若い頃の記憶だ。〔オール讀物〕だけしか読まないおばちゃんがいた。それが
何年分もうず高く積まれていたが、それ以外の本は一冊も無かった。だかしかし
不思議なことに、どこかの土地のよく通った食堂のおばちゃんだと思うが、その人
が何処の誰だったかを、今どうしても思い出せない。
久し振りに〔オール讀物〕持ってレジに向かった。1000円と言われて面食ら
った。いつの間に千円になっていたのか。今号は売れているらしく、いつもは平積
みで在るのに、アタシがさっと脇に抱えたのが最後の一冊だった。
桜木さんはいま小説だけ書いておけばいいと思った。エッセイや対談なんてする
もんじゃない。普通にミーハー過ぎて、桜木さんの面白さがてんで無いんだもの。
オールさん時代物多くて、半分は読む気が起きない。して馳 星周さん、こんな
小説だれが喜んで読んでいるのだろうか、不思議だ。角幡 唯介さん、「真冬の北
極圏単独放浪記」を書いて、連載2回目。いつのまにか結婚なんかしちやったりし
たみたいで、なんだかそれだけで痛々しい。次号も買って読んでしまいそうだ(笑)
「オール讀物 9月号」 文藝春秋 定価1000円(特別定価)
第149回直木賞 桜木 紫乃さんの「ホテルローヤル」連作の3編が載ってる。
何年分もうず高く積まれていたが、それ以外の本は一冊も無かった。だかしかし
不思議なことに、どこかの土地のよく通った食堂のおばちゃんだと思うが、その人
が何処の誰だったかを、今どうしても思い出せない。
久し振りに〔オール讀物〕持ってレジに向かった。1000円と言われて面食ら
った。いつの間に千円になっていたのか。今号は売れているらしく、いつもは平積
みで在るのに、アタシがさっと脇に抱えたのが最後の一冊だった。
桜木さんはいま小説だけ書いておけばいいと思った。エッセイや対談なんてする
もんじゃない。普通にミーハー過ぎて、桜木さんの面白さがてんで無いんだもの。
オールさん時代物多くて、半分は読む気が起きない。して馳 星周さん、こんな
小説だれが喜んで読んでいるのだろうか、不思議だ。角幡 唯介さん、「真冬の北
極圏単独放浪記」を書いて、連載2回目。いつのまにか結婚なんかしちやったりし
たみたいで、なんだかそれだけで痛々しい。次号も買って読んでしまいそうだ(笑)
「オール讀物 9月号」 文藝春秋 定価1000円(特別定価)
第149回直木賞 桜木 紫乃さんの「ホテルローヤル」連作の3編が載ってる。