「アベノミクス」しっかり解説を 元三井住友銀行副会長・中野健二郎
1月30日付の各紙トップ記事は新年度一般会計予算案であった。大型の今年度補正予算案と合わせ、経済を何としても再生させるとの強い決意が示された予算案だ。積極財政のベースには、政権交代を果たした安倍晋三首相の考えがある。その経済政策は「アベノミクス」と呼ばれているが、どこまで意味が伝わっているだろうか。
何かを訴えるとき、和製「英語」や「造語」をキーワードにする手法がよく使われる。「新しい動き、対応」のイメージを創出させたい意図であろう。このキーワードは、何かを変えてくれるだろうとの希望的な気持ちを持たせてくれた。日銀との攻防や「三本の矢」という方針の表明は、企業経営者や国民、さらには海外投資家たちにも期待を抱かせる効果があった。株式・為替市場も反応して相場が良い方向に動いた。
だが、「アベノミクス」という言葉や内容を知っているかと海外で聞くと、よく知らないという人が大半だ。経済は世界とつながっている。政府も新聞も、国内はもとより、海外に向けての発信は不可欠になっていくだろう。理解されにくいキャッチフレーズ中心になっていないか。
各紙にはぜひ、政策の中身をしっかりと解説する記事を、海外向けも含めて出してもらいたい。
もうひとつ、気になることがある。同日の紙面では主要紙の中の2紙ほどが「国家財政」を「家計」に置き換えて「分かりやすく」解説していた。家計なら破産だ、日本の先行きはこれで持つのか? という意味だろう。
しかし、国家財政と給与がベースの家計との比較に意味があるのか。部分的には正しくとも全体を間違わせるということにならないか。産業政策などは財政赤字が一時的に膨らんでも将来は税収が上がり財政は健全化に向かう。だから、将来税収が上がるように経済が活性化する施策になっていることが大事だ。もちろん、歳出の課題が併存する。この種の比喩記事は一見分かりやすいが物事の本質を見誤らせることにつながることが多い。
少し自信を失っている日本だが、海外から見ると技術力があり、分厚い経済力を持つうらやましい国である。日本人は勤勉で性格も良いと評価されている。われわれの先人はこれまでも多くの国難を克服してきた。われわれは今、持てるポテンシャルを生かして「少子高齢化の下での先進国モデル」を世界に示すときだ。多くの読者がいる新聞には、批判ばかりでなく良くするための本質と大局を見据えた記事を切望している。
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【プロフィル】中野健二郎
なかの・けんじろう 昭和22年、熊本県出身。九州大経卒。元関西経済同友会代表幹事。
財務相演説 円高・デフレ脱却強調 「三本の矢、一体かつ強力に」
2013.2.5 05:00
麻生太郎財務相は4日、衆参両院の本会議で日本経済再生に向けた緊急経済対策を盛り込んだ2012年度補正予算案に対する財政演説を行った。
長引く円高、デフレから脱却し、雇用や所得を拡大させ強い日本経済を取り戻すことを強調した。そのために「大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略の『三本の矢』を一体かつ強力に実行する」と表明した。12年度補正予算案について「一刻も早い成立が必要」と野党に協力を求めた。
日本経済の現状については安倍政権発足後、「景気回復への期待を先取りする形で、株価なども回復し始めている」と指摘。こうした改善の兆しを景気回復につなげるとしている。
日本経済再生のための緊急経済対策は「復興・防災対策」「成長による富の創出」「暮らしの安心と地域活性化」の重点3分野を中心に、「即効性や需要創造効果の高い施策を優先的に実施する」と説明。
デフレ脱却と持続的な経済成長のため、政府・日銀がとりまとめた「共同声明」にも言及。日銀は2%の物価目標について「できるだけ早期に実現を目指す」という認識を重ねて示した。
同時に政府は「財政運営に対する信認を確保しつつ、機動的なマクロ経済政策と成長力強化の取り組みを推進する」として財政再建と経済成長の両立を目指すとしている。
12年度補正予算案と13年度予算案を合わせ事実上の15カ月予算として編成することも表明したことで財政政策の方向性は定まった。安倍政権に対する期待から円安や株高が進み市場は反応している。この回復基調を安定させるために、6月をめどに策定される成長戦略につなげていく方針だ。
12年度補正予算案の内容は、緊急経済対策関係費が総額10兆2815億円。財源として11年度決算の剰余金8706億円などを充てるが、不足分については5兆2210億円の国債を発行する。
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1.国債の増加が問題だが、デフレ脱却のためには、経済学者の理論だけであったデフレ脱却法を安倍首相は採用していると、経済学でノーベル賞をもらった学者が注目している。
2.アメリカの我々が知るデフレ脱却法はニューデール政策ですが、効果があったとは確認されていないようです。
1. 「ニューディールは成功したのか
www.systemicsarchive.com/.../new_deal.ht... -
1929年10月の暗黒の木曜日以来、深刻さを増すばかりのアメリカの大恐慌を克服するために、1933年3月に大統領に就任したフランクリン・ルーズベルトは、ニューディールと呼ばれる全体主義的経済政策を実行した。公共投資を拡大してデフレから脱却する ... |
3.そこで、ルーズベルトが仕組んだ戦争です。あの相手に選んだのが日本でした。そして日本を戦争に巻き込んだのです。
「「太平洋戦争」について勉強する、いいホームページが見つかりました。」を見てください。
またそのブログの以前の投稿にいくつか投稿がありますので検索して見てください。
4.日本は戦争をしないことにしていますので、戦争をしないで戦争状態を戦争と同じ結果をを考えればいいのです。
5.日本の建造物、橋や道路やトンネルが補修しなければならない時期に来ています。
東日本大震災は復興に多大な資金を要します。化石燃料も周辺海域に眠っています。
再生可能エネルギーへの投資も必要です。
その他にモノづくり日本の特徴を生かし、何か多くの人が欲しがるものを、外国に輸出できるものをつくりましょう。三本目の矢商品開発が一番大切です。
6.私の一案ー(最近学んだ発想法で考えます。)
①日本のバレンタインデーの馬鹿騒ぎを狙って外国がチョコ戦略を立てて日本にチョコレートを売り込んでいる。日本のみなさん、バレンタインチョコは無理なが製菓が自社のチョコを売らんがためにはじめたイベントですよ。
②それはそれ、日本のバカさ加減はいっぱいある。日本は亡びると思います。日本は日々におかしくなっています。日本の良さを捨てていますが、外国では日本の良さを取り入れています。そろばん、制服、和食、魚・・・
③外国の祝日を調べてそれに合わせた日本食の色濃いいプレゼントを生産して輸出するのです。
④フインランドの「思いつき関連図」或いは小集団活動で思いついて商品化すること考えられます。私も試行して見ます。
「 教育世界一のフィンランドが使うマインドマップ勉強方法とは|英語 ...
ameblo.jp/master-eigo/entry-11186671036.html -
2012/03/08 – 教育世界一のフィンランドが使うマインドマップ勉強方法とは 今回は教育世界一であるフィンランドが使っているマインドマップという勉強方法をお伝えします。これ凄いですよ。 マインドマップとは… 頭の中で行われていることを、目に見えるよう ..」
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www.mon-news.sakura.ne.jp/hp/.../syousyudan.htm - 小集団活動の中では、感情の表現を含めた対話を重視し、意見や考え方を互いに尊重して、行動を確かめながら積極的なコミュニケーションを図る事が出きます目標を共有する為の小集団とは、メンバーが掲げた目標や課題について討議し、解決を図るための ...
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行きづまっている小集団活動へのヒント
www.d1.dion.ne.jp/~masehts/2message/qccircle.htmlこの小集団活動のエネルギーを減衰させてしまっては大変なロスです。私は、今、経営トップが直接 ... 貴方が、貴方の会社が育ててきた現場を中心とした『全員参加の小集団活動』の力を今も今後も活用しない手はないと思います。 『組織としてのテーマを持った ...
内閣支持率71%、2回連続上昇…読売世論調査
読売新聞社は8~10日に全国世論調査(電話方式)を実施した。
安倍内閣の支持率は71%(前回1月11~13日は68%)で内閣発足から2回連続して上昇した。
発足から連続の上昇は、1993年の細川内閣以来だ。支持率が70%を超えたのは、鳩山内閣発足翌月の2009年10月(71%)以来。不支持率は18%(前回24%)に下がった。
支持率上昇は、日本銀行との連携を強め、成長を重視した経済政策が評価されたためとみられる。物価上昇率2%の目標を掲げた政府と日本銀行の共同声明を「評価する」は58%で、「評価しない」の25%を上回った。
新年度の政府予算案で、4年ぶりに公共事業費を増額したことを「評価する」は56%で、「評価しない」の33%を上回った。東日本大震災からの復興予算を25兆円に増やしたことを評価する人は81%に達した。
えっ!なぜ?町工場カワイイ大作戦 - 番組詳細|eoテレビ
えっ!なぜ?町工場カワイイ大作戦◇”カワイイ”に着目して飛躍を図る町工場が続々と現れている。同じ業界だけに通じるマニアックな開発ではなく、広く一般市民に訴求できる力を持つカワイイ。”口コミ”やインターネットでの評判も手伝って、思いも寄らない波及効果がもたらされ、異業種の大企業や海外の一流企業などとマッチングを果たす町工場も出てきている。町工場の地味で汚いイメージを吹き飛ばすほど、かわいくておしゃれなカワイイ戦略の実態を追う。