晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

立てば芍薬・・・

2017-05-14 06:50:43 | 季節のたより
「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花か」
と評される女性がいるか?ですが、
これはシャクヤクのように風情があり、
牡丹のように華麗で、
百合のように清楚という、
女性の美しさを形容することばとして、
お花について門外漢の私でも、
一度は聞いたことがあります。

その芍薬を、先日知人に筍を差し上げたら、
自宅で作っているからといただきました。


ボリュームたっぷりで、
牡丹をもしのぐ華麗さを感じますね。

じゃぁその牡丹との違いは何?
と興味を持ち調べてみました。

牡丹と芍薬 似て非なる花の違いは葉と散り方にありとあります。

先ず葉の形です。
牡丹は葉にツヤがなく、大きく広がっています。
また、先が3つに分かれてギザギザになっているのも特徴。

一方、芍薬の葉はツヤがあり、
葉の先にギザギザはなし。
全体的に丸みもあります。

次につぼみの違いです。
芍薬の蕾は先端が尖っているのに対し、
牡丹の蕾は球形をしています。


そして最大の違いは散り方・枯れ方にあると書いてありました。
まず、牡丹は散るときに花びらが1枚ずつ散ります。
ただし、数日間かけて徐々に、ではありません。
一気にパラパラと落ちるのが特徴。
そして、葉は落ちますが茎は枯れずに残ります。

一方、芍薬は花びらが散るのではなく、
花の頭ごと落ちます。
葉も茎も枯、根と芽の部分が残るのみとありました。

なるほど、同じボタン科・ボタン属の花で、
西洋では英語名が「peony」と呼ばれ一くくりにされているけど、
本当はこんなに違うんですね。

今日は母の日です。
うれしいプレゼントをいただきました。

< 母の日に立てば芍薬歩くことか >
コメント (4)
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