阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
1942年生まれが江戸川区から。

新たな経済秩序、国際関係、暮らし方の早急な模索を 山極寿一・京大学長 - 毎日新聞

2020年04月29日 | SNS・既存メディアからの引用記事
一部引用・・・
 実は、ウイルス感染症は野生動物に由来する。中でもコウモリが元の感染源だとする説が多く、SARSはコウモリのウイルスがハクビシンを経て人へ、MERSもコウモリからラクダを経て人へ、という感染経路が推測されている。今回の新型コロナウイルスも、コウモリやセンザンコウから見つかったウイルスに遺伝子配列が似ているという報告がある。武漢では市場で野生動物の販売が行われ、ここを通してコウモリから、あるいはコウモリからセンザンコウを経由して人に感染したのではないか、という臆測も流れている。コウモリは洞窟や樹上に集合して眠る習性があり、ウイルスに感染しやすいホスト(宿主)である。すでにウイルスとの接触が長く、感染しても発症することはない。感染を繰り返すうちにウイルスが変異して、他の動物や人に感染しやすい性質を持つようになるのだ。
 類人猿もこういった中間ホストになっている疑いがある。私が長らくゴリラの調査をしているコンゴ民主共和国やガボンでは、エボラ出血熱がたびたび勃発する。これも果実を食べるコウモリが感染源と言われ、ガボンではゴリラやチンパンジーが大量に死んだ。その現場を歩いたことがあるが、ゴリラはその地域でほぼ全滅していた。奇妙なことに、川を挟んでこちら側には全くゴリラの痕跡がないのに、反対側には群れがいくつも生存していた。おそらく、ゴリラが川を渡れないため、ウイルスが川を越えられなかったと考えられる。しかも、感染地域で唯一生き残ったのは独り暮らしのオスだった。また、この地域ではチンパンジーも生息していて、エボラにより多くが死滅したが、ゴリラよりはわずかに生存率が高かった

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