阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
1942年生まれが江戸川区から。

手作り和菓子「つくし」を頂いた。茶菓子にぴったり!

2011年04月04日 | ある日の肴/夕食
「阿智胡地亭さん、今年は、春の気配は梅がさいてきたことくらいで、なかなか暖かさが実感できない。そんな中、家内がいつもの年のように
“つくしのお菓子”作りをはじめ、やっと春が来たなあと思うようになりました。そもそも家内にこのお菓子つくりを教えて頂いた方が高齢になり、
最近はこちらで作ってお届けして大変喜ばれていて家内も嬉しく思っています。しかし今年は天候不順なのか、つくしの生育が良くないと呟きながら
作りました。私は食べる方で、手伝いはつくしの袴を取るだけです。お茶もわずかですが入れましたのでご賞味くださればうれしく思います。
・・・」こんな手紙とともに「つくし」のお菓子が水沢の荒焙じ茶と一緒に届きました。
 
 早速相方と頂きました。砂糖の甘さと少しの苦みがいいハーモニーで口の中に広がりました。「つくし」の形をそのままとどめた何とも繊細なおかし。
う~ん。このシーズンだけの日本のお菓子。四日市は江戸時代から中心地が天領で商業や菜種・胡麻油などの産業で栄えた土地柄です。
お茶の文化が街にあるところにはこういうお菓子があるのですね。MIさんと奥さん、本当にありがとうございました。
手紙はこう結ばれていました。
「子供二人は巣だって今は二人暮らしでそれぞれ楽しんでいます。東日本大地震は大変な被害でニュースを見るたびに涙が出ます。災害地の方々が一日も早く
元の生活に戻ることが出来ますよう祈っています。」
53年前に住んでいた四日市で採れた「つくし」。その「つくし」をお菓子にして送ってくれる中学の同級生。ありがたいことです。


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1 コメント

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万葉のお菓子の様な (愛読者)
2011-04-05 07:51:03
始めて拝見、春のお菓子ですね~~~
優雅です。作る方の気持が美しいです。
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