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●阿部岳さん《菅氏の会見でも食い下がる記者…。問い続けることが、あらがうこと。…対話という血管が詰まれば、民主主義が死ぬ》

2020年01月26日 00時00分14秒 | Weblog

[※ 《望月衣塑子のジャーナリスト精神に迫る》…森達也監督『-新聞記者ドキュメント-』(https://i-shimbunkisha.jp/)↑]



阿部岳記者による、沖縄タイムスのコラム【[大弦小弦]問い続けることが、あらがうこと】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/524025)。
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/一層信頼なくした軽い「処分」】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202001200000066.html)。

 《▼つくづく、菅義偉官房長官の影響が大きいと思う。1日2回の会見で幾多の疑惑をただただ問題ないと切り捨ててきた。この7年間で、政治の土台となる言葉の命が深刻に傷つけられてきた》。
 《★もう1つ。内閣府は国会が始まる前に駆け込むように17日、「桜を見る会」の招待者名簿を「行政文書ファイル管理簿」に記載しなかった問題などで、公文書管理法違反に当たるとして、歴代の文書管理責任者だった内閣府審議官・田和宏ら幹部6人を厳重注意の処分とした》

 《ここは質問に答える場所ではない》などなど、《政治の土台となる言葉の命が深刻に傷つけられてきた》最低の官房長官殿。最近の会見では、実は、記者選別からもう一段レベルアップし、望月衣塑子記者が挙手しても無視して質問させない、というイジメのようなことが続いている。記者選別から、〝居ないことにされてしまった記者〟に。でっ、い~っつも思うのですが、記者会見に居る周りの記者たちは一体何をやっているのでしょうか?

   『●暴言連発「あなたに答える必要はありません」「ここは
     質問に答える場所ではない」「その発言だったら、指しません」

 公文書管理がズタズタのデタラメで、官僚の《厳重注意処分》でお茶を濁しつつ、最低の官房長官殿は公文書管理法違反を認めざるを得ない状況に。さて、行政府の長や官房長官は責任取らないのですか? 最低の官房長官の会見では、記者の皆さんはなぜ問わないの? テレビを中心とした大マスコミはなぜにバカ騒ぎしないのか? カジノ汚職はどこ行ったの? アベ様による《メディアコントロール》の下、(金子勝さん)《権力に近ければ、罪を犯しても逮捕されない公安警察・検察が安倍政権を支配していることに事の本質が》。
 ニッポンは、《民主主義などの「価値観」を共有する国》なんですか?

   『●《民主主義などの「価値観」を共有する国々の仲間だ
     と胸を張れるのか。このまま、うやむやにしていい話ではない》

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https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/524025

[大弦小弦]問い続けることが、あらがうこと
2020年1月20日 07:30

 政治家の話から筋道、脈絡が消えていく政治資金規正法違反を認めた下地幹郎衆院議員は「艱苦(かんく)奮闘」という言葉を使った。「苦しくても頑張る」という決意だが、苦しさは議員辞職しない自身の選択ゆえだから、反応に困る

宮崎政久衆院議員は、贈賄容疑で逮捕された中国企業元顧問との2012年以降の関わりを否定していた。13年の会食写真が出てくると「食事をもって『関わりがある』とは考えていない」と釈明した。食事はしたが関わっていないという主張に、どれだけの有権者が納得するだろう

▼公選法違反容疑がある河井案里参院議員は、事務所の捜索を受けて公の場に現れた。辞職しない理由を記者に聞かれ、「日本を変えたいから」と答えた。雲隠れしていた2カ月半、自身の立場を見つめ直せなかったのだろうか

つくづく、菅義偉官房長官の影響が大きいと思う。1日2回の会見で幾多の疑惑をただただ問題ないと切り捨ててきた。この7年間で、政治の土台となる言葉の命が深刻に傷つけられてきた

▼最近は菅氏の会見でも食い下がる記者が増え、桜を見る会の問題点が浮き彫りになった。問い続けることが、あらがうこと。きょうから国会も始まる

▼脈絡という言葉は物事の筋道のほか、血管を指している。対話という血管が詰まれば、民主主義が死ぬ。(阿部岳
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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202001200000066.html

コラム
政界地獄耳
2020年1月20日9時31分
一層信頼なくした軽い「処分」

★今日から国会が開会する。今年は大政局の予感の年であり、国会開会中にも何が起こるかわからない。首相・安倍晋三は「五輪に沸き立つ1年」を想定しているようだが、開会にあたり解せないことが2つある。ひとつはカジノ汚職事件で中国企業から100万円を受け取っていたことを認めた衆院議員・下地幹郎が議員辞職せず無所属で活動を続ける考えを示したことだ。本人は「反省もしたし政治資金収支報告書の訂正もした」というが、日本維新の会も除名され、沖縄の維新の支部も解散。ところが下地は九州比例での当選で維新も議員辞職を勧告していた。

★この理屈なら灰色高官ながら反省すれば何の問題もないことになる。けじめもつかない。維新には過去にも丸山穂高が同党を除名、現在はNHKから国民を守る党副党首に納まっている。維新は離党届を受理せず除名、離党勧告すると2人は同じ扱いだが、丸山が他党の幹部になっているのを見て、辞職は間尺に合わないと下地は感じたのだろう。無論形式的に除名にする維新の責任も大きいと言えよう。

★もう1つ。内閣府は国会が始まる前に駆け込むように17日、「桜を見る会」の招待者名簿を「行政文書ファイル管理簿」に記載しなかった問題などで、公文書管理法違反に当たるとして、歴代の文書管理責任者だった内閣府審議官・田和宏ら幹部6人を厳重注意の処分とした。6人は今夏の賞与も減額される。公務員が公文書を破棄したり改ざんすることにちゅうちょがなくなれば行政の信頼はなくなる。仕事の根幹のミス(本当にあったのかもわからないが)に対して厳重注意とボーナスの減額で本当にいいのだろうか当然、官房長官・菅義偉の責任も大きい。だが、この程度の処分なら森友・加計学園疑惑を例にとれば今後も政権に忖度(そんたく)して、違反を繰り返しても、あとで昇給が待っていると役人は考えるだろうし、国民もこの6人は忘れたころに復権してるはずと考えるだろう。軽い処分で一層信頼をなくしたのではないか。(K)※敬称略
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