今年も残すところ50余日となりました。市長選挙、衆議院選挙、知事選挙と選挙三連戦が終わってみれば早くも年の瀬が近づいています。
議会活動は、年四回の定例議会と毎月の常任委員会、年六回程度の調査特別委員会、その他今月下旬予定の臨時議会があります。また行政視察があり各委員会毎に二泊三日や一泊二日で実施される他、各会派では政務調査費を使った視察も逐次行っています。
市内・県外の事例を視て調査する機会は、仙台市の施策の点検を行なうとともに新たな展開を図る上で必要なものです。県外視察では、札幌や横浜、大阪、福岡など大きな都市として共通の行政課題があるので他の政令市や県庁所在都市へ先進事例調査に行くケースが多いのです。
゛都市間競争゛と言われていますが、都市同士で各種の行政課題[福祉や教育、経済施策、都市計画、環境行政など]について調査し合うことは議会活動に不可欠なものです。
今年度、私の所属する常任委員会では教育と文化行政をテーマに滋賀県と北九州市、福岡市に行きました。そして来週は調査特別委員会で公共交通機関とまちづくりのテーマで富山市に行きます。加えて今月は、我が会派は水族館と高齢者・児童福祉をテーマに沖縄へ調査予定となっています。今年は選挙三連戦となったためどうしても日程的な都合から県外視察が同時期に集中してしまいます。
逐次このホームページ「日々の活動」に現地から掲載しましたが、先日、四年間の任期中に一度機会が与えられる「海外行政視察調査」に七名の同僚議員と共に行って参りました。テーマは保育/教育/都市計画/産学官連携/国際的都市/老人介護/都市開発/大規模施設の再利用、と多岐に亘る内容をデンマーク・コペンハーゲン市、スヴェンボー市/ベルギー・ブリュッセル市/オランダ・アムステルダム市、ハウテン市の三カ国五都市で調査をして参りました。国内他都市から海外の諸都市にまで視察先を広める機会を得ることは、グローバル化が加速する時代に東北地方中枢都市の議員として必要なことであると思います。
税金負担率が世界で最も高いデンマークの 児童福祉と 教育行政、スカンジナビア諸国と連携した研究開発や都市計画、 EU加盟20カ国の本部都市ブリュッセルの都市課題と高齢者介護問題、 ハウテン市の自転車と徒歩のまちづくり、 アムステルダム市の都市計画と再開発事業と視察調査した内容はいずれもが、仙台市のこれからの施策の展開に向けて示唆に富む実に有意義な内容となりました。
同行の議員はそれぞれ担当のテーマが決まっていて、報告書の取りまとめまで行ないます。議会超党派で構成した我々視察調査団は、今回得られた大変貴重な視察調査を糧として今後の議会活動に活かし、国際化進む時代環境の中で仙台市の未来づくりにしっかり取り組んで参ります。
先日 IOC総会が開催された会場。コペンハーゲンから南西に延びる17kmの橋と海上風力発電機。スブェンポー市国民学校の中庭。コペンハーゲン開発地区のメトロ線と高校。人口50万人北欧の雄都コペンハーゲン。鉄道車両は広く自転車も同乗。ブリュッセルの路上レンタル自転車。私の背丈の高さにある瓶捨て箱。
ベルギー国会議事堂。
ブリュッセル中心街の路面電車。
ブリュッセルから鉄道沿線の車窓
アムステルダム中央駅前の駐輪場。
自転車のまちハウテン市
アムステルダム市中心街運河を自転車で走る。
旧ガスタンク設置場が市民芸術の舞台に。
アムステルダム中央駅は東京駅のモデル。