eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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UGS(責任分界点)取替工事の停電

2019年11月30日 | eつれづれ

6月の雷によるUGS(責任分界点)爆発事故の改修作業日となった。

高圧気中負荷開閉器(VT.LA内蔵)は7.2kV/300A使用のもの。以前のはVTが外付けであったが今のはPASに内蔵。

ヒモのレバーがハンドルになっただけの話。

仮に応急設置していた高圧気中負荷開閉器(VT.LA内蔵PAS)を撤去。

既存のUGS(責任分界点)キャビネットの撤去。

手前が電力側、奥が自家用側高圧ケーブル。キャビネットの設置はベースと分割しなければならない。
新規ベースをおいて水平レベルをとりボルトで固定、それからキャビネットを上げる。

自立設置形(方向性SOG制御装置付)気中開閉器キャビネットUGS(筐体)工事完了。

方向性SOG制御装置試験実施...交流耐圧試験は実施せず最終的には高圧絶縁抵抗測定にて確認。

9時からの停電で午後3時までかかり、事業所に案内した予定時間10分前に受電完了。
半年は応急PASにて受電したが当然、何もトラブルは無かった...UGS中にあった4年前の新品PASは当方の保管となり予備品となった。

早速、請求書が届いた...交換工事、電力負担金等一式...契約時は8%だったので2%減でのもの(業者サービス)。
事業所にとってはトンだ災難だったが復旧の対応が早く余り操業に支障はなかった。
仮復旧にも6時間以上はかかった。

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