな経済対策も効かない。
野党も経済対策はピントはずれ。最たるものが消費減税だ。消費増税が景気を悪化させたので、減税が景気の下支えになると考えがちだ。単細胞な発想はわかりやすく、聞こえはいいが、とんでもない結果をもたらすことになる。消費税は厄介な税金で、インフレに対してもデフレに対してももろい。統計が示すように、消費減税はデフレスパイラルを加速させるだろう。1997年の金融危機、2008年のリーマン・ショック、11年の東日本大震災で消費者物価指数は下がり、家計消費も落ち込んだ。コロナ不況も消費を冷え込ませ、物価下落は避けられない。消費減税が加われば、一層の物価下落を招く。
四半期ごとに物価が下落する状況を想定してみよう。第1四半期に原材料を仕入れ、生産した商品が買い控えでだぶつき、第2四半期に売れたとする。この間、損失が発生。第2四半期、第3四半期、第4四半期も同じパターンの繰り返し。値下げ圧力に押され、損失は膨らむ。肝心の消費減税は実施されたところで1年後。販売価格への課税が減るだけで、物価下落に伴う損失はカバーできない。正社員の労働時間や賃金カット、非正規雇用の雇い止め、低賃金の外国人労働者へのシフトが起きるだろう。賃金ダウンで低価格志向が広がり、デフレスパイラルに企業は苦しめられる。とりわけ価格支配力のない下請けや弱小企業ほど苦しくなる。
アベノミクスやMMT(現代貨幣理論)を悪用する連中は、2年で2%の物価上昇を実現させるはずの異次元緩和をデタラメに7年間も続けてきた。産業競争力を衰退させ、バブル経済に資金を供給していたに過ぎない。弊害を批判すれば、「反緊縮」のレッテル貼りでバブル路線をあおり、バブルがはじけるとデフレ政策の消費減税で景気対策だと言い出す。中小零細事業者を救うふりをしながら、とことん苦しめることになる。この国の経済政策は終わっている。
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[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]
レイバーネットの記事【底割れ安倍政権に立ち向かう言葉を探せ/高村薫さん、青木理さん】(http://www.labornetjp.org/news/2020/0317hayasi)。
《「モリ・カケ・サクラ…政治の〝底割れ〟と社会の〝劣化〟」。森友学園、加計学園、桜を見る会と、安倍晋三首相が深く関与しているとしか思えない疑獄がもたらす政治腐敗は底が抜けている。…作家の高村薫さん、ジャーナリストの青木理さんの話に聴き入った。森友学園問題を考える会主催》。
日刊ゲンダイのコラム【古賀茂明 あれから5年 今こそ I am not ABE/安倍政権に分断されマスコミが自壊…そして深刻な副作用】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/270931)によると、《3月18日、森友学園事件で、公文書改ざんを強要され、後に自死した近畿財務局元職員の遺書と手記が公表され、改ざんの真相が詳細に明らかになった。安倍政権を揺るがす事態だ。しかし、多くの新聞・テレビの扱いは抑制的で、その後1週間でコロナ騒ぎの陰に埋もれつつある。…その裏にあるのが、強圧的かつ狡猾な安倍政権のマスコミ支配術だ。安倍総理は、各社トップと頻繁に会食する。「俺は、おまえたちをしっかり監視してるぞ」とトップに警告し、「トップは抑えたぞ」と現場の記者たちに伝えるためだ。だから会合を隠すことはない。現場の記者は、官邸から注文を付けられると、戦っても無駄と考え政権のポチになる》。
『●デンデン王国「裸の王様」の御妃は「私人」?
…「少なくとも、森友学園との関係で「私人」は通用しない」』
『●《改ざんを命じられたときも相当抵抗…。やっているのは犯罪。
自分の信念や理に反して悔しかっただろう》』
『●《近畿財務局元職員の妻が…佐川宣寿氏と国を相手に…大阪地裁に提訴》
…《前代未聞の改ざんなのに、最高責任者の麻生太郎財務相》は?』
『●近畿財務局元職員のご遺族が提訴…《刑事罰どころか出世していた
財務省の“改ざん指示”幹部官僚たち》や行政府の長、財務相の冷酷非道』
『●パワハラにより森友公文書改ざんという犯罪を強要…真の犯罪者
《なんとも無責任な態度》な行政府の長や財務相、財務省幹部官僚達』
『●森友公文書改ざんという犯罪を強要…泥棒(アベ様や財務相)が縄を
綯う(まともな再調査する)訳がない…第三者性のある新たな調査を』
『●アベ様や財務相はトップに居座り続け、財務省幹部官僚達は栄転
…《内輪のあやふやな再調査ではなく、第三者性のある新たな調査》が必要』
『●私人の「桜を見る会」、《政府の自粛呼びかけの最中であること》だけ
《が原因ではない》…森友問題、アベ昭恵様が〝タマ〟を込めた結果…』
『●《昭恵夫人が発案し立ち上げた事業の資金提供者》であるが故に
《「桜を見る会」に招待されていたマルチ企業》48ホールディングス社長』
《強圧的かつ狡猾な安倍政権のマスコミ支配術》=アベ様の政で〝唯一上手くいった〟《メディアコントロール》。そして、いまや、〝戒厳令〟緊急事態宣言という凶器、《国民とメディアに制限をかけるというフリーハンドの権限を得た》アベ様。COVID19のドサクサに紛れて、壊憲を口にするアベ様。「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、さらに、「緊急事態条項」の導入をもくろむアベ様…恐怖でしかない。
『●「森羅万象すべて担当」「私が国家」なアベ様が全能感に自己陶酔
したいがための〝戒厳令〟緊急事態宣言という凶器を渡していいの?』
(古賀茂明氏)《日本の官僚機構、そして国民の倫理観まで崩壊させる安倍政権のマスコミ支配術は恐ろしい》。でも、時間無制限・更問い可で総理会見は開かれるべきだ。記者の質問が尽きるまで、質疑をやってもらいましょう。ママに叱られる門限か何かがあるのか知らないが、《帰宅》しか《予定》がないんでしょ、アベ様には。第一、土曜日に開催する〝重要〟な総理会見の後に、《予定》なんて入れないでよ。
《カタストロフィーが来ないよう「おかしいことはおかしい」》と《国民とメディアに制限をかけるというフリーハンドの権限を得た》アベ様に、いまこそ、はっきりと言わねば。《口調の強さで国語力の乏しさを覆い隠す安倍首相とは異なり、時に言いよどみながら言葉を選び抜くしんどい作業を逃げずに続ける表現者の姿勢》が必要。
『●新聞労連・南彰中央執行委員長による声明【オープンな
首相記者会見を求める】…「質問をする機会はすべての取材者に…」』
『●《賢くもなく笑えない嘘つきが今、日本の総理大臣…大嘘こいたのだ。
耳を疑った…世界中に向けて堂々と、とうとうと嘘をついている!》』
『●緊急事態条項? ご冗談を。こんないい加減なことしかできない
独裁政権にさらに凶暴な武器を与えるなんて危険極まりない』
「「北海道の鈴木直道知事が非常事態宣言を…」…アベ様ら無為無策
無能な政権は壊憲して、
「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、さらに、
「緊急事態条項」の導入を…という内心がミエミエでウンザリします」
『●①内閣記者会が支える《台本劇》《台本営発表》、そして、愚者に
さらなる凶器《緊急事態宣言》《緊急事態条項》を与える愚かさ』
「内閣記者会(官邸記者クラブ)が支える《台本劇》《台本営発表》に
よって、独裁者に愚かな凶器《緊急事態宣言》《緊急事態条項》を
与えるなどもっての外だ」
「愚者で、かつ、独裁者に凶器を与えてはいけない」
「戒厳令。独裁者気取りで、自身に酔いしれてアベ様が御命じになる…」
『●《使い方誤れば「猛毒」》…アベ様が「猛毒」「凶器」を「正しく使う」
はずがないでしょ! 《戒厳令のような事態》に…』
「アベ様のNHKをはじめ、《メディアコントロール》なニッポンで、
《報道統制がおこなえるようになる》ことでアベ様の好き勝手な報道
ばかりが…恐怖でしかない。《戦時下に言論や報道を統制して
大本営発表を垂れ流したのと同じように、政権批判はバラエティ番組で
あっても許さない》…『1984』。《国民とメディアに制限をかける
というフリーハンドの権限を得た安倍首相》、得意満面でしょうね」
『●➀《吉田調書…取り消しという虚報扱い…メディアとジャーナリズムの
将来に禍根》(青木理さん)…アベ様による「報道統制」が可能になった今』
『●記者会が仕切り役を取り戻し、《総理会見では更問い(追加質問)が
できないので、結局、総理の言いっ放しになってしまう》ことの改善を』
「阿部岳さんらが《「おかしいでしょう!」「これが記者会見と
呼べますか」などと怒号が飛ぶ事態》《「まだあります!」》
…とてもよかった。改善の一歩。でも、アベ様が、緊急事態宣言という
凶器を振り回し、報道統制でもされたら…もっと問うてほしかった。
アベ様の回答に、さらに問う機会が欲しい。《重ねて聞く
「更問(さらと)い」もなく、丁々発止とほど遠い》《総理会見では
更問い(追加質問)ができないので、結局、総理の言いっ放しになって
しまう》。こんな当たり前のこともできない、アベ様や最低の官房長官の
会見って、いったい何? 《だからこそいま必要なのは、今回、
記者たちが会見延長に追い込んだように、この対応が他国と比べて
いかに酷いものなのか、国民を馬鹿にしきった態度なのだということを、
メディアが伝えて正させることなのだ》」
『●アベ様の緊急事態宣言で私権が制限され、報道は統制される…
《ヒトラーのナチス・ドイツ…ワイマール憲法48条の緊急措置を利用した》』
「アベ様による《メディアコントロール》に加えて、報道統制という悪夢。
《国民とメディアに制限をかけるというフリーハンドの権限を得た》
アベ様。緊急事態宣言により、《報道統制がおこなえるようになる》
ことで、アベ様の好き勝手な報道ばかりが…「茶色の朝」になる訳だ。
恐怖でしかない」
『●《〈「大幅に時間を超えて対応」した構図を演出…〉…14日の会見も
批判のガス抜きのため官邸がより巧妙にコントロールしていた》』
『●政治判断の《根拠》は? 《国家のリーダーとして、権力を預かる
者はその責任と、権力行使の影響を、十分に自覚しなければならない》』
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【http://www.labornetjp.org/news/2020/0317hayasi】
底割れ安倍政権に立ち向かう言葉を探せ/高村薫さん、青木理さん
底割れ安倍政権に立ち向かう言葉を探せ~高村薫さん、青木理さん
林田英明
すべてを言い表している集会タイトルである。「モリ・カケ・サクラ…政治の〝底割れ〟と社会の〝劣化〟」。森友学園、加計学園、桜を見る会と、安倍晋三首相が深く関与しているとしか思えない疑獄がもたらす政治腐敗は底が抜けている。2月22日、大阪府豊中市立芸術センター中ホールには定員500人を超える参加者であふれ、作家の高村薫さん、ジャーナリストの青木理さんの話に聴き入った。森友学園問題を考える会主催。
●「声が届かなくなった」慨嘆
司会は「新聞うずみ火」の矢野宏さん。いつもの軽妙な語りで2人から日本社会の矛盾点を次々と引き出していく。
高村さんの第一声は「声が届かなくなった」との慨嘆である。以前は漠然とながら自分は平均的な思考の持ち主だと思っていたのに、気がつくと少数派になっていたという驚きだ。21世紀に入っての小泉政権から、その思いは強くなっている。安倍政権に至って、それは決定的なのだろう、こう表現する。「私自身の言葉が宙に浮く。着地する場所がない」。以前なら社会の反応が強く得られたが、今や「モリカケ」問題にしても世の中の半数は「それがどうした」と空転する。この現実を冷静に眺める必要を高村さんは痛感する。非難や攻撃に終わるだけでは解決しない。価値観の違いを腹に収め、無視するのではなく受け止めたうえで疑問を発し続ける意義をとつとつと説く。
青木さんは、大勢の前で話すのは苦手と言いながら言葉は流れるように止まらない。いびつなナショナリズムが強まったのが森友問題と捉え、安倍政権の本質であるネポティズム(縁故主義)をヤリ玉に挙げた。2000年代の日朝首脳会談時には韓国にいた青木さんは、拉致被害者の一部が帰国した事実を「日本外交の一つの大きな成果」と評価する。ところが「被害者全員が帰らなければダメだ」といきり立つ世論を背景に、対話路線が国賊扱いされ圧力一辺倒になっていく過程で一気に階段を駆け上がっていったのが安倍首相だと青木さんは見る。ところがどうだ。第2次以降の安倍政権7年間で動きは1ミリでもあったか。逆に青木さんが懸念するのは、戦後それまであった日本人のアジアに対する贖罪意識が拉致問題発覚で「被害者」に逆転し、鬱屈した差別主義や自国礼賛主義が噴き出した点である。それは北朝鮮にとどまらず嫌韓嫌中へと一気に加速し、青木さんは怖さを覚える。キャスターとして冷静に韓国を語ろうとしても「韓国擁護が許せない」と過熱する視聴者も少なくなく、青木さんは今やネット社会では「反日極左」に分類されていると苦笑した。「ネトウヨの連中」と口を滑らせると抗議が来るので局から「ネトウヨの皆さん」と言うように求められているといって会場の爆笑を呼んだが、単純に笑うわけにはいかない気もした。
●「法治」の崩壊は独裁へ向かう
集会の3日前に森友学園を巡る補助金詐欺事件の判決が大阪地裁であり、前学園理事長の籠池泰典被告と妻諄子被告に有罪判決が下された。だが、事の本質は小学校建設を巡る不透明な国有地取引。それは何ら解明されていない。小学校の名誉校長に一時就いていた安倍首相の妻昭恵氏の関与はどうだったのか。「気持ち悪さだけ残った」と高村さんは言う。
森友問題を取材していない青木さんは印象論として断りつつ、国有地売却に関連して学園との取引に関する交渉記録が廃棄されたり決裁文書が改ざんされたりした実態を「政治主導で根腐れ」と表現した。黒川弘務・東京高検検事長の〝定年延長〟を1月31日に閣議決定し、つじつまが合わなくなると法解釈を変える露骨なトップ人事介入も含め「法治」の崩壊を青木さんは強く警告する。そして、官僚機構が修復不可能になって後悔する日がくるだろうと予見する。
高村さんも呼応した。「新聞を読んで目が点になった」と黒川氏の人事にあきれつつも、常識と非常識が逆転した世の中で今は阻止する力がなく「絶望的な状況の中に私たちは立っている」と率直に語った。
青木さんは同意を示したうえで、検察イコール正義という図式にも疑問を呈する。カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐる汚職事件で秋元司衆院議員は昨年末逮捕されたが、建設会社からの金銭授受疑惑の甘利明衆院議員は経済再生担当相を辞任するだけで4年前に逃げ切っている。それ以上の言及はなかったが、青木さんには恣意的な判断を感じるのだろう。人間というものは不完全な生き物ゆえ、権力という悪を互いに牽制し合う三権分立の意義を再確認するのも危機感の裏返しである。このまま行政府の長が立法も司法も完全に手に入れれば独裁だ。
●「警察は権力好きの奇妙な組織」
矢部さんが警察人事についても話題に上せた。中村格(いたる)氏である。山口敬之氏の伊藤詩織さんに対する準強姦容疑の逮捕状を握りつぶしたとされる当時の警視庁刑事部長。1月の人事で警察庁次長に昇進、トップの警察庁長官も目前である。菅義偉官房長官の秘書官も経験している人物だ。山口氏は元TBSの報道記者で『総理』といった著書もある安倍首相に極めて近いジャーナリストである。どうせ読むなら一部始終をつづった伊藤さんの『ブラックボックス』のほうが山口、中村両氏を知るうえで非常に興味深く、真実に近いように私は思う。
高村さんは一度だけ警察庁に入ったことがある。当時の刑事局長に会って「権力大好きの、とても奇妙な組織」だと悟った。上意下達だから、自分の頭で考え、判断しないように感じたのだろうか、エリート意識が透けて見え、安倍政権に重用されることを喜んでいるように映った。だから「与えられる権力を使うことに特化している彼らに正義を期待するのは無理」と言い切る。現場で汗をかく市民警察官と、警察幹部は乖離した存在なのかもしれないと、高村さんの感想を聞いて思った。
青木さんは1990年代に警察を取材しているが、『日本の公安警察』などの著書もあるように内部を暴いたために〝追放〟されたと軽く笑う。同じジャーナリストを名乗っていても山口氏とは全く違う道を歩んでいる。警察は機動隊も有する30万人近い組織であり、逮捕もできる「暴力装置」の側面を青木さんは押さえつつ、それよりも怖いのは全国津々浦々張り巡らされた情報網だと言う。だからこそ、そこに政治が手を突っ込むのは危険だと繰り返すのだった。
●「おかしいことはおかしい」と
メディアの状況はどうなのだろう。高村さんは、政権の応援団と、それに反対するメディアの両翼とも言葉が社会に届いていないと見る。新聞も読まず、人の話も聞かない、国会にも無関心な層は言葉を聞き流す。だが、日本がこのまま安泰であるはずはなく、想起される経済破綻が訪れれば「いやが応でも納得する言葉を探しに行く。そこまで行かないと言葉を取り戻せない」と先を見つめる。絶望の果てに光を求めようとしているのだろうか。
青木さんは、メディア批判をすれば自分に降りかかることを理解したうえで、それでも「大事にしているのは国益です」と言い切るメディアの人間にはあきれ果てる。社会益や公益なら理解できるが、国益を持ち出せばメディアは死ぬと考える。「調査・情報収集」目的で海上自衛隊の護衛艦が2月に中東に派遣された際、PKO(国連平和維持活動)を初めて派遣するに当たっての大議論など全くの昔話で〝スムーズ〟に進んだ。青木さんは「半ばイヤミ、半ば本気」と言いながら安倍首相の続投を願う。アベノミクス、少子化、男女不平等など数々の失敗の責任を取らないまま退場する理不尽に怒りが収まらないようだ。「半分ぐらいケツを拭いてから消えてくれ」と少々下品な表現を用いた。
2人は「カタストロフィー(大惨事)」を危惧している。到来すれば、社会的に弱い層へシワ寄せが行くことが目に見えている。いま生きている世代は戦争や大震災を体験しているだけに切実だ。『サンデー毎日』でそれぞれ連載を持つ2人の時評は、この日の話同様、時にニヒリズムに襲われながら、しかしカタストロフィーが来ないよう「おかしいことはおかしい」と述べる点で一貫している。口調の強さで国語力の乏しさを覆い隠す安倍首相とは異なり、時に言いよどみながら言葉を選び抜くしんどい作業を逃げずに続ける表現者の姿勢は、聞く者に勇気を与えてくれる。
Last modified on 2020-03-17 20:07:23
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[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]
神屋由紀子記者による、西日本新聞のコラム【シェアされる首相演説 神屋由紀子】(https://www.nishinippon.co.jp/item/n/595793/)。
《先週末、新型コロナウイルス問題を巡り、ある首相の演説文がインターネット上で相次いでシェア(共有)されていた。首相といっても安倍さんではない。ドイツのメルケル首相である》。
『●メルケル独首相のニッポン右傾化への牽制発言は
「三原議員の耳にはナ~ンも届いていなかった」』
『●「森羅万象すべて担当」「私が国家」なアベ様が全能感に自己陶酔
したいがための〝戒厳令〟緊急事態宣言という凶器を渡していいの?』
『●アベ様の緊急事態宣言で私権が制限され、報道は統制される…《ヒトラー
ナチス・ドイツ…ワイマール憲法48条の緊急措置を利用した》』
片や、アベ様は《エビデンスなき政治判断で強権発動するつもり》だ。
アベ様による《メディアコントロール》に加えて、報道統制という悪夢。《国民とメディアに制限をかけるというフリーハンドの権限を得た》アベ様。緊急事態宣言により、《報道統制がおこなえるようになる》ことで、アベ様の好き勝手な報道ばかりが…、伝えられるべき事実が伝えられず…。
小泉雅英氏による、レイバーネットの記事【「開かれた民主主義に必要なことは」〜コロナ対策についてのメルケル独首相の演説】(http://www.labornetjp.org/news/2020/0327german)によると、《「開かれた民主主義に必要なことは、私たちが政治的決断を透明にし、説明すること、私たちの行動の根拠をできる限り示して、それを伝達することで、理解を得られるようにすることです」…コロナウイルス対策についての、メルケル独首相の演説は、民主主義を追求することと、権力作用との関係について、改めて考えさせられるものだ。国家のリーダーとして、権力を預かる者はその責任と、権力行使の影響を、十分に自覚しなければならない。「旅行および移動の自由が苦労して勝ち取った権利であるという私のようなものにとっては、このような制限は絶対的に必要な場合のみ正当化されるものです」。移動の自由を制限することが、どれだけ重い決定か、そうした自由のない社会を生きてきた氏の言葉は、説得力があり、ドイツに住む多くの人々に届くのではないだろうか。嘘を重ねることで、堂々と嘘をつく「弁舌力」だけを高めてきた軽薄な日本国首相とは比べるべくもない。(小泉雅英)》。
《国家のリーダーとして、権力を預かる者はその責任と、権力行使の影響を、十分に自覚しなければならない》…ニッポンの〝リーダー〟はアノ御方ですよ…。《嘘を重ねることで、堂々と嘘をつく「弁舌力」だけを高めてきた軽薄な日本国首相とは比べるべくもない》…哀しい…。
2020年3月28日にも、COVID19について、アベ様は第3回目の総理会見を行われました。
冒頭、仕切り役の首相補佐官・長谷川栄一氏が「本日は、質問のご意思表示は挙手でお願いします」!? 「まだ質問があります」の声を封じるための姑息な仕切り…。
唐突に仕切り役が「最後の質問」の宣言。でも、神保哲生さんが指名! …「少ないPCR検査数」についての質問、でも、アベ様が何をおっしゃっているのか全く不明。神保さんには更問いしてほしかったのですが、叶わず。
ビデオニュースドットコムの記事【「ギリギリ持ちこたえているが瀬戸際の状況」/新型コロナの感染拡大について安倍首相が会見】(http://www.videonews.com/press-club/200328-abe/)によると、《また会見の最後に、7年前の安倍政権発足以来、総理会見に通い続けながら一度も質問の機会を与えられてこなかったビデオニュース・ドットコムの神保哲生が、政権発足後初めて長谷川栄一内閣広報官から指名を受け質問の機会を得た。神保は他国で軒並み感染爆発が起きる中、検査件数が極端に少ないためデータの裏付けが必ずしも十分とは言えない日本が、「ギリギリ持ちこたえている」と首相が考えられる根拠は何かを質したが、首相からは「湖北省からの入国制限が他国に比べて比較的早かったから」以上の解答を得ることはできなかった。その一方で、同じ質問に対し首相は、周囲から検査件数の少なさを指摘されることが多いため、毎日のように厚労省に検査件数を増やすよう働きかけていると語り、首相自身も日本の検査件数が他国と比べて極端に少ないことには問題意識を持っていることを認めている》。
【「ギリギリ持ちこたえているが瀬戸際の状況」新型コロナの感染拡大について安倍首相が会見】
(https://youtu.be/_H26OmUH_0c)
総理会見のスタイルとしては14日の会見よりも、むしろ後退。会見の中身も酷いもの。プロンプターでのカンペ丸読みの長い演説。質問への回答にさへ原稿があり。事前に質問内容を通告していない場合にさへ、即座に、お付きの者が手元のPCか何かにお答えを準備している模様。
リテラの記事【安倍首相のコロナ対策はなぜこんなに遅い? 28日会見でも具体的支援策提示なし、イベント自粛の補償も「難しい」…海外とは雲泥の差】(https://lite-ra.com/2020/03/post-5337.html)によると、《これで国民が納得したり安心したりできると、ほんとうにこの男は思っているのだろうか。本日18時から安倍首相が新型コロナ対策にかんして3回目となる記者会見を2週間ぶりにおこなったが、その中身はスカスカどころか、具体的な話はまるでゼロだったからだ。その最たるものが、国民の不安が募りに募っている生活補償についてだ》。
『●①内閣記者会が支える《台本劇》《台本営発表》、そして、愚者に
さらなる凶器《緊急事態宣言》《緊急事態条項》を与える愚かさ』
「内閣記者会(官邸記者クラブ)が支える《台本劇》《台本営発表》に
よって、独裁者に愚かな凶器《緊急事態宣言》《緊急事態条項》を
与えるなどもっての外だ」
「愚者で、かつ、独裁者に凶器を与えてはいけない」
「戒厳令。独裁者気取りで、自身に酔いしれてアベ様が御命じになる…」
『●記者会が仕切り役を取り戻し、《総理会見では更問い(追加質問)が
できないので、結局、総理の言いっ放しになってしまう》ことの改善を』
「阿部岳さんらが《「おかしいでしょう!」「これが記者会見と
呼べますか」などと怒号が飛ぶ事態》《「まだあります!」》
…とてもよかった。改善の一歩。でも、アベ様が、緊急事態宣言という
凶器を振り回し、報道統制でもされたら…もっと問うてほしかった。
アベ様の回答に、さらに問う機会が欲しい。《重ねて聞く
「更問(さらと)い」もなく、丁々発止とほど遠い》《総理会見では
更問い(追加質問)ができないので、結局、総理の言いっ放しになって
しまう》。こんな当たり前のこともできない、アベ様や最低の官房長官の
会見って、いったい何? 《だからこそいま必要なのは、今回、
記者たちが会見延長に追い込んだように、この対応が他国と比べて
いかに酷いものなのか、国民を馬鹿にしきった態度なのだということを、
メディアが伝えて正させることなのだ》」
『●《〈「大幅に時間を超えて対応」した構図を演出…〉…14日の会見も
批判のガス抜きのため官邸がより巧妙にコントロールしていた》』
そして、懸念していたことが…。
日刊ゲンダイン記事【3.30「緊急事態宣言」発令で描く 国会休会の仰天シナリオ】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/271094)によると、《西村“コロナ担当”大臣がオフレコの場で「早ければ週明けの月曜日にも緊急事態宣言を出す」と発言した――。そんな怪情報が27日、永田町を駆けめぐった。安倍首相がいつ「緊急事態宣言」に踏み切るかに大きな関心が集まっている。東京都の新型コロナウイルス感染者が25日から3日連続で40人を超え、緊張感が高まっているのは確かだ。小池知事は27日の定例会見で、緊急事態宣言について「まさにギリギリのところ」などと話していた。政府は26日、改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく対策本部を設置。27日には2020年度予算も成立し、いつでも宣言を出せる環境は整った》…。
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【https://www.nishinippon.co.jp/item/n/595793/】
連載「風向計」
シェアされる首相演説 神屋由紀子
2020/3/28 11:00
西日本新聞 オピニオン面 神屋 由紀子
先週末、新型コロナウイルス問題を巡り、ある首相の演説文がインターネット上で相次いでシェア(共有)されていた。首相といっても安倍さんではない。。ドイツのメルケル首相である。
国境封鎖など厳しい政策に踏み切った後、国民に「第2次大戦以来の試練」と事態の深刻さを訴えた18日のテレビ演説。メルケル首相は「民主主義国家だから政治的決定は透明性を持ち、詳しく説明されなければならない」と前置きして感染防止に人との接触を極力減らす必要性を説き、「一人一人に何ができるのかを説明したい」と語り掛けた。
「移動の自由を苦労して勝ち取った私のような人間にとって、こうした制限は絶対に必要な場合にのみ正当化される」。旧東ドイツ出身で統制社会を生きた経験に裏打ちされた言葉だ。戦後政治の原点にはナチス・ドイツのユダヤ人迫害がある。自由は尊い。歴史を踏まえ、国民の行動を制限する上で、政治家に必要な戒めを明確に述べている。
もう一つ目を引いたのは、不自由な生活を強いられている国民を思いやる姿勢だ。
「困難なときにこそ人にいてもらいたいものだが、現時点では逆効果」と語り、直接会わずとも「愛情や友情を示す方法」を探すよう呼び掛ける。電話や手紙を使った疎通も挙げ「人を孤独にさせないさまざまな手段がある」と支え合う大切さを説いた。
一方、安倍晋三首相は2月末、この問題で初めて記者会見に臨んだ。国内の感染状況や医療体制、今後の政策を説明し「国民の生命と暮らしを守る大きな責任を果たすため、先頭に立ってなすべきことを決断する」と強調した。
要素だけみればメルケル首相とそう変わらない。でも、日頃まともに説明責任を果たそうとしない安倍首相である。会見も意気込みと国民への要請ばかりが耳に残った。
メルケル演説を日本語に翻訳し、ネットで紹介したドイツ在住の声楽家ギュンターりつこさんに話を聞いた。「演説から国民に寄り添う優しさを感じました。元々国民から信頼され、言葉に重みがある。感動を日本の友人と分かち合いたいと思ったんです」
投稿は3日間で約1万4千人にシェアされた。国民目線に立ち、生命に関わる重大問題を真正面から引き受ける独首相の覚悟。それが国を超えて人々の心に響くのだろう。
投稿にはそんな首相の存在をうらやむ声も寄せられる。だが、ギュンターさんはドイツも議院内閣制を取り、国会議員の選挙が大事だと応じていた。そのことも私たちは忘れてはならない。 (論説委員)
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[※ 『国民のしつけ方』(斎藤貴男著、インターナショナル新書010)…《それは調査報道…「番犬(ウォッチ・ドッグ)」としての役割》↑]
日刊ゲンダイのコラム【斎藤貴男 二極化・格差社会の真相/おぞましい2022年東京・北京ダブル五輪より速やかに辞退を】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/270864)。
《安倍首相は速やかに、東京五輪の開催を辞退したい旨の政府声明を出すとともに、自らしなければならない。…ただ、その場合も安心は禁物だ。WHOがかつてSARSの終息宣言を出したのは感染拡大から8カ月後、新型インフルエンザは1年2カ月後。それらの時よりはるかに深刻な新型コロナの終息には、より多くの時間が必要であるはずだ。とすれば来年の開催も難しい。…東京五輪は潔く中止すべきだ》。
アベ様の政治利用・私物化…まさに金(カネ)色の五つの輪であり、斎藤貴男さんの仰る《辞退》《中止》に大賛成。《東京五輪は潔く中止すべきだ》。
『●《賢くもなく笑えない嘘つきが今、日本の総理大臣…大嘘こいたのだ。
耳を疑った…世界中に向けて堂々と、とうとうと嘘をついている!》』
「かねてより、息吐く様にウソをつくアベ様でした。モリ・カケ・
トドメのサクラ等、数え上げればきりがない。この記事で吉田潮氏が
指摘しているように、「アンダーコントロール」と《大嘘こいたのだ。
耳を疑った。この人、世界中に向けて堂々と、とうとうと嘘をついて
いる!》。ブログ主は、その辺から、アベ様のウソ吐きに既にウンザリ
していました。当時、メディアが「アンダーコントロール」されている
と言われていました。《メディアコントロール》は着々と進められ、
いまや、アベ様の数々の失敗した「政」の中で、唯一〝成功している〟
「政」だと思います」
『●東電核発電人災から9年: 金(カネ)色の五つの輪《オリンピック
聖火リレーを前に「福島はオリンピックどごでねぇ」》』
《「状況は、アンダーコントロール」「汚染水の影響は、港湾内の
0.3平方キロの範囲内で完全にブロック」「健康問題については、
今までも、現在も、将来も全く問題ありません」と。あれから6年。
いま、私たちの目の前にある現実は、どうでしょう》
デーブ・スペクターさんのツブヤキ、流石! でも、この際、金(カネ)色の五つの輪なんて、《辞退》《中止》しちゃいましょう!
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【https://twitter.com/dave_spector/status/1242576158291451904】
デーブ・スペクター@dave_spector
一応、英語出来るので。TOKYO2020に、小さくsを付けたら、10年間有効になります。
午前7:16 2020年3月25日
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日刊ゲンダイの記事【中止はあり得ないのか 世界が呆れる安倍政権の“五輪命”】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/270860)によると、《首相が延期を容認する姿勢を示したのは初めて》。
東京新聞の記事【首相主導の五輪、難局 1年延期 在任中に開催】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/202003/CK2020032502000119.html)によると、《安倍晋三首相にとっては最大の「レガシー(政治的遺産)」実現が先送りされることになった。首相は自ら五輪誘致を主導し、政権浮揚にも利用してきた。…(妹尾聡太) 「二〇二二年がベストだと考える人もいるかもしれないが、そうなれば、もはや二〇年の東京大会ではなくなる」》。
リテラの記事【安倍首相がIOCバッハ会長に五輪延期「最長1年、できれば年内」申し入れか コロナのリスクより自分の総理任期中を優先する身勝手】(https://lite-ra.com/2020/03/post-5329.html)によると、《やっぱり安倍首相は健康や安全よりも政治利用が重要らしい。…この方針はもちろん、自分の首相任期中、しかも五輪後に解散総選挙を実施するためだ。「官邸はできれば年内、最悪でも来年6月までに開催しようとしている。そうすれば、ギリギリ9月の総裁任期切れ直前に安倍首相のもと総選挙をうてるからだ」(全国紙政治部記者)》。
そもそも、なんの権限があってアベ様が前面に出てくるの? アベ様の政治利用・私物化…まさに金(カネ)色の五つの輪ではないか。
東京新聞の記事【IOC「危機乗り越えた祝祭に」 五輪来年延期でバッハ会長】(https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020032501000990.html)によると、《「来年の五輪は、新型コロナウイルスによる未曽有の危機を乗り越えた人類にとっての祝祭になる。聖火は希望の象徴として日本に残り、暗いトンネルの出口を照らす光になる」》
ニッポン、トウキョウでは一年で《危機乗り越え》は無理でしょ? (検査数ではない)PCR検査者数を低く抑える、COVID19の危険な《アンダーコントロール》演出に、最早、世界は騙されない。金(カネ)色の五つの輪の《延期》が決まったとたんに、感染者数が激増する不思議。そして、緊急記者会見で小池東京「ト」知事が《感染爆発 重大局面》を発表し、外出自粛を要請…分かりやす過ぎる。
もう一点、アベ様の《未曽有の危機を乗り越えた人類にとっての祝祭》の《人類》って、スゴイな。いつのまにか《人類》になっちゃってるよ。
『●ウソとデマな行政府の長…「立法府の長」になったり、
「森羅万象すべて担当」したり…今度は「私が国家」』
『●「森羅万象すべて担当」「私が国家」なアベ様が全能感に自己陶酔
したいがための〝戒厳令〟緊急事態宣言という凶器を渡していいの?』
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/270864】
斎藤貴男 ジャーナリスト
1958年生まれ。早大卒。イギリス・バーミンガム大学で修士号(国際学MA)取得。日本工業新聞、プレジデント、週刊文春の記者などを経てフリーに。「戦争経済大国」(河出書房新社)、「日本が壊れていく」(ちくま新書)、「『明治礼賛』の正体」(岩波ブックレット)など著書多数。
二極化・格差社会の真相
おぞましい2022年東京・北京ダブル五輪より速やかに辞退を
2020/03/25 06:00
(五輪を辞退し自らも辞任すべき
(参院予算委員会で答弁する安倍首相)/(C)日刊ゲンダイ)
安倍首相は速やかに、東京五輪の開催を辞退したい旨の政府声明を出すとともに、自ら辞任しなければならない。すでに米国の陸連をはじめ、各国の競技団体や選手らが、大会の延期を求める要請をIOCのバッハ会長宛てに提出している。米紙「ワシントン・ポスト電子版」に至っては、この期に及んで方針を変えていない日本を、「ばかげている……いや、まったくの無責任だ」とまで非難した。
考えてもみよう。新コロナウイルスの感染拡大で、多くの国々が都市の封鎖や外出禁止などの措置を余儀なくされている。仮に感染が今後、少しは下火になったとしても、その程度の段階で国内外の人間を1カ所に集結させ、帰して、を重ねたらどうなるか。東京五輪が新たなパンデミックの元凶になってしまえば、私たち日本人は世界中に憎悪されることになる。
安倍氏とて承知しているに違いない。トランプ大統領の指示なり国内の政治情勢によっては、むしろ積極的に延期を主導しようとする局面もあり得る。
ただ、その場合も安心は禁物だ。WHOがかつてSARSの終息宣言を出したのは感染拡大から8カ月後、新型インフルエンザは1年2カ月後。それらの時よりはるかに深刻な新型コロナの終息には、より多くの時間が必要であるはずだ。
とすれば来年の開催も難しい。会場の確保や選手の日程の問題もある。そこで2年後の2022年が望ましいとする論者が多いが、それだと北京冬季五輪と同じ年の東京五輪だ。発生源となった国と、後手後手の対策に評判が悪い隣国が、“平和の祭典”のダブルヘッダーとはこれいかに。
ましてや安倍氏は、東京五輪の延期となれば必ず、またぞろ五輪と改正憲法施行をドッキングさせる野心をむき出しにしてこよう。覇権主義を隠さない共産党独裁大国と、新しい形の帝国主義を目指す米国の属国が、相次いで国威の誇示に躍起となる光景はおぞましい。コロナ禍であらわになった欧米人のアジア人差別に拍車がかかるのはもちろん、アジアのダブル五輪が世界中の人々を不安に陥れ、新たな戦争の引き金になりかねない恐怖を、私は否定できない。
だから東京五輪は潔く中止すべきだ。選手たちには気の毒だけれど、災厄を利用することしか考えず、また公文書改ざんに関わった近畿財務局職員の遺書が明るみに出て、それでも黙殺を決め込むことのできる人でなしに、これ以上の強権を振るう場を与えることなど、断じて許されない。
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[その②へ]
リテラの二つの記事【ワセダクロニクル「吉田調書報道の真実」前編 「吉田調書」を報じた朝日新聞特報部元記者らが改めて検証! 誤報ではない「吉田調書報道」をなぜ朝日新聞は自ら葬り去ったのか】(https://lite-ra.com/2020/03/post-5304.html)と、
【ワセダクロニクル「吉田調書報道の真実」後編 封印された朝日吉田調書報道の“続報”とは……検証を続け、新事実を明かした元特報部記者たちに朝日新聞が圧力、記事の削除要求】(https://lite-ra.com/2020/03/post-5305.html)。
《吉田所長の待機命令にもかかわらず、福島第一原発所員の約9割が第二原発に撤退してしまったことを報じたものだ。だが、この吉田調書報道は、“第一原発の所員を誹謗・中傷した誤報”として批判を浴び(ちなみに批判の火付け役は映画『Fukushima50』の原作者・門田隆将である)、従軍慰安婦報道とともに朝日新聞バッシングの餌食となった。その結果、朝日は記事を取り消して謝罪》。
《だとしたら、幹部たちはなぜ、吉田調書報道だけを矢面に立たせ、記事を取り消したのか──。後編ではその不可解な意思決定の裏側と封じ込められた続報、そして、騒動から5年経った昨年末、朝日新聞が吉田調書問題を検証している元記者たちの所属する「ワセダクロニクル」に、圧力をかけていた事実をレポートする》。
『●死者を鞭打つ ~東京電力原発人災原因解明の
キーパーソン、そして、事故を防げたかもしれない人~』
『●「一体誰が朝日の記者に吉田調書を流したのか」……
犯人捜しなどやってる暇があるのか?』
『●『朝日』潰しに夢中: 原発再稼働や輸出を進めるアベ様には
「制御を失った原発の実相」が見えていない』
『●「吉田調書と原発」 『週刊金曜日』
(2014年10月10日、1011号)についてのつぶやき』
『●「薄っぺらで反知性的なタカ派が増殖している」
……アベ様達からして?』
《青木理氏「吉田調書問題は戦後ジャーナリズム史に残る敗北」
去年のメディア報道の中で、朝日の吉田調書すっぱ抜きは
間違いなく最大の特ダネでしょう。……政府が隠す調書を
公にしたこと自体、ピカイチのスクープだった。
なのに朝日はその記事を取り消してしまった。
修正や訂正なら分かるけれど、取り消しという虚報扱い
してしまったのは、
メディアとジャーナリズムの将来に禍根を残します。
5月20日に朝日がスクープして約3カ月、どこも調書を
入手できなかったのに、朝日バッシングが始まった8月に
産経が入手し、読売などが続いた。官邸のリークでしょう。
しかも産経や読売は、調書の本質ではなく、朝日記事が
間違っているという部分に焦点を当てた。
政権にとっては一石三鳥でしょう。原発事故の凄惨な本質は
さほど語られず、調書を非公開としてきたことも批判されず、
憎き朝日叩きの材料に矮小化できたんですから。
メディアは権力に踊らされた。
戦後ジャーナリズム史に残る大敗北です》
『●吉田調書問題:「戦後ジャーナリズム史に残る敗北」
「戦後民主主義を全否定する安倍政権による言論弾圧」』
「「鎌田慧氏は、「戦後民主主義を全否定する」安倍政権による
「言論弾圧」だと断言する」。そして、以前引用したが、
青木理さんも「吉田調書問題は戦後ジャーナリズム史に残る敗北」と。
アベ様らの策略に便乗する情けないジャーナリストたち、マスコミの
あまりの酷さ。もちろん、アベ様らの小狡さは最悪」
『●『権力と新聞の大問題』(望月衣塑子×マーティン・ファクラー著)
読了…《政権をチェックしようという意識が…》』
《同じようにネット・メディアの非営利団体が日本でも注目されつつある
ことを、望月記者は紹介する。早稲田大学ジャーナリズム研究所の
プロジェクトとして発足した「ワセダクロニクル」という調査報道
メディアである(現在はNGO)。創刊号の「買われた記事~電通グループ
からの『成功報酬』」という記事で、いきなり注目を集めたという。
共同通信が配信した医薬品の記事に対して、電通グループから報酬が
払われたという特ダネである》
『●《日本のメディアの閉塞状況》《閉塞するメディア、政権批判に
対して圧力がかかる不健全な言論状況》…』
「リテラの二つの記事【横田一「ニッポン抑圧と腐敗の現場」57/
政権の圧力を押し返した韓国のテレビ記者と、吉田調書報道を「誤報」
にされた元朝日新聞記者が語った“日韓ジャーナリズムの差”】…
《ドキュメンタリー映画『共犯者たち』(2017年製作)が上映され、
「日本の『共犯者たち』は誰だ? 権力と『マスコミ』」と題された
シンポジウムが開かれた…一方、日本のメディアの閉塞状況を語った
のは、福島第一原発の吉田昌郎所長(当時)の調書報道を手がけた
元朝日新聞記者の木村英昭氏、渡辺周氏の2人だった。ちなみに、
渡辺氏はこの上映会・シンポジウムを主催したジャーナリズムNGO
「ワセダクロニクル」の編集長でもある》」
《日本の『共犯者たち』は誰だ?》 アベ様の広報紙・誌や取り巻き連中がまっとうな報道を攻撃。アベ様の政で唯一〝上手くいっている〟《メディアコントロール》の下、これで、緊急事態宣言でも出された日には、報道統制によって…怖すぎる。記事末尾、福島の被災者の言葉《第二次大戦の時は、良心的な人が牢屋に入り、新聞は戦争を煽った。同じ失敗を繰り返すのか。》
『●《賢くもなく笑えない嘘つきが今、日本の総理大臣…大嘘こいたのだ。
耳を疑った…世界中に向けて堂々と、とうとうと嘘をついている!》』
『●緊急事態条項? ご冗談を。こんないい加減なことしかできない
独裁政権にさらに凶暴な武器を与えるなんて危険極まりない』
「「北海道の鈴木直道知事が非常事態宣言を…」…アベ様ら無為無策
無能な政権は壊憲して、
「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、さらに、
「緊急事態条項」の導入を…という内心がミエミエでウンザリします」
『●①内閣記者会が支える《台本劇》《台本営発表》、そして、愚者に
さらなる凶器《緊急事態宣言》《緊急事態条項》を与える愚かさ』
「内閣記者会(官邸記者クラブ)が支える《台本劇》《台本営発表》に
よって、独裁者に愚かな凶器《緊急事態宣言》《緊急事態条項》を
与えるなどもっての外だ」
「愚者で、かつ、独裁者に凶器を与えてはいけない」
「戒厳令。独裁者気取りで、自身に酔いしれてアベ様が御命じになる…」
『●「森羅万象すべて担当」「私が国家」なアベ様が全能感に自己陶酔
したいがための〝戒厳令〟緊急事態宣言という凶器を渡していいの?』
『●《使い方誤れば「猛毒」》…アベ様が「猛毒」「凶器」を「正しく使う」
はずがないでしょ! 《戒厳令のような事態》に…』
「アベ様のNHKをはじめ、《メディアコントロール》なニッポンで、
《報道統制がおこなえるようになる》ことでアベ様の好き勝手な報道
ばかりが…恐怖でしかない。《戦時下に言論や報道を統制して
大本営発表を垂れ流したのと同じように、政権批判はバラエティ番組で
あっても許さない》…『1984』。《国民とメディアに制限をかける
というフリーハンドの権限を得た安倍首相》、得意満面でしょうね」
『●記者会が仕切り役を取り戻し、《総理会見では更問い(追加質問)が
できないので、結局、総理の言いっ放しになってしまう》ことの改善を』
『●アベ様の緊急事態宣言で私権が制限され、報道は統制される…
《ヒトラーのナチス・ドイツ…ワイマール憲法48条の緊急措置を利用した》』
「アベ様による《メディアコントロール》に加えて、報道統制という悪夢。
《国民とメディアに制限をかけるというフリーハンドの権限を得た》
アベ様。緊急事態宣言により、《報道統制がおこなえるようになる》
ことで、アベ様の好き勝手な報道ばかりが…「茶色の朝」になる訳だ。
恐怖でしかない」
テレ朝も優れたスタッフを雇い止め・大量解雇し、報道者を切り捨て、さらに、(北海道新聞から引き抜いた)朝日新聞も青木美希記者を現場から外す…。自分で、自分の首を絞める《メディアコントロール》。
『●東京電力の「無主物」は50キロ付近の「地元」をも汚染』
『●《フィンランド…親の経済力にかかわらずすべての子どもたちが
大学まで行ける…。老後も…》(鈴木穣記者)』
酷い話です…。ワセクロへ、是非…。
日刊ゲンダイの記事【3.11から9年 朝日新聞“原発記者”が現場を外される異例人事】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/270283)によると、《政府主催の追悼式が中止されるなど風化が懸念されているが、そんな中、朝日新聞で前代未聞の人事異動が内示され、社内に衝撃が走っている。…原発報道に取り組み、新聞協会賞を2度も受賞(取材班)した社会部の女性記者Aさん(46)が現場から外され、広報部門の「記事審査室」への異動を命じられたというのだ。…「…『原発問題を取材しすぎると、こうなるぞ』という“見せしめ人事”じゃないかと疑われています」」》。
レイバーネットの記事【原発問題を追いかける「朝日新聞」青木美希記者を現場から外さないで下さい】(http://www.labornetjp.org/news/2020/0308aoki)によると、《原発問題や社会的弱者を丁寧に取材されてきた朝日新聞の青木美希記者が、4月から現場を外され、一行も新聞に書けない部署への人事異動があったと聞き…。現場を一番大切にしてきた方が取材出来ない、被害者が取材してもらえない、事実が伝わらない歯がゆさを思うといたたまれません。…国家権力が揉み消そうとしている不都合な事実を「なかったことにはさせない」と抗い、被害者・弱者に寄り添い、いつも真に迫る記事を書き続けてくれている稀有な存在。特に原発問題をとことん追いかける記者は本当に貴重な存在だし、被害者の希望の光です。3.11から10年目を迎えオリンピックやコロナウイルス騒ぎで追悼式さえ中止になり、ますます被害が矮小化され、無かったことにされようとしています。忖度しまくるマスコミ業界の中で、美希ちゃんのような記者が絶対に必要なんです》。
ツイッターから。
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【https://twitter.com/aokiaoki1111/status/1238984690154893312】
青木美希@aokiaoki1111
異動のお問い合わせが続いています。励ましのお言葉が多く寄せられ、大変有り難いです。突然、4月から記事審査室だと言われました。広報部門となり、朝日新聞記事は書けません。ただひたすら、政府が原発事故で何を隠しているのか、なぜ被害者を切り捨てるのかを追及してきたのに、と戸惑っています。
午前9:25 2020年3月15日
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【https://lite-ra.com/2020/03/post-5304.html】
ワセダクロニクル「吉田調書報道の真実」前編
「吉田調書」を報じた朝日新聞特報部元記者らが改めて検証! 誤報ではない「吉田調書報道」をなぜ朝日新聞は自ら葬り去ったのか
2020.03.11 07:22
(朝日新聞デジタル「特集・連載:吉田調書」より)
東日本大震災から9年、あれだけの被害を引き起こしたにもかかわらず、メディアには福島第一原発事故の真相を究明しようという動きはほとんど見られなくなった。そしてかわりに、『Fukushima50』のような安直な英雄譚映画が上映され、福島原発事故はただの「原発所員が日本を救った感動物語」にすりかえられようとしている。
そんななか、リテラでは今回、朝日新聞の「吉田調書報道」の問題を取り上げることとした。吉田調書報道とは、福島第一原発の吉田昌郎所長(当時)の政府事故調査委員会による聴取録を朝日新聞がスクープ。その第1回目で、吉田所長の待機命令にもかかわらず、福島第一原発所員の約9割が第二原発に撤退してしまったことを報じたものだ。
だが、この吉田調書報道は、“第一原発の所員を誹謗・中傷した誤報”として批判を浴び(ちなみに批判の火付け役は映画『Fukushima50』の原作者・門田隆将である)、従軍慰安婦報道とともに朝日新聞バッシングの餌食となった。その結果、朝日は記事を取り消して謝罪。この記事を担当したのは、朝日新聞が本格的な調査報道に取り組むために立ち上げた特報部という部署だったが、その特報部も事実上、解体してしまった。
しかし、この吉田調書報道は本当に取り消されるような「誤報」だったのか。当時、吉田調書の存在は内密にされており、朝日の報道がなければ調書そのものが表に出ることはなかっただろう。しかも、のちに正式に公表された吉田調書を見ると、朝日の報道とのズレがあるとはまったく思えなかった。にもかかわらず、朝日新聞社上層部はなぜこの重要な報道をなかったことにしてしまったのか。
実は、朝日新聞特報部でこの吉田調書報道を手がけた木村英昭記者は、同じく特報部所属の渡辺周記者とともにこの朝日の記事封殺の姿勢を批判して同社を退社。探査ジャーナリズムNGO「ワセダクロニクル」を立ち上げている。そして、あらためて吉田調書報道とその後の朝日社内の動きを取材。「ワセダクロニクル」のウェブサイト(https://www.wasedachronicle.org)で同サイトの編集長もつとめる渡辺周名で「葬られた原発報道」というレポートを連載している。
今回はこの渡辺周、木村英昭が所属する「ワセダクロニクル」取材班に改めて、吉田調書報道とその後に何が起きたかについてのレポートを依頼した。それは、放置された原発事故の事実に迫ると同時に、この国のメディアの内実を暴露するものでもある。前後編に分けてお送りするので、ぜひじっくり読んでほしい。
(編集部)
………。
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[その②へ]
[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]
阿部岳さんによる、沖縄タイムスのコラム【[大弦小弦]これ会見と呼べますか】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/547450)。
琉球新報のコラム【<金口木舌>緊急事態宣言】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1090590.html)。
《質疑に移って23分後、司会の政府高官が会見を打ち切ろうとした。とっさに「まだ質問があります」と声を張り上げた。同時に、全国メディアやフリーの記者が抗議していた。驚いた。輪の中にいて心強く感じた…(阿部岳)》。
《国の新法をたたいた新聞「町の日常」が廃刊になった。次の標的は本。図書館や本屋から次々に撤去され、情報の入手方法は「茶色新報」「茶色ラジオ」のみ ▼心理学者フランク・パヴロフ著の「茶色の朝」は全体主義に染まる架空の社会を描き、思考を停止するなと警鐘を鳴らす》。
2020年3月14日(土)18時に開かれた総理会見。《とっさに「まだ質問があります」と声を張り上げた。同時に、全国メディアやフリーの記者が抗議していた》、一歩前進。つぎは、《更問い》を、是非、取り戻しましょう。記者の質問が尽きるまで、質疑をやってもらいましょう。ママに叱られる門限か何かがあるのか知らないが、《帰宅》しか《予定》がないんでしょ、アベ様には。第一、土曜日に開催する〝重要〟な総理会見の後に、《予定》なんて入れないでよ。
『●#COVID19 記者会見モドキから「逃げるは恥だし役立たず」…
《首相動静 29日…6時、記者会見。7時12分、自宅。》』
アベ様による《メディアコントロール》に加えて、報道統制という悪夢。《国民とメディアに制限をかけるというフリーハンドの権限を得た》アベ様。緊急事態宣言により、《報道統制がおこなえるようになる》ことで、アベ様の好き勝手な報道ばかりが…「茶色の朝」になる訳だ。恐怖でしかない。《戦時下に言論や報道を統制して大本営発表を垂れ流したのと同じように、政権批判はバラエティ番組であっても許さない》…『1984』。《▼法整備が性急に進んだ大戦前夜の時代と重なる。今回の新型肺炎騒動でさいたま市はマスク配布先から朝鮮学校を除外し、横浜中華街の中国人店主らには「日本から出て行け」とヘイトの手紙が届く。今朝、果たして世界は何色だろうか》。《ヒトラーのナチス・ドイツ。…国内を一党独裁の一色に染めた。その手段の一つとしてワイマール憲法48条の緊急措置を利用した》…アベ様らは壊憲し、「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」へ、さらに、「緊急事態条項」の導入を望んでいる。このままでいいんですか? 《2013年、麻生太郎財務相が改憲に絡む講演でナチスに触れ「あの手口、学んだらどうかね」と発言》…まさに、その通りになっているんですが…。(ナチス・ドイツや帝国ニッポンの)《結末はご存じの通り》とならないことを祈るばかりだ。
『●《賢くもなく笑えない嘘つきが今、日本の総理大臣…大嘘こいたのだ。
耳を疑った…世界中に向けて堂々と、とうとうと嘘をついている!》』
『●緊急事態条項? ご冗談を。こんないい加減なことしかできない
独裁政権にさらに凶暴な武器を与えるなんて危険極まりない』
「「北海道の鈴木直道知事が非常事態宣言を…」…アベ様ら無為無策
無能な政権は壊憲して、
「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、さらに、
「緊急事態条項」の導入を…という内心がミエミエでウンザリします」
『●①内閣記者会が支える《台本劇》《台本営発表》、そして、愚者に
さらなる凶器《緊急事態宣言》《緊急事態条項》を与える愚かさ』
「内閣記者会(官邸記者クラブ)が支える《台本劇》《台本営発表》に
よって、独裁者に愚かな凶器《緊急事態宣言》《緊急事態条項》を
与えるなどもっての外だ」
「愚者で、かつ、独裁者に凶器を与えてはいけない」
「戒厳令。独裁者気取りで、自身に酔いしれてアベ様が御命じになる…」
『●「森羅万象すべて担当」「私が国家」なアベ様が全能感に自己陶酔
したいがための〝戒厳令〟緊急事態宣言という凶器を渡していいの?』
『●《使い方誤れば「猛毒」》…アベ様が「猛毒」「凶器」を「正しく使う」
はずがないでしょ! 《戒厳令のような事態》に…』
「アベ様のNHKをはじめ、《メディアコントロール》なニッポンで、
《報道統制がおこなえるようになる》ことでアベ様の好き勝手な報道
ばかりが…恐怖でしかない。《戦時下に言論や報道を統制して
大本営発表を垂れ流したのと同じように、政権批判はバラエティ番組で
あっても許さない》…「1984」。《国民とメディアに制限をかける
というフリーハンドの権限を得た安倍首相》、得意満面でしょうね」
『●記者会が仕切り役を取り戻し、《総理会見では更問い(追加質問)が
できないので、結局、総理の言いっ放しになってしまう》ことの改善を』
「阿部岳さんらが《「おかしいでしょう!」「これが記者会見と
呼べますか」などと怒号が飛ぶ事態》《「まだあります!」》
…とてもよかった。改善の一歩。でも、アベ様が、緊急事態宣言という
凶器を振り回し、報道統制でもされたら…もっと問うてほしかった。
アベ様の回答に、さらに問う機会が欲しい。《重ねて聞く
「更問(さらと)い」もなく、丁々発止とほど遠い》《総理会見では
更問い(追加質問)ができないので、結局、総理の言いっ放しになって
しまう》。こんな当たり前のこともできない、アベ様や最低の官房長官の
会見って、いったい何? 《だからこそいま必要なのは、今回、
記者たちが会見延長に追い込んだように、この対応が他国と比べて
いかに酷いものなのか、国民を馬鹿にしきった態度なのだということを、
メディアが伝えて正させることなのだ》」
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【https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/547450】
[大弦小弦]これ会見と呼べますか
2020年3月16日 07:30
目が合っているようで、微妙に合っていない。安倍晋三首相と私の視線は直線上で何度も交わるが、間に透明なガラス板状の機器がある。そこに表示される冒頭発言の原稿を、首相は21分間ひたすら見つめ、読み上げた▼14日の記者会見に参加した。質疑に移って23分後、司会の政府高官が会見を打ち切ろうとした。とっさに「まだ質問があります」と声を張り上げた。同時に、全国メディアやフリーの記者が抗議していた。驚いた。輪の中にいて心強く感じた▼「総理、これ会見と呼べますか」。続けた一言が、怒号の隙間を縫って首相に届いた。今度は目が合った。すかさず司会が引き取り、別の記者を指名して会見は結局52分続いた。異例の事態になった▼前回2月末の会見は36分で打ち切られ、質疑も事前に仕込まれていた。「台本営発表」「劇団記者クラブ」。官邸と官邸記者クラブの「共犯関係」は市民に厳しく批判された。両者宛てのネット署名は1週間で3万筆に達した▼クラブ側は今回、時間の確保を求めた。官邸に聞かれても質問内容を教えず、それを記事で説明する社も出た。確かに変化が生まれている▼地方紙記者にとって首相会見はハードルが高い。でも、なりふり構ってはいられない。今ここで市民の疑問に応えなければ、全国も地方もなく、全てのメディアが沈む。(阿部岳)
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【https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1090590.html】
<金口木舌>緊急事態宣言
2020年3月16日 06:00
新型コロナウイルス 憲法 金口木舌
国の新法をたたいた新聞「町の日常」が廃刊になった。次の標的は本。図書館や本屋から次々に撤去され、情報の入手方法は「茶色新報」「茶色ラジオ」のみ
▼心理学者フランク・パヴロフ著の「茶色の朝」は全体主義に染まる架空の社会を描き、思考を停止するなと警鐘を鳴らす。フランスで発行され、2003年に日本語版も出された
▼現実の話はヒトラーのナチス・ドイツ。優生思想を掲げ、ユダヤ人や障がい者を迫害・大虐殺し、国内を一党独裁の一色に染めた。その手段の一つとしてワイマール憲法48条の緊急措置を利用した
▼1919年施行のワイマール憲法は大統領と国会議員を選挙で選ぶ二元代表制。当時最も民主的な憲法とされた一方、大統領の緊急措置権を定め、公共の安全のため非常時に私権を制約できた。結末はご存じの通り
▼インフルエンザ等対策特別措置法が改正され、国民の私権制限につながる緊急事態宣言が可能となった。2013年、麻生太郎財務相が改憲に絡む講演でナチスに触れ「あの手口、学んだらどうかね」と発言したことを忘れてはいけない
▼法整備が性急に進んだ大戦前夜の時代と重なる。今回の新型肺炎騒動でさいたま市はマスク配布先から朝鮮学校を除外し、横浜中華街の中国人店主らには「日本から出て行け」とヘイトの手紙が届く。今朝、果たして世界は何色だろうか。
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[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]
リテラの記事【安倍首相の2週間ぶり会見は新しいコロナ対策ゼロ! 再び質問打ち切りの茶番に記者席から「これが会見ですか」の怒号、会見続行に】(https://lite-ra.com/2020/03/post-5311.html)。
《予告されていたとおり、安倍首相による記者会見がおこなわれたが、驚きのあまり腰を抜かしそうになった。2週間ぶりに記者会見を開いたというのに、まったく中身がなかったからだ。…しかも、唖然とさせられたのは、この期に及んでも、記者からの質疑応答でも前回と同じ茶番を繰り広げようとしたことだ》。
前回同様、アサヒコムの【首相動静 14日】(https://www.asahi.com/articles/DA3S14403949.html?iref=pc_rensai_long_256_article)によると、《【午後】…6時1分、記者会見。7時14分、自宅》…。
司会役(なんで??)の首相補佐官・長谷川栄一氏が言う「首相はこの後、予定がありますので…」という会見打ち切りの決まり文句。アベ様は、会見打ち切り直後、「帰宅」か~い! どんなスゴイ《予定》があるのかと思いきや…。「逃げるは恥だし役立たず」やなぁ…。土曜日は、ママにでも門限を決められてんの?
『●#COVID19 記者会見モドキから「逃げるは恥だし役立たず」…
《首相動静 29日…6時、記者会見。7時12分、自宅。》』
「記者会見擬きにて、アベ様の仰る「国民一丸となって…」…
その行きつく先はどこなのでしょう? 怖くて仕方ありません。
《感染防止策を「戦い」と表現するなど、精神論も目立った》。
「「北海道の鈴木直道知事が非常事態宣言を…」…アベ様ら無為無策無能な
政権は壊憲して「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、
さらに、「緊急事態条項」の導入を…という内心がミエミエで
ウンザリします」
『●《賢くもなく笑えない嘘つきが今、日本の総理大臣…大嘘こいたのだ。
耳を疑った…世界中に向けて堂々と、とうとうと嘘をついている!》』
『●「森羅万象すべて担当」「私が国家」なアベ様が全能感に自己陶酔
したいがための〝戒厳令〟緊急事態宣言という凶器を渡していいの?』
相変わらず、首相補佐官・長谷川栄一氏が何故に仕切り役なのか? 内閣記者会が、さっさと仕切り役を取り戻しなさいよ、まったく。
阿部岳さんらが《「おかしいでしょう!」「これが記者会見と呼べますか」などと怒号が飛ぶ事態》《「まだあります!」》…とてもよかった。改善の一歩。
でも、アベ様が、緊急事態宣言という凶器を振り回し、報道統制でもされたら…もっと問うてほしかった。アベ様の回答に、さらに問う機会が欲しい。《重ねて聞く「更問(さらと)い」もなく、丁々発止とほど遠い》《総理会見では更問い(追加質問)ができないので、結局、総理の言いっ放しになってしまう》。こんな当たり前のこともできない、アベ様や最低の官房長官の会見って、いったい何? 《だからこそいま必要なのは、今回、記者たちが会見延長に追い込んだように、この対応が他国と比べていかに酷いものなのか、国民を馬鹿にしきった態度なのだということを、メディアが伝えて正させることなのだ》。
『●小林節氏…《職業としての権力監視機関として、報道が発達し、
憲法の重要な柱のひとつとして確立され》た』
《新聞労連・南彰委員長…総理会見というのは儀式的なところが昔から
あって、総理会見では更問い(追加質問)ができないので、結局、
総理の言いっ放しになってしまう。…その総理のぶら下がりが
なくなって、総理記者会見は更問いもできないし、そもそも当てられる
質問の数も少ない。そういうなかで、それまで闊達にできていた
官房長官会見までもが雰囲気が変わってしまったわけです》
『●②内閣記者会が支える《台本劇》《台本営発表》、そして、愚者に
さらなる凶器《緊急事態宣言》《緊急事態条項》を与える愚かさ』
《▼首相は、記者の質問にも原稿を読んで答えた。記者側が事前に通知
していたからだ。「台本ありきの茶番ではないか」と批判がある。
回答に疑問が残る時、重ねて聞く「更問(さらと)い」もなく、
丁々発止とほど遠い ▼フリージャーナリストの江川紹子さんは
「まだ聞きたいことがあります」と食い下がったが、無視された。
ここは大手の記者が一緒に声を上げてほしかった。首相会見が
シナリオに沿った「台本営発表」では知る権利に応えられず、
メディアが国民の信を失う。(吉田央)》
『●阿部岳さん《菅氏の会見でも食い下がる記者…。問い続けることが、
あらがうこと。…対話という血管が詰まれば、民主主義が死ぬ》』
『●三浦英之記者の質問「今でも『アンダーコントロール』だとお考え
でしょうか」? アベ様のお答え「…その中で正確な発信をした…」!?』
オマケ…《そして、このあと長谷川内閣広報官が「女性の、白いお召し物の方」と言って指名したのだが、それはなんと、フリージャーナリストの安積明子氏だったのだ》! 《台本劇》《台本営発表》が丸見え。
『●暴言連発「あなたに答える必要はありません」「ここは質問に答える
場所ではない」「その発言だったら、指しません」』
《フリージャーナリストの安積明子氏から出た「いまネットで
『令和おじさん』と呼ばれているという報道があったが」という質問に、
「承知はしてますけど、ピンときてないですね」とニッコリ笑って返答。
このほかにも、安積氏からの「東日本でのカール製造中止について」だの
「バレンタインにはたくさんのチョコを貰ったと思うがホワイトデーの
お返しは?」だのといった、はっきり言ってどうでもいい質問を拒否する
ことなく「…」などと回答してきた。さらには、…安積氏はトランプ
大統領が安倍昭恵氏について「ハローも言えない」とニューヨーク
タイムズで語ったことについて質問し、なぜか「女性からは矢継ぎ早に
どんどんどんどん言われるよりも、やはりちょっと控えたほうが
お好きなんでしょうか」という望月記者を当てこするような質問を
おこなったのだが、菅官房長官は「そっちの(控えた)ほうがいいですね。
ヘッヘヘヘ」と笑いながら答えていた。こんな低俗な質問にはきちんと
答えるくせに、官邸による記者の質問妨害という国民の「知る権利」を
阻害する重大な問題の追及はシャットアウトする──。これこそが
「令和おじさん」の正体なのだ》
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【https://lite-ra.com/2020/03/post-5311.html】
安倍首相の2週間ぶり会見は新しいコロナ対策ゼロ! 再び質問打ち切りの茶番に記者席から「これが会見ですか」の怒号、会見続行に
2020.03.14 11:24
(会見する安倍首相(首相官邸HPより))
本日、予告されていたとおり、安倍首相による記者会見がおこなわれたが、驚きのあまり腰を抜かしそうになった。2週間ぶりに記者会見を開いたというのに、まったく中身がなかったからだ。
ご存知のとおり、昨日トランプ大統領は最大約5兆4000億円を感染防止措置に投じると表明し、その結果、ダウ平均株価は大幅下落から持ち直した。安倍首相も同じように、大胆な財政措置を打ち出し、国民と市場を安心させるのだろう。そう思っていた。
ところが、蓋を開けてみれば、安倍首相は「4300億円の財政措置と、1.6兆円の金融措置によって万全を期してまいります」と、10日に発表した緊急対応策第2弾と同じ内容を繰り返すばかりだったのだ。
この財政・金融措置の金額には与野党から「あまりに少なすぎる」「1桁足りない」と批判があがっている上、アメリカのみならず各国が大規模な財政措置について具体的な数字を挙げて発表している。なのに、安倍首相はそれをしようとしない……。さらに、アメリカはPCR検査をさらに拡大させるためにドライブスルー型検査の実施も打ち出したが、一方で安倍首相が述べたのは、こんな話だった。
「(PCR検査は)現時点で前回会見したときよりも、50%多い1日あたり6000件を超える確かな検査をおこなうことが可能となっています」
「今月中には1日当たり8000件まで検査能力が増強できる見込みです」
言っておくが、6日からはPCR検査が保険適用となったものの、14日発表のPCR検査数は859件。累計の検査実施数も1万2090件(14日発表時点)でしかない。「いまは6000件の検査能力がある」と言うが、実態は程遠いままなのだ。しかも、安倍首相はこんなことまで言い出した。
「WHOが今週、パンデミックを宣言しましたが、人口1万人当たりの感染者数を比べるとわが国は0.06人にとどまっており、韓国、中国のほかイタリアをはじめ、欧州では13カ国、イランなど中東3カ国よりも少ないレベルに抑えることができています」
検査数が他国より圧倒的に少ないから感染者を把握できていないだけなのに、感染拡大を抑えられていると豪語する──。完全に詐称ではないか。
現在、感染拡大がしている欧米よりも日本は国内感染者の発生が早かったというのに、いまだに検査を拡大せず感染者数を少なく見せるという国民の生命を蔑ろにするようなことを平気でやりつづけ、一方で思いつきか弛緩しきった対策しか打ち出せない安倍首相。実際、記者会見において安倍首相の口から飛び出したのは、具体性が何もない、ただ威勢がいいだけの言葉だった。
「今後も機動的に必要かつ十分な経済財政政策を間髪を入れずに講じます」
「みなさんの活気あふれる笑顔を取り戻すため、一気呵成にこれまでにない発想で、思い切った措置を講じてまいります」
「全国津々浦々、心をひとつに、まさにワンチームで現在の苦境を乗り越えていきたい」
「いかなる困難も力を合わせれば必ずや克服することができる。打ち勝つことができる。私は、そう確信しています」
いや、「間髪入れずに」「一気呵成に」って、それはもうすでに始めているべきなのではないのか。挙げ句、具体的な施策も示さないまま「笑顔を取り戻す」「ワンチームで」「力を合わせれば打ち勝てる」という精神論をぶつだけとは……。無能にも程があるだろう。
■「おかしいでしょう!」「これが記者会見と呼べますか」などと怒号が飛ぶ事態に
しかも、唖然とさせられたのは、この期に及んでも、記者からの質疑応答でも前回と同じ茶番を繰り広げようとしたことだ。
実際、安倍首相の冒頭発言は前回とほぼ同じ約21分で、その後、質疑応答がおこなわれたのだが、司会の長谷川栄一・内閣広報官は、幹事社である東京・中日新聞、共同通信の質問のあと、毎日新聞、ウォール・ストリート・ジャーナルを指名。そして、このあと長谷川内閣広報官が「女性の、白いお召し物の方」と言って指名したのだが、それはなんと、フリージャーナリストの安積明子氏だったのだ。
安積氏といえば、菅義偉官房長官会見でのヨイショ質問でおなじみの人物で、「ネットで『令和おじさん』と呼ばれているという報道があったが」だの「バレンタインにはたくさんのチョコを貰ったと思うがホワイトデーのお返しは?」だのというどうでもいい質問から、「女性からは矢継ぎ早にどんどんどんどん言われるよりも、やはりちょっと控えたほうがお好きなんでしょうか」などと女性蔑視丸出しで、あきらかに東京新聞・望月衣塑子記者を当てこするような質問をおこなったこともある。安倍官邸は望月記者の質問をシャットアウトしながら、ほとんど低俗な質問しかしない安積氏を指名してきたのだ。
そして、総理会見でも指名したのは安積氏……。これは前回の記者会見で、フリージャーナリストである江川紹子氏が「まだ質問があります!」と声をあげていたのに、それを無視して会見を打ち切ったことに批判が集まったことから、今回はあえてフリージャーナリストを指名して質問させたのだろう。だが、それも結局は“太鼓持ち”のジャーナリストだったというわけだ。だいたい、長谷川内閣広報官も安積氏のことをよく知っているはずなのに、「白いお召し物の方」などとわざとらしい芝居まで打ったのである。
しかし、またも繰り返されそうになった茶番劇に、今回は記者たちも猛反発。計8人の質問と安倍首相の応答が終わったあと、長谷川内閣広報官は記者会見を打ち切ろうとしたのだが、次々に「おかしいでしょう!」「これが記者会見と呼べますか?」などと怒号が飛ぶ事態に。それによって、長谷川内閣広報官も「1問だけ」と質疑を延長したが、それが終わると「まだあります!」と声があがったのだ。
前回の会見後、「安倍首相は江川紹子さんの質問になぜ答えなかったのか」「国民への説明を果たそうとしていない」「茶番だ」と批判が殺到したこともあってだろう、さすがに安倍首相も「まあ、いいんじゃない?」など言い、質疑応答を続行せざるを得なくなったのである。
あのトランプ大統領でさえ記者の質問に答えているというのに、毎度、質問を打ち切って会見を強制終了させてきたのは安倍官邸だ。それをなにが「まあ、いいんじゃない?」だと言いたいが、今回は多くの記者が声をあげて質疑続行に追い込んだ。結果的に、前回の会見はたったの5人しか質問できなかったのが、今回は計12人が質問できたことは、一歩前進と言えるだろう。
■NHKは会見打ち切りを言い出す前に中継を打ち切り、事前に官邸と打ち合わせか
だが、これは「安倍首相が改心した」というような話ではけっしてない。じつは、前回は安倍首相の会見を最後まで生中継したNHKが、今回は記者の質疑応答の途中で中継を打ち切り、スタジオに切り替わるとアナウンサーがネットで視聴できると案内。その後は岩田明子記者が解説をはじめたのだ。
解説する時間があるのなら、そのまま記者会見を放送すればいい話。いや、新型コロナという国民の重大関心事がテーマなのだから延長して最後まで放送するのが普通だし、通常なら安倍官邸から「重要な総理会見の放送を打ち切るとは何事か!」と怒鳴られるような問題だ。なのに、なぜかNHKは途中で打ち切った……。
これはようするに、長谷川内閣広報官が会見打ち切りを言い出すタイミングで記者から質疑続行を求める声があがることを見越し、あらかじめ安倍官邸と打ち合わせ、その前に放送を止めるよう話がついていたとしか考えられない。事実、安倍首相が記者たちから「おかしいでしょう!」「これが記者会見と呼べますか?」などと責め立てられている場面が地上波で全国に放送されることは、これによって回避されたのである。
安倍首相は新型コロナ対応で一貫して無能っぷりしか晒していないというのに、前回の会見後、世論調査で内閣支持率は微減か横ばいで推移している。中身がなくとも会見を開けば「やってる感」を醸成できる、そう安倍首相は踏んで、空疎極まりない茶番会見を打ったのだろう。だからこそいま必要なのは、今回、記者たちが会見延長に追い込んだように、この対応が他国と比べていかに酷いものなのか、国民を馬鹿にしきった態度なのだということを、メディアが伝えて正させることなのだ。
(編集部)
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[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]
リテラの2つの記事【“独裁者”安倍首相が「緊急事態宣言」を手にする恐怖! NHK、民放を指定公共機関にして報道統制、批判封じ込めも可能に】(https://lite-ra.com/2020/03/post-5307.html)と、
【特措法改正が成立、安倍首相が「緊急事態宣言」を手に! 自民党・伊吹文明はすでに「批判や不安を煽る発言は自粛を」と圧力】(https://lite-ra.com/2020/03/post-5309.html)。
《改正特措法に基づいて「緊急事態宣言」を安倍首相が発すれば、あらゆる制限を行使できるようになる。たとえば、特定都道府県知事は住民に対して外出制限の要請をしたり、学校や社会福祉施設、興行場などの施設の使用制限や停止を要請・指示できるほか、施設を使用した催物の開催を制限・停止するよう要請・指示することができる。さらに、条件を満たせば臨時の医療施設を開設する場合に土地や家屋を所有者の同意なく強制使用することも可能になる。つまり、憲法で保証されている移動や集会・表現の自由、財産権などに大きな制限をくわえることが、最大で2年(現行法)にもわたってできるのだ》。
《これにより、安倍首相が「緊急事態宣言」を発令することが可能となり、発令した場合、国民の移動や集会の自由などを制限することができるようになる》。
これを凶暴な凶器と言わずして、どうする? その凶暴な凶器を独裁者が振り回す恐怖…。
週刊朝日の記事【使い方誤れば「猛毒」にもなりかねない特措法 「違憲の疑い」と専門家】(https://dot.asahi.com/wa/2020031100085.html)によると、《福島瑞穂参院議員(社民)が懸念する。「安倍首相は全国一斉休校を要請したときも専門家の意見も求めず、国民への説明責任も果たさず、強権的に決めました。そんな安倍政権の下での緊急事態宣言は非常に危険です。宣言するにあたり、事前に国会の承認も必要ありません。自らの無策ぶりを吹き飛ばすために、戒厳令のような事態になることを警戒します」》。
『●#COVID19 への思いつき、場当たり、無責任対応…《防衛装備の
高額買い付けには力を入れる安倍政権の国民の価値はこの程度なのか》』
『●#COVID19 記者会見モドキから「逃げるは恥だし役立たず」…
《首相動静 29日…6時、記者会見。7時12分、自宅。》』
「記者会見擬きにて、アベ様の仰る「国民一丸となって…」…
その行きつく先はどこなのでしょう? 怖くて仕方ありません。
《感染防止策を「戦い」と表現するなど、精神論も目立った》。
「「北海道の鈴木直道知事が非常事態宣言を…」…アベ様ら無為無策無能な
政権は壊憲して「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、
さらに、「緊急事態条項」の導入を…という内心がミエミエで
ウンザリします」
『●緊急事態条項? ご冗談を。こんないい加減なことしかできない
独裁政権にさらに凶暴な武器を与えるなんて危険極まりない』
『●①内閣記者会が支える《台本劇》《台本営発表》、そして、愚者に
さらなる凶器《緊急事態宣言》《緊急事態条項》を与える愚かさ』
「内閣記者会(官邸記者クラブ)が支える《台本劇》《台本営発表》に
よって、独裁者に愚かな凶器《緊急事態宣言》《緊急事態条項》を
与えるなどもっての外だ」
「愚者で、かつ、独裁者に凶器を与えてはいけない」
「戒厳令。独裁者気取りで、自身に酔いしれてアベ様が御命じになる…」
『●《賢くもなく笑えない嘘つきが今、日本の総理大臣…大嘘こいたのだ。
耳を疑った…世界中に向けて堂々と、とうとうと嘘をついている!》』
『●「森羅万象すべて担当」「私が国家」なアベ様が全能感に自己陶酔
したいがための〝戒厳令〟緊急事態宣言という凶器を渡していいの?』
《使い方誤れば「猛毒」》…アベ様が「猛毒」「凶器」「フリーハンド」を「正しく使う」はずがないでしょ! 《使い方誤》らぬ、はずがない。凶暴な狂った凶器を横暴なアベ様が「正しく」振り回すはずがないでしょ? 《自らの無策ぶりを吹き飛ばすために、戒厳令のような事態になる》可能性が極めて高い。閣議決定を乱発し、専門家に聞くこともなく、国会に事前に了解を得ることもなく、アベ様が好き勝手にやってきたその帰結が悲惨な現状。たたでさえ、《「指定公共機関」とされ》るアベ様のNHKをはじめ、《メディアコントロール》なニッポンで、《報道統制がおこなえるようになる》ことでアベ様の好き勝手な報道ばかりが…恐怖でしかない。《戦時下に言論や報道を統制して大本営発表を垂れ流したのと同じように、政権批判はバラエティ番組であっても許さない》…「1984」。《国民とメディアに制限をかけるというフリーハンドの権限を得た安倍首相》、得意満面でしょうね。
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【https://lite-ra.com/2020/03/post-5307.html】
“独裁者”安倍首相が「緊急事態宣言」を手にする恐怖! NHK、民放を指定公共機関にして報道統制、批判封じ込めも可能に
2020.03.12 08:07
(首相官邸HPより)
ついに安倍首相が、新型コロナの混乱に乗じて、国民の自由と権利を縛る権限を手にしようとしている。「緊急事態宣言」を可能にする新型インフルエンザ等対策特別措置法(以下、特措法)改正案が本日、衆院本会議で可決・通過し、早ければ13日には成立する見込みだからだ。
改正特措法に基づいて「緊急事態宣言」を安倍首相が発すれば、あらゆる制限を行使できるようになる。たとえば、特定都道府県知事は住民に対して外出制限の要請をしたり、学校や社会福祉施設、興行場などの施設の使用制限や停止を要請・指示できるほか、施設を使用した催物の開催を制限・停止するよう要請・指示することができる。さらに、条件を満たせば臨時の医療施設を開設する場合に土地や家屋を所有者の同意なく強制使用することも可能になる。つまり、憲法で保証されている移動や集会・表現の自由、財産権などに大きな制限をくわえることが、最大で2年(現行法)にもわたってできるのだ。
しかも問題なのは、基本的人権が制約されかねない強大な権限が総理大臣に与えられるのに、「緊急事態宣言」を発令する要件は極めて曖昧であるということだ。
特措法では、政府対策本部長(総理大臣)が〈国民の生命及び健康に著しく重大な被害を与えるおそれ〉〈全国的かつ急速なまん延により国民生活及び国民経済に甚大な影響を及ぼし、又はそのおそれがある〉ときに「緊急事態宣言」を発令できるとされており、ご覧の通り、具体的な判断基準があるわけではない。安倍首相が「いまがそれ」と思えば、いつでも「緊急事態宣言」を発令できてしまうのである。
一応、要件を満たしているかどうかは総理大臣が専門家による諮問委員会に諮った上で判断するというが、専門家会議に意見も求めずに一斉休校や入国制限を独断専行で決めてきた安倍首相の言動を見れば、諮問委員会にほとんど意味がないのは明白だろう。
このような強力な制限をかけるべき緊急事態でもないのに、安倍首相の独断によってそれが可能になれば、感染拡大防止を口実にして恣意的に政権批判の集会を開催できないようにすることも、“やってる感”アピールのためだけに移動の自由を奪ったり土地の強制収用することもできてしまうのである。
だが、もっとも恐れるべきは、「緊急事態宣言」の発令によって、報道統制がおこなえるようになる、ということだ。
特措法では、NHKが「指定公共機関」とされ、政府対策本部長(総理大臣)がこの指定公共機関に〈新型インフルエンザ等対策に関する総合調整を行うことができる〉とある。さらに、〈総合調整に基づく措置が実施されない場合〉には総理大臣が指定公共機関に〈必要な指示をすることができる〉と規定されている。
しかも、これはNHKだけの問題ではない。昨日11日おこなわれた衆院法務委員会では、立憲民主党の山尾志桜里衆院議員が「緊急事態宣言が出た際、首相から必要な指示を受ける『指定公共機関』に民放テレビ局は指定されるか」と質問したところ、宮下一郎・内閣府副大臣は「法的には指定しうるが、実際には新型インフル特措法制定時の議論を踏まえ、指定しない」と答弁。法的には民放が「指定公共機関」に指定できることを認めたわけだが、さらに山尾議員の「報道内容への指示も法的には可能か」という問いには、こうも答弁したのだ。
「今回、民放は指定しないが、法律の枠組みとしては民放を指定して『いま、この情報を流してもらわないと困る』ということで指示を出す。そして放送内容について変更、差し替えをしてもらうということは、本来の趣旨に合う、そういったことはあり得るものだ」
■官邸はすでにコロナ報道に圧力、緊急事態宣言で報道に介入が法的に可能に
ようするに、NHKのみならず民放テレビ局の報道内容にも直接介入し、安倍首相が良しとする内容でなければ変更させることも法的には可能になる、というのである。
それでなくても、安倍官邸はこれまで陰に陽に政権に批判的な報道に対して圧力をかけ、今回の新型コロナでも今井尚哉首相補佐官が司令を出して、厚労省や内閣官房、自民党広報のTwitterは『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)や『Nスタ』(TBS)などを名指しして反論。しかもその反論自体がデマであったことも判明している。つまり、すでに安倍政権の後手後手対応を批判する報道を「官製デマ」によって封じ込めようとしてきたわけだが、改正特措法が施行され、「緊急事態宣言」を安倍首相が発令することによって、直接、報道に介入して内容を変更させることが法的に可能になるのである。しかも、すべてのテレビ局の番組に対して、である。
いや、問題はテレビにかぎらない。言論法、ジャーナリズム論が専門の山田健太・専修大学教授は、「指定公共機関」は政令で自由に拡大可能であるとした上で、〈災害対策基本法の指定対象機関には新聞社も含まれる〉ことを指摘している(Yahoo!ニュース11日付「情報統制が不安を増幅させる~なぜいま、緊急事態対処法がダメなのか」)。
「新型コロナ対策」という大義名分のもとに、安倍首相がテレビ・新聞というすべての報道内容を掌握し、安倍政権にプラスになる情報だけを垂れ流させることができるようになる──。メディア圧力・報道介入に熱心だった安倍首相が、このフリーハンドの権限を見逃すはずがあるまい。こんなことを可能にさせてしまえば、恣意的な私権制限に対する批判もできず、事実と異なるデタラメな「大本営発表」が溢れかえることになるのは目に見えている。
公文書を改ざんするという国家的犯罪を平気で犯すだけでなく、法律の解釈を歪めて恣意的に運用し、国家権力を私物化の道具にしてきた安倍首相に、このような国民もメディアも好き放題にできる権限を与えることがいかに危険かは、一目瞭然だ。だいたい「緊急事態宣言」を可能にさせてしまうことより、改正特措法がなくとも安倍政権にすぐにできることは山ほどある。PCR検査の拡大や一刻も早い医療体制の整備、休業補償の拡充、とりわけ社会的弱者に対するサポートは死活問題だ。
■学者や法律の専門家たちが「強権的な緊急事態宣言の実施は、真実を隠蔽」と緊急声明
そして、百歩譲って特措法改正案を審議するにしても、いまの進め方はあまりにも拙速すぎる上、安倍首相の暴走に歯止めをかけるには、少なくとも特措法改正案に「緊急事態宣言」をおこなう前に必ず国会の事前承認を得ることが必要であることは論を俟たない。
だが、与党はこの案を拒否。しかも、信じられないことに立憲民主党や国民民主党などの野党統一会派はさっさと引き下がり、付帯決議に「特に緊急の必要がありやむを得ない場合を除き、国会へその旨及び必要な事項について事前に報告する」と明記することで賛成に回り、日本共産党を除く与野党の賛成多数で、きょう衆院本会議を通過させてしまった。
付帯決議には法的拘束力がないばかりか、国会や法的手続きを軽視しつづけてきた安倍首相が「緊急」を理由に国会をすっ飛ばすのはわかりきった話だ。なのに、それを見過ごすとは──。立憲民主党や国民民主党は、民主党政権時代に特措法を成立させたという立場だからというだけでなく、特措法改正案に反対することで「野党はまた反対ばかりで足を引っ張るだけ」などと攻撃を受けることを恐れているのだろう。だが、民主党政権時代に特措法を審議していたとき、野党第一党だった自民党は審議拒否した上、参院本会議では自民党議員は採決を全員で棄権していたのだ。だからこそ、安倍首相は改正せずに特措法を適用することを嫌がり、わざわざ改正しようとしているという見方もある。「野党ガー」と攻撃されても「自民党がそんなことを言えた立場か」と言い返せばいいだけなのに、こんな重要な局面で腰砕けになっている場合か。
大前提として、安倍首相が恣意的な運用・権力の乱用はしないと言い切れるならば、国会の事前承認に最初から応じるはずだ。それを拒否したことを容認して抜け道だらけの付帯決議で賛成してしまうことは、はっきり言って安倍首相にフリーハンドを許したことにほかならない。
憲法や言論法が専門の右崎正博・獨協大学名誉教授や田島泰彦・元上智大学教授、元日弁連会長の宇都宮健児弁護士らは、9日、特措法改正案に反対する緊急声明を発表したが、そこでは〈本来必要な対策を取らないまま過ごしてきて、この段階に至って緊急事態法制の導入を言い出し、それに頼ることは感染の抑止、拡大防止と具体的にどうつながるのか、大いに疑問〉とし、〈今回の法改正の撤回とともに、特措法そのものについても根本的な再検討〉を要望すると同時に、こう警告をおこなっている。
〈強権的な緊急事態宣言の実施は、真実を隠蔽し、政府への建設的な批判の障壁となること必至である。一層の闇を招き寄せてはならない。〉
本サイトとしても、私権制限のみならず、メディアの自由な報道に介入することを許し、国会の事前承認を必要としない特措法改正案には強く反対する。「賛成」野党は、いま一度、これまでの安倍政権の暴走を思い出し、自分たちがその暴走に手を貸そうとしていることの罪についてよくよく反省し、姿勢をあらためるべきだ。
(編集部)
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【https://lite-ra.com/2020/03/post-5309.html】
特措法改正が成立、安倍首相が「緊急事態宣言」を手に! 自民党・伊吹文明はすでに「批判や不安を煽る発言は自粛を」と圧力
2020.03.13 06:01
(首相官邸HPより)
先程、参院本会議で新型インフルエンザ等対策特別措置法(以下、特措法)改正案が与野党の賛成多数で可決、成立した。これにより、安倍首相が「緊急事態宣言」を発令することが可能となり、発令した場合、国民の移動や集会の自由などを制限することができるようになる。
本サイトでは昨日の記事でも指摘したが、私権制限という安倍首相に強大な権限を与えることになるにもかかわらず、特措法改正案の審議はあまりに拙速すぎ、少なくとも「緊急事態宣言」をおこなう前に必ず国会の事前承認を得ることは最低条件だった。だが、安倍首相の暴走に歯止めをかけるための野党側の修正案は盛り込まれず、結局、法的拘束力のない付帯決議に「特に緊急の必要がありやむを得ない場合を除き、国会へその旨及び必要な事項について事前に報告する」とくわえられただけだ。
つまり、安倍首相が「緊急」だとすれば国会承認を得ることもなく、フリーハンドで私権制限をくわえることが可能になる「緊急事態宣言」を発令することができるのである。
そして、この「緊急事態宣言」でもっとも恐ろしいのは、報道統制をかけることが可能になるということだ。
既報でもお伝えしたように、改正特措法ではNHKが「指定公共機関」とされ、政府対策本部長(総理大臣)がこの指定公共機関に〈新型インフルエンザ等対策に関する総合調整を行うことができる〉とある。さらに、〈総合調整に基づく措置が実施されない場合〉には総理大臣が指定公共機関に〈必要な指示をすることができる〉と規定されている。
だが、これが民放テレビ局にまで適用されるのではないかという懸念が広がっている。というのも、11日におこなわれた衆院法務委員会では、立憲民主党の山尾志桜里衆院議員が「緊急事態宣言が出た際、首相から必要な指示を受ける『指定公共機関』に民放テレビ局は指定されるか」と質問したところ、宮下一郎・内閣府副大臣は「法的には指定しうる」と見解を示し、さらにこう答弁したからだ。
「今回、民放は指定しないが、法律の枠組みとしては民放を指定して『いま、この情報を流してもらわないと困る』ということで指示を出す。そして放送内容について変更、差し替えをしてもらうということは、本来の趣旨に合う、そういったことはあり得るものだ」
ようするに法的には、「緊急事態」を口実にして安倍首相がすべてのテレビ局の報道内容に介入し、変更や差し替えまで指示できる、というのである。
この宮下内閣府副大臣の答弁については、野党側が特措法制定時の政府見解と食い違うと指摘。本日の参院本会議に先立っておこなわれた参院内閣委員会で西村康稔・特措法担当相は「特措法の制定時の議論も踏まえて、民放テレビ局等は指定しない」と答弁し、衆院法務委員会の理事会でも宮下内閣府副大臣は「誤解に基づくものだった」と答弁を撤回した。
しかし、これで安心できるものではけっしてない。実際、黒川弘務・東京高検検事長の定年延長を認めた法解釈変更の問題では、過去の政府見解との矛盾を指摘されても、森雅子法相は適法だと言い張り、ついには「東日本大震災のとき検察官が逃げた」などという意味不明な抗弁をする始末。しかも、指定公共機関の対象は、国会審議なしで改正することが可能な政令によって拡大することができる。いくら西村特措法担当相が「民放は指定しない」と言っても、安倍政権がこれを反故にすることは十分に考えられる。
■伊吹文明は「飲み食い、得意なことも抑制を」 戦時中の「欲しがりません勝つまでは」状態に
そして、実際に安倍自民党は、「緊急事態宣言」を可能にする特措法改正案の成立を前に、すでにテレビ報道に介入する気が満々なのを隠そうともしていなかった。
というのも、昨日12日におこなわれた自民党の二階派の会合で、伊吹文明・元衆院議長はこんな発言をおこなったというのだ。
「後講釈での批判とか不安をあおるような発言は、できるだけバラエティー番組も含めて自粛すべきだ」
「大切なことは、一人ひとりが自己抑制と自己管理をしっかりすること。それをやらずに政府の悪口を言ったり、対応のまずさをあげつらったりしていては(状況は)よくならない」(朝日新聞デジタル12日付)
政府批判は状況を悪くする、批判や不安を煽る発言はバラエティ番組も含めて自粛しろ──。ようするに、戦時下に言論や報道を統制して大本営発表を垂れ流したのと同じように、政権批判はバラエティ番組であっても許さない、というのである。
しかも、伊吹議員は「自己免疫が強くならないとコロナには打ち勝てない。だから、遊びすぎない、飲みすぎない。みなさん得意のことを抑制してください」などとも語ったというが、これはまるで「欲しがりません勝つまでは」ではないか。
伊吹議員といえば、新型コロナ対策について「憲法改正の大きなひとつの実験台と考えたほうがいいかもしれない。緊急事態のひとつの例」などと言い、感染症対応を大義名分にして緊急事態条項の創設の口火を切った人物だ。特措法改正案成立を控えて、わざわざテレビの報道内容に文句をつけたのも、「緊急事態宣言」による番組介入を見越しての言動だと思わずにはいられないだろう。
きょう、国民とメディアに制限をかけるというフリーハンドの権限を得た安倍首相。今後、「緊急事態宣言」を発令し、民放まで指定公共機関に指定すれば、「この緊急時に見えない敵との戦いの足を引っ張っている」などという言い分によって、安倍首相の新型コロナ対応を批判する言論・報道はこの国のテレビから消え去ることになる。そんな恐ろしい暴走を食い止めるには、もはや国民の厳しい監視しか道は残されていない。
(編集部)
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[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様…日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/政権末期…まともなヤツはいないのか】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202003040000049.html)。
『今日の東京新聞』(http://a-tabikarasu.hatenadiary.com/)から、再びすいません、コピペ・マゴビキさせて頂きました。いつも、ごめんなさい。【本音のコラム 「子どもの権利」 斎藤美奈子】(http://a-tabikarasu.hatenadiary.com/entry/2020/03/04/201520)。
西江昭吾記者による、沖縄タイムスのコラム【[大弦小弦]謎だからこそエビデンスを】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/543444)。
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/自民自ら気づいた時に国民の危機感それ以上】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202003060000064.html)。
《★既に満身創痍(そうい)といえる首相・安倍晋三だが、内閣や党周辺も自分だけに甘い政権の体質が浸透していて首相も手が回らない状態だ。…このやり放題とまともなやつはいないのか、それとも首相のように振る舞えばこうなるのか。政権末期の様相だ》。
《しかしより重いのは、確たる論拠もなく憲法が保障する「教育を受ける権利」を一時的にであれ政府や自治体が子どもたちから奪った、この事実である…国難だから政府や専門家に従うというのは翼賛体制への道である。大丈夫、まだ引き返せる。各自治体は独自の事情に沿った判断で休校をいつまで続けるか再考すべきだろう》。
《▼生物なのか、単なる物質なのか、それすら曖昧。地球上に何種類いるか全貌はつかめず、未知の新種は際限がない。人の体内にも兆単位でいるというから想像を絶する。病気をもたらすのはごく一部だが、そんな不確かな存在だからこそ、対策にはエビデンス(科学的根拠)が欠かせない ▼全国一斉休校に効果がないとは思わないが、専門家に聞かずに決めるのはいかがなものか。「国難」を理由にあらゆる催しや会合が自粛へ動くのは、どこか心に引っ掛かる ▼私権制限を伴う緊急事態宣言を出せる改正特措法が来週にも成立する。よもやエビデンスなき政治判断で強権発動するつもりではあるまい。(西江昭吾)》。
『●『生物と無生物のあいだ』読了 (1/4)』
『●『生物と無生物のあいだ』読了 (2/4)』
『●『生物と無生物のあいだ』読了 (3/4)』
『●『生物と無生物のあいだ』読了 (4/4)』
政権や自公には《まともなやつはいないのか》? 答えは「居ません!」 〝大惨事〟状況。「1/4」の自公お維支持者や眠り猫な「2/4」の間接的な支持者の皆さん以外、即答です、《まとも》じゃない。
『●《賢くもなく笑えない嘘つきが今、日本の総理大臣…大嘘こいたのだ。
耳を疑った…世界中に向けて堂々と、とうとうと嘘をついている!》』
斎藤美奈子さんの仰るとおり。《国難だから政府や専門家に従うというのは翼賛体制への道である。大丈夫、まだ引き返せる。各自治体は独自の事情に沿った判断で休校をいつまで続けるか再考すべきだろう》。
東京新聞の記事【<新型コロナ>「休校しない」広がる 栃木・茂木町 通常授業へ転換】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202003/CK2020030502000154.html)によると、《一方、文部科学省は四日、休校を見送る方針を示しているのは同日午前八時時点で、栃木、群馬、埼玉、京都、兵庫、岡山、島根、沖縄の八府県で計三百九十九校に上るとする調査結果を発表した。休校している市町村立小学校が全体の98・8%、市町村立中学校と都道府県立高校がそれぞれ99・0%。私立は調査中の東京都などを除いた集計で、これから休校する学校も含めて小学校が89・9%、中学校が91・7%、高校が92・8%。国立小中高校は100%が休校だった。一都六県では、小中学校の休校を見送ったのは栃木県大田原市、小学校の休校を見送ったのは群馬県太田市、特別支援学校の休校を見送ったのは埼玉県だった》。
『●#COVID19 への思いつき、場当たり、無責任対応…《防衛装備の
高額買い付けには力を入れる安倍政権の国民の価値はこの程度なのか》』
「無責任・無能政権の場当たりな思いつき、デタラメ「政」。
地域に丸投げ。地域は状況に応じて《要請》に応じるかどうかを
判断すべきで、独裁者に黙々と従うようなことがあってはならない。
《休校要請》に応じるにしろ、各家庭の事情に応え得る地域行政が
なされるべき。国は、直ぐに予算措置等を講ずるべきだ」
『●#COVID19 記者会見モドキから「逃げるは恥だし役立たず」…
《首相動静 29日…6時、記者会見。7時12分、自宅。》』
「記者会見擬きにて、アベ様の仰る「国民一丸となって…」…
その行きつく先はどこなのでしょう? 怖くて仕方ありません。
《感染防止策を「戦い」と表現するなど、精神論も目立った》。
「「北海道の鈴木直道知事が非常事態宣言を…」…アベ様ら無為無策無能な
政権は壊憲して「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、
さらに、「緊急事態条項」の導入を…という内心がミエミエで
ウンザリします」
『●緊急事態条項? ご冗談を。こんないい加減なことしかできない
独裁政権にさらに凶暴な武器を与えるなんて危険極まりない』
「「北海道の鈴木直道知事が非常事態宣言を…」…アベ様ら無為無策
無能な政権は壊憲して、
「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、さらに、
「緊急事態条項」の導入を…という内心がミエミエでウンザリします」
『●①内閣記者会が支える《台本劇》《台本営発表》、そして、愚者に
さらなる凶器《緊急事態宣言》《緊急事態条項》を与える愚かさ』
「内閣記者会(官邸記者クラブ)が支える《台本劇》《台本営発表》に
よって、独裁者に愚かな凶器《緊急事態宣言》《緊急事態条項》を
与えるなどもっての外だ」
「愚者で、かつ、独裁者に凶器を与えてはいけない」
「戒厳令。独裁者気取りで、自身に酔いしれてアベ様が御命じになる…」
そして、次に待っているのは、アベ様が全能感に自己陶酔したいがための緊急事態宣言、〝戒厳令〟、さらには、壊憲+緊急事態条項導入。
《国難》《非常時》、〝戦中〟とばかりに、「森羅万象すべて担当」なアベ様が全能感に自己陶酔したいがための〝戒厳令〟…恐ろしいことです。行政府の長・アベ様は、「立法府の長」どころか、「森羅万象すべて担当」したり…今度は「私が国家」と言い出す始末なのに…凶器を渡す?
『●GDP600兆円へ忖度…《アベノミクスの成果が数字に出ない、
ならば統計のやり方を変えればいい》!?』
《ついに全知全能の神にでもなったつもりか。…「総理大臣でございます
ので、森羅万象すべて担当しておりますので、日々さまざまな報告書が
ございまして、そのすべてを精読する時間はとてもないわけでございます。
…2年前に森友問題で追及された時には、「森羅万象、私が説明できる
わけではない!」とキレていたが、いつの間にか、
森羅万象担当に“昇格”していたようだ。…これまで何度も国会で
「私は立法府の長」との誤った認識を披露してきた安倍首相だが、
三権の長では飽き足らず、神の領域にまで誇大妄想が広がっているのか。
だとしたら、もはや職務遂行能力が疑われるレベルだ》
『●ウソとデマな行政府の長…「立法府の長」になったり、
「森羅万象すべて担当」したり…今度は「私が国家」』
西江昭吾記者の懸念《「国難」を理由にあらゆる催しや会合が自粛へ動くのは、どこか心に引っ掛かる ▼私権制限を伴う緊急事態宣言を出せる改正特措法が来週にも成立する。よもやエビデンスなき政治判断で強権発動するつもりではあるまい》は、当然だ。
東京新聞の記事【<新型コロナ>特措法「瀬戸際」後成立へ 最速13日 首相、改正に固執】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/202003/CK2020030602000114.html)によると、《現行の特措法は、新型インフルエンザ流行で、国民生活に甚大な影響が生じると判断した場合、首相が個人の権利の制限を伴う「緊急事態」を期間と区域を定めて宣言できる。宣言を受け、都道府県知事は外出自粛や休校、興行施設の利用制限などを要請できる》。
《このやり放題とまともなやつはいないのか、それとも首相のように振る舞えばこうなるのか。政権末期の様相だ》、《「…自分の周りだけが潤えばいい、いい思いをすればいいという態度の政治家が増え、それをたしなめるベテランも声を出さない。…」(自民党員の1人)。ほかにも「公務員が公費の出張先で部下と関係を持ったと疑われるなど恥ずかしくて昔なら辞任している」など秩序崩壊を憂う声も強い…安倍政治から日本を取り戻すには何が必要か本気で考える時期に来ている のではないか》?
最後に…いま頃?、という話。とっくの昔に気づいてよ、《賢くもなく笑えない嘘つきが今、日本の総理大臣》であることを。既に8年にわたって、息吐く様にウソをつく人が首相なんです。その首相によって、日本は傾きっぱなしなんです。
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【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202003040000049.html】
コラム
政界地獄耳
2020年3月4日8時31分
政権末期…まともなヤツはいないのか
★既に満身創痍(そうい)といえる首相・安倍晋三だが、内閣や党周辺も自分だけに甘い政権の体質が浸透していて首相も手が回らない状態だ。首相自身は専門家の意見すら聞かず学校の休校要請、国民は必要以上に混乱している。だが夜はそうではない。心優しく支えてくれるお友達と会食ざんまい。「夜の会食は宴会ではない」「少数の会食などは感染しない」と国会で答弁するありさまは「募っているが募集していない」と同様の、この首相に多くの権限や特権を与えてはいけないと国民が感じるレベルだ。
★ところがその首相の新型コロナウイルス感染拡大に伴うイベント自粛、学校休校要請の裏でパーティーを開き逆切れした首相補佐官・秋葉賢也、前々から厚労省の審議官と仕事の合間にイチャイチャしている同・和泉洋人と、2月16日の対策本部会合を欠席し地元行事に参加した反省はするが謝罪はしない環境相・小泉進次郎、学校休校は自分の所管なのに何も知らされなかった側近の文科相・萩生田光一、口頭決裁はありますと言い張る法相・森雅子も官房長官・菅義偉を通じて注意したという。
★できればインチキ会見を強引に打ち切った司会役の首相補佐官・長谷川栄一にも注意してもらいたいが、こちらは首相から褒められる立場か。長谷川は昨年6月、福島県で開いた中小企業経営者向けの会合で同選挙区の森雅子を「福島県を代表して参院で頑張っている」と、選挙運動を禁止されている公務員とは思えぬ公正中立さに欠ける発言で公選法違反に問われたこともある。他にも外務省時代、将来の次官候補とか大使候補といわれた自民党参院議員・松川るいは「高齢者は歩かない」とやじった後のトホホな言い訳もひどい。また自民党を離党したIR汚職で保釈された衆院議員・秋元司は今月25日にパーティーを開くが二階派が全面支援し、幹事長代理・林幹雄が講師を務める。このやり放題とまともなやつはいないのか、それとも首相のように振る舞えばこうなるのか。政権末期の様相だ。(K)※敬称略
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【http://a-tabikarasu.hatenadiary.com/entry/2020/03/04/201520】
今日の東京新聞
購読している東京新聞の記事を紹介します。読者の応援ブログです。
2020-03-04
本音のコラム 「子どもの権利」 斎藤美奈子
本音のコラム 「子どもの権利」 斎藤美奈子/25面
安倍晋三首相の鶴の一声で決まった全国一斉休校。萩生田光一文科相は「地域や学校の実情」を踏まえた柔軟な対応をと示唆したが、大多数の自治体(教育委員会)は首相の要請に従った。
この措置の意味するところは何だろう。唐突すぎる、学校現場が混乱する、仕事が休めない、学童保育の方がリスクが高いといった問題も無視できない。しかしより重いのは、確たる論拠もなく憲法が保障する「教育を受ける権利」を一時的にであれ政府や自治体が子どもたちから奪った、この事実である。
新型コロナをめぐる状況はいよいよ戦中めいてきた。高熱でも病院に行かず、品薄のマスクを調達し、外出を控え、会合を自粛する。そのうえ親や教師は「非常時だから我慢して」と子どもたちに命じなければならなくなった。一方で政府は検査態勢を整えず、発生から何週間も専門家を招集せず、会食もやめず、徒(いたずら)に時間を浪費した。専門家会議は「10~30代」に行動の自制を要請したが、今日、行動範囲が広いのは経済的に厳しい若者たちよりむしろ中高年である。無計画な戦いのために前線と銃後に犠牲を強いた戦時みたい。
国難だから政府や専門家に従うというのは翼賛体制への道である。大丈夫、まだ引き返せる。各自治体は独自の事情に沿った判断で休校をいつまで続けるか再考すべきだろう。 (さいとう・みなこ/文芸評論家)
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【https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/543444】
[大弦小弦]謎だからこそエビデンスを
2020年3月6日 07:22
人類が初めてウイルスを発見したのは1892年。タバコの葉にモザイク状の斑点をつくる病気を引き起こす「タバコモザイクウイルス」だった
▼以来続いてきた人間とウイルスのせめぎ合いで、地球上からの根絶に成功した病原性ウイルスは「天然痘」ただ一つ。裏を返せば、生物の体内に入り、したたかに生き延びるすべをウイルスは持ち合わせている
▼世界中で感染が広がる新型コロナウイルスには、今のところ予防するワクチンがない。新型だから致し方ない。そもそも人間はウイルス全般についてどこまで分かっているのか。関連本を読んで驚く。とにかく謎だらけなのだ
▼生物なのか、単なる物質なのか、それすら曖昧。地球上に何種類いるか全貌はつかめず、未知の新種は際限がない。人の体内にも兆単位でいるというから想像を絶する。病気をもたらすのはごく一部だが、そんな不確かな存在だからこそ、対策にはエビデンス(科学的根拠)が欠かせない
▼全国一斉休校に効果がないとは思わないが、専門家に聞かずに決めるのはいかがなものか。「国難」を理由にあらゆる催しや会合が自粛へ動くのは、どこか心に引っ掛かる
▼私権制限を伴う緊急事態宣言を出せる改正特措法が来週にも成立する。よもやエビデンスなき政治判断で強権発動するつもりではあるまい。(西江昭吾)
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【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202003060000064.html】
コラム
政界地獄耳
2020年3月6日9時15分
自民自ら気づいた時に国民の危機感それ以上
★自民党の党員や支持者はストレスがたまっている。「とにかく本来の自民党の面影がなくなってしまった。長期政権の弊害とでもいうべきか、自分の周りだけが潤えばいい、いい思いをすればいいという態度の政治家が増え、それをたしなめるベテランも声を出さない。保守政治の泰然自若さを持ち合わせている政治家も見当たらない。何よりも政治家が小さくなった」(自民党員の1人)。ほかにも「公務員が公費の出張先で部下と関係を持ったと疑われるなど恥ずかしくて昔なら辞任している」など秩序崩壊を憂う声も強い。
★ある地方の自民党支持者は「若手議員の知見のない発言や無駄なヤジ、心無いネットでの発言、問題行動の副大臣や首相補佐官たちの開き直り」や「公文書を改ざんしたり議事録を残さないなど歴史の審判を受ける覚悟のない政治など保守政党の文化になかったのではないか」と漏らす。自民党が作り上げてきたものが消えていくことへの不安や、それを守ろうとする政治家の声や力がなくなったことを心配する。そして一様に「それは現政権が壊したもの」という声が返ってくる。安倍政治がその場限りで繕った政治をしていたからではないかという。
★確かに長年、自民党を知っている人たちからすれば、今の体たらくを嘆くのは分かる。つまり安倍政権を支えている人たち以外の自民党支持者は、この政権の後の政権には安倍政治と距離があり、安倍政治が壊した良き自民党に戻す力がある人材が必要だということだろう。短期的に政権が役割を果たしたとしても中長期的なビジョンなく政治を進めた結果を自民党員や同党支持者たちが批判し始めるときには既に多くの国民は、それ以上の危機感を抱えているとみていいだろう。安倍政治から日本を取り戻すには何が必要か本気で考える時期に来ているのではないか。(K)※敬称略
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【※ 「世界から支持されてきた憲法9条」 東京新聞(2018年5月3日)↑】
東京新聞の社説【安保法成立4年 「専守」変質を止めねば】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019091902000188.html)。
《安全保障関連法成立から四年がたつ。違憲の疑いが指摘されながら既成事実化が続き、「専守防衛」の変質も進む。放置していいのか、重ねて問いたい…あれから四年。歴代内閣が「憲法上許されない」としてきた「集団的自衛権の行使」を可能とする安保法は、当初から違憲の疑いが指摘され、全国二十二カ所で違憲訴訟も起きている。しかし、安倍政権は意に介すことなく、成立後は戦争放棄、戦力不保持の憲法九条を形骸化させるような防衛政策を続けてきた》。
違法に、《歴代内閣が「憲法上許されない」としてきた「集団的自衛権の行使」を可能とする》違憲な戦争法の成立からもう4年。《安倍政権は意に介すことなく、成立後は戦争放棄、戦力不保持の憲法九条を形骸化させるような防衛政策を続けてきた》《戦後日本が堅持してきた「専守防衛」政策を変質》…「1/4」の自公お維支持者と間接支持者の「2/4」の眠り猫な皆さんの〝おかげ〟だ。アベ様の〝唯一うまく行っている〟メディアコントロールの下、マスメディアは権力批判することもなく、様々な悪法の成立を許した。行政府の長・アベ様は、「立法府の長」どころか、「森羅万象すべて担当」したり…今度は「私が国家」と言い出す始末。肝心の司法も、全ての裁判官をアベ様が〝掌握〟しているという噂の最「低」裁を頂点に、司法判断することなく、アベ様らに忖度した「行政判断」を乱発。三権分立は完全に崩壊…。ニッポンは、立ち直れるのだろうか…。《どこかで歯止めを掛けなければ日本は軍事大国への道を再び歩みだしてしまうのではないか》。《戦後日本の「専守防衛」政策は先の大戦への痛切な反省に基づく誓いで》あったはず。
『●壊憲:「国民を置き去りにした状態で法秩序の連続性を
破壊する行為を、法学的には「クーデター」と呼ぶ」』
《法学的には「クーデター」と呼ぶ》…(2015年09月19日 00時00分08秒 | ブログ)「「憲法の制定権は主権者である国民に」、その「国民を置き去りにした状態で法秩序の連続性を破壊する行為を、法学的には「クーデター」と呼ぶ」。その第3幕を、参院特別委員会で目の当たりに。あれで「採決」? どこが「可決」?? Mr.ワタミ・渡辺美樹参院議員や(ツイッターでは、ヒゲの隊長ならぬ)ヒゲの組長・佐藤正久参院議員が大活躍。サモシさを感じるね。国会の外が全く見えていない」。
『●「あの宿題を食べた犬もしっぽを巻く」アベ様の
「「犬が宿題を食べちゃった」賞」ものの「ト」な言い訳』
『●自公支持者を「嗤う」、あれで「採決」「可決」!?:
自公支持者も「听う」ことが出来なくなる日は近い』
『●やはりアベ様「の頭は普通じゃな」かった:誰一人止めない、
止めようともしない自公議員…決して忘れない』
『●自公議員投票者・支持者の大罪:
壊憲法案・戦争法案を目の当たりにして罪の意識も無し』
『●「人治主義国家」ニッポン: 「平成三大民意無視政策はと
と問われれば安保法制、原発再稼働、辺野古問題」』
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019091902000188.html】
【社説】
安保法成立4年 「専守」変質を止めねば
2019年9月19日
安全保障関連法成立から四年がたつ。違憲の疑いが指摘されながら既成事実化が続き、「専守防衛」の変質も進む。放置していいのか、重ねて問いたい。
安全保障関連法の成立を、安倍政権が強行したのは二〇一五年九月十九日未明のことだった。
あれから四年。歴代内閣が「憲法上許されない」としてきた「集団的自衛権の行使」を可能とする安保法は、当初から違憲の疑いが指摘され、全国二十二カ所で違憲訴訟も起きている。
しかし、安倍政権は意に介すことなく、成立後は戦争放棄、戦力不保持の憲法九条を形骸化させるような防衛政策を続けてきた。
◆宇宙でも防衛力を整備
安倍晋三首相は十七日、自衛隊幹部が一堂に会する「高級幹部会同」での訓示で、先端的な軍事技術の開発競争など安全保障環境が厳しくなっているとして「新たな防衛大綱は、こうした安全保障環境の変化の中にあって、従来の延長線上にない防衛力のあるべき姿を示したものだ。できる限り早期に実行に移し、万全の体制を築く必要がある」と強調した。
防衛大綱(防衛計画の大綱)は安全保障や防衛力整備の基本方針を示すもので、今後五年間の装備品の見積もりを定めた「中期防衛力整備計画(中期防)」と合わせて昨年、改定された。
新しい防衛大綱と中期防は、宇宙・サイバー・電磁波という新たな領域利用が急速に拡大しているとして、その変化に対応するため「多次元統合防衛力」という新たな概念を設け、陸・海・空各自衛隊の統合運用を進めるとともに、新たな領域での対応能力も構築・強化する内容である。
日本を取り巻く安全保障環境の変化に応じて、防衛政策を適切に見直す必要性は認める。
◆「空母」は米軍のため?
しかし、特定秘密保護法に始まり、「集団的自衛権の行使」を可能にした安保法、トランプ米政権が求める高額な米国製武器の購入拡大など、安倍政権の下で、戦後日本が堅持してきた「専守防衛」政策を変質させる動きが続く。
新大綱と中期防も、そうした流れの中にあり、防衛予算の増額や自衛隊増強、日米の軍事的一体化の延長線上にあるのは、安倍首相自身が悲願とする憲法九条の「改正」なのだろう。
どこかで歯止めを掛けなければ日本は軍事大国への道を再び歩みだしてしまうのではないか。
首相は訓示で「来年、航空自衛隊に『宇宙作戦隊』を創設する。航空宇宙自衛隊への進化も、もはや夢物語ではない」とも語った。
宇宙空間の利用について衆院は一九六九年、「平和目的に限る」と決議し、政府は「平和目的」を「非軍事」と説明してきた。
その後、二〇〇八年成立の宇宙基本法で方針転換し、防衛目的での利用を認めたが「専守防衛」の範囲を厳守すべきは当然だ。「航空宇宙自衛隊」などと喜々として語る性質のものではあるまい。
新大綱と中期防には、ヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」型の事実上の「空母化」が明記され、二〇年度予算概算要求には改修費用が盛り込まれた。通常、潜水艦哨戒や輸送、救難のためのヘリコプターを搭載し、警戒監視や災害支援などに当たる「いずも」型の甲板を、短距離離陸・垂直着陸が可能な戦闘機F35Bを搭載できるよう、耐熱性を高めるという。
歴代内閣は、大陸間弾道ミサイル(ICBM)や長距離戦略爆撃機などと同様、「攻撃型空母」の保有は許されないとの政府見解を堅持してきた。「いずも」型の改修でも「従来の政府見解には何らの変更もない」としているが、攻撃的兵器として運用されることは本当にないのか。
防衛省は「いずも」型改修後、米海兵隊のF35Bによる先行利用を想定しているという。航空自衛隊へのF35B配備に時間を要するためとしているが、これでは、米軍のための「空母化」ではないのか、という疑念が湧く。
「殴り込み」部隊とされる米海兵隊と一体運用される「いずも」型が、どうして攻撃型空母でないと言い張れるのか。
◆「非軍事大国」の道こそ
戦後日本の「専守防衛」政策は先の大戦への痛切な反省に基づく誓いでもある。他国に脅威を与えるような軍事大国にならない平和国家の歩みこそが、国際社会で高い評価と尊敬を得てきた。この国家戦略は変えるべきではない。
安倍首相は「専守防衛」に「いささかの変更もない」と言いながら、「集団的自衛権の行使」を容認し、防衛費を増やし続け、日米の軍事的一体化を進めている。
安保法を含む安倍政権の防衛政策が、憲法を逸脱して、「専守防衛」をさらに変質させることはないのか、絶えず監視し、問い続けなければならない。
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[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/国会のヤジは許され、国民の声は排除か】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201908290000092.html)。
《★柴山がまず閣僚として答えるべきは国会審議中、首相・安倍晋三や閣僚、首相秘書官まで野党の質問にヤジを飛ばしている実態は許され、国民の声は許されないのかという根本的な問いに答えてほしい》。
アベ様や小野田美紀氏らのソレを《許容し》、一方、《国民の声は政府にいい声しか聴く耳がないとはどういう了見》?
《野党の質問にヤジを飛ばしている実態…。政府の行いに疑義を持ち、答弁に対してヤジを発するのは国会が言論の府だからだ。…今では政府側が野党を“ヤジる”という憲政史上まれにみる下品な内閣が続いている》。トホホ…。
「ヤジ」…警察は、市民にはとんでもなくやたらに厳しく、一方で、アベ様らにはとっても寛大で過剰に忖度。市民に向かって、「こんな人たち」呼ばわりまで。下記のような高市早苗氏や、さらには、《市民団体らのデモ活動をテロとみな》すお方もいる。こういった思考や《思想は自民党の考えだということがよくわかる》。
『●「恥」の三重塗り: 高市早苗氏・稲田朋美氏の
「ネオナチ」写真問題・「在特会」機関紙執筆問題』
「それにさらに輪をかけて、「「ヘイト」規制 国会デモにも広げる愚……
政権批判は耳が痛くても、民の声に耳を傾けることこそ政治家の
仕事ではないのか」? その発言者・高市早苗氏は当然として、
座長・平沢勝栄氏や各委員はこんな発議に異議を唱えないのであれば
高市氏同様の「愚」「恥」」
『●「数十万人単位のテロリスト」のいる
「そんな国の与党の首脳」が隠蔽法の本音をポロリ』
《国民の「知る権利」を侵害する恐れがある特定秘密保護法案をめぐり、
自民党の石破茂幹事長がブログで、市民団体らのデモ活動をテロ
とみなした。憲法が定める「表現の自由」に基づく
市民の政治への訴えを犯罪と同一視する言葉が政権中枢から出たことで、
法案が成立すれば国民の権利が抑圧されるとの懸念は現実味を増した》
『●もはやニッポンに「民主主義の看板を掲げる資格はない」
…アベ様は「盲目的に服従しない者には弾圧で…」』
『●ウソとデマな行政府の長…「立法府の長」になったり、
「森羅万象すべて担当」したり…今度は「私が国家」』
「リテラの記事【安倍首相が統計不正追及に
「だから何だってんだ!」と逆ギレ野次! 「私が国家」
とまた独裁発言もポロリ】…によると、
《「席からヤジるのだけは、やめてもらえませんか?」
「誠意をもってお答えしているんですから」と述べていた。
「ヤジはやめろ」と言った本人が、そのすぐあとヤジを飛ばした…
「私が国家です」また出た安倍首相の傲慢発言!
自民党では4選の動きも》。
「立法府の長」になったり、「森羅万象すべて担当」したり…
今度は《国家》ですってさ。それにしても、自民党の「壊れ」っぷりが
凄まじい…でも内閣支持率が4割強、1/4の支持者と選挙に
行きもしない2/4の眠り猫な皆さんがニッポンを破壊し続けている」
『●《平和なアジアという井戸…先人の掘った
井戸の水を濁らせている》人々…企画展「表現の不自由展・その後」を破壊』
「札幌など参院選ではあれだけアベ様に〝忖度〟して大活躍だったのに、
今回は、な~んにもしない警察。市民の表現の自由や言論の自由を
踏みにじって止まない愚者たち」
『●あとの《増税》祭り…《家計に痛みを強いる施策が
続々と動きだす》…自民党議員全員が第Ⅳ象限なのでは?』
「《安倍晋三首相(自民党総裁)にやじを飛ばした男女が、北海道警の
警察官らに現場から相次いで排除された》…それでも、自公お維に
投票するのだからオメデタイ限りだ。《警察は政党の手先ではない》
訳がない…悲惨な社会」
『●《人権を軽々に扱っている…。合憲違憲が争われた
戦後の重要な民事裁判の記録多数を全国の裁判所が既に廃棄処分》』
『●《首相の演説にやじを飛ばしただけで、警官に排除される時代
…こんな「表現の不自由」な社会を誰が望んだ》?』
「桐山桂一さんの仰る通り、《今日では既に、首相の演説にやじを
飛ばしただけで、警官に排除される時代である。
こんな「表現の不自由」な社会を誰が望んだであろうか》?」
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【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201908290000092.html】
コラム
政界地獄耳
2019年8月29日8時36分
国会のヤジは許され、国民の声は排除か
★先の埼玉県知事選の応援演説をしていた文科相・柴山昌彦に対し、大学入試の在り方に反対するヤジを飛ばした男性が埼玉県警に排除させられたことがネットで話題に。27日の閣議後会見で柴山は「大声で怒鳴る声が響いてきた。表現の自由は最大限保障されなければいけないが、選挙活動の円滑、自由も非常に重要。そういうことは権利として保障されているとは言えないのではないか」と発言した。
★柴山がまず閣僚として答えるべきは国会審議中、首相・安倍晋三や閣僚、首相秘書官まで野党の質問にヤジを飛ばしている実態は許され、国民の声は許されないのかという根本的な問いに答えてほしい。政府の行いに疑義を持ち、答弁に対してヤジを発するのは国会が言論の府だからだ。野党議員の当意即妙なヤジは与党議員をもうならせてきた。ところが昨今、全体的に質が低下、今では政府側が野党を“ヤジる”という憲政史上まれにみる下品な内閣が続いている。それを許容し国民の声は政府にいい声しか聴く耳がないとはどういう了見だろうか。
★14年、衆院議院運営委員長・高市早苗が自民党政調会長当時、党のヘイトスピーチプロジェクトチームで議論している時、「仕事にならない状況がある。仕事ができる環境を確保しなければいけない。批判を恐れず議論を進めると国会議事堂などでの大音量の街宣やデモに対する規制もすべき」と発言。その論法と全く同根だと思っていたら、当時、柴山はヘイトスピーチPT座長代理だった。この思想は自民党の考えだということがよくわかる。また当時高市は「他国や他民族を口汚くののしるような言動は、日本人の品位をおとしめる」とも発言していたが、それは嫌韓をあおる政府や自民党議員にそっくりお返ししたい。(K)※敬称略
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[●『新聞記者』(望月衣塑子著)…《ひとつずつ真実を認めさせて、さらに裏を取っていくこと―――》↑]
琉球新報のコラム【<金口木舌>権力はうそをつく】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-915037.html)。
《▼イラク戦争の開戦理由となった大量破壊兵器の保有は後に捏造(ねつぞう)だと明らかになった。開戦前からニューヨーク・タイムズなどのメディアはそろって政府のうそをたれ流した。唯一、新聞社のナイト・リッダーを除いては》。
『●映画『記者たち 衝撃と畏怖の真実』《その中で…
ナイト・リッダー社の記者たちは政権のウソを報じ続ける》』
「東京新聞の豊田洋一記者のコラム【【私説・論説室から】/
権力のウソと新聞記者】…。《ブッシュ政権が開戦の大義としたのが
大量破壊兵器の存在だが、イラクはそんなものは持っていなかった。
証拠をでっち上げ、ウソの理由で戦争が始められ、多くの命が失われた。
米国の報道機関のほとんどが政権の誤った情報を垂れ流した》」
《権力はウソをつく》…特に、「立法府の長」になったり、「森羅万象すべて担当」したり、今度は「私が国家」と口走る行政府の長・アベ様は息吐く様にウソをつく。そして、《事実誤認》な最低の官房長官も同様だ、《権力はウソをつく》。《ジョン・ウォルコット氏の言葉がよぎる。「政府が何か言ったら、記者として必ずこう問え。“それは真実か”と」》…ジャーナリストの皆さん、問い続けてほしい。
日刊ゲンダイのコラム【高野孟 永田町の裏を読む/官房長官が異例の外遊で「ポスト安倍」の声も上がるが…】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/253389)によると、《「…安倍が任期途上で不本意な形で政権を投げ出すことになる可能性が高い。そうすると、この内閣の変わることなき主柱だった菅も共同正犯であって、安倍に取って代わる資格など生じるわけがない」とのことだ。もう1人、自民党中堅議員にも「菅政権」の可能性について尋ねた。「私の仲間たちの間では『それだけはごめんこうむりたい』ということです」と言う。なぜ? 「陰湿なんです、表情も声音も、やることのすべてが。人事とか候補者選びとかでも、人の弱みを押さえて有無を言わさず引き回し、その裏ではちゃんと自分の得につながるような打算を仕込んでおくといった、巧妙と言えばそうなんですが、まあ小ざかしいというか、姑息なやり方をする。睨まれると怖いから文句を言う者はいないけれども、心から支持して従っていく者は絶無でしょう。器が小さいと言うか、人の上に立つ人ではないです」と辛辣である》。
与党自公や癒党お維を支えている「1/4と2/4」の皆さん、もうウンザリです。
『●『学校が教えないほんとうの政治の話』(斎藤美奈子著)読了
…《あなたの政治的ポジションを見つけて…》』
《だいたいみんな、このごろ、まちがえてんのよね。
「偏らないことがいいことだ」「メディアは中立公正、不偏不党であるべきだ」
「両論を併記しないのは不公平だ」。そういう寝言をいっているから、
政治音痴になるのよ、みんな。》
《あのね、政治を考えるのに「中立」はないの。メディアの役目は
「中立公正、不偏不党な報道」ではなく「権力の監視」なんです。
それ、常識。》
《党派性をもたずに政治参加は無理である。》
『●『国民のしつけ方』(斎藤貴男著)読了…
《それは調査報道…「番犬(ウォッチ・ドッグ)」としての役割》』
《ジャーナリズムの最大の存在意義は「権力のチェック機能」である。
…専門的には「番犬(ウォッチ・ドッグ)ジャーナリズム」理論という》
《「番犬ジャーナリズム」は、純粋培養の環境下にあるよりも、
一人ひとりのジャーナリストがもがき、苦悩しながら遂行していってこそ
成長し、民主主義社会に貢献できるのではないか》
『●『追及力 権力の暴走を食い止める』(望月衣塑子×森ゆうこ著)読了
…《今、ジャーナリズムと野党の…》』
《今、ジャーナリズムと野党の存在意義を問い直す》
『●沖縄県知事選で「ファクトチェック(事実検証)」報道…
「ネット上にはびこるデマやうそ、偽情報を検証」』
『●下野時の発言がブーメラン…「最低の官房長官」スガ殿は、
「国民への背信行為」を自分自身で行っている』
「南彰記者による記事【自著での主張も記憶にない? 菅官房長官「知らない」】…。
リテラの記事【菅官房長官が壊れ始めた! 会見で
「ここは質問に答える場所じゃない」、自分の著書のことを「知らない」…】…
《これに対して、菅官房長官「知りません」と一蹴。すると、朝日記者が
こんな種明かしをしたのだった。
「これは、官房長官の著作に書かれているのですが」
そう、朝日記者が会見で読み上げた政治家の著作とは、菅氏自身が
下野時の2012年に著した『政治家の覚悟』(文藝春秋)という本の一節
だったのだ。菅官房長官はかつて、政府にとってすべての記録を
残すべきであり、その基本的資料である議事録がないなどというのは
「国民への背信行為」と断じていたのだ》」
『●《官邸の意に沿わない記者を排除…
明らかに記者の質問の権利を制限し、国民の『知る権利』を狭める…》』
「阿部岳記者は、《民主主義社会における報道はプロパガンダとは違う。
権力から独立し、監視するのが役割。
評価するのは権力ではなく、読者や視聴者だけだ》と言います。
最低の官房長官は、市民の《評価》を妨害しようとしています。
「事実誤認」「度重なる問題行為」かどうかは《読者や視聴者》が
判断することで、最低の官房長官がやるべき事じゃない」
《新聞労連(南彰委員長)…首相官邸が昨年末の菅義偉官房長官の
記者会見での本紙記者の質問を「事実誤認」「度重なる問題行為」とし、
「問題意識の共有」を内閣記者会に申し入れたことについて
「官邸の意に沿わない記者を排除するような申し入れは、
明らかに記者の質問の権利を制限し、国民の『知る権利』を
狭めるもので、決して容認できない」とする抗議声明》
『●《事実誤認》というフェイクで記者を会見から締め出す前に…
アベ様や最低の官房長官こそ《事実誤認》?』
『●事実誤認の常習犯…《聞きたくない質問、
都合の悪い質問を遮るような、その先に国民がいることを無視…》』
『●《事実誤認》はどちらか? 《権力を監視し、
政府が隠そうとする事実を明らかにするのは報道機関の使命》』
『●《「この会見は一体何のための場だと思っているのか」と質問
菅氏は「あなたに答える必要はない」》!!』
『●記者イジメ…最低の官房長官が《民主主義を守るために努力》
《国民へ情報を知らせる義務》を果たしてる?』
『●小林節氏…《職業としての権力監視機関として、
報道が発達し、憲法の重要な柱のひとつとして確立され》た』
『●三宅勝久さん《報道・言論の自由を標榜しながら
じつのところ会見参加者を選別している…巧みな情報操作》』
「レイバーネットの記事【メディア攻撃をここで堰き止めよう!
〜「知る権利を守る官邸前行動」熱く広がる】…。三宅勝久さんの
スギナミジャーナルの記事【東京新聞記者の官房長官記者会見
「質問制限」問題を考える】…《しかし、そこで前提として理解しておかねば
ならないのが「記者クラブ」と官房長官記者会見の関係である。
残念ながらこの「記者クラブ」が持つ問題の本質に切り込んだ言論
というのは比較的少ないようにみえる》」
『●最低の《官房長官が「これでいい」と決めれば、
官僚も秘書官も誰も止められない。それは非常に危険》』
『●《新聞を含むマスコミは…「客観中立で、常に事実と正論を語る」
という自画像を描き、自ら縛られてきた》』
『●『権力と新聞の大問題』(望月衣塑子×マーティン・ファクラー著)読了
…《政権をチェックしようという意識が…》』
「「新聞は安倍政権に屈したのか?」…。《望月 …一部のメディアは
政権をチェックするという役回りより、政権とともに力を肥大化させて
いること。…新聞を含む大手マスメディアは、政権をチェックしようという
意識が弱体化しているばかりでなく、その中から、むしろ政権に
寄り添うような報道を続けるメディアや記者も出てきました。インターネットや
SNS…新聞の報道を疑問視するようになり、新聞の社会的信頼性が
従来より低下していると感じます》。広報機関に堕していてはダメ。
「番犬ジャーナリズム」「調査報道」を求む」
『●『新聞記者』(望月衣塑子著)読了…《ひとつずつ真実を
認めさせて、さらに裏を取っていくこと―――》』
『●アベ様の政で唯一〝上手く行っている〟メディアコントロール…
「一人でも権力に立ち向かう」とはいうものの…』
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【https://ryukyushimpo.jp/column/entry-915037.html】
<金口木舌>権力はうそをつく
2019年5月9日 06:00
満州事変 イラク戦争 菅義偉 金口木舌
中国東北部の満州・奉天で南満州鉄道の線路が爆破された。日本軍は中国側の仕業だとして出兵し、満州事変が始まる。1931年の柳条湖事件だ
▼新聞各紙は中国側の兵士が線路を爆破し、日本兵を襲撃したため応戦したと報じた。続報では中国側の「密命書」が見つかったと爆破を裏付ける「証拠」も掲げ、各紙は中国側を非難する論陣を展開した
▼今ではわれわれはあの事件が関東軍の自作自演だったことを知っている。だが昔話で済ませられるか。権力のうそで始まる戦争は最近も起きている。大量破壊兵器を持っているとして米国がイラクを攻撃したのは2003年だ
▼イラク戦争の開戦理由となった大量破壊兵器の保有は後に捏造(ねつぞう)だと明らかになった。開戦前からニューヨーク・タイムズなどのメディアはそろって政府のうそをたれ流した。唯一、新聞社のナイト・リッダーを除いては
▼大手と正反対の記事を書いて逆にうそつき呼ばわりされる。同社の記者の奮闘を描いた映画「記者たち―衝撃と畏怖の真実」が公開中だ。沖縄でも桜坂劇場で6月に上映される
▼翻って記者である私たちはどうだろうか。菅義偉官房長官会見で質問を重ねるが、答えを引き出せているか。チームを率いたジョン・ウォルコット氏の言葉がよぎる。「政府が何か言ったら、記者として必ずこう問え。“それは真実か”と」
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