野田佳彦首相と中国の楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)(ようけつち)外相のアジア欧州会議(ASEM)首脳会議での主な発言は次の通り。
野田首相(冒頭発言)「日本は戦後、一貫して平和国家としての歩みを堅持し、アジアにおいても平和と繁栄の実現に尽力し、多大な貢献をした。今後とも日本は太平洋地域の友人とともに基本的価値観を共有する欧州の友人と歩んでいく決意だ。国際社会ではいまだ多くの問題が存在し、地域の平和と繁栄の脅威となっている。日本はいかなる紛争や主義主張の違いも国際法に従い、平和的アプローチで克服することを重視している。改めてアジアと欧州が集う重要なASEMの場で指摘したい」
楊外相「釣魚島について中国政府の一貫して全面的で厳正な立場は、自分が中国を代表して国連総会の一般討論演説において明確に言った。強調したいのは、反ファシズム戦争の結果は否定できず、戦後秩序を否定してはいけない。多くの国から現状に対して関心の表明がある」
首相(次テーマ冒頭発言)「本来2国間関係に関することをASEMの場で話すつもりはなかったが、尖閣諸島について、中国の代表より発言があったので、本題に入る前にわが国の立場を明確にしたい。尖閣諸島がわが国の固有の領土であることは、歴史的にも国際法上も疑いがなく、現にわが国は有効に支配している。従って尖閣諸島をめぐり、解決すべき領有権の問題はそもそも存在していない。わが国は戦後一貫して平和国家としての歩みを堅持してきたことはさきほど述べたとおりだ」
楊外相「釣魚島は昔から中国の領土として、明の時代から600年間支配している。日本の行動は、戦後の国際秩序と原則への重大な挑戦だ」
首相は退席。
外務省の斎木昭隆・外務審議官「中国の代表は、歴史的にも国際的にも疑いなく日本が有効に支配している尖閣諸島について、執拗(しつよう)に不当な主張と、過去60年の平和国家のあり方を否定し、歴史をねじまげてその名誉を傷つける悪意にみちた発言を繰り返しているが、そのような発言は全く受け入れられない。中国は自国の発言に同調する国はまったくないということを認識すべきだ」
楊外相「中国の領土主権を守るとの意志は固く、日本の行動は無駄である。行動をもって過ちを正し、日本が地域の平和のためにすべきことをする必要がある」
ラオスのトンシン首相「この話は2国間で話し合ってほしい」
「井戸掘った人を忘れぬ」ではない 中国は「2人で井戸をのぞけぬ」怖い国
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1.中国楊外相の「強調したいのは、反ファシズム戦争の結果は否定できず、戦後秩序を否定してはいけない。多くの国から現状に対して関心の表明がある。」
と言う発言について、「反ファシズム戦争の結果」というのは、大東亜戦争のことを言っているのでしょうか、それとも日清戦争のことでしょうか、いずれにせよ日本は敗戦により日本が割譲を受けていた土地は全て返還させられ、いずれの戦争の結果も残っていない。そう強く主張すべきだ。民主党は、野田は。
「多くの国から現状に対して関心の表明がある。」と言うが、中国が正しくない論法で主張し、新聞広告を出し、言いくるめているだけである。
例えば、ラオス、中国はこの国を乗っ取ろうと考えている。多額の資本投資をし、ASME会議のの会議場も57億円で中国が建てた、一種の賄賂と取れるものである。貿易も盛んに行われ、今やラオスは中国なしでは成り立たなくなってきている。まさに中国のYESマン的国で、その国が議長を務めて会議です。ラオスは中国に反対意見は言えないのです。
2.ラオスのトンシン首相は「この話は2国間で話し合ってほしい」と言ったと言うことであるが、野田首相は「国際社会ではいまだ多くの問題が存在し、地域の平和と繁栄の脅威となっている」と一般的な問題として言っていて、ベトナムの首相も同じ趣旨の発言をしている。今やASEAN全体の問題になっている。それを中国は尖閣はどうのこうのと2国間の問題にしている。そう言う中国が問題なのではないか。
3.「釣魚島は昔から中国の領土として、明の時代から600年間支配している。日本の行動は、戦後の国際秩序と原則への重大な挑戦だ。」と中国は言うが、
(1)少なくとも125年くらい前に日本領土とし日本の漁師が家を建てカツオシを生産していたのです。従って「釣魚島は昔から中国の領土として、明の時代から600年間支配している」と言うことは真実とは言えません。民主党よ、外務省よしっかり主張しろ。
(2)中国が領土を主張したのは1971年 12月30日だよ。日本領土化後100年もたってからだ。
(3)1972年国交正常化で「7月28日:日中国交正常化交渉の一環として北京で行われた竹入義勝衆議院議員と周恩来国務院総理との会談の中で、周恩来が「尖閣列島の問題に関心がなかった」としたうえで、「石油の問題で歴史学者が問題にした」と述べ、中国が尖閣諸島の領有権を主張し始めたのは、付近に眠る石油資源が目当てだったことを認めている」と言うことが明らかになっている。
中国は尖閣諸島には明以来600年間関心はなかったのです。
以上のことから中国楊外相でさえ大いに勉強不足と言えるのです。そこで知らないと言うことは恐ろしいことで、というより中国は自分の不利なことは不問にして、理屈に合わないことをあれこれ言って、それは「うそ百回」という中国や韓国が行う手法の一つなのです。
4.問題は中国は間違った論理であれそれを錦の御旗として「中国海軍最強の「北海艦隊」が尖閣を奪いに来るのです。日本はこの対策ができているのでしょうか。どうして日中合同の島奪還訓練を民主党は中止したのでしょう。イオンの岡田が中国を怒らせないようにと禁止したと言うが民主党は領土を守れるとは思えない。
5.国防の点からも民主党は早く政権を降りてほしい。
「あまりにも醜悪な 中国権力闘争の全内幕」ー週刊現代11・17