晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

よりあい

2017-05-21 07:14:58 | 地域の文化や出来事
昨夜は我が集落の「よりあい」でした。
区長が招集する会議としては、
新年度の4月から早くも3回目です。


Wikipedia によれば寄合(よりあい)とは、

日本の中世以降、郷村制における村の協議機関のことをいう。
寺社や村役人の家で農事の規則や年貢の負担、
村の経費の決算などが話し合われた。

とあります。

農事中心の生活スタイルでなくなった現代では、
古の時代とは違って新たな課題が山積しています。

それでも田植始めをいつにするか、
なんてことは農事組合で決めず、
集落の最高決定会議である「よりあい」で決めて周知します。

昨夜は伍長会と呼ぶ会議でした。
世間で言う班(組)長会でしょうか。

6月11日に開催する防災訓練の打合せが主題であったため、
伍長10人以外に市役所職員3人と自治消防団長を含め、
15人による「よりあい」です。

この伍長という呼称も珍しいですね。
当の私たちは普通に呼んでいますが、
知らない人が聞いたら何か軍隊みたいだねと思うかも。

勿論、軍隊の階級制度として定着していますが、
その語源をたどってみました。
これもWikipedia によれば

伍は五人単位の組織全般に用いられ、
古代中国の周の時代には地方支配の末端の役職に伍長があった。
五人組の頭、五人一組の隣組の長として、この語が用いられた。

明治時代初めの仙台藩では、
江戸時代の五人組を引きつぐものとして、
伍中という単位を設け、
伍長を任命して統括させた。

とあります。

先人たちの時代を引き継ぎ、
現代に生を全うするものにとって、
言葉一つも文化として、
後世に残していけるかですね。

< 伍長って?言葉は文化なるほどね >

コメント
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