* 民衆は、群れを成せば大胆な行為に出るが、個人となれば臆病である。
* 長期にわたって支配下に置かれ、その下で生きるのに慣れてしまった人民は、
何かの偶然で転がり込んできた自由を手にしても、それを活用することができない。
* 人は心中に巣食う嫉妬心によって、誉めるよりもけなすほうを好むものである。
* 人間はもともと邪な(よこしまな)ものであるから、ただ恩義の絆で結ばれた愛情などは、
自分の利害のからむ機会がやってくれば、たちまち断ち切ってしまう。
マキャヴェッリ『君主論 新版』池田廉訳 中公新書
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます