晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

若者文化

2017-05-05 06:24:06 | 地域の文化や出来事
爽やかな風が吹き、暖かく穏やかな5月の始まりです。
GWとあって犬山の観光地でも多くの人が訪れて大変な賑わいです。
犬山城への登城では一時間待ちとのことです。



城下町一帯では、このところ若者の姿が急激に増えているとか。
その起爆剤になっているのがSNSのインスタグラムと言うアプリらしい。

何かと言うと、
iPhoneまたはAndroid端末で写真を撮影し、
共有するスマートフォンアプリで、
写真に特化したSNSです。
文字・言葉が主体のツイッターやフェイスブックに対して、
写真が主体でいいねやコメントを追加できるらしい。
アプリは無料でダウンロードできます。
現代の若者文化の一つでしょうか。

ただしそのアプリを使わせる仕掛けが大切です。
犬山観光では、
色付きなどご法度だったピンクの絵馬を、数年前から登場させたこと。
城下町を町娘になって歩ける貸衣装を始めたこと。
色とりどりな串ものやスイーツ類をあちこちで売り始めたこと。

これに国宝犬山城の城下町界隈を整備したところへ、
若者が訪れインスタグラムで全国に発信してくれた結果、
おじさん・おばさんを遥かに上回る若者がやってきています。

若者は熱しやすく冷めやすいとも言われます。
この現象が一時的なブームと終わらせないためには、
一年後に半数のリピーターと半数の新たな観光客を得ていないと、
尻つぼみ現象となってしまうでしょう。
こんなところ一回行けばいいんでなく、
また行きたいと思わせる観光地こそ本物です。

ちなみに私もかかわっている八曽モミの木キャンプ場は、
山奥の狭い道を苦労して辿り着かねばならない上に、
決してリゾート風でなく、
むしろレトロでひなびたキャンプ場ですが、
何十年と毎年3万人のお客さんが来てくれます。
新旧の来場者割合もほぼ半々です。
そして来場者は圧倒的に若者とファミリーであり、
若い女性だけのグループもいっぱい来られます。

仕掛けと定着の術が発展の鍵でしょうね。

< 犬山をいいね連発鯉のぼり >
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする